かつみ♥さゆり
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かつみ♥さゆり | |
---|---|
メンバー |
太平かつみ(かつみ♥) 尾崎小百合(♥さゆり) |
結成年 | 2000年4月[1] |
事務所 | 吉本興業東京本社 |
活動時期 | 1995年頃 - |
師匠 |
大平シロー(かつみ) 六代桂文枝(さゆり) |
出身 | NSC大阪校2期(かつみ) |
出会い | テレビ番組で共演 |
旧コンビ名 |
太平かつみ・ひろみ どんきほ〜てなど(かつみ) 太平かつみ・尾崎小百合 |
芸種 | 漫才 |
ネタ作成者 | 両者 |
同期 |
ボブキャッツ 清水圭・和泉修 長原成樹など(かつみ) 月亭方正 島田珠代 山田花子など(さゆり) |
公式サイト | かつみ・さゆりOfficial Site「ぼよよ~ん」 |
かつみ♥さゆりは、太平かつみ(個人としての表記はかつみ♥[1])と尾崎小百合(同♥さゆり[1])による日本の夫婦漫才コンビ[注 1]。所属事務所は吉本興業東京本社。愛称「かつさゆ」。漫才の他、テレビ番組のレポーターなども多く務める。また、かつみの多額の借金に関する様々なエピソードを持ちネタにすることでも知られている。
プロフィール[編集]
- 太平かつみ(たいへい かつみ、本名 市田克彦(いちだ かつひこ)1963年2月27日(57歳) - )京都府京都市出身。壬生寺のすぐ近くで生まれる。桂を経て、小学校6年の時、白浜に引越す。有田市に8年間居住。ツッコミ担当。血液型O型。京都市立川岡小学校を経て、和歌山県立箕島高等学校卒業、桃山学院大学経済学部卒業。箕島高校時代は野球部所属。大学では落研に所属、高座名は「我楽多亭正露丸」。師匠は大平シロー(同期にシルク、森脇健児、伊集院光、吉田ヒロ、長原成樹、角孝人、清水圭、和泉修(ケツカッチン)らがいる)。NSC大阪校2期生。1996年3月27日、結婚。

- 尾崎小百合(おざき さゆり、1969年7月15日(51歳) - )兵庫県神戸市長田区出身。ボケ担当。 血液型B型。兵庫県立夢野台高等学校卒業、大阪音楽大学短期大学部ピアノ科中退。師匠は六代桂文枝。アイドルグループ吉本坂46のメンバー。
コンビ結成の経緯[編集]
太平かつみは、1984年8月に「トラコ&与作」の与作と「太平かつみ・ひろみ」を結成。1985年に月亭八方の弟子であったきびのだんご(本名:前谷正弘)とともに漫才コンビ「どんきほ〜て」として活動していたが、だんごが妻の父が経営するディスカウントチェーン店『ジャパン(現・スギホールディングス)』に後継者として入社するために引退しコンビは解散。
その後、中田カウスの勧めにより、妻である小百合とともに漫才コンビを結成。小百合が髪飾りを自分で引っ張る「あ~ボヨヨ~ン」のギャグで人気を得る。なお、かつみ♥さゆりの結婚披露宴の媒酌人は六代桂文枝夫妻であった。
人物[編集]
太平かつみ[編集]
とある大資産家の3番目の愛人の子供として生まれ、父親とは5回程度しか会ったことがなく、母子家庭で資金援助は全く無かった[2]。よくアニメのTシャツを着ている。下戸。
- 高校時代
高校野球の名門である箕島高校の野球部に所属。部が春夏連覇した時、かつみは2年生でありアルプススタンドで応援。1学年上の先輩に石井毅や嶋田宗彦など。
- 財テク
25歳位の頃から財テクに乗り出し、株や不動産の売買で3億円を稼ぎ出す[3]。信用取引の大勝負に出たが、相場はかつみの予想したとおりには行かず大暴落(バブル崩壊)。かつみは4億7000万円の大損を被り、1億7000万の借金を背負うことになった[3]。
- 財テクにまつわる不運
オオクワガタの繁殖を試みたこともあるが、さゆりがコバエ退治のために誤ってバルサンを炊いたことにより失敗[3]。ピコピコドンという100円ショップの経営にも乗り出したが、大量の発注ミスがあり閉店[3]。
2007年には起死回生を狙い、新たにラーメン店経営に着手。11月1日(たむらけんじの「炭火焼肉たむら」2号店と同日)、かつみがオーナーを、さゆりの兄(開店に向け3か月間有名ラーメン店で修行した)が店長を務めるラーメン店「ボヨヨンラーメン ウマインジャー」を大阪市都島区にオープン。さゆりが自分の部屋をイメージして手がけた内装は、ピンクを基調とした壁紙にハート型の鏡やシャンデリア、『暮らしカルマガジン みかさつかさ』で当時共演していた秋野暢子が描いた絵画などが飾られ、通常のラーメン店のイメージとは一線を画したものとなっている。本人曰く、「(さゆりの部屋に来てもらうというイメージでデザインしたら)ラブホみたいになってもーた」とのこと。また店の看板も、かつみが手書きしたイメージを元に看板屋にデザインしてもらうようさゆりに頼んでいたが、さゆりが看板屋に「これで作ってください」と頼んでしまったため、ロゴがデザインされることなく、かつみが手書きしたままの文字となってしまった。
店の経営はさゆりの兄に任せていたが、売上の低迷に加え、店内アルバイトの募集に応募してきた人物をほぼ全員採用(日本語が話せない外国人を含む)するなど経営の杜撰さがあらわになり、メロンパン販売で人気回復を目論むも裏目に出て、2008年6月末をもって閉店[3]。その後、2008年11月13日より、千葉県千葉市にあるショッピングモール・One's Mall内にある「ラーメン劇場」で同名のラーメン店を営業していたが、こちらも2009年1月末で閉店。なおメロンパン生地とラーメンのネット通販は、閉店後も引き続き行われていた。2008年の『オールザッツ漫才』ネタ組トリで「褌一丁にサングラス」のたむらけんじがラーメン屋経営の実態を暴露した。
2012年4月28日にはスイーツ食べ放題店「ボヨヨンスイーツガーデン」を道頓堀の中座くいだおれビルにオープンさせた。今回は店を経営のプロに見てもらっており[4][5][3]、「ボヨヨンラーメン ウマインジャー」の7ヶ月間を超えて最長となる3年11ヶ月間続いていたが、中座くいだおれビルが香港の投資ファンドに買収された[6]影響で家賃が高騰したため、20回目の結婚記念日にあたる2016年3月27日に閉店[7][8]。
なお、自己破産について聞かれることもあるが、かつみ曰く「自分は自力で三億を稼いだ実績があるから、そのプライドで頑張っている」とのこと[3]。また、借金については2017年、池田泉州銀行によって低金利での借り換えに成功、支払額を大幅に軽減できているという[9]。
- サウナ好き
『痛快!明石家電視台』(毎日放送)の収録日当日、本来出演予定だった中川家がマネージャーの連絡ミスにより大阪に来られなくなり、番組スタッフが代役を探していたところ、かつみ・さゆりのスケジュールが空いていた。さゆりとはすぐ連絡が取れたが、かつみとはどうしても繋がらなかった。さゆりが長年の勘で「サウナに行っているのでは」と言い出し、番組スタッフが大阪市内にあるサウナに片っ端から電話したところ、かつみが見つかり、無事収録に間にあった。
尾崎小百合[編集]
神戸市で電気店を営む吉永小百合の大ファンの両親のもとに生まれる。兄が一人居る。好きな漫画はキングダム。下戸。中学の時に新聞配達をしていた。高校でサッカー部マネージャー。ドラえもん新声優オーディションに落ちる。
- 小百合と音楽
3歳からピアノを習っていた。入試二か月前に志した音大の合格も果たしている[10]。中退の理由を、通学途中の坂を上るのがしんどかった、としている。
- ミスコン荒らしと結婚後の苦労生活
さゆりは吉本入り以前からミスコン荒らしとして知られ、テレビ番組のアシスタントを務めていたこともある。その際に桂文枝と知り合い、一時は文枝の個人事務所に所属していた。かつみとの出会いも、文枝(当時は三枝)の冠番組「三枝の激闘スタジアム」(関西テレビ)で共演したのがきっかけである。現在は頬を赤く強調した道化的なメイクを施し三枚目キャラクターとして活動しているが、元々は吉本屈指の美人タレントとして知られた。吉本入り後は主に吉本新喜劇に出演していた。
結婚前後にかけてはかつみが経営するスナックでも働き、火の車状態の家計を助けていた。また、この頃、「かつみのアホの嫁」(ここでの“アホ”は、“天然ボケ”という意味)として関西のテレビ番組にしばしば出演するようになり現在のスタイルを築いていった。
- 奇跡的な大震災の回避
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災にて、神戸市内のさゆりの実家が被災。しかし、さゆりは偶然にもかつみとフランス・パリへ旅行中で不在だったために被災を免れた。さゆりの部屋は地震で完全に潰れた状態だったといい、もし彼女が実家にいたら命の危険もあったとされている。さゆりの父は、かつみが娘の命を救ってくれたも同然と感激し、かつみにさゆりとの結婚を承諾したとのエピソードがある。
- 人気絶頂期の入院
2004年6月中旬、さゆりが病に倒れ、かつみ一人でのテレビ出演が続いた。診断の結果、さゆりは卵巣嚢腫、子宮筋腫、子宮内膜症の3つの病気にかかっており、1か月後の2004年7月中旬、MBSテレビ『ちちんぷいぷい』で復帰。その後、『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』でこの時の詳細を語った。
- ボヨヨンにまつわるエピソード
さゆりのボヨヨン(髪飾り)は手作りで、ヌーブラのケースに入れて保管している。制作費は片方2000円で、「ボヨヨン代」として確定申告もしている。本人曰く以前は一から手作りしていたが、最近は花のパーツを購入して制作している。また、片方7gが最高の重さ(黄金比)であるとも説明している。
ボヨヨンが誕生したきっかけは、かつみが体を張るロケにさゆりが勝手に同行し、お手製のポンポンでかつみを応援していたことである。その後、ポンポンを首に掛けられる様に紐を付けたり、頭に付ける様にするなどして試行錯誤を重ねて現在のスタイルになる。また、最初は「頑張るポン」という名称だった。さゆりのボヨヨンに対して、かつみはネクタイに仕込まれた糸を引っ張るとネクタイがピンと立つ、「ネクタイぴーん!」というギャグを持っている。後藤田正純・水野真紀の披露宴の際、このギャグを当時の首相だった小泉純一郎の前で披露したところ、後でSPにこっぴどく叱られたという。
受賞歴[編集]
- 全日本ネイリスト協会主催 2005年「ネイルプリンセス」関西部門受賞 ※さゆりのみ
出演[編集]
関西ローカル[編集]
- せやねん!(毎日放送)
- 痛快!エブリデイ(関西テレビ) - 中継リポーターとして出演。
- 暮らしカルマガジン みかさつかさ(毎日放送)
- かつみ♥さゆりのまるごとおおさか(朝日放送テレビ)[注 2]
- かつみ♥さゆりのおしゃべりアミーゴ!(朝日放送ラジオ)[注 2]
- かつみ☆さゆりのお気に入りでチュッ☆(朝日放送ラジオ)
- かつみ♥さゆりのなかよしがいちばん(ジュピターテレコム)
- 地元応援バラエティ このへん!!トラベラー(朝日放送テレビ)- さゆりのみナレーター
- やすしきよしの夏休み(関西テレビ) - さゆりのみのナレーターで毎年8月の週末不定期で放送
- ごきげんライフスタイル よ〜いドン!(関西テレビ) - 2010年4月7日。借金人生を振り返った。
- きらきん!(KBS京都)
全国ネット[編集]
- 痛快!明石家電視台(毎日放送、関西および一部TBS系にネット) - 隔週
- いきなり!黄金伝説。(テレビ朝日系)
- 明石家さんちゃんねる(TBS系) - さゆりのみ不定期
- こたえてちょーだい!(フジテレビ系) - 不定期
- ドラマ家族模様・バブル(NHK大阪) - さゆりのみ・尾崎小百合名義
- FNNスーパーニュース内・スーパー特報(フジテレビのみ・関東ローカル) - リポーター担当、不定期
- 徳光和夫の感動再会!"逢いたい" (TBS系・サポーター軍団メンバー) - 不定期 この時二人は他のメンバーと同様、穏やかな服装で出演している。
- 三枝一座がやってきた!(NHK BS2) - 不定期
- オールスター感謝祭 (TBS系)
- はなまるマーケット (TBS系)
- 魔女たちの22時 死の淵から見事復活!奇跡と涙の芸能人カミングアウトスペシャル(日本テレビ)
- 鈴子の恋(東海テレビ制作、フジテレビ系)
映画[編集]
- 難波金融伝ミナミの帝王「破産 金融屋殺し」(1999年・ケイエスエス)
- 「丹下左膳〜百万両の壷」(2004年・エデン)
CD[編集]
- 元気だ!ボヨヨン体操〜なかよしがいちばん〜(ワーナーミュージック・ジャパン)
CM[編集]
- あさひ美容外科
- ジョンソン シャット
- ホワイティ梅田
- マンファン(2009年6月 - )
- カラオケ レインボー
- ジンオートレンタカー(さゆりのみ)
- JTB 旅物語(2012年8月 - さゆり・ナレーションのみ)
- ジャパンゲートウェイ レヴール(2013年2月 - 、関西地区限定)
- G-7ホールディングス
- フィットライフコーヒー(テレビショッピング)
書籍[編集]
著書[編集]
- 『借金星』(2010年2月19日、ワニブックス)ISBN 978-4847018831
関連書籍[編集]
- 『きれいに暮らす。関西版2「おうち de ECO」特集』 (別冊家庭画報)(2009年5月11日、世界文化社)ISBN 978-4418091157-さゆりがエコ住宅をレポート
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d かつみ・さゆりオフィシャルサイト
- ^ 『しくじり先生』2016年6月6日放送
- ^ a b c d e f g “1億7千万の借金を背負った芸人夫婦はなぜ明るく暮らせるのか?”. 週プレNEWS. 2015年10月24日閲覧。
- ^ 大阪日日新聞 (2012年5月2日). “ボヨヨンと好発進 かつみ♥さゆりのカフェ開店”. 2012年5月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年5月3日閲覧。
- ^ 女性自身〔光文社女性週刊誌〕 (2013年10月18日). “馬主、100均、ラーメン店…かつみ・さゆり明かす事業失敗の過去”. 2013年10月18日閲覧。
- ^ J-CASTニュース (2015年3月3日). “大阪「くいだおれ」ビル、香港ファンドが買収”. 2016年3月24日閲覧。
- ^ 日刊スポーツ (2016年3月23日). “かつみ・さゆり、結婚記念日に経営スイーツ店を閉店”. 2016年3月24日閲覧。
- ^ スポニチ Sponichi Annex 芸能 (2016年3月23日). “かつみ・さゆり 結婚記念日にスイーツ店閉店「10回目 慣れてます」”. 2016年3月24日閲覧。
- ^ ORICON NEWS (2017年11月27日). “かつみ・さゆり、借り換え成功で借金の元金減る「半沢直樹みたいな人がいた」”. 2017年11月27日閲覧。
- ^ “芸能人のピアノ自慢番組は面白い”. リアルライブ (2010年8月12日). 2018年3月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- かつみ・さゆりOfficial Site「ぼよよ~ん」
- かつみ・さゆり プロフィール|吉本興業株式会社
- 吉本坂46 公式プロフィール(❤さゆり) - 吉本坂46公式サイト
- さゆりのギャル40(フォー)日記 - ウェイバックマシン(2019年11月1日アーカイブ分)
- かつみ❤さゆり ❤さゆり (katsumisayuri_sayuri) - Instagram
- かつさゆのボヨヨンチャンネル - YouTubeチャンネル
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