手稲駅
手稲駅 | |
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手稲駅南口(2010年5月) | |
ていね Teine | |
◄S08 稲穂 (2.0 km) (1.3 km) 稲積公園 S06► | |
札幌市手稲区手稲本町一条4丁目 | |
駅番号 | ○S07 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道 |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 275.7 km(函館駅起点) |
電報略号 | テネ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 島式 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
14,130人/日(降車客含まず) -2010年度- |
開業年月日 | 1880年(明治13年)11月28日 |
備考 |
札幌市内駅 *1952年軽川駅から改称。 *社員配置駅 *みどりの窓口 有 |
軽川駅 | |
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がるがわ Garugawa | |
(2.1km) 新川► | |
所属事業者 | 軽石軌道 |
所属路線 | 軽石軌道線 |
キロ程 | 0.0 km(軽川駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1922年(大正11年)10月28日 |
廃止年月日 | 1940年(昭和15年)10月23日 |
備考 | *1937年(昭和12年)9月から営業休止。 |
手稲駅(ていねえき/Teine Station)は、北海道札幌市手稲区手稲本町一条4丁目3-7にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はS07。電報略号はテネ。
JR北海道では札幌駅に次いで第2位の利用者数がある。札幌市手稲区の中心駅であり、快速エアポート、ニセコライナーをはじめとする全列車が停車するほか、石狩市、小樽市方面への玄関口としての役割も果たしており、札幌市西部における交通の要衝となっている。
西側に位置する札幌運転所とは出入庫線で繋がっており、当駅を始発・終着とする列車が多く設定されているほか、当駅 - 札幌駅間では、昼夜を問わず札幌と道内外とを結ぶ優等列車の回送列車や、それを活用したホームライナーが多く運転されている。
駅構造
2面4線の島式ホームを有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。北東側が北口、南西側が南口で、北口からは手稲区役所と西友手稲店に2階建ての連絡通路が通じる。
ホームの付番は南口側から1、2、3、4番線。1、2番線が主に小樽方面、3、4番線が札幌方面。当駅始発・終着列車や、当駅で快速列車を待避する普通列車は偶数番線、それ以外の列車は本線である奇数番線から発車する。ホーム有効長が6両分しかないため、カシオペアや北斗星など長編成の回送列車や一部のホームライナーはホームからはみ出して停車する。なお、2002年に実施された駅改良工事以前は3面4線の構造だった。
社員配置駅で、みどりの窓口、ツインクルプラザ(旅行センター)を備える。オレンジカード自動販売機、自動券売機、Kitacaチャージ機、自動改札機、AEDが設置されている。
1 | ■函館本線 | (上り) | 小樽・倶知安方面 | |
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2 | ■函館本線 | (上り) | ほしみ・小樽方面 | |
(下り) | 札幌・岩見沢・新千歳空港方面 | (当駅折り返し列車の一部) | ||
3 | ■函館本線 | (下り) | 札幌・岩見沢・新千歳空港方面 | |
4 | ■函館本線 | (下り) | 札幌・岩見沢・旭川・苫小牧方面 | 朝ラッシュ時はホームライナー専用 |
駅構内の店舗・施設
- みどりの窓口(営業時間:5時30分-22時45分)
- ツインクルプラザ(旅行センター)手稲支店(営業時間:10時00分-18時00分、土・日・祝は17時00分まで)
- コインロッカー(Kitaca対応)
- コンビニキヨスク手稲店(営業時間:7時00分-23時00分)
- Sweets Station by Kiosk(営業時間:10時00分-20時00分)
- 北欧JR手稲店(営業時間:7時30分-22時00分、日・祝は21時00分まで)
- ゆうちょ銀行ATM(札幌支店JR手稲駅内出張所)
- 駅ナカBANK(北海道銀行・北洋銀行)
- 北海道工業大学電光情報板
あいくる
駅舎に併設される形で、線路で分断された駅南北の市街地を繋ぐ「あいくる」という愛称の自由通路(ペデストリアンデッキ)が設置されている。一般には、手稲駅の一部として認識されている。2003年に新駅舎とともに供用が開始され、管理は札幌市が行っている。通路内には展示スペースのほか、國松明日香の彫刻「雪だるまをつくる人」が置かれている。
「あいくる」は、英語で「通路」を意味する「aisle」に、「出会い」・「愛くるしい」・「来る」の意味がかけられている。
利用状況
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2003 | 13,630 |
2004 | 13,640 |
2005 | 13,930 |
2006 | 14,240 |
2007 | 14,150 |
2008 | 14,170 |
2009 | 14,030 |
2010 | 14,130 |
2010年度の1日平均の乗車人員は14,130人であり、前述したようにJR北海道の駅の中で、札幌駅に次いで2番目に利用者数が多い駅である。以下新札幌駅、琴似駅、新千歳空港駅と続く。
手稲駅発のスクール便(バス)を利用する高校が5校存在するため、朝、夕は学生も多く見かけられる。
石狩市・小樽市からも利用客を集め、夏季はテイネオリンピア遊園地・札幌テイネゴルフ倶楽部・手稲山ロープウェイ、冬季はサッポロテイネ、スノークルーズ・オーンズへのスキー客の利用もあり、年中利用客で溢れている。
また、人口3,000人規模(予定)のニュータウン「明日風のまち」も手稲区北部に誕生し、今後も利用者の増加が見込まれる。
駅周辺
北口・南口にそれぞれバスのりばがあり、札幌都心をはじめ西区・北区・石狩市・小樽市方面へのバスが数多く発着している。 北口の駅正面には広い駐車場があり、それをはさんで手稲区役所、手稲区民センター、手稲保健センターがある。
南口
- 国道5号(北5条手稲通)
- 札樽自動車道手稲インターチェンジ
- 手稲ステーションホテル・手稲駅前ビル・テイネ1.4ビル(直結)
- キテネ・キテネビル(直結)
- 手稲警察署手稲交番
- 札幌市手稲消防署
- 北洋銀行新手稲支店・手稲本町出張所
- 小樽信用金庫手稲支店
- 北央信用組合手稲支店
- 手稲本町郵便局
- 手稲神社
- サッポロスターライトドーム
- 卸売スーパー手稲店
- TSUTAYA手稲5号線店
- スポーツクラブジョイフィット手稲
- 札幌市立手稲中央幼稚園
- ジェイ・アール北海道バス・北海道中央バス「手稲本町」停留所(国道5号線沿い)
北口
- 北海道道44号石狩手稲線(石狩手稲通)
- 樽川通
- 手稲駅西通
- 手稲緑道
- 札幌市手稲区役所・手稲区民センター・手稲保健センター(直結)
- メルシャンプラースビル(直結)
- 手稲楽市ビル
- 北海道銀行手稲支店
- 北洋銀行手稲中央支店
- 北門信用金庫手稲前田支店
- 北海信用金庫手稲あけぼの代理店
- 手稲郵便局(日本郵便手稲支店併設)
- 手稲駅前郵便局
- 札幌市農業協同組合(JAさっぽろ)手稲支店・西経済センター
- 手稲渓仁会病院
- コジマNEW手稲店
- パボッツ手稲
- シンフォニー手稲店
- キャッツアイ手稲店
- ジェイ・アール生鮮市場手稲前田店
- 天然温泉極楽湯さっぽろ手稲店
- 手稲曙温水プール
- 札幌市手稲老人福祉センター
- 札幌市曙図書館
- 札幌市手稲区体育館
- 北海道警察本部札幌運転免許試験場
- 北海道工業大学
- 札幌市立手稲鉄北小学校
かつて周辺にあった施設
- 南口
- 手稲警察署手稲駅前連絡所 - 2008年廃止。
- スポーツスタジアムテイーネ - 2009年閉場。
- モスバーガー手稲駅前店 - 2005年閉店。
- 北口
バス路線
手稲駅の南北の出入口それぞれに停留所が併設されている。
乗り入れる路線バス事業者は、ジェイ・アール北海道バス、北海道中央バスである。詳細は各項目・各社HP・外部リンク(さっぽろえきバスnavi)を参照されたい。
「手稲駅北口」停留所
- 北海道中央バス
- ジェイ・アール北海道バス
- 手40 手稲山口団地行(樽川通経由)
- 循環手40 (循環)手稲山口団地経由 手稲駅北口行(樽川通先回り)
- 手41 手稲山口団地行(曙通経由)
- 循環手41 (循環)手稲山口団地経由 手稲駅北口行(曙通先回り)
- 循環手48 (循環)工業大学前経由 手稲駅北口行
- 宮49・宮49-1 地下鉄宮の沢駅行(新発寒5条2丁目経由)
- 手60 手稲営業所前行(手稲工業団地通南経由)
- 宮74 地下鉄宮の沢駅行(新発寒7条4丁目経由)
- 手81 星置通行(運転免許試験場・星置駅経由)
- 手82 星置通行(星置駅経由)
- 手83 稲西高校前行(樽川通・稲北高校前経由)
- 手84 明日風3丁目行(曙通経由)
- 手85 星置駅行(工業大学前・明日風3丁目経由)
- 手90 運転免許試験場行
- 手100 手稲駅南口行(稲積公園駅・富丘通経由)
「手稲駅南口」停留所
- ジェイ・アール北海道バス
- 55-1・快速64・快速65 JR札幌駅行
- 55・57・66 JR札幌駅行(地下鉄宮の沢駅経由)
- 42 JR札幌駅行(発寒団地前・地下鉄宮の沢駅経由)
- 琴50 JR琴似駅行(地下鉄宮の沢駅経由)
- 宮44・宮45・宮55・宮59・宮65 地下鉄宮の沢駅行
- 宮42 地下鉄宮の沢駅行(発寒団地前経由)
- 宮58 地下鉄宮の沢駅行(富丘1条4丁目経由)
- 42・宮42 手稲山口団地行(樽川通経由)
- 宮44 稲西高校前行(曙通経由)
- 宮45 手稲山口団地行(曙通経由)
- 琴50・55 手稲営業所前行
- 宮53・手53 稲西高校前行(手稲営業所前経由)
- 57 手稲鉱山行
- 宮59 星置駅行(手稲営業所前経由)
- 快速64 手稲鉱山通行(手稲稲穂1条7丁目東経由)
- 宮65 小樽駅行
- 66 張碓行
- 手70(季節運行) テイネハイランド(冬季)・手稲山ロープウェイ(夏季)行
- 手100 手稲駅北口行(富丘通・稲積公園駅経由)
歴史
当駅は1880年(明治13年)に設置された。当時は乗客があるときだけ旗の合図で停車する簡易停車場(フラグステーション)だったが、1884年(明治17年)に普通停車場に変更された。1934年(昭和9年)に改築された駅舎は、皮がついたままの丸太を用いた山小屋風の建物で、現在の駅舎ができるまで駅舎横に保存してあった。1960年代から周辺地域の人口が増加すると利用者数が著しく増えた。
年表
- 1880年(明治13年)11月28日 - 官営幌内鉄道の軽川駅(フラグステーション・旅客駅)として開業。[2]
- 1881年(明治14年)10月 - 貨物の取扱いを開始。
- 1883年(明治16年) - 営業休止。
- 1884年(明治17年) - 営業再開、軽川駅(がるがわえき)に昇格。
- 1889年(明治22年)12月11日 - 北海道炭礦鉄道に譲渡。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1912年(明治45年)5月 - 駅裏に日本石油北海道製油所創業。専用線使用開始。
- 1922年(大正11年)10月 - 軽石軌道の軽川駅が開業。
- 1934年(昭和9年)1月22日 - 2代目の駅舎に改築。
- 1937年(昭和12年)9月 - 軽石軌道の営業休止。
- 1940年(昭和15年)10月 - 軽石軌道の駅が廃止。
- 1945年(昭和20年)7月15日 - 日本石油北海道製油所が米軍により爆撃破壊され操業停止。戦後に再開。
- 1950年(昭和25年)6月 - 日石製油所が精製をやめて原油タンクのみ稼働、同社秋田製油所へタンク車で輸送。
- 1952年(昭和27年)11月15日 - 手稲駅に改称。
- 1959年(昭和34年)10月25日 - 駅裏の日石製油所敷地隣に三楽オーシャン(現・メルシャン)札幌工場創業。専用線使用開始。
- 1960年(昭和35年) - 日石製油所が閉鎖。
- 1980年(昭和55年)7月1日 - 貨物の取扱い廃止(旅客駅となる)。
- 1981年(昭和56年)4月 - 3代目の駅舎に改築、橋上駅舎化。北側に隣接する三楽オーシャン保有の工場跡地を利用し北口広場開設。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 戸籍上貨物営業再開(一般駅に戻る)。ただし貨物列車の設定はない。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年) - 自動改札機導入。
- 2002年(平成14年) - 手稲駅周辺地区交通結節点整備事業(札幌市の街路事業)に伴う駅舎全面改築完了、4代目新駅舎供用開始(総工費50億円[1])。
- 2003年(平成15年) - 手稲駅周辺地区交通結節点整備事業(札幌市の街路事業)に伴う自由通路「あいくる」完成(総工費22億円[1])。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 日本貨物鉄道の駅が廃止され、貨物の取扱いが終了。
- 2007年(平成19年)5月26日 - 手稲駅舎・手稲駅自由通路「あいくる」5周年記念式典があいくる広場で行われる。
- 2007年(平成19年)9月13日 - 駅番号設定。
- 2008年(平成20年)10月25日 - Kitaca導入。当駅を含む9駅でサービス開始記念Kitaca(無記名)発売。
- 2009年(平成21年)3月14日 - Kitacaの電子マネーサービスが開始され、駅構内の自動販売機・コインロッカー・キヨスクで利用可能となる。Suicaとの相互利用開始。
- 2009年(平成21年)10月14日 - 手稲区区制20周年記念入場券(800円、限定1000セット)が発売される。
- 2009年(平成21年)10月16日 - 駅構内にスウィーツショップ「ココロノ.イロ」が開店する。
- 2010年(平成22年)10月 - 「ココロノ.イロ」が閉店する。
- 2010年(平成22年)11月1日 - 「ココロノ.イロ」の後継店舗として、スウィーツショップ「Sweets Station」が開店する。[3]
- 2011年(平成23年)10月3日 - 各ホームの札幌方側端にあった喫煙スペースが風通しの良い小樽方側端へ移動。
- 2012年(平成24年)2月27日 - スウィーツショップ「Sweets Station」が閉店する。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- ■函館本線
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本のペデストリアンデッキ一覧
- 軽石軌道
- 宮の沢駅 (札幌市営地下鉄) - 代替輸送の指定駅。直結していない。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 1 北海道、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790019-7。
- 本久公洋(著)『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年。ISBN 978-4-89453-464-3。
外部リンク