徳島自動車道
高速自動車国道 (有料) | |
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徳島自動車道 | |
路線延長 | 106.2 km |
開通年 | 1994年 - 2015年 |
起点 | 徳島県鳴門市(鳴門JCT) |
主な 経由都市 |
徳島市 三好市 |
終点 | 四国中央市(川之江東JCT) |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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徳島自動車道(とくしまじどうしゃどう、TOKUSHIMA EXPRESSWAY)は、徳島県鳴門市の鳴門JCTを起点とし、愛媛県四国中央市の川之江東JCTに至る延長106.2kmの高速道路である。略称は徳島道(とくしまどう、TOKUSHIMA EXPWY)。
概要
四国横断自動車道(法定路線名)の鳴門市 - 徳島市区間および徳島市と松山市を直線的に結ぶ四国縦貫自動車道(法定路線名)の東半分を構成する道路である。四国縦貫自動車道の西半分は高知自動車道(川之江東JCT-川之江JCT)および松山自動車道(川之江JCT-大洲IC)となっている。2000年3月11日、徳島・愛媛県境である境目峠を貫く新境目トンネルを含む区間である井川池田IC-川之江東JCTの開通によって四国四県の県庁所在地をX(エックス)の字に結ぶ通称エックスハイウェイが完成した。
ほぼ全線が吉野川に沿って走行しており、同じく吉野川沿いを走行する国道192号が吉野川の右岸(南側)を走行するのに対し、徳島道は三好市内を除いておおむね吉野川の左岸(北側)の山肌を縫うように走行している。
土成IC-阿波PAには、6本連続のトンネルがある。車線数は4車線(現在は暫定2車線対面通行)で、道路規格と設計速度は鳴門JCT-脇町ICが第1種第2級で100km/h、脇町IC-川之江東JCTは第1種第3級で80km/hである。 最高速度は70km/hでありIC付近などを除き全線が暫定2車線対面通行であるが、一部区間ではゆずり車線(登坂車線)がある。
通過する自治体
接続高速道路
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
- スマートICは背景色■で示す。
- BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
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7 | 鳴門JCT | 高松自動車道 | 0.0 | 徳島県 | 鳴門市 | ||
1-1 | 松茂PA/SIC | 徳島県道40号徳島空港線 | 3.1 | 松茂町 | |||
- | 徳島JCT | 四国横断自動車道 | 9.1 | 2019年度開通予定 | 徳島市 | ||
1 | 徳島IC | 国道11号(吉野川バイパス) | 10.9 | ||||
- | 徳島TB | - | 2013年6月4日廃止[3] | ||||
2 | 藍住IC | 県道1号徳島引田線 | 20.0 | 藍住町 | |||
- | 上板SA | - | 27.2 | ○ | 上板町 | ||
3 | 土成IC | 国道318号 | 33.3 | ○ | 阿波市 | ||
- | 阿波PA | - | 48.2 | ○ | |||
4 | 脇町IC | 国道193号(香南脇道路(候補路線)) | 52.1 | ○ | 美馬市 | ||
5 | 美馬IC | 国道438号 | 63.6 | ○ | |||
5-1 | 吉野川SA/SIC 三好BS |
県道266号昼間辻線 (町道経由) |
79.3 | ○ | 吉野川ハイウェイオアシス併設 | 東みよし町 | |
6 | 井川池田IC | 国道32号(善通寺池田道路(候補路線)) 国道192号 |
84.7 | 三好市 | |||
- | 池田PA | - | 97.6 | ||||
7 | 川之江東JCT. | 高知自動車道 | 106.2 | 愛媛県 | 四国中央市 |
現在のキロポストは、鳴門JCT-徳島が300+鳴門JCTからの距離、徳島-川之江東JCTが徳島からの距離となっている。
SA・PA
徳島自動車道にはSAとPAが2か所ずつ存在する。売店はSAにのみ設置されていて、PAはトイレと自動販売機のみとなっている。吉野川SA下り線の売店はデイリーヤマザキで24時間営業。ガソリンスタンドは吉野川SAにのみ、レストランは上板SAにのみそれぞれ設置されていていずれも24時間営業ではない。特に上板SAのレストランは上下線とも昼間帯のみ(11:00〜15:00)の営業となっている。
主なトンネルと橋
- 長岸橋(松茂PA-徳島JCT)
- 今切川橋(松茂PA-徳島JCT)
- 切幡トンネル(土成IC-阿波PA) : 700m
- 太刀野トンネル(美馬IC-吉野川SA) : 2,400m
- 吉野川橋(吉野川SA-井川池田IC)
- 池田トンネル(井川池田IC-池田PA) : 1,280m
- 新山トンネル(井川池田IC-池田PA) : 890m
- 池田へそっ湖大橋(井川池田IC-池田PA)
- 白地トンネル(井川池田IC-池田PA) : 2,892m
- 新境目トンネル(池田PA-川之江東JCT) : 2,794m
- 下川トンネル(池田PA-川之江東JCT) : 880m
トンネルの数
区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
鳴門JCT-土成IC | 0 | |
土成IC-阿波PA | 6※ | |
阿波PA-美馬IC | 0 | |
美馬IC-吉野川SA | 1 | |
吉野川SA-井川池田IC | 0 | |
井川池田IC-池田PA | 3 | |
池田PA-川之江東JCT | 2 | |
合計 | 12 | 12 |
※全線暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。
※切幡トンネルは2本のトンネルがつながっている
歴史
- 1994年3月17日 : 藍住IC-脇町IC開通(旧日本道路公団管理の高速道路では47都道府県で最後の初開通)。
- 1995年8月9日 : 徳島IC-藍住IC開通。上板SA開設。
- 1997年12月3日 : 脇町IC-美馬IC開通。阿波PA開設。
- 1999年3月30日 : 美馬IC-井川池田IC開通。
- 2000年3月11日 : 井川池田IC-川之江東JCT開通により高知自動車道と接続しエックスハイウェイが開通する。
- 2004年10月31日 : 吉野川SAで吉野川ハイウェイオアシススマートIC社会実験開始(-2006年3月下旬(再延長))。
- 2006年10月1日 : 吉野川スマートIC供用開始。
- 2013年6月4日 : 徳島TB 廃止。これにより、徳島ICに料金所を新設・供用開始。
- 2015年3月14日 : 鳴門JCT-徳島IC間開通[1][2]により全線開通。
道路管理者
ハイウェイラジオ
- 太刀野(美馬IC-吉野川SA)
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 |
---|---|---|
鳴門JCT - 川之江東JCT | 2=1+1 (暫定2車線) |
70km/h |
一部4車線区間あり。
4車線化に向けた動き
徳島自動車道は2009年現在でほぼ全線が暫定2車線区間となっており、4車線化されているのはインターチェンジ周辺など11区間(計14.7km=全体の約15%)に限られているため、徳島県や沿線自治体等は渋滞緩和や安全対策として、拡幅の要望を国土交通省へ再三にわたり陳情している[4]。
現在は西日本高速道路が主体となって、藍住IC-脇町IC間、美馬IC-吉野川SA(もしくは井川池田IC)間における拡幅の計画が立てられているが[4]、高松道などで拡幅が決定するも予算が計上されず施工されていない事もあり[注釈 1]、徳島道全線での完全4車線化の見通しについては不透明である。
拡幅には通行量1日1万台が目処とされているなか、交通実績で1日約7千台に留まる徳島道の4車線化には、政治的判断が待たれる[4]。
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 |
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鳴門JCT - 松茂PASIC | 調査当時未開通 | |
松茂PASIC - 徳島IC | ||
徳島IC - 藍住IC | 5,502 | 5,710 |
藍住IC - 土成IC | 7,901 | 8,382 |
土成IC - 脇町IC | 7,863 | 8,475 |
脇町IC - 美馬IC | 6,731 | 7,413 |
美馬IC - 吉野川SASIC | 5,696 | 6,368 |
吉野川SASIC - 井川池田IC | 5,617 | 6,183 |
井川池田IC - 川之江東JCT | 4,905 | 5,518 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
2010年度の調査では、全線を平均した交通量は6864台。最も交通量が多い区間は藍住IC-脇町IC間で、8000台を超えている。2005年調査と比較した交通量は全線を通して増加しているが、混雑度は1.0を下回っており、混雑することは全線を通してほとんどない。また、暫定2車線の影響で最高速度は全線70km/hであるが、実際の旅行速度は昼間12時間でも全部の区間でそれを超えており、最大81.0km/hで流れている区間もある。