三芳町
みよしまち 三芳町 | |
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国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 埼玉県 |
郡 | 入間郡 |
市町村コード | 11324-7 |
法人番号 | 6000020113247 |
面積 |
15.33km2 |
総人口 |
37,657人 [編集] (推計人口、2024年3月1日) |
人口密度 | 2,456人/km2 |
隣接自治体 |
富士見市、所沢市、川越市、 志木市、新座市、ふじみ野市 |
町の木 | ケヤキ |
町の花 | キク |
町の鳥 | ヒバリ |
三芳町役場 | |
町長 | 林伊佐雄 |
所在地 |
〒354-8555 埼玉県入間郡三芳町藤久保1100-1 北緯35度49分42.2秒 東経139度31分35.3秒 / 北緯35.828389度 東経139.526472度 |
外部リンク | 三芳町 |
ウィキプロジェクト |
三芳町(みよしまち)は、埼玉県の南部(「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」や埼玉県町村会発行の『埼玉24元気な町村』などでは南西部に区分けされている[1][2])にある人口約3万8千人の町である。東京都特別区部への通勤率は25.5%(平成22年国勢調査)。サツマイモの生産地として知られる。
概要
町内を南北に国道254号(川越街道)及び関越自動車道が通り、南東端を国道463号が通り、更に主要地方道を含む2つの県道が通っている上、関越道は町内に三芳PAがあり、そこにはスマートインターチェンジが併設されているなど、交通の要所であるが、鉄道の駅は無い。但し、後述のように町内全域が交通の便が悪いわけではない。また、財政優良度の高い地方交付税不交付自治体でもある。
埼玉県の町の中で最も南に位置し、かつ東京都に最も近い町である[3][4]。ベッドタウンとしての開発発展も進みつつあるが[4]、町内には柳沢吉保公ゆかりの三富(さんとめ)開発の地である「上富地区」もあり、川越芋の一大産地となっている。
富士見市及び現・ふじみ野市(旧:上福岡市・入間郡大井町)との合併の計画もあったが、住民投票の結果、富士見市(2000年国勢調査人口103247名)では合併賛成が上回ったが、上福岡市(2000年国勢調査人口54630名)・大井町(2000年国勢調査人口45488名)では住民投票成立の条件とした投票率が規定に満たずに不成立、当町(2000年国勢調査人口35752名)では住民投票は成立したものの合併反対が賛成を上回ったため、合併協議は中止になった。
三芳市として単独市制を目指しているが、人口増加には交通面の充実が課題となっている。
地理
三芳町は周辺では高い土地にあり、また、上富は台地にある[5]。
地区
- 藤久保
三芳町の住宅地。国道254号(川越街道)が通る。また、淑徳大学埼玉キャンパスが存在する。最寄り駅は東武東上本線鶴瀬駅で、当地区の一部は同駅から徒歩圏内である[6]。
- 竹間沢
町の東部に柳瀬川が流れている。主に住宅街が多い。最寄り駅は東武東上本線柳瀬川駅またはみずほ台駅で、当地区の一部は柳瀬川駅から徒歩圏内である[7]。
- みよし台
みずほ台駅前の通り沿い。最寄り駅はみずほ台駅。
- 北永井
畑が多い。
歴史
町名は、伊勢物語からとられている。1889年(明治22年)の合併の際に三芳野村とする予定だったが、先行して他に同名の3村が埼玉県内に誕生しており、県から多すぎるために変更を求められ野を省き三芳村とした。なお三つの三芳野村は、その後合併で廃止されている。[4] 昔は川越藩が所有していたとされている。また、江戸時代には三芳町は何もない野原で所沢市民が作物の収穫用に使っていた町。しかしある人が「三芳町に住もう」と思い、開拓され、人が住めるようにが水が手に入らなかったから砂川堀が作られ柳瀬川から水を引いた。しかし三芳町は土地が高いため水は来なかった。今は砂川堀は下水として使われているが魚が泳いでいる。
沿革
- 1871年(明治4年)11月14日 (旧暦) - 浦和県・忍県・岩槻県の3県が合併して埼玉県が誕生。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 入間郡上富村、藤久保村、竹間沢村、北永井村の4村が合併し三芳村が成立する。
- 1970年(昭和45年)11月3日 - 町制施行により、三芳町となる。
名物
- さつまいも(川越いも)
人口
三芳町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
町長
- 林伊佐雄 (2011年(平成23年)1月14日 - 現職) 2期目 無所属(任期は2019年(平成31年)1月13日まで)
歴代首長
- 1889年(明治22年)4月1日 - 三芳村が成立。
- 池上仁三郎 (1889年(明治22年)4月18日 - 1890年(明治23年)1月10日)
- 江原仲右衛門 (1890年(明治23年)11月15日 - 1893年(明治27年)11月14日)
- 江原平作 (1893年(明治27年)12月1日 - 1894年(明治28年)11月25日)
- 江原仲右衛門 (1894年(明治28年)12月5日 - 1896年(明治30年)4月5日)
- 武田圓次郎 (1896年(明治30年)4月28日 - 1902年(明治36年)11月30日)
- 松本長次 (1902年(明治36年)12月3日 - 1906年(明治40年)12月8日)
- 武田藍太郎 (1906年(明治40年)12月17日 - 1907年(明治41年)9月25日)
- 細谷源太郎 (1907年(明治41年)10月8日 - 1910年(明治44年)3月10日)
- 武田藍太郎 (1910年(明治44年)3月30日 - 1921年(大正10年)6月7日)
- 森田清三郎 (1921年(大正10年)12月27日 - 1925年(大正14年)3月26日)
- 池上善兵衛 (1925年(大正14年)4月18日 - 1933年(昭和8年)5月6日)
- 松本昌信 (1933年(昭和8年)5月14日 - 1941年(昭和16年)5月16日)
- 武田定太郎 (1941年(昭和16年)6月23日 - 1945年(昭和20年)8月29日)
- 武田睦太郎 (1945年(昭和20年)9月21日 - 1947年(昭和22年)2月5日)
- 矢島太助 (1947年(昭和22年)4月5日 - 1951年(昭和26年)4月4日)
- 武田睦太郎 (1951年(昭和26年)4月5日 - 1954年(昭和29年)12月9日)
- 矢島太助 (1955年(昭和30年)1月14日 - 1959年(昭和34年)1月13日)
- 江原貞一 (1959年(昭和34年)1月14日 - 1963年(昭和38年)1月13日)
- 金谷英男 (1963年(昭和38年)1月14日 - 1970年(昭和45年)11月2日)
- 1970年(昭和45年)11月3日 - 町制施行により、三芳町となる。
町議会
- 定数16
行政組織等
- 三芳町役場
- 藤久保出張所
- 竹間沢出張所
町内の公共施設等
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消防
- 入間東部地区消防組合(本部はふじみ野市に所在)
- 西消防署三芳分署
警察
自動車検査機関
- 軽自動車検査協会 埼玉事務所所沢支所 「(所沢)(川越)ナンバー地域担当」(三芳町北永井)
広域行政
- 入間東部地区衛生組合 - し尿処理・火葬場・斎場運営。富士見市、ふじみ野、入間郡三芳町で構成。しののめの里(斎場・火葬場、所在地:富士見市大字下南畑)などを運営。
- 入間東部地区消防組合 - 富士見市、ふじみ野市、入間郡三芳町で構成し、消防に関する事務を共同で処理している。
経済
農業
- サツマイモ - 一般に「川越いも」と呼ばれているが、実際に栽培されているのは主に当町である。
リサイクル
工業
- 大日本印刷 住空間マテリアル事業部
- 木村屋總本店 三芳工場
- 東ハト 関東工場
- 大崎電気工業 埼玉事業所
- 日立物流 三芳物流センター
- T&KTOKA 埼玉事業所
- 東京カネカフード
- 日本CMK SEセンター
- ヨネザワ製菓
- 栄喜堂
- 大東ガス
- スタックス
- ヤマテ工業
なお、町内には各有名企業の倉庫や流通センターが多く、特に印刷・出版関係が多い(例:楽天ブックス)。
金融機関
- 埼玉縣信用金庫 三芳支店
- 飯能信用金庫 三芳支店
- いるま野農業協同組合 三芳支店
地域
教育
- 幼稚園
-
- みふじ幼稚園
- 小鈴幼稚園
- かみとめ幼稚園
- 小学校
-
- 三芳町立上富小学校
- 三芳町立三芳小学校
- 三芳町立藤久保小学校
- 三芳町立唐沢小学校
- 三芳町立竹間沢小学校
- 中学校
-
- 三芳町立三芳中学校
- 三芳町立三芳東中学校
- 三芳町立藤久保中学校
- 大学
-
- 淑徳大学 埼玉キャンパス
電話番号
市外局番は町内全域が「049」。市内局番が「2XX」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(川越MA)。収容局は川越三芳局、埼玉富士見局、大井局。
郵政
郵便番号は町内全域が「354-00xx」である。
交通
鉄道
町内に鉄道路線は無いが、後述のようにみずほ台駅、鶴瀬駅、ふじみ野駅等と路線バスで結ばれているほか、町域の一部は上述のように東武東上本線の駅から徒歩圏内である。かつては鶴瀬駅と当町との間に人車軌道を敷設する計画が存在した(三芳人車軌道)[8]。
バス
タクシー
タクシーの営業区域は県南西部交通圏であり、富士見市・所沢市・飯能市・和光市・川越市・東松山市などと同じである。
道路
- 関越自動車道 - 町内に三芳PAがあり、そこにETC専用のスマートインターチェンジがある(入口専用:下りの新潟方面、出口専用:上り線に設置。社会実験として設置され、2006年(平成18年)10月1日より本格実施となった)。2009年(平成21年)12月16日 - 三芳PA上り線が「Pasar(パサール)三芳」としてリニューアルオープン。
- 国道254号(川越街道[11]) - 片側1車線の道路であり、渋滞しやすい(但し、町内は通っていないが富士見川越バイパスが全線開通済みの上、現在は一部しか開通していない和光富士見バイパスが2017年度に全線開通し、同じく町内は通らないものの富士見川越バイパスに接続する予定である)。並木が道路中央に残り、歩道も広く近隣の生活道路の役を果たしている。町役場は西側にかなりそれたところにあり、武蔵野の雑木林が保存されている。川越までは不老川など河川沿いに道路付けがされており、概して平坦である。
- 国道463号 - 本線であるが「浦和所沢バイパス」と名付けられている(さいたま市浦和区の北浦和駅入口交差点から所沢市)。また、町内全区間及び富士見・新座両市の一部区間(下南畑交差点 - 英IC間)で国道254号のバイパスと重複している。
出身有名人
その他
脚注
- ^ 地域別計画埼玉県(2010年11月閲覧)
- ^ 埼玉県#10地域区分参照。
- ^ 広報みよし「平成24年7月号」 特集『味良しの味力(みよしのみりょく)』
- ^ a b c お住まいの地域情報(三芳町)外壁塗装センター
- ^ 教科書「わたしたちのみよし」より。
- ^ 三芳店ダイエー
- ^ テックランド新座店ヤマダ電機
- ^ http://www.lococom.jp/talist/70557/20059070/
- ^ 大34(西武バス)バス路線図NAVITIME
- ^ 所58-1(西武バス)バス路線図NAVITIME
- ^ 『埼玉24明るい町村』(埼玉県町村会)6頁