ジオン公国の機動兵器
ジオン公国の機動兵器(ジオンこうこくのきどうへいき)はアニメ『機動戦士ガンダム』および関連作品に登場する架空の兵器のうち「ジオン公国」とジオン公国残党軍「デラーズ・フリート」に所属するモビルスーツ(MS)およびモビルアーマー(MA)などといった機動兵器について記述する。記述は五十音順。
モビルスーツ
アッガイ
アッグ
アッグガイ
イフリート
カタール
ガッシャ
ガルバルディ
ギガン
キケロガ
ギャン
グフ
ゲム・カモフ
ゲム・カモフ GM Camouf[1] | |
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型式番号 | 正式番号は与えられず(本文参照) |
所属 | ジオン公国軍 |
建造 | ジオニック社 |
頭頂高 | 17.9m |
重量 | 51t |
装甲材質 | 不明 |
出力 | 976kw |
推力 | 47,800kg |
武装 | 135mm対艦ライフル 連邦風120mmマシンガン チェーンマイン シュッツルムファウスト シールド 連邦風バズーカ 対艦成型炸薬弾 |
搭乗者 | エンマ・ライヒ(ライチェ)[2]中尉他 |
漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』の1エピソード「蝙蝠はソロモンにはばたく」に登場するMS。
地球連邦軍のMSジムとして誤認させるために製造されたMS。ミノフスキー粒子を散布した下での戦闘ではレーダーが使用できないため、有視界での戦闘が前提とされることから、この偽装を用いて連邦軍艦船に接近、潜入、後方撹乱することが主な目的。それに加え、偽装によって相手に近づいた上で友軍機と誤認させ、油断させた後に、攻撃・破壊することも目的とされている。だが、これらを運用する部隊は、その特殊な活動のためすべての公式記録は削除されている。また、この機体のパイロットは、地球連邦軍から亡命した義勇兵によって構成されており、捨て駒的な扱いを受けている。
基となったのはザクIIなどの公国軍製の機体だが、改装によってその形状は原形を留めていない[3]。 改装により軽量化されており、運動性は上がっているが、装甲が犠牲となった。このため耐弾性能は正規のMSに比べはるかに劣り、パイロットの生存確率を著しく低下させている。また、その形状から友軍からも攻撃される危険性も伴っている。そのため、作中でもパイロットのエンマ・ライヒ(ライチェ)中尉は、この機体を「戦場の狂気そのもの」と呼んでいた[4]。運用上の理由から正式な型式番号を与えられておらず、その生産数もわずかである。
宇宙暦0079年12月上旬、ソロモン地区にてテストが行われた[5]。その擬態により数隻のコロンブス級補給艦やサラミス級巡洋艦を撃沈し、ジムとの誤認率が高い事を証明する。だが事情を知らない友軍のムサイから攻撃され、機体は大破。パイロットのライヒ中尉も戦死している。オリヴァー・マイ技術中尉はこの機体について上記の通り誤認率の高さを認めた上で同士討ちの発生する危険性を指摘し、この兵器の開発意義を疑問視する報告を残している。
またライヒ中尉は機体にコウモリをあしらったエンブレムを描いており、これが、題名「蝙蝠はソロモンにはばたく」の由来となっている。このエンブレムは、連邦を裏切ってジオンに加担した自分たち義勇兵を、イソップ寓話の一つ『卑怯なコウモリ』に喩えた皮肉に由来している。
- 装備
- ゲム・カモフ、ゲファンゲナー・ゲムともに、弾薬補給などの都合から連邦製の武器をそのまま使うことはなく、120mmザク・マシンガンやザクバズーカなどの外装をカモフラージュして使用している。また、135mm対艦ライフルやチェーンマインなどの対艦攻撃用の装備も数種類実装されていた。この他、シールドも大幅な変更が成されている。
- 備考
- 漫画『MS IGLOO 603』の出渕裕の解説によると、「蝙蝠はソロモンにはばたく」は映像作品『MS IGLOO』を全6話に絞り込む際に最後まで候補に残っていたエピソードだった。メインとなるゲストキャラクターが女性である唯一のエピソードだったため、映像化を望んでいた。
ゲファンゲナー・ゲム(鹵獲ジム)
初出は『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』。「ゲム」とはジオン公国軍に鹵獲されたジムの公国軍における呼称(ドイツ語読み)で、正式記録上では「ゲファンゲナー・ゲム」とされている[5]。鹵獲されたジムは性能調査のために使用されるのはもちろんだが、一部の機体は戦闘に用いられた。『MS ERA』のゲムは、シールドに大きなジオン国籍マークを描いて敵味方識別としている。なお小火器以外の鹵獲機を自軍装備として戦場に投入する際には国籍マークを変えなければならないが、ゲム・カモフとセモベンテ隊は意図的に国籍マークを隠すか偽装している。
ゲルググ
ケンプファー
ゴッグ
ザク
アクト・ザク
ザクI
ザクII
ザク・マリンタイプ
高機動型ザクII
作業用ザクII
陸戦型ザクII
ザメル
ザメル XAMEL | |
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型式番号 | YMS-16M |
所属 | デラーズ・フリート |
建造 | ジオン公国 |
全高 | 27.0m |
本体重量 | 75.0t |
全備重量 | 121.5t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
出力 | 1080kW |
推力 | 10,300 kg×6 (総推力)6,1800kg |
速度 | 99km/h(地上最大走行速度) |
武装 | 680mmカノン砲 8連装ミサイルランチャー 20mmバルカン砲 |
搭乗者 | ボブ |
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する長距離支援用の超重MS。
ドムに採用された熱核ジェットエンジンを採用しており、背部の大型熱核ホバーユニットは地面にまで達し、熱核ホバーユニットを搭載した両脚とあわせ、ほとんど極太の三脚に近い形状になっている。この台形状シルエットの鈍重な外見に似合わない高い機動性を誇り、陸上での最高速度は220km/hである。この機体の最大の特徴とも言える主武装の680mmカノン砲は、劇中でトリントン基地司令部を一撃で破壊したように、絶大なる威力を誇る。このカノン砲を運用するため複座機となっており、前方に操縦士、後方に射撃手が搭乗する。ただし、操縦系の切り替えにより1人での運用も可能である。また、カノン砲は背中に2つに折りたたまれており、砲撃時には組み上げて両肩の間から頭代わりに砲身を突き出して運用する。なお本機に元々頭部はなく、モノアイは胸部中央に突出した「首」に位置している。
近距離戦に対しては肩部8連ミサイルランチャーとバルカン砲のみの武装であり、劇中の格闘戦では機体の質量をもって体当たりをするに留めるなど、近距離戦を苦手としている。設定上はビームサーベルも装備可能であるが[6]、劇中では装備していない。
本機は一年戦争末期に生まれた試作機で、生産数、実戦参加の有無、戦果なども不明な点が多い。公国軍残党のデラーズ・フリートは、終戦から3年後、この機体をトリントン基地への攻撃に投入している。本機は記述のように主砲の一撃でトリントン基地司令部を一撃で破壊して連邦軍の指揮系統をも一撃で破壊、ガンダム試作2号機強奪に貢献したが、その後の追撃戦の際にガンダム試作2号機を逃がす盾となり、撃破された。
漫画『機動戦士ガンダム バニシングマシン』には、オデッサ作戦後に故障によって補給線上に取り残され、単機勇戦する機体が登場している。ただし、この作品は史実の戦車戦を元にしたパロディであり、公式設定ではない。
メルザ・ウン・カノーネ
メルザ・ウン・カノーネは本編に先駆けてカトキハジメによりイラスト公開された、ザメルの準備稿バージョンを指す。このデザインからアニメーション用に線を減らして佐野浩敏によりクリーンアップされて完成したのが、ザメルの決定稿である。決定稿との差異は、
- 胸部中央部が上下に割れた砲弾状の「首」になっている(モノアイは割れ目の隙間に沿って、装甲の内側を動く)
- その後方、いわゆる「頭部」のあるべき部分に剥き出しのセンサーユニットが複数林立している
- 肩アーマー一面にスパイクアーマーが施されている(スパイク1個の大きさはザクIIのものと同じ)
- 下腕部、および足首のデザインはドム・トローペンと同一
- 鉄パイプを束ねたような、左肩の多弾倉ミサイルランチャーのデザイン(連装数は左右に3列、左4+中央5+右4=13連装)
などがある。元々ザメルは、カトキが先にデザインしたゼク・ツヴァイをルーツとした巨大MSであり、歩行不可能な多重分割された脚部、推進補助用の巨大スカートなど、巨体ゆえに人型を外れたフォルムというコンセプトはゼク・ツヴァイのものであった。随所に既存MSのパーツを流用したのも、「一目で巨大物と解るようにするため」というデザイン上の意図があった。
なお、陸上用巨大MSであるザメルには、腰部正面が折り畳みハシゴとバケットのようになって、乗員を胴体から地上まで移送する昇降装置が装備されている。ギミックそのものは準備稿の段階で考案されていたが、本編には登場しなかった。
『モデルグラフィックス』誌Vol.74(1990年12月号)には、この準備稿とカトキ自身の手によるカラーイラストが掲載された。カラーイラストは、ビームサーベルを構えたガンダム試作1号機がメルザ・ウン・カノーネの懐に飛び込まんとする対決の情景を描いている。
ジオング
ジュアッグ
ジュリック
ジュリック | |
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形式番号 | MSM-06 |
所属 | ジオン公国 |
生産形態 | 試作機 |
頭頂高 | 18.7m |
重量 | 84.6t |
武装 | メガ粒子砲 フリージーヤードミサイル アイアンネイル |
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場するジオン公国軍の水陸両用型MS。
一年戦争末期、MSMゴッグやズゴックの良好な性能ゆえに中断されていたMSM試作プラン中の一機である。計画提案5ヶ月後に製作承認、1、2号機のロールアウトがその3か月後の0079年11月であり、稼動試験時に終戦を迎えたため量産化は見送られたものの、試作機は形式番号を与えられ戦闘に投入されたという。
改良型の核熱反応炉を搭載したため武装は豊富になり、腹部に8連メガ粒子砲(ただし一斉発射は不可)を搭載するほか、頭部にフリージーヤード発射口、両腕部に収納式アイアンネイルを4本ずつ装備している。冷却システムの性能向上により、陸上稼働時間も大幅に拡大した。短い両脚部に比して長めの両腕部は水中航行時には若干収縮し、上腕部が肩アーマーに包まれ、最高速度67ノットでの航行を可能とする。ロールアウト後、1機は試験中に消失、もう1機は連邦軍に捕獲されたというが、一説によれば5機生産されたともいわれる。
ズゴック
センチュリオ
ゾゴック
ゾック
ヅダ
ドム
リック・ドム
ドラッツェ
ドラッツェ DRA-C | |
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型式番号 | MS-21C |
所属 | デラーズ・フリート/アクシズ(ネオ・ジオン)/袖付き |
建造 | デラーズ・フリート |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 29.8m |
本体重量 | 23.9t |
全備重量 | 49.0t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
出力 | 569kw |
推力 | 117,500kg |
センサー 有効半径 |
10,900m 18,800m(「袖付き」仕様、システム起動時) |
武装 | 3連40mmバルカン砲 ガトリング・ガン(「袖付き」仕様) ビームサーベル シールド |
搭乗者 | ジオン公国軍(デラーズ・フリート)一般兵 ネオ・ジオン一般兵 |
ドラッツェ改 DRA-C CUSTOM | |
型式番号 | MS-21D1 |
全高 | 31.6m |
本体重量 | 24.5t |
全備重量 | 49.9t |
出力 | 596Kw |
推力 | 159,500Kg (28,000Kg×2、205,000Kg×3、7,000kg×6) |
武装 | ザク・マシンガン ビームサーベル シールド |
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するジオン公国残党軍デラーズ・フリートの量産型MS。同組織が一年戦争後に独自開発した宇宙戦用MS。30機ほどが生産され、偵察や陽動作戦に使用された[7]。
深刻な物資不足に悩む公国残党軍の台所事情を反映したかのような機体で、破損したザクII F2型の上半身にガトル戦闘爆撃機のプロペラントタンク兼スラスターを足部分に組み合わせ製造された[7]。このため、地上での歩行機能は有していない。武装は右腕のマニピュレーターを排除し装備された3連40mmバルカン砲と、戦艦の装甲を流用した左腕部シールドに固定されたビームサーベルのみで、戦闘能力は低い。なおビームサーベルは本来出力不足で使えないので、シールドに小型ジェネレーターとエネルギーCAP、冷却ユニットを組み込んで使用可能にしている。
プロペラントタンクはAMBAC作動肢としてはほとんど機能せず、運動性は非常に低い。代替措置として両肩に球状のスラスターポッドを設置しているが、それでも通常のMSには遠く及ばなかった。ただし直線のみの加速性能は非常に高く、リック・ドムに匹敵するといわれている[8]。
ほとんどの機体はデラーズ紛争で失われたが、残存機体はアクシズへと渡り、その後ネオ・ジオン残党「袖付き」でも運用されている。「袖付き」では3連40mmバルカン砲がガトリング・ガンに換装されているが、攻撃力強化のためより「哨戒偵察任務用のセンサーユニット」としてのもので、起動時にはセンサー有効半径が大幅に拡大する(センサーはガザシリーズのシステムの部分流用)[9]。
プラモデル「HGUC ドラッツェ」では、右腕がマニピュレーターのままで「袖付き」仕様機のガトリング・ガンを手持ち式とした機体が設定されている。
- 劇中での活躍
- 『0083』第5話冒頭、ガンダム試作2号機の回収任務にあたったムサイ級軽巡洋艦ペールギュントと僚艦から6機が発進し、3隻の連邦軍サラミス改級宇宙巡洋艦と交戦。サラミス改3隻の撃沈に貢献した。第8話ではガンダム試作1号機 "フルバーニアン" に白兵戦を仕掛けるも返り討ちにされた。12話ではモンシアの搭乗するジム・カスタムに突撃し左腕を吹き飛ばしたものの機体が負荷に耐えられずに爆散した。
- 『0083CDドラマ ルンガ沖砲撃戦』では、パプア級輸送船の放出した偽装コンテナの中から1機が出現、フルバーニアンに撃破された。
- 劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』では、アクシズ側にも配備されており、グレーに塗装された本機が哨戒飛行している。
- OVA『機動戦士ガンダムUC』では、紫に再塗装し、袖付きの装飾が施され、パラオの哨戒・偵察用限定の機体として稼動している。
ドラッツェ改
『0083』のBlu-Ray Boxに収録のピクチャードラマ『宇宙の蜉蝣2』に登場。
両肩のスラスターポッドを、宇宙突撃艇から流用した3連式大型スラスターに換装した改修機。ノーマル機よりも機動性は低下しているが、加速性能ではこちらが上回る。また右腕がザクII F2型のままとなっている。
ドルメル
ペズン・ドワッジ
モビルアーマー
アッザム
アプサラス
エルメス
グラブロ
グラブロ GRUBLO | |
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型式番号 | MAM-07 |
所属 | ジオン公国軍 |
開発 | MIP社 |
製造 | ジオン公国軍サンディエゴ基地 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 26.1m |
全長 | 40m |
本体重量 | 324.1t |
全備重量 | 739.7t(200tとする資料[10]もあり) |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
推進機関 | 熱核水流ジェットエンジン×6基 |
出力 | 11,000kw(100,000馬力[11]) |
最大速度 | 30kt |
武装 | 7連装噴進魚雷発射管×2 対空ミサイルランチャー×2 グラブロクロー×2 |
搭乗者 | フラナガン・ブーン |
アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の水中用MA。
MIP社により水陸両用MSと同時期に開発され、初めて実戦投入された水中用MAである。ジオン公国軍ではコストの問題から特定の運用に限定した複数のMA開発計画が同時に進行しており、その中で本機が最も早く完成する。開発は先行していた同じMIP社製のビグロをベースに行われ、開発着手から1か月半という短期間で完成している[12]。
推進には水陸両用MSと同様に熱核水流ジェットエンジンを用い、単独で地球一周するほどの航続距離を備えているとも言われている[12]。
武装は魚雷および対空ミサイルを装備し、水中・水上の敵どちらにも攻撃可能である。この対空ミサイルはブーメラン状の整流板が設置されているため、ブーメランミサイルとも呼ばれる。また機体左右にフレキシブルアームを介して装備されている鉤爪“グラブロクロー”は直接敵機や敵艦船の装甲を破壊でき、航行時には機体後方に折り畳むことにより抵抗を軽減する。視覚センサーとしてモノアイを備えるが、機首にソナーも内蔵しておりこれらを併用して行動する。また量産機ではこの機首部分にメガ粒子砲を搭載することが計画されていたが、量産化は実現せず計画のみにとどまっている[12]。
サンディエゴ基地の潜水艦ドックで計3機が建造され[12]、メキシコ湾を拠点とした大西洋上でテストが行われた。うち1機はマッドアングラー隊に支給され、ホワイトベース隊と交戦し撃破されている。残りは連邦軍の海上艦隊に対しての攻撃に使用され、マダガスカル沖で終戦を迎え、接収されている[12]。
- 劇中での活躍
- アニメ『機動戦士ガンダム』第28話では、連邦軍のヒマラヤ級空母を一撃で屠った。さらにベルファスト基地よりジャブローに向かい飛行中のホワイトベースに、ズゴック2機を牽引しつつ水中航行で追いつき、潜航したままブーメランミサイルの猛射で追い詰めるなど、MAの力を見せつける。水中に入ったガンダムとも戦って圧倒、クローアームで捕獲して片足をもぎ取るが、頭部にビームサーベルを突き立てられて撃破された。搭乗したフラナガン・ブーンがシャア・アズナブルに対し借用を懇願していたことから、元来シャアに与えられたMAと考えられる。劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士篇』では、ガンペリーに搭乗したミハル・ラトキエの放ったミサイルにより撃破された。
- 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、長い尾翼が付き、武装は7連装魚雷から対空ミサイルとなり、ミサイルランチャーの追加、搭乗パイロットもトクワンとなるなど設定が変更されている。また、ゾック、ズゴックを牽引できるだけでなく、水上をジャンプするという離れワザも披露した。
- 漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』では、クローアームの形状がリファインされた本機が登場する。ゴッグ2機を、劇中のように鎖で牽引するのではなく、機体の下に抱え込むようにして運搬する。水中型ガンダム(ガンダイバー)と交戦し、生還した。
- 一年戦争後にジオン公国軍残党による運用例が確認されており、漫画『機動戦士ガンダム戦記U.C.0081 -水天の涙-』での、「水天の涙作戦」に参加したベルファスト基地襲撃機や、漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』での、グリプス戦役時にティターンズ所属の空母を水陸両用MSとともに攻撃した機体がある。
- 漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では1年戦争終戦後の第2部に登場。本作では機首部に機首と同軸のメガ粒子砲を装備している。
- 漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では残党ジオン水中部隊「深淵のクラーケン隊」の所属機として登場。アルビオン隊と交戦する。
グラブロ試作水中ビット搭載型
グラブロ試作水中ビット搭載型 | |
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型式番号 | MAM-07-X3 |
所属 | ジオン公国軍 |
生産形態 | 試作機 |
推進機関 | d |
武装 | 7連装噴進魚雷発射管×2 対空ミサイルランチャー×2 水中用ビット×2 |
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場するジオン公国軍の試作水中用MA。
グラブロクローを撤去したスペースに水中用ビットのパイロンを設置し、魚雷発射管を4基装備した水中用ビットを左右1基づつ搭載している。ビット遠隔操作用の複合送信システムのユニットを機体後部に、ソナードームを前下部に追加されている。搭載されたサイコミュシステムは、通常パイロットでも操作可能な準サイコミュシステムとなっている。本機は約2週間の試験運用期間後に通常型に再改修されている。
ビットは(有線/無線)と表記されている。なお、従来の設定では一年戦争時に一般兵用サイコミュ・準サイコミュは完成していないはずである[13]。
グラブロ4号機
メカニックデザイン企画『F.M.S.』(福地モビルスーツステーション)に登場するジオン公国軍の試作水中用MA(型式番号:MAM-07)。
第2期MA開発計画用の実験機として建造された機体で、従来のフレキシブルアームとクローに加えて2本の脚部に相当する部位が存在しており、3号機までの通常のグラブロと比較して格闘性能が向上した。
本機はマッドアングラー級潜水艦「ズアイ」に配備され、宇宙世紀0079年11月に実戦による水中格闘戦データと可変MA開発のための基礎データ収集を行っている。
グロムリン
グロムリン GROMLIN | |
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形式番号 | MAN-05 |
所属 | ジオン公国軍 |
生産形態 | 試作機 |
武装 | 有線ヘッドビーム 対空メガ粒子砲 ヴァリアブル・メガ粒子砲 有線アンカーレッグ |
搭乗者 | ギニアス・サハリン ギレン・ザビ アンリ 他 |
ゲーム『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』に登場するジオン公国軍の試作MA。
一年戦争末期、ジオン公国軍により正面決戦による対艦戦闘を目的に計画された決戦用重MA。地上での運用をまったく考慮していない一本足のデザインが特徴である。
武装は有線ヘッドビーム、ヴァリアブル・メガ粒子砲、有線アンカーレッグ、対空メガ粒子砲を搭載し、戦艦を容易に撃沈しうる移動要塞ともいうべき絶大な火力を有した。また、アンカーレッグをたたむことにより巡航形態への変形を可能とし、計画時の想定では高機動MAに匹敵するほどの機動性、運動性を発揮する予定であった。しかし、当時の技術水準では要求された性能を満たせず、悪化をたどる戦局の状況もあって設計は難航。その間に一年戦争は終結し、本機のデータおよび関連書類は機密保持のために破棄されている。
名称及び原案デザインは富野由悠季によるもので、『機動戦士ガンダム』制作時の構想メモ(いわゆる「富野メモ」)に描かれていた没メカを元にしている。
- 劇中での活躍
- 『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』では最終ボスとして登場。ナノマシンやDG細胞の機能を取り入れた最強のMAとしてフロスト兄弟の野望を達成するために投入された。また『GGENERATION ADVANCE』では、当機はグロムリン・フォズィルのプロトタイプとして設定されている。
- 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、宇宙世紀0084年に元フラナガン機関研究員・アンリ機が登場。シャア・アズナブルの月への帰還情報を契機にグラナダにおいてジオン軍残党の糾合を企てるが、反地球連邦組織「シン・フェデラル」所属のフルアーマー・アレックスによって撃墜された。
グロムリンII
ゲーム『GGENERATION GATHER BEAT2』に登場する超大型MA(型式番号:MAN-05-2)。
アクシズに逃れたギレン・ザビによって開発され、月光蝶システムによる自己修復機能などを装備していた。戦闘は主に機体側面に装備されたグロムリンサイズのビットで行い、格闘用に超大型ビームサーベルも装備している。MAというより巨大戦艦といってもよい。
グロムリン・フォズィル
ゲーム『GGENERATION ADVANCE』に登場するMA(型式番号:MAN-05B)。
完成したグロムリンのコアユニットに追加ユニットを装備した形態。DG細胞によって自己修復機能を持っている。ゲーム中、ギニアス・サハリンが完成させ、ソーラ・レイに匹敵する破壊力を発揮し、ア・バオア・クー要塞までも一撃のもとに粉砕した。
ザクレロ
ドゥラ
ドゥラ(ドゥーラ) | |
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形式番号 | MAX-07 |
所属 | ジオン公国軍 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 68.3m |
本体重量 | 685.7t |
武装 | 高出力メガ粒子砲×3 対空メガ粒子砲×5 接近戦用ビームサーベル付マニピュレーター×2 Iフィールド発生器 |
搭乗者 | 反連邦組織首領、乗員=4名(1名でも操縦可能) |
ゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場するジオン公国軍の試作MA。
MA-08 ビグ・ザムと同一コンセプトで建造された超重MA。反連邦組織が終戦時にジオン軍により爆破されたはずの機体を隠匿し、最終兵器として完成させた。武装は可動式装甲で覆われた強力な胸部の高出力メガ粒子砲3門と5門の対空メガ粒子砲のほか、ビグ・ザムの敗因を分析した結果、接近戦用の格闘兵装として腰部にビームサーベルマニピュレーターを1対持つ。全身を覆うIフィールドも装備されており、接近戦以外のほとんどのビーム攻撃は無効化される。
メカニックデザインは小林誠。隠し腕を持つなどコンセプトと機体フォルムはPMX-003 ジ・Oに近いが、脚部はバーニアユニットになっている。塗装はくすんだブルーグレイ[14]。背部に大型増槽6基を背負う。
- 劇中での活躍
- 連邦軍バックランド基地を占拠した反連邦組織の切り札として登場。バックランド基地で主人公ジェリド・メサが敵の擬似ニュータイプを葬り去った後に地下から出現。高出力メガ粒子砲によって母艦グラーフ・ツェッペリンを危機に追い込み、ジェリドは救援に現れたエマ、カクリコンの両名と共にドゥラへと立ち向かう。
ノイエ・ジール
ビグ・ザム
ビグロ
ブラウ・ブロ
ロック
メカニックデザイン企画『MSV90』に登場するジオン公国軍の水中用可変MA(型式番号:MAM-11)。
極秘裏に開発が進められていたもので、潜水艦形態から前後に分離し、前部がズゴックの発展型である水陸両用型MSフォロックに、後部が水中用MAバロックに変形する。潜水艦形態での最大速度は124 km/hであり、武装として水中ミサイルランチャーと対空・対艦ミサイルランチャーを装備するほか、分離時のフォロックは両腕部のクローが、バロックはメガ粒子砲とフォノン砲が使用可能になる。
その他
オッゴ
オッゴ Oggo[15] | |
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型式番号 | MP-02A |
所属 | ジオン公国軍 |
建造 | ジオン公国軍技術本部 |
全高 | 7.8m(劇中のセリフでは8m) |
全長 | 11.6m |
全幅 | 14.7m(劇中のセリフでは16m) |
本体重量 | 不明 |
全備重量 | 57.8t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
出力 | 976kw |
推力 | 48,400kg |
武装 | 120mmザク・マシンガン 280mmザクバズーカ 6連装ロケット弾ポッド(対艦ロケット弾等装填) シュツルム・ファウストなど |
搭乗者 | エルヴィン・キャディラック フリードリッヒ・カッテル フランツ・プラント ジオン公国軍一般兵 |
OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』第2話・3話に登場するモビルポッド。
一年戦争末期、ジオン公国軍の戦局悪化に伴って技術本部が「決戦兵器」と称して緊急開発した駆逐モビルポッドである。複数の企業のプロジェクトを統合しつつ従来の生産ラインを活用する事が求められ[16]、基幹ユニットにはザク向けに開発されたパーツを使用する設計となり、正規の手続きを踏まぬまま、なし崩し的に制式化され量産に入った。
この経緯から開発の主導権は技術本部が握ることとなり、ザク・マシンガンなどの既存の兵器や戦線の後退により不要となった地上用のザクII(J型)のジェネレーターを流用して開発し、宇宙世紀0079年11月にプロトタイプを完成させた[16]。連邦兵士はそのフォルムに接して「ジオンのゴミ箱」や「ドラム缶の化け物」とコメントしている。
本機は、国力の疲弊した国家特有の廉価兵器である。連邦軍がMSの代用品として使用してきたボールを彷彿とさせるコンセプトの機体であることから、一部の兵士からは「先祖帰り」などと揶揄された[17]。実際、オッゴ開発の背景にはボールの活躍に触発されたジオン公国軍の後押しがあった[16]。
宇宙戦用に設計されたが、冷却システムを持たない地上用のジェネレーターを流用したため、静止モードでもロケットエンジンをアイドリングさせ、冷却システムと作業用アームを稼動させるという発想で全体が設計された。メインカメラはモノアイ式だがザクなどのようなモノアイレールやシールドがなく、旋回式の頭部に直接装架されている。胴体左右のシリンダー内部を、大推力用の重推進剤と巡航用兼アイドリング用の水素の2種類の推進剤タンクが占めている。胴体のほとんどがプロペラントであることから、ある程度の稼動時間を持つ[16]。作業用アームは機体下部前側に折畳まれて収納されており、展開して武装を掴んだり、格闘戦を行ったり、物資運搬などが可能となっている。
武装は固定式に改造したザクマシンガン、ザクバズーカなどを機体上部右側のアタッチメントに装備する。機体各部のアタッチメントやハードポイントにはロケット弾やシュツルム・ファウストなどMSの携行武器を装備することもできるが、ビーム兵器は装備できない。また、アタッチメントおよびハードポイントは回転させることが可能で、本体の姿勢や運動を変更することなく装備した兵器を真後ろに指向して背後の敵に攻撃を加える事も可能である。このような装備運用の柔軟性と良好な運動性能により、総合的な戦闘能力は、計算上ボールを凌ぐとされた。
カラーリングは明るいカーキ。各機の胴体左のシリンダー前部に描かれている3桁の数字は、前2桁は所属小隊番号、最後の1桁が小隊内での機体番号となる。例として「021」ならば、第2小隊1番機を表す。
なお大戦末期に少数投入された本機であるが、実際の生産数は不明である。他にザク・マリンタイプの試験時に随伴するほぼ同型の水中用モビルポッド(カラーリングはイエロー)が確認されている[18]。
ドイツ軍が第二次世界大戦終盤に投入した軽駆逐戦車「ヘッツァー」がモデルである[19]。
- 劇中の活躍
- 一年戦争最末期のア・バオア・クー攻防戦直前にカスペン戦闘大隊の指揮下に組み込まれた第603技術試験隊ヨーツンヘイムに35機前後が配備され、試験と称する前線配備がなされている。ただし、実戦経験者は大隊長であるヘルベルト・フォン・カスペン大佐のみであり、配属されたパイロットは急遽召集された16〜18歳の学徒兵でしかなかった。志願兵であり士気は高いものの、操縦方法が単純なモビルポッドを前提として訓練時間は150時間という促成兵であった[17]。
- 宇宙世紀0079年12月30日と31日に2度の実戦投入が行われた。30日にはモニク・キャディラック特務大尉の弟エルヴィン・キャディラック曹長が戦死。翌日にはア・バオア・クー攻防戦に参加した。すでにこの時点で公国軍には劣勢を覆せる力はなく、ヨーツンヘイムに帰還できたのはわずか9機ほどの状態で敗戦を迎えている。
- 一年戦争以後も投入されている。漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、宇宙世紀0084年に反地球連邦組織「シン・フェデラル」に数機配備された。漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、第一次ネオ・ジオン抗争時にネオ・ジオンに数機配備され、大型兵器「ラーフ・システム」の構築のため、機材運搬に用いられた。
ライノサラス
ライノサラス | |
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型式番号 | 不明 |
所属 | ジオン公国軍 |
建造 | 不明 |
頭頂高 | 不明 |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | 大口径キャノン(A型) バストライナー(B型) ミサイルポッド×2 腕マシンガン×2 機関砲×2 |
ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』に登場する試作大型機動兵器。拠点防衛用に開発された機体で、性能や開発経緯等については不明な点が多い。
実質的にはホバー走行の移動砲台であるが、砲塔部分にザクIIのボディを流用し、機関銃内蔵のアームを設置しているのが特徴である。機体後部には機関砲砲塔2機を装備する。開発経緯はザクタンクと同じだが、大口径キャノンとミサイルポッド、マシンガンで武装しており、非常に強大な火力を持ち、装甲もある程度厚いが、冷却システムに問題があり長時間の運用ができない。拠点強襲用MAであるが現地調達の廃品から再生されたため、MAにしては攻撃力こそ高いが装甲は比較的脆いという欠点を持つ。
主砲である大口径キャノンを地球連邦軍から奪取した対艦用大型ビーム砲「バストライナー」に換装したタイプも存在し、大口径キャノンを装備したタイプをA型、バストライナーを装備したタイプをB型と呼ぶ。
- 劇中の活躍
- ヒューエンデン基地の護衛として、ヴィッシュ・ドナヒュー中尉の操縦するゲルググG型と共に登場する。連邦軍ホワイト・ディンゴ隊のジム・スナイパーII、3機と交戦して撃破されている。ゲームではそれ以前のステージでジオン軍への軍事物資(その中にバストライナーも含まれている)輸送を阻止したかどうかでA型とB型のどちらが出てくるかが決まる。なおゲルググより先にライノサラスを倒すと、ヴィッシュの通信メッセージが流れる。
- 小説版『コロニーの落ちた地で』では、バストライナーを装備したB型が登場。3人が乗り込んで操縦する。
脚注
- ^ 以下、数値・武装は書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』78頁より。
- ^ ジオン公国で広く用いられているドイツ語読みとしたもの。
- ^ 頭部のカメラアイを模した奥に見えるモノアイと背部の動力パイプにその名残が残っている。バックパック部分はザクやグフなどのジオニック系MSのものと酷似しており、肩部はドム、ギャンのようなツィマッド社の機体にも似た球状のパーツに、正面側のみジムのような装甲が付加されている。
- ^ なお、『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第2話に登場する連邦軍特殊部隊「セモベンテ隊」も、鹵獲した陸戦型ザクIIを国籍マークをジオン軍の紋章のまま使用し、同じようにジオン軍を欺いた奇襲作戦を実施している。
- ^ a b 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』5頁より。
- ^ 機動戦士ガンダム0083 web「MS-ジオン公国軍-ザメル」
- ^ a b 機動戦士ガンダム0083 web「MS-ジオン公国軍-ドラッツェ」
- ^ 『0083』小説版で言及。
- ^ 『月刊ガンダムエース』2011年10月号120-121頁より。
- ^ 『講談社ポケット百科シリーズロボット大全集[1]機動戦士ガンダム』(講談社・1981)
- ^ 『講談社ポケット百科シリーズロボット大全集[1]機動戦士ガンダム』(講談社・1981)
- ^ a b c d e 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』217ページより。
- ^ 後のハンマ・ハンマの時点で未完成。ただしブラウ・ブロは複数人なら操作可能、ジオングも一般兵の操作を想定しているとする資料もある。
- ^ ケイブンシャ版の表紙イラストより。
- ^ 以下、数値・武装は書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』60頁より。
- ^ a b c d 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』61頁より。
- ^ a b 『MSIGLOO 黙示録0079』第2話、ヨーツンヘイム格納庫での会話より。
- ^ ザク・マリンタイプのプラモデルのボックスアートに、試験稼動中のザク・マリンタイプに随伴する水中用モビルポッドが描かれており、それを元にオッゴがデザインされている。
- ^ DVDに同梱された解説書の監督・今西隆志のコメントより。