兵庫駅

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兵庫駅
駅舎(北側から)
駅舎(北側から)
ひょうご - Hyōgo
所在地 神戸市兵庫区駅南通五丁目3-7
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)[* 1]
電報略号 ヘウ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線(JR神戸線)
1面1線(和田岬線)
乗車人員
-統計年度-
21,122人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1888年明治21年)11月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 山陽本線JR神戸線
キロ程 1.8km(神戸起点)
大阪から34.9km
神戸 (1.8km)
(2.3km) 新長田
所属路線 山陽本線支線(和田岬線
キロ程 0.0km(兵庫起点)
(2.7km) 和田岬
備考 直営駅
みどりの窓口
神 神戸市内
和田岬線ホームに中間改札有
  1. ^ 定期貨物列車の発着はなく、もっぱら甲種輸送のみに使われている。

兵庫駅(ひょうごえき)は、兵庫県神戸市兵庫区駅南通五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)および日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

概要[編集]

神戸駅が管理している直営駅で、JR西日本の山陽本線が乗り入れており、当駅は本線と支線(和田岬線)との接続駅となっている。なお和田岬線は朝夕の通勤時間帯のみ運行される。アーバンネットワークエリア内であり、本線は「JR神戸線」の路線愛称設定区間に含まれている。また特定都区市内制度における「神戸市内」エリア、およびICOCAの利用可能エリアに属している。

駅北口にはかつて、山陽電気鉄道が併用軌道で乗り入れて同社本線神戸側のターミナル(電鉄兵庫駅)を形成していたが、神戸高速鉄道への乗り入れ前日の1968年4月6日限りで廃止された。

駅構造[編集]

JR神戸線の島式2面4線高架ホーム(2階)に加え、和田岬線用の1面1線のホーム(中2階)を持つ。

両線の乗換え口には改札が設けられている。和田岬線は当駅 - 和田岬駅間の1駅間のみで、かつ和田岬駅は他JR線と接続していない。したがって和田岬線の利用客は必ず和田岬駅を出発駅もしくは目的地駅としていることとなる。このため和田岬駅には乗車券の販売施設および改札・精算設備が無く、代わりに当駅の乗換口にそれらの機能が置かれている。和田岬駅から乗車する乗客はまず無札で乗車し、当駅での下車時に乗車券を購入し和田岬線用の改札を抜け、当駅で降りる場合は出口改札から出場、JR神戸線に乗り換える場合はその乗車券を持って同路線の列車に乗車することとなる。逆に、和田岬線に乗る場合は当駅の乗り換え改札で乗車券は回収、定期券は確認を行う。

同様の方式は東武大師線名鉄築港線においても採用されている。

兵庫駅プラットホーム
ホーム 路線 方向(線路) 行先 備考
JR神戸線ホーム
1 JR神戸線 上り(外側線) 三ノ宮尼崎大阪方面 朝の快速の一部
2 JR神戸線 上り(内側線) 三ノ宮・尼崎・大阪方面
3 JR神戸線 下り(内側線) 西明石姫路方面
4 JR神戸線 下り(外側線) 西明石・姫路方面 平日朝の快速の一部
和田岬線ホーム
  和田岬線 - 和田岬方面

上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称もしくは通称)で表記している。和田岬線ホームには付番がなされていない。

1・4番のりばはラッシュ時を除いて新快速・特急列車・貨物列車が通過するのみであるため、通常はロープで封鎖されている。1・4番のりばに停車する列車については後述。


山陽本線 兵庫駅-須磨海浜公園駅間 鉄道配線略図
和田岬

神戸三ノ宮
尼崎大阪
方面
山陽本線 兵庫駅-須磨海浜公園駅間 鉄道配線略図
西明石姫路
網干播州赤穂
方面
凡例
出典:以下を参考に作成。
* 『鉄道ジャーナル(2008年8月号)』[1]、「兵庫-鷹取間の配線略図」、86頁。
* 『鉄道ファン(2004年1月号)』[2]、 図4-14 「兵庫駅付近の配線略図」、78頁。
* 「コンテナ取扱駅構内図 - 神戸貨物ターミナル駅」、『2009貨物時刻表』、鉄道貨物協会、2009年3月、299頁。
* JRおでかけねっと(JR西日本公式ホームページ) - 構内図 兵庫駅新長田駅鷹取駅、および須磨海浜公園駅

※ 甲種輸送は左上の川崎重工業兵庫工場から和田岬線-小運転線経由で神戸貨物ターミナル駅へ送られる。



小運転線・専用線[編集]

兵庫駅 - 鷹取駅間には山陽本線の複々線の線路とは別に単線の小運転線があり、在来線乗務員の異常時対応能力向上を図る「神戸乗務員訓練センター」が設置されている[1]。この線路は乗務員の訓練線として使用されており、通常運転の信号機とは別に訓練用の信号機が設置されており、実際に列車(主に103系電車)を走らせて訓練が行われている。

また、当駅の南約1kmのところに鉄道車両を数多く製造している川崎重工業車両カンパニー兵庫工場があり、和田岬線から専用線が分岐している[3]。同社から甲種車両輸送列車が搬出される場合は、当駅で折り返し上記の小運転線を通って神戸貨物ターミナル駅へ送られる。神戸貨物ターミナル駅までは、当駅折返線の車両有効長の限界から、一度に8両までしか輸送できない。1編成9両以上になる場合は2日間に分けて搬送され、神戸貨物ターミナル駅で連結後、全国各地へ出発する[4]

ダイヤ[編集]

JR神戸線[編集]

日中時間帯は1時間あたり快速が4本、各駅停車が8本停車する。三ノ宮・大阪方面の列車は2番のりば、西明石・姫路方面の列車は3番のりばに停車する。

朝ラッシュ時の大阪方面は快速が8分間隔で1番のりばから発車し、各駅停車が2番のりばから4分間隔で発車する。

上り電車線から1番のりば(上り列車線)へ入ることと4番のりば(下り列車線)から下り電車線へ出ることができ、朝の大阪方面の「快速」(播州赤穂駅始発)で前述の3駅に停車し、電車線から1番のりばに入る列車(当駅→高槻駅間は外側線、高槻駅→草津駅間は内側線経由で運転)が平日に1本だけある。朝時間帯の姫路方面の快速は当駅で電車線に移り、3駅に停車する。2003年11月28日までは列車線運転で3駅は通過していた。

当駅を通過する新快速でも、4番のりばから電車線に出る列車が深夜に1本だけある。これは2009年3月14日のダイヤ改正にて快速から格上げされた列車である。

和田岬線[編集]

列車は朝晩のみの運行である。主に専用の103系が用いられるが、検査の関係で207系が代走することもある。日中の運転がないためか、JR神戸線列車の車掌による放送では、和田岬線の乗換駅とは案内されない。ただし321系225系の車内モニターでは和田岬線が接続路線として案内される。

利用状況[編集]

2012年度の1日あたりの乗車人員は21,122人で、これはJR西日本の駅の中では第47位である[2]

「神戸市統計書」(神戸市企画調整局総合計画課・編)及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。

年度 年間
乗車人数
左記の内
定期利用者
一日平均
乗車人員
1999年 7,320千 4,632千 19,999
2000年 7,438千 4,701千 20,377
2001年 7,395千 4,688千 20,262
2002年 7,239千 4,596千 19,832
2003年 7,353千 4,698千 20,091
2004年 7,372千 4,817千 20,198
2005年 7,449千 4,923千 20,407
2006年 7,560千 5,017千 20,712
2007年 7,668千 5,107千 20,951
2008年 7,811千 5,243千 21,400
2009年 7,709千 5,221千 21,121
2010年 7,709千 5,228千 21,121
2011年 7,751千 5,278千 21,177
2012年 21,122

駅周辺[編集]

駅南は、「キャナルタウン兵庫」と命名された再開発区域として整備されている。かつての貨物設備の跡地である。

バス路線[編集]

歴史[編集]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
JR神戸線(山陽本線)
新快速
通過
快速(列車線経由、朝の上りのみ運転)
 神戸駅 - 兵庫駅 - 明石駅
快速(電車線経由)
神戸駅 - 兵庫駅 - 須磨駅
普通
 神戸駅 - 兵庫駅 - 新長田駅
和田岬線(山陽本線支線)
兵庫駅 - 和田岬駅

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道
山陽本線貨物支線(兵庫臨港線)
兵庫駅 - 新川駅

脚注[編集]

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  • c 『鉄道ファン(2004年1月号)』[2]、4.民間車両メーカー編、(7)川崎重工業兵庫工場、78頁。
  • d 『鉄道ジャーナル(2008年8月号)』[1]、「8 神戸貨物ターミナル Kobe Freight Terminal」、91頁。

参考文献[編集]

  • a e 鶴通孝・目黒義浩、「日本縦断各駅停車 第8章 大阪から西へ 2」、『鉄道ジャーナル』、第42巻8号(通巻第502号)、 2008年8月号、鉄道ジャーナル社、2008年。
  • b f 祖田圭介、「特集 短絡線ミステリー7 - 車両工場へのルート」、『鉄道ファン』、第44巻1号 (通巻第513号)、 2004年1月号、交友社、2004。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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