宝殿駅

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宝殿駅
南口
南口
ほうでん - Hōden
加古川 (3.3km)
(4.0km) 曽根
所在地 兵庫県高砂市神爪一丁目15-6**
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)*
所属路線 山陽本線JR神戸線
キロ程 42.4km(神戸起点)
大阪から75.5km
電報略号 ホウ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
10,122人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1900年明治33年)5月14日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 貨物列車の発着はなく、実質的に休止状態。
** 加古川市内にもまたがる。

宝殿駅(ほうでんえき)は、兵庫県高砂市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線である。JR西日本による路線愛称「JR神戸線」の設定区間に含まれている。駅舎は高砂市神爪一丁目にあるが、ホームの一部は加古川市に跨っている。

駅構造[編集]


宝殿駅
配線図

加古川駅

3 2 1


STRg STRf
ABZg2 ÜWc23 ABZg3
ÜWc2
ÜWo+lr
ÜWo+l
STR STR
STR STR+BSl STR+BSr STR+BSl
STR STR+BSl STR+BSr STR+BSl
ÜWol
STR STR
ÜWc1
ABZ23
ABZg+1 ÜWc14 ABZg+4
STRg STRf

曽根駅

北口
ホーム
改札

ホーム[編集]

12両編成対応の単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ橋上駅である。

下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばであり、2番のりばは上下線共用の待避線(中線)である。さらに上り線の北側にはホームのない待避線1線(4番線)があり、主に貨物列車回送列車が使用している。また、ホーム東側の2番線と3番線の間には2番線姫路側から進入する、保線車両用の短い留置線が1線ある。

宝殿駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 JR神戸線 下り 姫路相生方面
2 (予備ホーム)
3 JR神戸線 上り 三ノ宮大阪方面

上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

駅ホームの案内板やJR西日本おでかけネットの駅案内ページでは「2番のりば : JR神戸線(上り)三ノ宮・大阪方面」と案内されているが、2010年3月13日改正では2番のりばに停車する定期旅客列車はなく、定期的に貨物列車が入線するほか[1]、ダイヤ乱れなどの緊急時の運転打ち切りによる折返し列車[2]、団体列車などの臨時列車、回送列車などが待避で使用している[3]

2003年5月12日から5月25日までの間、加古川駅止まりの下り列車(「各駅停車」も含む)は加古川駅で折り返しができないため(当時はまだ下り線のみが高架化され、上り線は地上に残っていた)、当駅の2番のりばまで回送して折り返していた。通常は新快速より先に加古川駅を発車していたが、その期間中、加古川駅を新快速の後続で発車し、東加古川駅での新快速待避は行っていなかった。

2006年3月26日から2008年12月21日までの間、姫路駅の高架工事で山陽本線のみが高架化された関係で、当時の姫路駅構内では播但線ホームから網干総合車両所へ向かう山陽本線(岡山方面)に直接乗り入れできなかった(網干総合車両所から播但線ホームへの場合も同様)ため、播但線103系電車を当駅の2番のりばまで回送して折り返していた。

駅舎・設備[編集]

開業当初は改札が南口のみの地上駅だったが、橋上駅舎に改築された際北口が開設された。改札口の北側にキヨスクが隣接している。キヨスクへは改札の外側にのみつながっている。

長い間、駅のバリアフリー化工事は高砂市加古川市の懸案となっていた[4]。まず、ホーム東側への階段を閉鎖、撤去した後に新たに貫通式エレベーターと階段を設置しなおした。同時に1番のりばへのエレベーター横に車椅子対応のトイレも設置された。2008年11月8日からエレベーターの供用を開始[5]。また、南北の駅前広場と自由通路(改札口)間にエレベーターを設置し、さらに従来のトイレに加えて多機能トイレとスロープが増設され、2009年4月1日から使用開始となった[5]。エスカレーターは設置されていない。

2006年10月に「JR京都・神戸線運行管理システム」対応型装置に変更されるまで、当駅の改札口に設置された発車標フラップ式が使用されていた。

アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用できる。直営駅(加古川駅の被管理駅)である。

ダイヤ[編集]

昼間時間帯となる11 - 15時台は1時間あたり2本(約30分間隔)となっている。それ以外の時間帯は3 - 7本が停車する。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

駅前には以下のバスが発着している。

宝殿駅北口[編集]

加古川市民病院・ウェルネスパーク(早朝は通過)経由 加古川駅行き
細工所北口経由 北条町駅(アスティアかさい)・北条営業所行き
細工所北口行き
加古川運動公園経由 西牧行き
高砂行き

宝殿駅(南口側)[編集]

1系統…アスパ高砂・荒井駅・高砂市民病院 経由 高砂行き/ふれあいの郷生石行き
  • かこタクシー
加古川市民病院行き
西原公民館行き
  • 神姫バス
鹿島神社行き/加古川駅行き

利用状況[編集]

「高砂市統計書」(高砂市企画総務部総務課・編)、「加古川市統計書」(加古川市総務部総務課・編)、「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。

年度 年間
乗車人数
左記の内
定期利用者
一日平均
乗車人員
1998年 4,143千 3,103千 11,352
1999年 4,031千 3,007千 11,015
2000年 3,985千 2,976千 10,919
2001年 3,909千 2,907千 10,710
2002年 3,914千 2,912千 10,721
2003年 3,842千 2,853千 10,497
2004年 3,819千 2,865千 10,463
2005年 3,807千 2,853千 10,431
2006年 3,806千 2,831千 10,427
2007年 3,801千 2,820千 10,385
2008年 3,786千 2,795千 10,372
2009年 3,703千 2,758千 10,144
2010年 3,695千 10,122

歴史[編集]

  • 1900年明治33年)5月14日 - 山陽鉄道の駅として神戸駅から42.3km地点に開業[6]。旅客及び貨物の取扱を開始。
  • 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道(国鉄)の駅となる。
  • 1907年(明治40年)11月1日 - 現在地(開業当初の位置から西へ0.1km/神戸駅より42.4km)へ移転[6]
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
  • 1923年大正12年) - 日本毛織専用線が開業[7]
  • 1960年昭和35年)ごろ - 日本毛織専用線が廃止[7]
  • 1966年(昭和41年) - 住友セメント専用線が開業[8]
  • 1981年(昭和56年) - 橋上駅舎に改築、同時に北口開設。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
  • 1997年平成9年)3月22日 - 住友セメント専用線廃止に伴い貨物列車の設定が廃止。
  • 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCAの利用が可能となる。
  • 2008年(平成20年)11月8日 - ホームと改札口間のエレベーターなどが完成、使用開始[5]
  • 2009年(平成21年)
    • 4月1日 - 南北の駅前広場と自由通路をつなぐエレベーターと駅前広場のスロープなどが完成、使用開始[5]
    • 10月15日 - 駅りんくん(レンタサイクル)が駅構内で営業を開始[9]

かつて存在した貨物用設備[編集]

駅の東側にはニッケ印南工場・加古川工場(加古川工場へは専用の鉄橋で渡っていた)までの専用線[7]が、西側には、セメント輸送のために住友セメント宝殿梱包所(現在のマックスバリュ宝殿店)までの専用線があったが、前者は1960年前後に、後者は1997年に廃止となった。また、駅構内南側に有蓋車用車扱貨物ホームが設けられていたが、現在は駐車場に転用されている。


住友セメント
専用線配線図

↑宝殿駅

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曽根駅

  • 日本毛織専用線[10][11]
    • 開業 - 廃止時期 1923年ごろ(1921年1月13日免許)[12] - 1960年ごろ
    • 契約相手方 日本毛織株式会社
    • 作業キロ 3.2km(2マイル)(1923年)/1.8km(1930年)
    • 種別 鉄道線(1923年)/側線(1930年)
    • 作業方法 社機関車(ガソリン機関車)[12]
  • 住友セメント専用線[13]
    • 開業 - 廃止時期 1966年[8] - 1997年
    • 専用者 住友セメント株式会社
    • 作業キロ 0.3km(貨物注入)、0.4km(貨物引出)
    • 総延長キロ 0.8km
    • 作業方法 国鉄(JR)機(1970年頃ディーゼル機関車(1966年日立製作所製 形式HC-10B)所有[14]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
JR神戸線(山陽本線)
新快速
通過
普通(西明石駅以東は快速
加古川駅 - 宝殿駅 - 曽根駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『JR貨物時刻表 2011』貨物鉄道協会、付録のダイヤグラムより
  2. ^ 人身事故などで電車の遅延がひどい場合、姫路方面行き下り列車の普通(西明石駅まで快速)・新快速が当駅に臨時停車、当駅始発として折り返す場合がある。
  3. ^ 2番のりばで平日夕方時間帯、姫路方面の普通列車(大阪駅 → 西明石駅間は外側・列車線走行)が新快速・特急の待避を1988年3月12日まで行っていた。
  4. ^ 宝殿駅バリアフリー化立ち往生 加古川市と高砂市が意見相違 - 神戸新聞 2006年03月12日
  5. ^ a b c d 宝殿駅バリアフリー化 1日運用スタート[リンク切れ] - 神戸新聞 2009年4月1日
  6. ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2 ―全線・全駅・全廃線』 新潮社、2009年ISBN 9784107900272
  7. ^ a b c 加古川市のニッケ専用線1
  8. ^ a b 「セメント年鑑 1995」セメント新聞社、1995年、p.269
  9. ^ “都市型レンタサイクル“駅リンくん”宝殿駅に登場!” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2009年10月1日), オリジナルの2010-03-07時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20100307080817/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174395_799.html 2014年1月9日閲覧。 
  10. ^ 『トワイライトゾーン マニュアル10』 名取紀之・滝澤隆久、ネコ・パブリッシング、2001年、P.371。
  11. ^ 『トワイライトゾーン マニュアル11』 名取紀之・滝澤隆久、ネコ・パブリッシング、2002年、P.277。ISBN 9784873669021
  12. ^ a b 『鉄道省鉄道統計資料. 大正11年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  13. ^ 『トワイライトゾーン マニュアル12』 名取紀之・滝澤隆久、ネコ・パブリッシング、2003年、P.226。ISBN 9784777000487
  14. ^ 『世界の鉄道』1970年版、朝日新聞社、1969年、188-189頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]