神戸市立兵庫図書館

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神戸市立兵庫図書館
Kobe Hyogo Municipal Library
JR兵庫駅前(写真右、キャナルタウンイースト2階が兵庫図書館)
施設情報
専門分野 総合
戦災関連資料(戦災記念資料室)
命・健康(おきしお文庫)[1]
事業主体 神戸市
管理運営 大新東グループ
建物設計 竹中工務店
延床面積 1,199 m2
開館 1996年平成8年)5月14日
所在地 652-0897
兵庫県神戸市兵庫区駅南通5-1-1 キャナルタウンイースト2階
位置 北緯34度40分5.25秒 東経135度9分56.49秒 / 北緯34.6681250度 東経135.1656917度 / 34.6681250; 135.1656917座標: 北緯34度40分5.25秒 東経135度9分56.49秒 / 北緯34.6681250度 東経135.1656917度 / 34.6681250; 135.1656917
ISIL JP-1002310
統計・組織情報
蔵書数 104,880冊(2016年時点)
貸出数 354,318冊(2016年度)
来館者数 243,320人(2016年度)
年運営費 4814万6000円(2016年度)
職員数 15人
公式サイト 神戸市:兵庫図書館
備考 数値は『神戸市立図書館 事業概要 平成28年版』による
地図
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神戸市立兵庫図書館(こうべしりつひょうごとしょかん、Kobe Hyogo Municipal Library)は、神戸市神戸市立図書館の地域拠点館として兵庫区に設置している公立図書館である。

2016年平成28年)度の集計では蔵書数が104,880冊で中央図書館東灘図書館に次ぎ市内11館中で第3位[2]、来館者数は243,320人で第7位、貸し出し冊数は354,318冊で第9位となっている[3]

概要[編集]

1984年昭和59年)に廃止された当時の国鉄兵庫貨物駅の兵庫臨港線貨物ヤード跡地を再開発したキャナルタウンに入居する。1970年代から神戸市立図書館が進めて来た各行政区ごとに1館を設置する方針により整備された地域拠点館としては最後の開館となったが[注 1]、これは中央図書館が兵庫区と旧生田区(現在の中央区西部)の境界付近に立地していると言う事情が大きいと言われる。

1996年(平成8年)の開館後、中央図書館から移譲された戦災関連資料を整理して「戦災記念資料室」を設置したのを始め[4]、健康・福祉コーナーを設置するなど他区の拠点館に見られない特徴を有している。

2016年(平成28年)、開館20周年を記念して兵庫図書館オリジナルのマスコットキャラクター「図書子ちゃん」がデビューした[5]

特色ある活動[編集]

本館独自の活動やコレクションとして以下のものが挙げられる。

戦災記念資料室[編集]

1945年(昭和20年)6月の神戸大空襲による市街地の被害状況に関する記録の収集・保存を行っている「神戸空襲を記録する会」から市立図書館に寄託された資料が1996年(平成8年)の開館後に中央図書館から本館に移され、戦災記念資料室として公開されている[4][6]

代表的な展示物として、兵庫県庁舎前の電線地下埋設工事に伴い伐採されることになったため2002年(平成14年)に譲り受けた「戦災プラタナス」がある[7]

健康・福祉コーナー[編集]

2012年(平成24年)に市内各区の地域拠点館で開設された「おきしお文庫」では各館ごとに収集テーマが設定されているが、兵庫図書館では文庫が設置される以前の2002年(平成14年)から館内に健康・福祉コーナーを設置して関連資料の収集を重点的に行っており、文庫のテーマも健康総合)とされている[1]

アクセス[編集]

  • 所在地:652-0897 兵庫県神戸市兵庫区駅南通5-1-1 キャナルタウンイースト2階
山陽本線JR西日本)・兵庫駅下車徒歩2分[8]阪神神戸高速線大開駅から南東へ徒歩8分[8]

周辺[編集]

  • キャナルタウン兵庫
    • 神戸市健康づくりセンター
    • 神戸キャナルタウン郵便局
  • 兵庫勤労市民センター
  • 神戸市立明親小学校

参考文献[編集]

注釈、出典[編集]

脚注[編集]

  1. ^ その後、2019年(平成31年)4月には北神図書館が市内で10番目、北区で2番目の地域拠点館として北図書館の分館から昇格する形で開館している。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]