神戸市立灘図書館

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神戸市立灘図書館
Kobe Nada Municipal Library
フォレスタ六甲の図書館入り口
施設情報
愛称 成瀬記念館[1]
前身 神戸市立王子図書館(1967年 - 1989年
専門分野 総合
防災・安全(おきしお文庫)[2]
事業主体 神戸市
管理運営 神戸新聞社図書館流通センター(TRC)JV連合体
延床面積 1,079 m2
開館 1989年平成元年)4月28日
所在地 658-0052
兵庫県神戸市灘区永手町4-2-1 フォレスタ六甲2階
位置 北緯34度42分54.78秒 東経135度14分17.34秒 / 北緯34.7152167度 東経135.2381500度 / 34.7152167; 135.2381500座標: 北緯34度42分54.78秒 東経135度14分17.34秒 / 北緯34.7152167度 東経135.2381500度 / 34.7152167; 135.2381500
ISIL JP-1002301
統計・組織情報
蔵書数 98,913冊(2016年時点)
貸出数 712,315冊(2016年度)
来館者数 421,935人(2016年度)
年運営費 5729万4000円(2016年度)
職員数 18人
公式サイト 神戸市:灘図書館
備考 数値は『神戸市立図書館 事業概要 平成28年版』による
地図
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神戸市立灘図書館(こうべしりつなだとしょかん、Kobe Nada Municipal Library)は、神戸市灘区に設置している神戸市立図書館の地域拠点館である。

2016年(平成28年)度実績では、蔵書数が98,913冊で市内11館中第7位、来館者数は421,935人で第6位、貸し出し冊数は712,315冊で第5位となっている[3]

貸し出し条件等は神戸市立図書館#貸し出しを参照のこと。

概要[編集]

前史として1945年昭和20年)12月25日に開館した神戸市立図書館灘出張所が認められるが、この出張所は1955年(昭和30年)10月1日に廃止された。その後、かつて関西学院のブランチ・メモリアル・チャペルとして使用され神戸市が買い上げた王子公園の西洋館を転用し[4][5]、灘出張所の廃止から12年ぶりとなる1967年昭和42年)10月17日神戸市立図書館王子分館が開館した[6]1972年(昭和47年)、市立図書館の組織改編により分館から「灘区の拠点図書館」と位置付けられ、神戸市立王子図書館に改称する[6]

1989年まで王子図書館として使用されたブランチ・メモリアル・チャペル

1989年(平成元年)4月28日JR六甲道駅前に開業した「フォレスタ六甲」2階へ移転し神戸市立灘図書館へ改称[7]。ブランチ・メモリアル・チャペルは図書館の移転後に王子市民ギャラリーとして使用されたが[4]2006年(平成18年)には神戸文学館となっている[5]

フォレスタ六甲の灘図書館敷地は元神戸市会議長の成瀬佐太郎と夫人から市に寄贈されたもので、その経緯から「成瀬記念館」の副名称を冠する[1]。同じ灘区内にある王子動物園や神戸文学館との連携を図っているのを始め、市内の地域拠点館では初めて児童・生徒向けに「読書シート」を導入した[1]

2012年(平成24年)に市内各区の地域拠点館で開設された「おきしお文庫」では各館ごとに収集テーマが設定されているが、灘図書館のテーマは防災安全生活)とされている[2]

アクセス[編集]

  • 657-0027 兵庫県神戸市灘区永手町4-2-1 フォレスタ六甲2階
JR神戸線・六甲道駅下車すぐ[8]
阪急神戸本線六甲駅下車、南へ徒歩8分[8]
阪神本線新在家駅下車、北へ徒歩7分。

周辺[編集]

参考文献[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 事業概要(2016), p32
  2. ^ a b 図書館に、「おきしお文庫」ができました!
  3. ^ 事業概要(2016), p11
  4. ^ a b 神戸市立王子図書館(現在の神戸市立灘図書館)の関連資料(館内の写真やと図書館だよりなど)をみたい。国立国会図書館・レファレンス総合データベース)
  5. ^ a b ブランチ・メモリアル・チャペル(関西学院事典)
  6. ^ a b 事業概要(2016), p25
  7. ^ 事業概要(2016), p26
  8. ^ a b 関西図書館あんない(2007), p235

関連項目[編集]

外部リンク[編集]