アイリッシュ・コーヒー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイリッシュ・コーヒー(Irish Coffee) とは、ウィスキーをベースとするホットカクテルで、コーヒー、砂糖、生クリームの入った甘めのカクテル。体が温まるため、主に寒い時期に好まれる。
目次 |
[編集] 由来
アイルランドで旅客機の乗客のために1942年に創案されたカクテル。考案者はジョー・シェリダン。
第二次世界大戦前の1930年代に飛行艇を使った大西洋横断航空路ができたが、当時のプロペラ飛行艇は気密構造ではなく、暖房があまりよく効かなかった。そのうえ飛べる距離も短く、経路の途中で燃料補給にアイルランド南西部の港町・フォインズに寄り道しなければならなかった。
そこで燃料補給の待ち時間を利用して、飛行中に寒い思いをした乗客に体を温めて貰おう、という心遣いから、アイルランド名物のアイリッシュ・ウィスキーを利用したこの「燃料」が考案されたという。
[編集] 一般的な材料
- アイリッシュ・ウイスキー - 30ml
- ホット・コーヒー - 適量
- 角砂糖 - 2、3個
- 生クリーム - 少量
[編集] 作り方
- グラスにホット・コーヒーを注ぎ、ブラウンシュガーを入れる。
- アイリッシュ・ウィスキーを注ぎ、ステアする。
- 生クリームをフロートさせ完成。
マドラーを添える場合が多い。
※ウィスキーを注ぐと温度が下がるので注意する。エスプレッソマシンがあれば、事前にウィスキーをスチームで温めることが出来る。なければステア後に電子レンジで温め、その後に生クリームをフロートさせても良い。
[編集] バリエーション
- アイリッシュ・ミストを加えると、「アイリッシュ・ミスト・コーヒー」になる。
- また、ベースが違うと名称が変わる
- ベースがスコッチ・ウイスキーなら、「ゲーリック・コーヒー」
- ベースがコニャックなら、「ロイヤル・コーヒー」
- ベースがアクアビットなら、「スカンジナヴィアン・コーヒー」
- ベースがカルヴァドスなら、「ノルマンディ・コーヒー」
など
[編集] 備考
バリエーションを見れば判るように、別なカクテルになってしまうため、アイリッシュ・コーヒーを作る場合、ベースのウィスキーは、必ずアイリッシュ・ウイスキーを使わなければならない。

