アレクサンダー (カクテル)
| アレクサンダー | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 種別 | ショートドリンク[1] |
| ベース | ブランデー |
| 副材料 | クレーム・ド・カカオ、生クリーム |
| 度数 | 21度[2] - 23度[3] |
| 色 | 淡茶褐色 |
| 詳細情報 | |
| 作成技法 | シェイク |
| グラス | カクテル・グラス |
アレクサンダー (Alexander) とは、ジンあるいはブランデーベースのカクテルである。生クリームとクレーム・ド・カカオの甘さのため、アルコール度数の高さの割に飲みやすいカクテルとなっているとされる。
このカクテルの最初のレシピはジンベースであったが後にブランデーベースのものが作られ、現在ではブランデーベースのほうがポピュラーになった。日本では「アレクサンダー」というとブランデーベースのものを指すが欧米では主にジンベースのものを指し、ブランデーベースのものはブランデー・アレクサンダー (Brandy Alexander)と呼ぶ。
チョコレートケーキを連想させる味わいで、そのため特に女性に好まれるが、その味ゆえにアルコール度数の高さを感じさせにくい特異なカクテルでもある。ブレイク・エドワーズ監督の映画『酒とバラの日々』(1963)では、夫から勧められたこのカクテルの口当たりの良さに惑わされ、アルコール依存症に陥って行く人妻の姿が描かれている。
目次 |
由来 [編集]
1863年の、イギリス皇太子エドワード(後のエドワード7世)とデンマークのアレクサンドラ王女の結婚式、あるいは1901年のエドワード7世の戴冠式の際に献上されたカクテルと言われており、最初は王女の名にちなみ、「アレクサンドラ」と呼ばれていたがいつの間にか「アレクサンダー」という男名前に変化したとされている。その他にもマケドニアのアレクサンダー大王、文豪の大デュマあるいは小デュマに基づくなど諸説があるがいずれも真偽ははっきりしていない。
ちなみにフランスではアレクサンドラ (Alexandra) の名称のほうが一般的。
標準的なレシピ [編集]
- ジンベース
- ジン - 1/2
- 生クリーム - 1/4
- クレーム・ド・カカオ - 1/4
- ナツメグ - 少量
- 上記のレシピを1/3ずつにしたものはプリンセス・メアリーとも呼ばれる。
- ブランデーベース
- ブランデー - 1/3
- 生クリーム - 1/3
- クレーム・ド・カカオ - 1/3
- ナツメグ - 少量
レシピによってはナツメグは省略されることもある。ナツメグはこのカクテルが供され始めた頃の日本ではまだ乳製品が一般的でなく生クリームの匂いを嫌う者が多かったため付け加えられたものである。
作り方 [編集]
バリエーション [編集]
- ジンベース
- クレーム・ド・カカオをクレーム・ド・ミントにすると「アレクサンダーズ・シスター」
- ブランデーベース
- クレーム・ド・カカオをメロン・リキュールのミドリにすると「ミドリ・アレクサンダー」
- ウォッカベース
- ベースをウォッカにすると「バーバラ」
- テキーラベース
- ベースをテキーラに変え、グレナディン・シロップを1tsp加えたものをまとめてシェークすると「シルク・ストッキングス」
関連項目 [編集]
参考文献 [編集]
- 『サヴォイ・カクテルブック』 (ISBN 978-4893621962)
脚注 [編集]
- ^ 桑名 伸佐 監修『カクテル・パーフェクトブック』p.274 日本文芸社 2006年2月25日発行 ISBN 978-4-537-20423-0
- ^ 稲 保幸 著『色でひけるカクテル』p.117 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
- ^ YYT project 編『おうちでカクテル』p.58 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1