赤堀雅秋

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あかほり まさあき
赤堀 雅秋
生年月日 (1971-08-03) 1971年8月3日(52歳)
出生地 千葉県
国籍 日本の旗 日本
身長 173 cm
職業 劇作家・脚本家・演出家・映画監督・俳優
ジャンル 舞台
活動期間 1994年 -
活動内容

1994年:パフォーマンス集団「STAGE14°」に入団
1996年:劇団「SHAMPOO HAT」旗揚げ

1999年:劇団名を「THE SHAMPOO HAT」に改名
事務所 コムレイド
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
その夜の侍
『葛城事件』
 
受賞
新藤兼人賞 金賞
2012年その夜の侍
ヨコハマ映画祭
森田芳光メモリアル新人監督賞
2012年『その夜の侍』
岸田國士戯曲賞
第57回『一丁目ぞめき』
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赤堀 雅秋(あかほり まさあき、1971年8月3日 - )は、日本劇作家脚本家演出家映画監督俳優である。千葉県出身。コムレイド所属。劇団「THE SHAMPOO HAT」の旗揚げメンバーであり、同劇団の全公演の作・演出を務める。 明治学院高校卒。明治学院大学中退。

略歴[編集]

1994年にパフォーマンス集団「STAGE14°」に入団する。

「STAGE14°」のメンバーだった野中隆光らと1996年に劇団「SHAMPOO HAT」(1999年に「THE SHAMPOO HAT」に改名)を旗揚げし、以降、全公演の作・演出を務める。

2006年下北沢ザ・スズナリで発表した『津田沼』が第51回岸田國士戯曲賞にノミネートされる。

2007年にザ・スズナリで発表した『その夜の侍』が第52回岸田國士戯曲賞にノミネートされる。本作は2012年に赤堀自らの脚本と監督によって映画化され、現役プロデューサーが審査員をつとめる新人監督賞「新藤兼人賞」金賞を受賞した[1]他、第34回ヨコハマ映画祭において森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞した[2]。 第56回ロンドン映画祭[ファースト・フィーチャー・コンペティション部門]出品、第36回モントリオール世界映画祭[ファースト フィルムズ ワールドコンペティション部門] 出品。

2010年にザ・スズナリで発表した『砂町の王』が第55回岸田國士戯曲賞にノミネートされる。

2013年に『一丁目ぞめき』で第57回岸田國士戯曲賞受賞。4度目のノミネートにしての受賞だった。

離婚歴あり[3]

主な作品[編集]

作・演出作品[編集]

THE SHAMPOO HAT公演[編集]

  • 1996年 - SHAMPOO HAT第1回本公演『くつ。』新宿スペース107
  • 1998年 - SHAMPOO HAT第2回本公演『グレープフルーツムーン』ヴィプランシアター
  • 1998年 - SHAMPOO HAT第3回本公演『KIRIFUDA』シアターモリエール
  • 1999年 - SHAMPOO HAT第4回本公演『みかん』シアターサンモール
  • 1999年 - SHAMPOO HAT第5回本公演『さくら』ヴィプランシアター
  • 1999年 - THE SHAMPOO HAT第6回本公演『黄色い空』シアターVアカサカ
  • 2000年 - THE SHAMPOO HAT第7回本公演『月が笑う』新宿スペース107
  • 2000年 - THE SHAMPOO HAT第8回本公演『ワンダフル・ワールド』シアターモリエール
  • 2000年 - THE SHAMPOO HAT第9回本公演『カフェ・モンテカルロ』駅前劇場
  • 2001年 - THE SHAMPOO HAT第10回本公演『アメリカ』ザ・スズナリ ※ 2002年に『演技者。』でテレビドラマ化。
  • 2001年 - THE SHAMPOO HAT第11回本公演『蠅男』ザ・スズナリ
  • 2002年 - THE SHAMPOO HAT第12回本公演『女の足の裏』ザ・スズナリ
  • 2002年 - THE SHAMPOO HAT第13回本公演『雨が来る』ザ・スズナリ※ 2004年に『劇団演技者。』でテレビドラマ化。
  • 2003年 - THE SHAMPOO HAT第14回本公演『青空』ザ・スズナリ
  • 2003年 - THE SHAMPOO HAT第15回本公演『緑色のスカート』駅前劇場
  • 2003年 - THE SHAMPOO HAT 再演『アメリカ』大阪芸術創造館
  • 2003年 - THE SHAMPOO HAT 再演『蠅男』東京芸術劇場 
  • 2004年 - THE SHAMPOO HAT presents エスラボvol.1『みかん』(再演)ザ・スズナリ
  • 2004年 - THE SHAMPOO HAT第16回本公演『肉屋の息子』ザ・スズナリ
  • 2004年 - THE SHAMPOO HAT第17回本公演『ゴスペルトレイン』シアターTOPS
  • 2005年 - THE SHAMPOO HAT第18回本公演『事件』ザ・スズナリ、大阪芸術創造館 
  • 2006年 - THE SHAMPOO HAT第19回本公演『恋の片道切符』ザ・スズナリ
  • 2006年 - THE SHAMPOO HAT第20回本公演『津田沼』ザ・スズナリ
  • 2007年 - THE SHAMPOO HAT第21回本公演『その夜の侍』ザ・スズナリ
  • 2008年 - THE SHAMPOO HAT第22回本公演『立川ドライブ』シアタートラム
  • 2008年 - THE SHAMPOO HAT第23回本公演『葡萄』ザ・スズナリ
  • 2009年 - THE SHAMPOO HAT第24回本公演『沼袋十人斬り』ザ・スズナリ
  • 2010年 - THE SHAMPOO HAT第25回本公演『砂町の王』ザ・スズナリ
  • 2011年 - THE SHAMPOO HAT第26回本公演『沼袋十人斬り・改訂版』シアタートラム
  • 2012年 - THE SHAMPOO HAT第27回本公演『一丁目ぞめき』ザ・スズナリ
  • 2013年 - THE SHAMPOO HAT第28回本公演『葛城事件』ザ・スズナリ
  • 2014年 - THE SHAMPOO HAT第29回本公演『風の吹く夢』ザ・スズナリ

劇団外公演[編集]

  • 2004年 - 東京ハートブレイカーズ『黄色い僕』作・赤堀雅秋、演出・西田シャトナー
  • 2004年 - ENBUゼミナールクラス公演『アメリカ』作・演出 赤堀雅秋
  • 2005年 - 東京ハートブレイカーズ『金物屋の生涯』作・赤堀雅秋、演出・西田シャトナー
  • 2005年 - ENBUゼミナールクラス公演『東京』作・演出 赤堀雅秋
  • 2006年 - G-up presents『散歩する侵略者』 作・前川知大、演出・赤堀雅秋
  • 2006年 - 劇団青年座『蛇』 作・赤堀雅秋、演出・磯村純
  • 2006年 - 世田谷パブリックシアター主催 ドラマ・リーディング28『ガレキ』 作・デニス・ケリー 演出・赤堀雅秋
  • 2007年 - PARCOプロデュース「LOVE 30」『アルゼンチンにて』PARCO劇場(作・赤堀雅秋 演出・宮田慶子)
  • 2008年 - 赤坂RED/REVOLUTION『東京』赤坂RED/THEATER(作・演出)
  • 2008年 - 劇団青年座『ねずみ男』本多劇場(作・赤堀雅秋 演出・黒岩亮)
  • 2008年 - 3軒茶屋婦人会『ウドンゲ』ベニサンピット(作・赤堀雅秋 演出・G2&3軒茶屋婦人会)
  • 2010年 - 自転車キンクリーツSTORE『富士見町アパートメント』座・高円寺(作:赤堀雅秋、演出:鈴木裕美)
  • 2010年 - 演劇引力廣島 第7回プロデュース公演 創作劇「彼の頭上、雲たなびく」広島アステールプラザ(作:末田晴、演出:赤堀雅秋)
  • 2010年 - 劇団姦し「夕立」ザ・スズナリ(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2010年 - D-BOYS STAGE「アメリカ」紀伊国屋ホール、本多劇場 他(作・演出)
  • 2011年 - アトリエダンカン『ピグマリオン』あうるすぽっと(脚色・演出)
  • 2012年 - 『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』(作:赤堀雅秋 演出:河原雅彦)
  • 2013年 - 演劇引力廣島 第10回プロデュース公演『ボーダー』広島アステールプラザ(作・演出)
  • 2013年 - 劇団姦し『歓喜の歌』ザ・スズナリ(作・演出)
  • 2013年 - 『ヴォイツェク』赤坂ACTシアター(作:赤堀雅秋 演出:白井晃)
  • 2014年 - Bunkamura25周年記念『殺風景』シアターコクーン(作・演出)
  • 2015年 - 『大逆走』シアターコクーン(作・演出)
  • 2022年 - 『蜘蛛巣城』KAAT神奈川芸術劇場(脚本・齋藤雅文 演出・赤堀雅秋)
  • 2022年 - コクーン・プロダクション2022『パラダイス』Bunkamuraシアターコクーン他(作・演出)

映像[編集]

監督作品[編集]

出演作品[編集]

舞台[編集]

THE SHAMPOO HAT公演全てに出演

  • 2001年 - グリング『イノセント』東京芸術劇場小ホール(作・演出 青木豪)
  • 2003年 - シアター風姿花伝こけら落とし公演『蝶のような私の郷愁』(作 松田正隆、演出 宮田慶子)
  • 2004年 - 劇団たいしゅう小説家『世紀末三人姉妹』(作・演出 堀江慶)@東京芸術劇場小ホール
  • 2005年 - ペンギンプルペイルパイルズ『機械』OFFOFFシアター(作・演出 倉持裕)
  • 2005年 - KERA・MAP#3『砂の上の植物群』シアターアプル(作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2007年 - フジテレビ主催『殺人者』東京グローブ座(作・演出・出演)
  • 2008年 - KERA・MAP #5『あれから』(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2009年 - シアターコクーン20周年企画『東京月光魔曲』(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2012年 - オリガト・プラスティコVol5『龍を撫でた男』(作:福田恆存、演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2012年 - 『南部高速道路』シアタートラム(原案:フリオ・コルタサル、構成・演出:長塚圭史)
  • 2012年 - 葛河思潮社『浮標』世田谷パブリックシアター(作:三好十郎、演出:長塚圭史)
  • 2013年 - THE SHAMPOO HAT『葛城事件』ザ・スズナリ(作・演出・出演)
  • 2013年 - 『オセロ』世田谷パブリックシアター(作:Wシェイクスピア 構成・演出:白井晃)
  • 2013年 - 『シダの群れ 3〜港の女歌手編〜』シアターコクーン(作・演出:岩松了)
  • 2014年 - 『サニーサイドアップ』本多劇場(作・演出:ノゾエ征爾)
  • 2014年 - シス・カンパニー公演『鼬』(作:真船豊 演出:長塚圭史)
  • 2015年 - KERA meets CHEKHOV Vol.2/4『三人姉妹』(作・アントン・チェーホフ 上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2016年 - 『同じ夢』シアタートラム他(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2017年 - 『世界』Bunkamura シアターコクーン他(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2017年 - 『鳥の名前』下北沢ザ・スズナリ(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2017年 - 『流山ブルーバード』本多劇場、他公演予定(作・演出:赤堀雅秋)M&Oplaysプロデュース[4]
  • 2018年 - ナイロン100℃ 46th SESSION『睾丸』東京芸術劇場 シアターウエスト他(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2019年 - オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』寺田倉庫/新宿FACE(作:近松門左衛門 脚本・演出:赤堀雅秋)
  • 2019年 - シアターコクーン・オンレパートリー2019『美しく青く』Bunkamura シアターコクーン他(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2019年 - コムレイドプロデュース『神の子』本多劇場他(作・演出:赤堀雅秋)
  • 2020年 - シアターコクーン・オンレパートリー2020『パラダイス』Bunkamura シアターコクーン他(作・演出:赤堀雅秋)※コロナ禍のため公演中止
  • 2021年 - 『白昼夢』本多劇場(作・演出:赤堀雅秋)M&Oplaysプロデュース
  • 2022年 - ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • 2022年 - 『ケダモノ』(作・演出:赤堀雅秋)[5]
  • 2022年 - コクーン・プロダクション2022『パラダイス』Bunkamuraシアターコクーン他(作・演出)※再演
  • 2024年 - 『ボイラーマン』本多劇場(作・演出:赤堀雅秋)[6]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

CM[編集]

  • 2004年 - ノーリツ「デカゾウ」
  • 2006年 - セキスイハイム東海「神様お願い!編」
  • 2010年 - 第一生命「新米課長編」
  • 2019年 - みずほ銀行
  • 2021年 - 『glo』

参考文献[編集]

  1. ^ 新藤兼人賞”. 日本映画製作者協会. 2012年11月16日閲覧。
  2. ^ 第34回ヨコハマ映画祭 日本映画個人賞”. ヨコハマ映画祭. 2012年12月8日閲覧。
  3. ^ 木俣冬 (2012年11月16日). “堺雅人を虚無のどん底に突き落とす「その夜の侍」赤堀雅秋監督に聞く1”. エキサイトニュース. https://www.excite.co.jp/news/article/E1352997932864/?p=5 2012年11月16日閲覧。 
  4. ^ ““半径3km圏内の無間地獄”、赤堀雅秋新作に賀来賢人、太賀、柄本時生、若葉竜也”. ステージナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年5月19日). https://natalie.mu/stage/news/233202 2017年5月19日閲覧。 
  5. ^ “田中哲司×大森南朋×赤堀雅秋が再び集結、新作公演「ケダモノ」ヒロインに門脇麦”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年2月5日). https://natalie.mu/stage/news/464484 2022年3月26日閲覧。 
  6. ^ 赤堀雅秋の新作「ボイラーマン」主演は田中哲司、ヒロイン役に安達祐実”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月9日). 2024年1月9日閲覧。
  7. ^ 株式会社東宝ステラ『「シン・ウルトラマン」パンフレット』東宝株式会社映像事業部、2022年5月13日、38頁。 
  8. ^ “『ラストマン』第7話に「TAO」が岡本多緒の名義で出演 赤堀雅秋、小林勝也、脇知弘も”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2023年5月29日). https://realsound.jp/movie/2023/05/post-1337410.html 2023年5月29日閲覧。 

外部リンク[編集]