生きてるものはいないのか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
生きてるものはいないのか
作者 前田司郎
日本
言語 日本語
ジャンル 不条理演劇
刊行 2008年白水社
初演 2007年京都芸術センター
受賞 第52回 岸田國士戯曲賞
Portal.svg ウィキポータル 文学
Portal.svg ウィキポータル 舞台芸術
テンプレートを表示

生きてるものはいないのか』(いきてるものはいないのか)は、前田司郎の戯曲である。2007年京都芸術センターにて前田自身の演出で初演。翌年、第52回岸田國士戯曲賞を受賞。本は白水社から刊行されている。

岸田賞の選評では「『死』ではなく『死に方』に関する見事な不条理演劇」(鴻上尚史)「ベケットの言語からも、別役実の言語からも逃れえた不条理劇」(宮沢章夫)と評された[1]2012年には石井岳龍(石井聰亙から改名)の監督で映画化された。

2014年10月16日から26日まで青山円形劇場「青山円劇カウンシル・アンコール」にて再演、主演は川口春奈[2]。(舞台に参照)

あらすじ[編集]

作品の舞台は大学周辺で、舞台上でははじめ大学の休憩所や大学近くの喫茶店、研究室や大学病院の一室などが混在し、劇の進行につれて境界が曖昧になる。この舞台上を、都市伝説を研究している学生たちや、友人の結婚披露宴の出し物の相談をしている学生たち、自分の婚約者と元恋人との修羅場に直面している男、アイドルグループに所属する現役学生、といった人物たちの会話ややりとりが交互に展開する。はじめはどれも日常的なやりとりの範囲におさまっているが、やがて登場人物の一人が突然苦しみはじめてまもなく死に、それから次々と登場人物たちが、悲劇的というよりは間の悪いこっけいな死に際を見せながら倒れてゆく。劇中では都市伝説となっている殺人ウイルスの存在がほのめかされるものの、彼らの死の原因は最後までわからないままである。

映画[編集]

生きてるものはいないのか
監督 石井岳龍
脚本 前田司郎
原作 前田司郎
出演者 染谷将太
音楽 石井榛
撮影 松本ヨシユキ
編集 石井岳龍
武田峻彦
製作会社 ドラゴンマウンテン
配給 ファントム・フィルム
公開 日本の旗 2012年2月18日
上映時間 113分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

同名戯曲を『鏡心』の石井聰亙改め石井岳龍が群像不条理劇として長編映画化。主演は染谷将太。石井の作品としては『五条霊戦記 GOJOE』以来10年ぶりの長編映画となる。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督 - 石井岳龍
  • 製作 - 石井岳龍、金延宏明、橋本英治、大崎裕伸
  • プロデューサー - 大崎裕伸
  • 原作 - 前田司郎
  • 脚本 - 前田司郎
  • 脚色 - 石井岳龍
  • 撮影 - 松本ヨシユキ
  • 編集 - 石井岳龍、武田峻彦
  • 音楽 - 石井榛
  • VFX - 岩谷和行
  • ギター演奏 - 田渕ひさ子(メインテーマ・ギター演奏)
  • ポストプロダクションスーパーバイザー - 岩谷和行
  • 撮影補 - 御木茂則
  • 美術監修 - 磯見俊裕
  • 録音 - 三澤武徳
  • 助監督 - 藤江儀全
  • 製作 - ドラゴンマウンテン
  • 配給 - ファントム・フィルム

舞台[編集]

2007年[編集]

2014年[編集]

出典[編集]

  1. ^ 第52回岸田國士戯曲賞選評(2008年)(2012年1月28日閲覧)
  2. ^ [1]
  3. ^ こりっち舞台芸術
  4. ^ しのぶの演劇デビュー

参考文献[編集]

  • 前田司郎 『生きてるものはいないのか』 白水社、2008年

外部リンク[編集]