「沖縄自動車道」の版間の差分
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|[[喜舎場バスストップ|喜舎場BS]] |
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|[[沖縄県道81号宜野湾北中城線|県道81号宜野湾北中城線]] |
|[[沖縄県道81号宜野湾北中城線|県道81号宜野湾北中城線]] |
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2008年6月28日 (土) 03:32時点における版
高速自動車国道 | |
---|---|
沖縄自動車道 OKINAWA EXPRESSWAY | |
沖縄自動車道 | |
陸上区間 | 57.3 km |
開通年 | 1987年 |
起点 | 許田IC(沖縄県名護市) |
主な 経由都市 |
沖縄市、宜野湾市 |
終点 | 那覇IC(沖縄県那覇市) |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
沖縄自動車道(おきなわじどうしゃどう、英称:OKINAWA EXPRESSWAY)は、沖縄県名護市を起点とし、那覇市に至る延長57.3kmの高速道路(高速自動車国道(A路線))の営業路線名である。一般に沖縄道(英略称:OKINAWA EXPWY)と略される。国土開発幹線自動車道の予定路線ではなく、高速自動車国道法第4条に基づく高速自動車国道の路線を指定する政令によって指定された路線である。一部文献で沖縄自動車道は高速自動車国道(高速道路)ではなく自動車専用道路との記載があるがそれは誤りである。
また、終点の那覇から起点の許田に向ってインターチェンジ等に番号が振ってある稀有な路線である(インターチェンジなどを参照)。なお、石川IC~那覇IC間が開通する前は番号が振られていなかった(標識のナンバー欄に何も書かれていなかった)。
歴史
- 1975年5月20日:一般国道329号沖縄自動車道として許田IC~石川ICが開通。但し当時は復帰後間もなかったために、交通方法が本土と統一されておらず、右側通行で供用された(現在の上り線が下り線、現在の下り線が上り線だった)。
- 1978年7月30日:交通方法が本土と統一されたこと(いわゆる730)に伴い、左側通行に変更される。
- 1987年10月8日:石川IC~那覇IC開通、一般国道329号沖縄自動車道を高速自動車国道に編入。この開通の頃に金武本線料金所が廃止され、石川・宜野座料金所が設置される。
- 1988年3月29日:屋嘉IC供用開始。
- 2000年6月28日:西原JCT開通により那覇空港自動車道南風原道路と接続。
- 2006年11月25日:喜舎場スマートIC社会実験開始(那覇方面への入口のみ、2007年3月31日まで)
- 2007年10月27日:喜舎場スマートIC本格供用開始(那覇方面への入口のみ)
インターチェンジなど
起点から順に記載する。
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- BS(バス停留所)のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
(導入実験中のスマートICが設置されているSAPAは、斜体 で示す。また、恒久化されたスマートICは、スマートICで示す。)
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から の距離 |
終点から の距離 |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 許田IC | 国道58号 | 0.0 | 57.3 | 名護市 | |||
TB | 許田TB | 本線料金所 | ↓ | ↑ | ||||
9 | 宜野座IC | 国道329号 | 9.2 | 48.1 | ○ | 宜野座村 | ||
8 | 金武IC | 国道329号 | 17.4 | 39.9 | ○ | 金武町 | ||
SA | 伊芸SA | 20.6 | 36.7 | |||||
7 | 屋嘉IC | 県道88号屋嘉恩納線 | 23.2 | 34.1 | 那覇方面出入口 | |||
6 | 石川IC | 県道73号石川仲泊線 | 25.9 | 31.4 | ○ | うるま市 | ||
5 | 沖縄北IC | 国道329号 | 34.4 | 22.9 | ○ | 沖縄市 | ||
BS | 池武当BS | ↓ | ↑ | ○ | ||||
4 | 沖縄南IC | 県道85号沖縄環状線 | 39.5 | 17.8 | ○ | |||
BS | 山里BS | ↓ | ↑ | ○ | ||||
BS
3-1 |
喜舎場BS | 県道81号宜野湾北中城線 | 43.9 | 13.4 | ○ | スマートICは、 那覇方面入口のみ |
北中城村 | |
3 | 北中城IC | 県道29号那覇北中城線 | 45.3 | 12.0 | ||||
PA | 中城PA | 47.1 | 10.2 | ○ | 中城村 | |||
BS | 琉大入口BS | ↓ | ↑ | ○ | 宜野湾市 | |||
2 | 西原IC | 国道330号 | 51.7 | 5.6 | 浦添市 | |||
BS | 幸地BS | ↓ | ↑ | ○ | 西原町 | |||
1-1 | 西原JCT | 那覇空港自動車道 | 54.9 | 2.4 | 許田方面のみ接続 | |||
TB | 那覇TB | 本線料金所 | ↓ | ↑ | 南風原町 | |||
1 | 那覇IC | 県道82号那覇糸満線 | 57.3 | 0.0 | 那覇市 |
管理区間
通過市町村
利用状況(2002年度)
- 区間別日平均交通量
- 許田IC~那覇IC(区間平均):23,910台(前年度比105.6%)
- 最大:沖縄南IC~北中城IC:35,419台(前年度比104.8%)
- 最小:許田IC~宜野座IC:15,144台(前年度比107.5%)
- 軽自動車等の利用が20%を超える唯一の高速自動車国道である。(全国平均:7.3%)
通行料金
1999年7月1日午前0時から通行料金が引き下げられた。政府の沖縄緊急経済対策の一環として、2002年3月までの時限措置で実施される予定であったが、2007年6月現在も値下げが続いている。こうした高速道路料金の軽減は全国で初めての試みである。 那覇IC~許田IC間 (57.3km) の全線を普通車で利用した場合、旧通行料金では1550円であったが、新通行料金では1000円になった(各区間で35%程度の値下げ)。 勿論、ETC割引制度は現在の新料金を基準にしており、深夜割引(-30%)で700円、通勤割引(-50%)で500円で利用することができる。
ところで、首都圏・大阪圏、沖縄県以外の一般的な高速道路の通行料金の計算式は、
- 通行料 = (走行距離km×24.6円/km + ターミナルチャージ150円 + α)×1.05
- 「α」:長大トンネルなどで加算される料金。「×1.05」:消費税5%
- 計算式で得られた料金を、24捨25入(50円単位)したものが実際に請求される
となっている。計算式より、那覇IC~許田IC間の57.3kmは、56.8km~58.7km の同一料金区間に入っており、この距離を一般的な高速道路で利用した場合1650円となる(αを0とする)。すなわち、沖縄道では、旧料金で既に割引がなされており、新料金で更なる割引がなされたことになる。
ちなみに、同距離での通行料金を比較すると以下のようになり、新料金の1000円は、本土の場合の約4割引となっている。
- 沖縄自動車道の那覇IC~許田IC間、57.3km、1000円 (旧料金 : 1550円)
- 東名高速道路の春日井IC~音羽蒲郡IC間、57.4km、1650円
- 東北自動車道の宇都宮IC~館林IC間、57.0km、1650円
首都圏や大阪圏では大都市近郊区間として計算式が一般の高速道路と違うが、57km程度を利用した場合の通行料金は1850円となっている。即ち、沖縄道の新通行料金が格安(46%引き)であると見なせる。
かつての沖縄道
石川IC - 許田ICのみが開通したころは、金武本線、金武IC、許田本線の3ヶ所のみ料金所が存在した。そのため石川IC - 許田IC全線通るときは2ヶ所の本線料金所、金武IC - 許田ICのみは金武IC料金所と許田の本線料金所の2ヶ所で一旦停車し料金を支払わなくてはならなかった。なお宜野座IC - 許田ICのみ通るときは許田の本線料金所1ヶ所だけでよかった。また、当時の標識による制限速度は時速70km/hで、現在の80km/h表示より、10km/h低めに設定されていた。 加えて、開通時点から1978年7月29日までは、本土と交通方法が統一されていなかったため、右側通行で供用されていた。
那覇ICまで延伸する直前に、金武本線料金所は廃止、石川ICと宜野座ICに料金所が設置され、そのときに入口の自動発券機で通行券を受け取り、出口で料金を支払う方式に変わった。
路線バス
- 111番・高速バス(琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バスの4社共同運行) 全区間
- 113番・具志川空港線(琉球バス交通) 那覇IC~沖縄南ICの区間
- 123番・石川空港線(琉球バス交通) 那覇IC~沖縄南ICの区間
- 180番・屋慶名(首里)線(沖縄バス) 那覇IC~沖縄南ICの区間
以上の路線の停留所は、施設一覧および各路線記事を参照のこと。路線詳細は運行バス会社を参照のこと。
リムジンバスは那覇空港と本島各地のリゾートホテルとを結ぶという性格上、自動車道内の途中バス停には停車しない。