Blender

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Blender
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Blender 2.80.png
Blender 2.80
開発元 Blender Foundation
初版 1998年1月1日(21年前) (1998-01-01[1]
最新版 2.81 / 2019年11月21日(3日前) (2019-11-21[2]
リポジトリ git.blender.org/gitweb/gitweb.cgi/blender.git
プログラミング言語 CC++Python
対応OS WindowsmacOSLinuxFreeBSD
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 統合型3DCGソフトウェア2Dアニメーション制作ソフトウェア、スカルプトモデリングソフトウェア、VFXソフトウェア動画編集ソフトウェア
ライセンス GNU General Public License v3 or later[3][4]
公式サイト blender.org
テンプレートを表示

Blender(ブレンダー)とは、オープンソースの統合型3DCGソフトウェアの一つであり、3Dモデル作成、レイアウト、レンダリングアニメーションデジタル合成 (コンポジット)などの機能を備えている。

また、バージョン2.8以降は2D Animationテンプレートを持っており、2Dアニメーション制作ソフトとして使うことも容易となっている。

特徴[編集]

特徴的で効率の良い[要出典]独自のユーザインタフェース (UI) を持つ。

現在も機能拡張・整備が進んでおり、発展途上な部分はあるものの商用のハイエンド3Dツールと肩を並べるほどの機能群を擁する[いつ?]

画面描画のバックエンドOpenGLを採用している[5]

様々な機能と柔軟性から、徐々にプロフェッショナルの現場で使用されはじめている[6]カラーとその子会社であるプロジェクトスタジオQは従来使用してきた3ds MaxからBlenderへの移行を進めており、制作中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』においてもBlenderの「実地検証」を実施している[7]。また、両社はBlender財団への賛同と開発資金の提供を発表した[8][9]

モデリング[編集]

ツール毎に独自の操作ウィジェットを持つポリゴンモデリング機能、非破壊モデリングのためのモディファイア機能、高度なスカルプトモデリング機能などを備えている。スカルプトモデリングの専用テンプレートが搭載されている。

またモデリング用として様々なアドオンが存在する。

レンダリング[編集]

現行の内蔵レンダラーにはWorkbench、Eevee、Cyclesが存在する。Workbenchはビューポート向けの作業用レンダラーであり、Eeveeは高度なリアルタイムレンダラーとなっている。CyclesはGPU対応のパストレーシングレンダラーであり、オフラインレンダリング向けとなっている。レンダリング手法が異なることもあり、CyclesとEeveeの間にはマテリアルの非互換性が多少存在する。

また、過去のレンダラーにはスキャンライン/レイトレーシングハイブリッドレンダラーのBlender Internalが存在した。Blender Internalはバージョン2.8で削除された。

コンポジティング[編集]

ノードベースのコンポジット機能を搭載している。2.81で高度なデノイズが可能となった。

ゲームエンジン[編集]

2.7xまではゲームエンジン機能を内蔵しており、Pythonスクリプトなどを利用することでインタラクティブなコンテンツを制作することが可能であった。2.8ではゲームエンジン機能が一旦削除されたものの、今後インタラクティブモードが再度追加される予定となっている。

バージョン履歴[編集]

2004年、2.33から物理ライブラリのライセンス問題によりオープンソース化してから長く取り外されていたゲームエンジンが再統合された。

バージョン2.5系列では、UIの一新、Maya FluidやFume FXのような本格的な流体システムに加え、ほぼ全機能の近代化改修、ブラッシュアップが行われ、2011年4月に初の安定版がリリースされた。

バージョン2.6系列では、2.61においてレンダラであるCyclesやダイナミックペイント、海洋シミュレーション、カメラトラッキング等、他のハイエンドツールにも匹敵する機能を追加し、また、2.63では新しいメッシュ編集構造であるBMeshの統合もされた。

国際化と地域化[編集]

日本語環境は2.49aまでは貧弱だったが、2.49bにて2ちゃんねるのBlenderスレッドの有志が制作・配布した詳細な日本語翻訳テーブルが公式採用された事で強化された。 その後、バージョン2.5系列で国際化がなくなり日本語環境での使用はできなくなっていたが、GSoC2011にて国際化され、平行して日本の有志により再び日本語対応が行われ、バージョン2.60にて公式に日本語環境が復活した。

歴史[編集]

Blenderの前身であるTracesは、オランダのCGスタジオ、NEOGEO社の共同創設者の一人であるトン・ローセンダール (Ton Roosendaal) によって、AmigaOS向けのレイトレーシングレンダラーとして開発され、後にSGI IRIXへと移植された。その後、Tracesのソースコードは書き直されて、Blenderとなった。

1998年、トン・ローセンダールはインハウス・ツールとして使用されてきたBlenderの開発・外販を行う為にNot a Number Technologies (NaN)社を設立した。Windows版も用意され、ラジオシティ機能などを実装した有料版と無料版の二種を展開した。

2001年、NaN社は、Web3Dに向けて、Blender Webプラグインのベータ版をリリースした[10]が、セキュリティの問題から頓挫した。2002年インターネット・バブルの崩壊と共にNaN社は倒産し、Blenderのソースコードは債権者の手に渡ってしまう。しかし開発途上にあったBlenderを手放すことができなかったトン・ローセンダールはBlender Foundationを設立するため、"ソースコード解放"を合言葉に大々的な募金キャンペーンを行い半年で10万ユーロを世界中から集結させ、ソースコードを再びその手に取り戻した。

そして現在Blenderは、GPLの元にオープンソースウェアとして開発・無償配布されている。ソースコードのコメントがオランダ語で書かれている上に、プログラム自体が定石から外れた組み方をしているため、開発を引き次いだ有志は他OSへの移植などで苦戦したという。

2008年、UI一新などを目的とするBlender 2.5の開発が開始された。バージョン2.4系は2009年のBlender2.49をもって開発終了し、2011年に2.5系の初の安定板となるバージョン2.57がリリースされた。バージョン2.5系は2018年の2.79bをもって開発終了し、2019年7月にリアルタイムレンダラ「Eevee」やフィジカルベースドレンダリング(PBR)などに対応した2.8系の初の安定版となるバージョン2.80がリリースされた。

2019年9月現在、アセットマネージメントなど次世代3DCGソフトに求められる機能の全てを搭載するのはさらに先になる予定が示されている。2018年2月に「Blender 2.8 Code Quest」が開始され、開発資金を集めるためのグッズの販売や、スポンサーの募集などを行っている。

参考画像[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Blender’s 25th birthday!”. blender.org (2019年1月2日). 2019年8月1日閲覧。
  2. ^ 末岡洋子 (2019年7月31日). “「Blender 2.80」リリース、物理ベースレンダラーの追加など多くの新機能を導入”. OSDN Magazine. 2019年8月2日閲覧。
  3. ^ GPLv2+とApache License 2.0の組み合わせ
  4. ^ License - blender.org”. 2019年11月23日閲覧。
  5. ^ Requirements — blender.org
  6. ^ User Stories — blender.org
  7. ^ 西田, 宗千佳 (2019年8月14日). “「やっと3Dツールが紙とペンのような存在になる」エヴァ制作のカラーがBlenderへの移行を進める理由とは?(西田宗千佳)”. Engadget 日本版. 2019年8月15日閲覧。
  8. ^ Blender開発基金への賛同について”. 株式会社カラー (2019年7月30日). 2019年8月15日閲覧。
  9. ^ Blender [@blender_org] (2019年7月24日). "The Japanese Anime studios Khara and its child company Project Studio Q sign up as Corporate Silver and Bronze members of Development Fund. They're working on the Evangelion feature animation movie. www.khara.co.jp studio-q.co.jp #b3d" (ツイート). Retrieved 2019年8月15日 – via Twitter.
  10. ^ Blender - news - Web Plug-in NaN 2001年8月16日

外部リンク[編集]