iMovie

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iMovie '11
開発元 アップル
最新版 9.0 / 2010年10月21日
対応OS Mac OS X 10.6 以降
種別 ビデオ編集ソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト [1]
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iMovie(アイムービー)とは、アップルの「iLife」に含まれるビデオ編集ソフトである。2005年1月、バージョン5となるiMovie HDにて、コンシューマ向けソフトとしては初めてHDVフォーマットに対応した。

画像ファイル、映像ファイル、オーディオファイルを用い作った映像を、様々なファイル形式で出力する事が出来る。FireWireUSB経由で接続されたデジタルビデオカメラから映像を取り込む事も出来る。iMovie 8.0の動作環境はMac OS X v10.5.6以降。

主な特徴・機能[編集]

  • 「クロスディゾルブ」等の場面転換、「ミラー」、「早回し/スロー/逆転」等の様々なエフェクトが用意されている。
  • iDVDとの連動により、簡単な操作でDVDを作る事が出来る。
  • avi」、「mpeg」、「mp4」等の映像ファイル形式で書き出す事も出来る。

バージョン履歴と新機能[編集]

iMovie 1.0 - 1999年10月7日
  • Mac OS 9iMac DVと同時に、アップル製デジタルビデオ編集ソフト「iMovie」発表。
  • ドラッグ&ドロップで動画シーンの入れ替えやカットを容易に行なうことが可能
  • 編集したビデオはQuickTime形式で保存することが出来る
iMovie 2.0 - 2000年7月24日
  • Mac OS Xと同様のAquaインタフェースを採用
  • 編集作業をその場でプレビューできる直感的なインタフェース
  • 特殊効果パネルの追加
  • オーディオ編集機能の強化
  • 字幕タイトルや場面転換、特殊効果コントロール機能の強化
iMovie 3.0 - 2003年1月7日
  • 静止画像にリアルな動きを加える"Ken Burns effect"
  • 強力な音響編集ツールと最新の音響効果ツール
  • DVD用チャプター・マーカーを付ける機能
iMovie 4.0 - 2004年1月6日
  • 直接編集が可能なタイムラインの追加
  • iSightからの取り込み機能
  • .Macでの共有機能
iMovie HD 5.0 - 2005年1月11日
  • iMovie HDに名称変更
  • 新世代HDVカメラで撮影したHigh Definition Videoの取り込み・編集機能
  • 簡単なステップで動画を作成できるMagic iMovie機能
  • ビデオのインポート機能強化
iMovie HD 6.0 - 2006年1月10日
  • 自作ムービーをハリウッド映画のようにするモーションテーマの追加
  • 柔軟なタイトル表示機能
  • 新しいオーディオ補正ツールとサウンドエフェクト
  • ビデオPodcast作成時の、iWebとの連携
iMovie '08 (v7.0) - 2007年8月7日
  • アイコンデザインやユーザインタフェースの大幅な変更
  • iPhotoiTunesの感覚で動画を管理できるライブラリ機能
  • 音の自由な編集ができなくなり、タイトル、特殊効果共に大幅に機能低下。
  • iDVDへは直接書き出しする事ができなくなった。
  • 簡易なプレビュー機能
  • ナレーション等の簡易な録音機能、ただし編集不可。
  • AVCHD規格への対応
  • PowerPC G4と、初期のPowerPC G5が最低システム条件から除外される。この為このCPUを搭載する機種にはiMovie '08はインストールされない。その代わり、これらの機種を使用しつつ、尚且つiLife '06を購入しておらず、本体にバンドルされていた同ソフトウェアのバージョンがiLife '06以前だったユーザーへの救済措置として、iLife '08を購入すれば、旧バージョンであるiMovie HD 6.0.4を無料でダウンロードしてインストールする事ができる様になっている[2]しかし同時期に発売された新型macでは、このバージョンのiMovieは使用不可。
iMovie '09 (v8.0) - 2009年1月29日
  • ビデオクリップや音声の始点・終点が指定できる詳細編集
  • カットアウェイ、スクリーンインピクチャ、グリーンスクリーンエフェクトなどエフェクトや編集機能の強化
  • タイトル、トランジション、エフェクトの追加
  • テーマ設定とトランジションの自動追加機能
  • 地図アニメーション
  • 手ブレ補正
  • ライブラリブラウザ
  • このバージョンからLeopard (Mac OS X 10.5.6) 以降の対応となる。Intelモデルが最低システム条件。
  • 8.0.5からiFrameフォーマット対応[1]
iMovie '11 (v9.0) - 2010年10月21日

Mac OS X 10.7 Lionの新機能一部公開やMacBook Pro、FaceTime for Macの発表を行ったイベント「Back to the Mac」にて、「iMovie '11」が同時に発表された。あらゆる新機能を含んでいるほか、オーディオ編集なども新しくなる。

  • 予告編の作成
    • 映画などにある予告編を自分のムービーにも作成することができる機能。予告編のテンプレートは15種類ある。ジャンルはアドベンチャー、ドラマ、ロマンティックコメディなどがある。
  • オーディオ編集の刷新
    • サウンドエフェクトの編集がさらに簡単なものになる。iMovie for iPad 2でも、同様の機能が搭載される。
  • ワンステップエフェクト
    • 音楽とぴったり合うジャンプカットやフリップエフェクト、ビデオクリップのカラーが白黒、セピアなどに移り変わっていく効果も選ぶことが可能なほか、エフェクトをかけたいビデオクリップから、12種類以上そろったエフェクトの中から好きなものをクリックして選ぶことが可能。
  • 人物検出機能
    • ビデオに映し出されている人物を特定し、それぞれのシーンに何人うつっているのかを判定することが可能になり、広角のショットも自動で判別するので、欲しいビデオクリップを抜き出すのも簡単となる。iPhotoなどに搭載されている機能の動画版。
  • スポーツやニュースのテーマ
    • スポーツやニュースのようなテーマに編集することができる。
  • ビデオをアップデート
    • 編集したビデオをパソコンにアップロードしたり、Facebookで共有したり、YouTubeといった動画投稿サイトにムービーを投稿することが可能。


iOSデバイス向け[編集]

アップルは、iOSデバイス向けiMovieを提供している。当初はiPhone 4のみであったが、HD動画撮影が可能となった第4世代のiPod touchとiPad 2にも対応するようになった。

Mac OS X向けとはインタフェースが異なるが、基本的に機能は同じ。保存されているビデオクリップをタップで新しい映像に付け加えたり、長さを調節したりなど、直感的に、自然にムービーを作ることができるようになっている。また、iMovieにいくつかのテーマが用意されているため、雰囲気を加えることができる。もちろん、音楽を追加することも可能。そのほか、多数の機能が搭載されていて、簡単にビデオを作ることができる。完成したビデオをウェブやEメール、YouTubeなどにアップロードすることができる。また、アップデートを重ねていくにつれ、Mac OS X版のiMovieと同様な機能も搭載されるようになった。

iPad 2と同時に公開されたiMovie for iPhone 1.2には、今まで以上の新機能が追加され、さらにMac版のiMovieに近くなり、より便利なものになる。また、最初に起動される画面のエフェクトが新しくなり、何もムービーが作られていない場合は、"Coming soon" と表示される。また、編集画面も刷新され、より便利になった。

  • iPad 2、iPhone 4、iPod touch(第4世代)で使えるユニバーサルアプリケーションになった。

価格は600円(現在は450円)。 App Storeでアプリを入手することができる。

バージョン

1.0(2010年6月24日

  • iMovie for iPhoneの初代バージョン。
  • iPhone 4対応。

1.1(2010年9月9日

  • 以下の新機能が追加された。
  • 第4世代iPod touchに対応。
  • ビデオクリップを分割できるようになった。
  • ミュージックトラックよりもビデオのほうが長い場合に、音楽が自動的にループ再生にするようになった。
  • ビデオブラウザでクリップして、ビデオをプレビューすることができるようになった。
  • 使い方に関するヒントのページを用意。
  • アップデートされたフォトブラウザで、最新の写真が最上部に表示可能となった。
  • ミュートバッジ機能で、オーディオが無効になっているビデオクリップが一目でわかるようになった。
  • パフォーマンスと信頼性の同上。

1.2(2011年3月3日

  • マルチタッチ詳細機能を追加(iPad 2のみ)。
  • テーマに合わせた8つのサウンドトラックと、50以上のハンドルされたサウンドエフェクトが使えるマルチトラックオーディオ編集機能を追加。
  • タイムラインにオーディオを直接録音できる機能を追加。
  • オーディオ波形表示を追加(iPad 2のみ)。
  • 「ネオン」「シンプル」「CNN iReport」の3つの新しいテーマを追加。
  • YouTube、Facebook、Vimeo、CNN iReportにHDビデオを直接公開できるようになった。
  • AirPlayを使ってApple TVにストリーミングできるようになった(Apple TV 第2世代が必要、iOS 4.3以降)。
  • iTunesを経由して、コンピューターや互換性のあるiOSデバイスにプロジェクトを転送できるようになる。
  • 写真タイトルを追加できる機能を追加。
  • 黒バックからのフェードイン、黒バックへのフェードアウトを加えられるオプションを追加。
  • 「ビデオブラウザ」でのトリミング、使用中のマーカー、ビデオの回転など、多彩な編集ツールを追加。


1.3(2012年3月7日

  • 魅力的なグラフィックスとワールドクラスのサウンドトラックを使った、美しい予告編を作ることが可能。(iPhone4以降およびiPad2以降)
  • 再生ヘッドを上にスワイプすることによって、ビデオ中のフレームをフリーズさせることが可能。
  • オーディオブラウザで音楽とサウンドエフェクトをプレビュー可能。
  • GarageBandで作った曲を、iMovieに直接送信可能。

脚注[編集]

  1. ^ iMovie 8.0.5

関連項目[編集]

外部リンク[編集]