PowerDirector

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CyberLink PowerDirector
開発元 サイバーリンク
最新版 16 / 2017年10月13日
対応OS Microsoft Windows 10 / 8, 8.1 / 7
種別 動画編集ソフトウェアオーサリングツール
ライセンス プロプライエタリ・ソフトウェア
公式サイト PowerDirector 15
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PowerDirector(パワーディレクター) は、サイバーリンク社が販売する動画編集及びオーサリングソフトウェア

概要[編集]

高画質HD画質のビデオ編集を行うことができるWindowsパソコン用ソフトウェア。エフェクト、トランジション、パーティクル、字幕などの効果のほか、ディスク作成、動画ファイル出力、YouTubeやニコニコ動画へのアップロードなど、動画編集ソフトに求められる必要な機能を一通り搭載している。コンシューマー用動画編集ソフトとしては世界で初めて64bit OSにネイティブ対応し、各種ハードウェア支援技術を取り入れるなど、処理の高速化に力を注いでいる。オンラインコミュニティサイトDirectorZoneやFreeSoundなどからビデオ編集素材を無料ダウンロードしてビデオ編集が行えることなどが特徴として挙げられる。サイバーリンク社独自のSVRTレンダリングにより再レンダリングを回避する技術が搭載されており高速で動画の書き出しが可能である。

主な機能[編集]

編集ツール[編集]

  • 動画の内容を分析、補正箇所を検知するコンテンツアウェア編集。
  • 最大100本のトラック。
  • 動画の切り取りや回転。
  • オブジェクトを画面上で動作させるパーティクルエフェクト。
  • 手書きの文字や画像を、描画した通りに表示。
  • 低速度シャッタースピードで連続撮影した画像をコマ送りで再生するタイムラプス動画の作成。
  • クロマキー映像に各種エフェクトを加える編集。

3D編集[編集]

  • 2D動画を3D動画に変換して出力。
  • 3D立体視の状態で編集やプレビューを実行。
  • 3D対応のエフェクト。
  • 3D動画形式として、MVC (M2T)、サイドバイサイド、トップ&アンダー、デュアルストリームAVIに対応。
  • 3D画像形式として、MPO、JPSに対応。
  • ブルーレイ3D、3D AVCHD、3D DVDとして書き出し3D対応テレビで視聴。
  • YouTube 3Dに動画をアップロード。

画質補正[編集]

  • 標準サイズの動画をフルHDサイズにアップスケールした際に発生するブロックノイズを低減し、シャープな画像へと補正。
  • 動画中の手ブレを検知して、手ブレを抑えた映像へと補正。
  • 暗がりなどで撮影された動画や画像の彩度と輝度を最適な画質へと補正。
  • 動画のノイズを自動で検知および削除を行い、自然な画質へと補正。

音声編集[編集]

  • 音楽ファイルのビートを自動検出してエフェクト編集。
  • 音声ボリュームが不安定な動画については、音声ボリュームのみを細かく調節。
  • オーディオ波形編集ソフトを使用して音楽ファイルを細かく編集。
  • VST プラグインに対応。

ソーシャルメディア対応[編集]

  • YouTube、ニコニコ動画、Facebook、Vimeoへ動画をアップロード。
  • DirectorZoneから無料エフェクトをダウンロード。
  • DirectorZoneにてビデオ編集のタイムラインを共有。
  • SmartSoundからBGM音声をダウンロード。
  • NewBlueのプラグインに対応。

PowerDirector の各バージョン[編集]

PowerDirector 5[編集]

  • HD動画の編集に対応。
  • MPEG-2, MPEG-4, WMVの出力をサポート。
  • YouTubeへの最適化アップロード。

PowerDirector 6[編集]

  • 720pおよび1080iのHD MPEG-2動画のキャプチャに対応。
  • 字幕に.SRT/.TXTのファイルをサポート。

PowerDirector 7[編集]

  • AVCHD動画の編集に対応。
  • NVIDIA CUDAテクノロジーへの最適化。
  • DirectorZone、Flickr、Freesoundとのオンライン連携開始。
  • ブルーレイディスクへのオーサリング。

PowerDirector 8[編集]

  • 標準画質の動画をHD画質の動画にアップスケールする機能。
  • コンシューマー向け動画編集ソフトとして世界初、Intel Core i7、ATI Stream、NVIDIA CUDAのハードウェア支援技術に対応。

PowerDirector 9[編集]

  • 最大トラック数が100トラックに増加。
  • 最大192GBのメモリを利用可能。
  • BDXLへの出力。
  • VSTプラグインのサポート。

PowerDirector 10[編集]

  • 3D動画の編集に対応。
  • ニコニコ動画への動画アップロードに正式対応。
  • 動画処理エンジンTrueVelocity 2による更なる処理速度の向上。
  • 動画処理プログラムにOpenCLを採用。

PowerDirector 11[編集]

2012年9月19日公開。バージョン10までは最上位版はUltraだったが、11からはUltraにテンプレートの追加されたUltimate、テンプレートの他オーディオ編集ソフトAudioDirectorと色調整ソフトColorDirectorの追加されたUltimate Suiteがある。機能が制限された下位版Deluxeを含め、計4エディションが存在する。

  • ビデオ自動分析による、編集箇所のハイライトまたは自動編集(コンテンツアウェア編集)。
  • 新画面デザイン(プレビューウインドウ切離し、デザインスタジオでの各種エフェクト編集)
  • マルチGPGPU対応。動画処理エンジンTrueVelocity 3を採用。
  • 4K解像度(2160p4096×2160)ビデオ、AVCHD 3D/Progressive (ver2.0)対応。

PowerDirector 12[編集]

2013年9月6日公開。

  • マルチカムデザイナー(最大4カメラを同期、切り替える)
  • テーマデザイナー
  • モーションブラ―(動くPiPオブジェクトとテキストにぼかし効果)
  • 新規エフェクト追加
  • 自動クロスフェード(重なるビデオクリップにクロスフェードを設定可能)
  • PowerPointファイルの取り込み

PowerDirector 13[編集]

2014年9月18日公開。当年にMicrosoftによるサポートを終了した、Windows XP が動作対象 OS からはずされている。最新フォーマットに対応したほか、各種デザイナー画面による効果の細かい編集、付属するエフェクト・プラグインの追加などの新機能が盛り込まれた。

  • マルチカムデザイナー(複数台のカメラを同期。同期できる画面が仕様上では最大100画面となった)
  • トランジションデザイナー(画面の切り替えエフェクトを調整)
  • タイトルデザイナー(文字の表示をカスタマイズ)
  • TrueTheater™ Stabilizer(手ブレ補正機能)が垂直方向、水平方向のほか、回転する揺れにも対応
  • 可能)
  • XAVC S, H.265規格の動画に新対応。

PowerDirector 14[編集]

2015年9月15日公開。

  • アクションカメラセンター(ブレのある映像の安定化)
  • モーショントラッキング(複数の人または物体に追随する)
  • エクスプレスプロジェクト
  • スクリーンレコーディング
  • オブジェクトやタイトルなどの非線形キーフーム設定
  • 2K/4K動画,HEVC規格,FLAC形式,120/240p HFR形式に新対応

PowerDirector 15[編集]

2016年9月13日公開。

  • 360度動画への対応

PowerDirector 16[編集]

2017年9月19日公開。

  • インテリジェントカラーコレクション
  • LUTsを用いたエクスプレスカラーグレーディング
  • ビデオコラージュデザイナー
  • シームレスな360度タイトル
  • 360度ビデオの安定化

沿革[編集]

2002年[編集]

  • 4月1日、PowerDirector 2発売開始。

2003年[編集]

  • 12月5日、PowerDirector 3発売開始。

2005年[編集]

  • 3月25日、PowerDirector 4発売開始。このバージョンよりWindows9x系は動作対象外となる。
  • 12月8日、PowerDirector 5発売開始。

2006年[編集]

  • 1月26日、MPEG-4 AVC(H.264)ビデオを再生するための新しいMPEG-4 AVC(H.264)コーデックを発表。
  • 3月9日、CeBIT2006にてハイビジョン映像のキャプチャのデモンストレーションを実施。
  • 7月12日、PowerDirector 5 Premium発売開始。
  • 12月22日、Windows Vistaに正式対応を発表。

2007年[編集]

  • 5月11日、PowerDirector 6発売開始。
  • 7月12日、Intel Core2 Quad プロセッサに対応。
  • 11月15日、AVCHDファイルの入出力に対応。

2008年[編集]

  • 5月8日、PowerDirector 7発売開始。
  • 9月20日、CEATEC Japan 2008において、ユビキタス・デジタルメディア・ライフスタイルのための最新マルチメディア技術として発表。
  • 11月7日、NVIDIA社CUDAテクノロジーに対応。
  • 12月1日、Intel Core i7 マイクロプロセッサに対応。
  • 12月22日、マイクロソフト株式会社のOEM Readyプログラムのテストに合格したことを発表。

2009年[編集]

  • 1月13日、AMD社ATI Streamテクノロジーに対応。
  • 5月11日、Windows 7に正式対応を発表。
  • 6月4日、Computex 2009にてIntel社と共に技術協力していくことを発表。
  • 8月7日、PowerDirector 8発売開始。

2010年[編集]

  • 11月18日、PowerDirector 9発売開始。

2011年[編集]

  • 10月11日、PowerDirector 10発売開始。

2012年[編集]

  • 9月19日、PowerDirector 11発売開始。Windows 8に正式対応を発表。

2013年[編集]

  • 9月6日、PowerDirector 12発売開始。
  • 11月20日、PowerDirector 12が、Consumer Electronics Show(CES)において2014 年度 CES Innovations Design and Engineering 賞を受賞

2014年[編集]

  • 1月7日、PowerDirector 12が、ウェブサイトPC Magazine(米国)により「ベストビデオ編集ソフトオブザイヤー 2013 」に選出される。
  • 9月18日、PowerDirector 13発売開始。

外部リンク[編集]