PowerDVD

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CyberLink PowerDVD
開発元 サイバーリンク
最新版 PowerDVD 13.0.2720.57 / 2013年4月2日
対応OS Microsoft Windows 
種別 メディアプレーヤー
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト http://jp.cyberlink.com/powerdvd/
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PowerDVD(パワーディーブイディー)は、サイバーリンク社が販売している動画再生ソフトウェア。メディアプレーヤーを代表するソフトである。

概要[編集]

主に動画再生を担うためのソフトウェアとして、DVD(DVD-VideoDVD-VR)、ブルーレイディスク(BDMVBDAV)、ブルーレイ3D、YouTube動画、地上デジタル放送を録画したCPRM対応ディスク、AVCHDAVCRECなど多様な動画を再生することができる。動画再生ソフトとして世界トップシェアを有する代表的な存在であり、PC用ブルーレイ3D再生ソフトウェアとして世界で初めてブルーレイディスクアソシエーション(BDA)の正式認証を取得している。 2世代後のPowerDVDの発売から1年でAACSの更新サポートが打ち切られる。それゆえ、以降に発売されたAACSで保護されたBlu-rayディスクの再生ができない。ただし、OEM版(ドライブバンドルなど)は、9でも3Dに対応していたり、製品版よりもバージョン番号 が上のアップデータが提供される場合がある(特にBDのAACSの更新が製品版では提供が打ち切られてもOEM版は最新アップデータで更新できるなど)。なお、アップデートパッチには、サイトから直接ダウンロードする物と、製品起動時のメッセージ(アップデートしますか)や、バージョン情報のアップグレードボタンを押してアップグレード情報を表示させそこからダウンロードする方法がある。OEM版の場合、サイトから直接ダウンロードする物(製品版用)はセットアップできないか、できても最新のパッチがダウンロードできなくなってしまう(PCバンドル版などソフトがバンドルされていた製品のメーカーサポートサイトから直接ダウンロードする物は除く)場合があるので入れない方が良い。また、うまくいかない場合は、一度アンインストールしてから試すと良い。後者の二つは、バージョン等ソフトの状態によって出てこなかったりするので、必ずダウンロードできるとは限らないので注意が必要である。ちなみに、BDの再生に於いて、AACSの更新が打ち切られた場合、最新のBDが再生できなくなることがある。その場合は、最新のバージョンにバージョンアップ(有償)するしか再生する手だではない。

主な機能[編集]

動画再生[編集]

  • DVD、ブルーレイディスク、ブルーレイ3Dなど、各種ディスクの再生[1]
  • MP4Flash Video(FLV)、AVCHDなど幅広いファイル形式の動画を再生。[2]
  • 地上デジタル放送を録画したCPRM対応ディスクの再生。
  • テレビ番組録画データのストリーミング再生(DLNADTCP-IPによる)。
  • 倍速再生
  • Blu-ray、DVDに於いて字幕2つを同時表示(バイリンガルキャプション)。
  • Dolby TrueHD及びDTS-HD Master AudioをHDMI1.4経由でロスレスパススルーを行い、外部のアンプとサウンドシステムで音声を出力。

画質補正・音声補正[編集]

  • 標準画質の映像を、現在幅広く普及しているHD画質に変換。
  • YouTube動画をTrueTheater技術で高画質に変換して再生。
  • 2D動画を3D動画にリアルタイム変換して再生。
  • 動画のフレームレートを最大72fpsまで拡大させ、滑らかに動画を再生。
  • 手ブレを補正して、揺れを抑えた安定した画質に変換して再生。
  • 薄暗い場所などで撮影したビデオに発生しやすいノイズを抑え、輝度の調整を行い再生。
  • 動画の視聴環境に応じてサウンドを最適な音響状態に調節する。

ワイヤレス対応[編集]

  • iPhone、Android端末をPowerDVDのリモコンにして遠隔操作。
  • iPhone、Android端末で撮影した動画や写真をワイヤレスでPCで保存またはストリーミング再生。
  • 地上デジタル放送を録画した番組などコピー保護技術により保護された動画をDTCP-IP経由でストリーミング再生。
  • DLNA対応したメディアサーバー機能を持つテレビやレコーダーなどの機器内のコンテンツをワイヤレスでPCに保存またはストリーミング再生。

ソーシャルメディア対応[編集]

  • YouTube、Facebookへ動画をアップロード。
  • 3D動画をYouTube 3Dにアップロード。
  • YouTube、YouTube 3D、Facebook、Flickrの動画と写真を視聴。
  • DVD視聴時にTwitterとFacebookにコメント追加。

写真と音楽[編集]

  • スライドショー作成。
  • 3Dデジタル写真および通常画像を表示[3]
  • 2D写真を3D写真に変換して再生。
  • ミュージックライブラリ機能で音楽ファイルを管理および再生[4]

PowerDVD の各バージョン[編集]

PowerDVD 7[編集]

  • ATI® Avivo®、NVIDIA® PureVideo™のH.264アクセラレーション機能サポート。
  • 新しいスキンとカラーを含む5つのインターフェースモード。
  • ノートPC環境向けの省電力機能とバッテリ残量のオンスクリーン表示機能。
  • UPnP機能のサポートとコンテンツ保護技術の実装。

PowerDVD 8[編集]

  • AVCHDとBlu-ray Discを含むHDオーディオとビデオ形式をサポート。
  • オンラインコミュニティMoovieLiveを通した映画情報の共有機能。

PowerDVD 9[編集]

  • TrueTheaterHD技術により標準画質の動画をHD画質に変換して再生。
  • TrueTheaterMotion技術にてDVDビデオのフレームレートをアップコンバートし、よりなめらかに動画を再生。
  • HDMI1.3対応により、HDオーディオ形式のDolby®TrueHD、DTS™ HD Master Audioを最高7.1チャンネルのロスレスオーディオで再生。
  • 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語に対応。
  • ブルーレイ3D再生機能(一部のOEM版のみ)。

PowerDVD 10[編集]

  • ブルーレイ3D再生機能。
  • TrueTheater3D技術による2D動画の3Dリアルタイム変換再生機能。
  • Intel/NVIDIA/ATIの最新ハードウェアアクセラレーター最適化によるHD動画再生のパフォーマンス向上。
  • 2チャンネルから8チャンネルオーディオに拡張しサラウンド音声再生。
  • 字幕ファイルとしてsmi、ass、ssa、psb、srt、subファイルをサポート。

PowerDVD 11[編集]

  • PowerDVD RemoteをiPhone、iPad、iPod Touch、Android端末にインストールしてスマートフォンから遠隔操作。
  • iPhone、iPad、iPod Touch、Android端末やスレートPCで撮影した動画や画像をPCへワイヤレス転送して再生。
  • DLNAに対応したメディアサーバー機能を持つテレビやレコーダーに記録された地上デジタル放送番組を含むコンテンツのストリーミング再生。
  • YouTube、Facebook、Flickrの動画や写真を再生。
  • YouTube動画を高画質に画質補正して再生。
  • YouTube、YouTube 3D、Facebookへ動画のアップロード。
  • 3Dデジタルカメラで撮影した3D写真の表示。
  • HDMI 1.4経由での出力
  • DTCP-IPに対応。(ただしUltraのみ)
  • WiDi出力対応

PowerDVD 12[編集]

  • Blu-rayディスクの2Dから3Dのリアルタイム変換。
  • マウスで指定した映像の特定の部分を最大4倍のサイズに拡大し再生。
  • コンテンツのシーン検索を短時間で実行可能。
  • モバイル機器に合わせて最適なビデオフォーマットを自動で選択・変換。
  • YouTube動画の再生、Facebook、Flickrの友人の写真のブラウズやスライドショー再生。

PowerDVD 13[編集]

バージョン12まで存在した、簡易版であるStandard版の名称がDeluxeと変更されたが、Deluxeは従来のStandardの位置を引き継いでいる。

  • Blu-rayディスクでのバイリンガルキャプション対応。
  • Blu-rayディスク再生開始の待ち時間を短縮(BD Live ネットワーク機能の無効化による)。
  • 30秒スキップ再生・8秒逆スキップ再生。
  • Blu-ray、フルHD動画への画質補正技術。
  • ショートカットキー・マウスホイール操作対応。
  • 字幕カスタマイズ(動画ファイルのみ)。
  • DTS-HD 7.1ch 対応

沿革[編集]

2003年[編集]

  • 6月4日、PowerDVD 5発売開始。

2004年[編集]

  • 4月23日、CPRM対応のPowerDVD 5デジタル放送対応版発売。
  • 11月10日、PowerDVD 6発売開始。

2006年[編集]

  • 1月13日、日立LGデータストレージ社のBlu-rayドライブでの高画質ビデオ再生を発表。
  • 1月27日、オンキヨー社のIntel® Viiv™ Technologyを搭載したIntegrated Media Centerにおいてハイビジョン映像とH.264ビデオの再生、7.1チャンネルサラウンドに対応。
  • 6月6日、PowerDVD 7発売開始。H.264再生に最適化し新機能を搭載。DTSの各種マルチサラウンドをサポート。
  • 9月26日、Intel®Clear Video Technologyに最適化されたPowerDVDをインテルの最新マザーボードを搭載したPCと共に公開。
  • 12月15日、HD DVDとBlu-rayディスクの再生に対応したPowerDVD Ultraを発売。ドルビーデジタルPlus、ドルビーTrueHD、DTS-HDなどの超高音質オーディオ技術に対応。

2007年[編集]

  • 8月21日、Intel Core 2 Quadプロセッサーに対応、フレーム率のパフォーマンスを最高66%まで向上。
  • 10月26日、ソニー社のBlu-rayディスクBD-RE 3.0(BD-REのBDMVフォーマット)の再生に対応。
  • 11月15日、AVCHDコンテンツの再生に対応。

2008年[編集]

  • 1月8日、BD-Video Profile 1.1規格の再生をサポートすることをBlu-rayディスク協会により認定。
  • 4月11日、アドバンスインタラクティブBD-Live コンテンツを含むBD-Live (Blu-ray Disc Profile 2.0)の再生機能に対応。
  • 4月14日、PowerDVD 8発売開始。
  • 4月15日、PowerDVDユーザーのための映画オンラインコミュニティMoovieLive.comの運用開始。
  • 6月17日、リアルテック・セミコンダクター社との提携を発表。HDA ALC889コーデックにより192kHz/24bit HDオーディオ再生を実現。
  • 6月25日、BD-Profile 2.0(BD-Live)とAVCRECの認証を取得。
  • 7月3日、DTS社の最新技術「DTS-HD Master Audio」の認証を取得。
  • 10月13日、Linux搭載PCでHDデジタルメディアの再生を実現するPowerDVD Linuxを発表。

2009年[編集]

  • 1月19日、S3 Graphics社が提供するChromotionHD™ 2.0ビデオエンジンに最適化を発表。
  • 3月2日、PowerDVD 9発売開始。標準画質をHD画質に変換するなど、高画質、高音質を実現する新技術TrueTheater™ Technologyを搭載。
  • 6月1日、VIA Technologies社と協業し、低消費電力に対応した高品質な10-channel HDオーディオコーデックVIA Vinyl VT1818SとVT1828Sへ対応。
  • 6月5日、H.264、MPEG4、MPEG2、VC1およびWMV-HD等のビデオコーデックにおいてIntel GMA 500に最適化することで、デコード時のCPU使用率の低減や省電力化を実現。
  • 7月16日、Microsoft社よりWindows7のロゴ認証を取得。

2010年[編集]

  • 1月6日、PowerDVD LinuxがMolbin 2.1OSに対応。
  • 1月9日、リアルテック・セミコンダクター社の最新オーディオコーデックALC669、ALC670、ALC892、及び7.1チャンネル192kHz/24bitのHDオーディオ再生に対応。
  • 3月24日、PowerDVD 10発売開始。新機能のTrueTheater3D技術により既存DVDや2D動画ファイルの3Dリアルタイム変換再生機能を搭載。
  • 4月1日、ブルーレイディスクアソシエーションよりPC用再生ソフトウェアとして世界で初めてBlu-ray3D™の正式認証を取得。
  • 6月9日、NEC社の3D対応一体型デスクトップPC(VALUESTAR N VN790/BS)への搭載を発表。
  • 7月1日、バッファロー社の最新Blu-ray、DVD光学式ドライブへバンドルを発表。
  • 7月7日、富士通社の液晶一体型3Dパソコン「FH550/3AM」への搭載を発表。
  • 9月24日、ブルーレイディスクアソシエーションよりBDXLに対応したブルーレイディスク再生について、PC用再生ソフトウェアとして世界で初めて認証を取得。
  • 10月25日、Blu-ray 3D MVCの再生とHDMI 1.4での出力に対応。

2011年[編集]

  • 1月5日、ASUS社の一体型PC「ET2400XVT」にバンドルされることを発表。
  • 2月18日、AMD Fusion APUへの最適化を発表。
  • 4月21日、PowerDVD 11発売開始。iPhone、iPad、Android端末、DLNA対応メディアサーバー機能を持つテレビやレコーダーからの無線ストリーミング再生に対応。
  • 9月1日、PowerDVD Mobile発売開始。

2012年[編集]

  • 1月12日、PowerDVD Mobile が MSI 社のタブレット型端末 WindPad に採用されることを発表。
  • 1月31日、PowerDVD 12発売開始。iPhone、iPad、Android機器との連動機能を強化。
  • 10月25日、PowerDVD 12 Windows 8への対応を発表。アップデートパッチと共に、Windows 8タッチ操作UI専用アプリ、PowerDVD Mobile を発表。

2013年[編集]

  • 4月2日、PowerDVD 13 発売開始。

スマートフォンおよびタブレット型端末対応アプリ[編集]

PowerDVD Mobile[編集]

  • 動画、音楽、画像ファイルをiOS、Android OS、Windows 8タッチUIの各端末機で再生。
  • 携帯端末からPCへデジタルコンテンツをワイヤレスで再生・ダウンロード・共有。
  • ワイヤレスでDLNA対応テレビに携帯端末内のコンテンツを出力。
  • 携帯端末に保存された動画や写真をテレビにストリーム配信して大画面に出力。
  • 画像をワンタッチで補正して、スライドショー再生。

PowerDVD Remote[編集]

  • iOS、Android OS対応端末機からPowerDVD 12をリモート操作し、DVD、Blu-rayなどを再生。
  • 保存された動画や画像を、USB ケーブルなどで接続をせずに、直接PCにファイルを転送。
  • タッチパネルをPCのマウスパッドとして利用可能。
  • タッチパネルでピンチによる画像のズームイン・ズームアウト、回転などの操作が可能。

受賞歴[編集]

  • 2006年 西国RetailVision Spring 2006 ベストプロダクト受賞「PowerDVD 7」
  • 2006年 独国PC Professionell誌ライブテストセンターアワード2006受賞「PowerDVD 7」
  • 2006年 米国CES 2007 Innovation Award受賞「PowerDVD 7」
  • 2007年 第9回プロレジ大賞特別賞受賞「PowerDVD 7 Vista」
  • 2009年 第13回プロレジ大賞受賞「PowerDVD 9」
  • 2010年 第15回ベクタープロレジ大賞受賞「PowerDVD 10」
  • 2011年 2011 ベクタープロレジ大賞FINAL受賞「PowerDVD 10」
  • 2011年 ベクターPCショップ主催 PCソフトバトル V-1 Blu-ray・DVD・動画再生 部門賞「PowerDVD 11 Standard」
  • 2012年 第17回ベクタープロレジ大賞受賞 Blu-ray・DVD・動画再生 部門賞「PowerDVD 12 Ultra」
  • 2013年 第20回ベクタープロレジ大賞 Blu-ray・DVD・動画鑑賞 部門賞 「PowerDVD 13 Ultra」

脚注[編集]

  1. ^ 対応ディスク形式 BD-R 1.1/BD-RE 2.1、BD-R 2.0/BD-RE 3.0、BDROM 2.2、BD-J、BDROM Profile 1.1(Bonus View)、BDROM Profile 2.0(BD-Live)、BDROM Profile 5.0(BD 3D)、 AVCREC、AVCHD、DVD-Video、DVD-VR、DVD+VR、VCPS、VCD、SVCD、CD
  2. ^ 対応動画ファイル形式 DAT、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4 AVC(H.264)、MPEG-2 Transport Stream (M2TS M2T TS)、IFO Playback、VOB、TiVo、CyberLink RichVideo、External Subtitle、WMV-HD、 AVI、WMV/ASF、VC-1、WTV、MOV、MKV(H.264)、FLV(H.264)
  3. ^ 対応画像ファイル形式 JPG、BMP、TIFF、RAW(CRW、CR2、NEF、RAF、ORF、KDC、DCR、PTX、PEF、PTF、MRW、DNG、ARW、SRF、SR2、XRF、ERF、RWL、RAW、RW2、MEF)、PNG、MPO、JPS
  4. ^ 対応音楽ファイル形式 MP3、WMA、AMR、AOB

外部リンク[編集]