VLCメディアプレーヤー

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VLCメディアプレーヤー
VLC Icon.svg
Vlc-3.0.8-ja.png
Linux上で動作するVLCメディアプレーヤー(VOA News を再生中)
開発元 VideoLAN project
初版 2001年2月1日 (2001-02-01)
最新版 3.0.11 - 2020年6月16日(16日前) (2020-06-16[1][±]
リポジトリ code.videolan.org/explore/projects/starred
対応OS

Windows、macOS、Linux、他

#対応OSを参照
対応言語 多言語
サポート状況 開発中
種別 メディアプレーヤー
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.videolan.org/vlc/
テンプレートを表示

VLCメディアプレーヤー (VLC media player, VideoLAN Client) は、クロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤーである。非常に多くのメディアファイル用コーデックが内蔵されており、動画ファイルや音声ファイルなど多くのメディアファイルを再生、表示することができる。GPL下で公開されているフリーソフトウェアである。

概要[編集]

もともとは、フランスの名門校であるエコール・セントラル・パリの学生らによって、VideoLANプロジェクトの一部として開発され、Video LAN Clientの頭文字をとってVLCと名づけられた。コーデックを内蔵し、DVD-VideoビデオCDの他、さまざまなストリーミングプロトコルファイルフォーマットをサポートしている。広帯域ネットワーク上のIPv4ないしIPv6におけるユニキャストマルチキャストのストリームのサーバとしても使われる。内蔵されているのはFFmpegプロジェクトのlibavcodecコーデックライブラリである。暗号化されたDVD-Videoの再生を扱うためには、libdvdcssDVD暗号復文ライブラリを用いている。

特徴[編集]

対応するコーデックの多さが、VLCの最も大きな特徴で、現在数あるメディアプレイヤーの中でも群を抜いている。コーデックは内蔵されており、別途入手する必要はない。

ネットワーク上のサーバのファイルを再生するためのクライアントソフトとして開発され始めたため、ブラウザや端末上からでも比較的簡単にストリーミング再生などを行うことができる。ポッドキャストにも対応している。

上記のクライアントのような使い方をしない大半のユーザはQtを使用したシンプルなGUIから操作する。 VLCに対して設定できる項目は非常に多い。そのため、画面をシンプルにみせるようにした設定画面が用意されている。

QtのGUIはスキンと呼ばれるもので見た目を自在に変更できる。スキンはVLCの公式ページなどでダウンロードできる。

VLCメディアプレーヤーはポータブルアプリケーションとしても使うこともできる。

他のプログラムからVLCを使う[編集]

他のプログラムからVLCの機能にアクセスするためのAPIが用意されている。

API[編集]

VLCのコーデックはCで書かれたlibvlcというプログラムに内蔵されており、CC++C#からアクセスできる。 JavaScriptPythonJavaなどを使ってもVLCにアクセスできる。

ブラウザ プラグイン[編集]

Windows、LinuxなどのプラットフォームでNPAPIプラグインを提供する。これはQuickTimeWindows MediaMP3Oggなどが埋め込まれたウェブコンテンツをアップルマイクロソフトのツールに依存せず再生するためで、ブラウザではFirefoxを含むMozillaアプリケーション、SafariOperaGoogle ChromeNetscapeに対応している。Adobe Flashも見ることができる。Internet Explorerにもバージョン0.8.2以降はActiveXプラグインによって、同様の機能を提供している。

主な機能[編集]

再生機能[編集]

  • 音楽ファイルの再生
  • 動画ファイルの再生
  • CD, DVDの再生
  • 早送り、巻き戻しなどの操作
  • 加速再生、減速再生
  • ステレオ、モノラル再生、PANの設定
  • 一定区間の繰り返し再生
  • イコライザ
  • 再生位置ブックマーク
  • メディア情報の表示
  • ポッドキャストの再生
  • サーバーからのストリーミング再生

GUI[編集]

  • ビジュアライザ
  • Qtインターフェイスの改造、スキンの適用
  • マウスジェスチャ
  • OSDによる表示
  • キーボードショートカット

動画[編集]

  • 動画ファイルの再生
  • 字幕再生
  • スナップショットの撮影
  • フルスクリーン再生
  • ズーム、縦横比率の変更
  • スケール、クロップ

その他[編集]

  • プレイリストの読み込み、書き出し
  • メディアコーデックの相互変換
  • プラグインの追加と削除(Blu-ray Disc再生など)

再生サポート[編集]

入力メディア[編集]

ディスク

DVD-VideoビデオCDスーパービデオCD (メニューに対応)、音楽CD (DTS-CDは非対応。CD-TEXTに対応)[2] 3.0以降では、AACSがかかっていないHD_DVDに限りその中の.evoファイルを再生できる [3]。 2.0以降では、AACSがかかっていないブルーレイを再生できる。

ネットワークプロトコル

HTTPFTPMMSYouTubeなど

その他

DVB、ビデオキャプチャーデバイス (Webカメラなど)

コンテナ形式[編集]

AVI(DMF)、ASFMP4MOVMPEG-2システムOggOGMMatroska(WebM)、WAVFLVなど

ビデオコーデック[編集]

MPEG-1/2DivX (1/2/3/4/5/6)、MPEG-4 ASPXvid、3ivX D4、H.261H.263、H.263i、H.264 (MPEG-4 AVC)、CinepakTheoraDirac (VC-2)、モーションJPEG (A/B)、WMV 1/2、 WMV 3、WMV9、VC-1、Sorenson 1/3、DV、On2 (VP3/VP5/VP6)、Indeo Video v3RealVideo (1/2/3/4)[4]

オーディオコーデック[編集]

MPEG-1/2 Layer 1、MP2MP3MPEG-4 AAC part3、Ogg VorbisAC-3 (ドルビーデジタル)、E-AC-3、MLP/TrueHD、DTSWMA (1/2/3)、FLACALACSpeexMusepack (MPC)、ATRAC 3、WavPackMod、TrueAudio、APE (Monkey's Audio)、Real AudioAlaw/μlawAMR (3GPP)、MIDILPCMADPCM、QCELP、DV Audio、QDM2 (QDMC)、MACE[5]

字幕コーデック[編集]

DVD字幕、テキストファイル (MicroDVD、SubRIP (SRT)、SubViewer、SSA1-5、SAMI、VPlayer)、クローズドキャプション、Vobsub、Universal Subtitle Format (USF)、SVCD字幕 (CVD)、DVB字幕、OGM、CMML、OggKate、ID3タグ、APEv2、Vorbis comment

対応OS[編集]

以下のOSに対応している。[6]

Windows
Apple
Linux
その他

脚注[編集]

  1. ^ News - VideoLAN” (英語). VideoLAN (2020年6月16日). 2020年6月16日閲覧。
  2. ^ VLC - Features - VideoLAN”. www.videolan.org. 2020年4月30日閲覧。
  3. ^ 株式会社インプレス (2018年2月19日). “HD DVD終了から10年。変わりゆく映像市場と変わらなかったもの” (日本語). AV Watch. 2020年4月30日閲覧。
  4. ^ VLC - Features - VideoLAN”. www.videolan.org. 2020年5月1日閲覧。
  5. ^ VLC - Features - VideoLAN”. www.videolan.org. 2020年5月1日閲覧。
  6. ^ オープンソースのベストなプレイヤー VLCメディアプレイヤーのオフィシャルダウンロードです。 - VideoLAN”. www.videolan.org. 2020年5月1日閲覧。


関連項目[編集]

外部リンク[編集]