Apple TV

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Apple TV
AppleTVLogo.png
Apple TV 2nd Generation.jpg
Apple TV (第2世代)
開発元 アップル
種別 セットトップボックス
発売日 2015年10月30日 (現行モデル)
CPU Apple A8 (シングルコア)
ウェブサイト アップル - Apple TV

Apple TV(アップル ティーヴィー)は、アップルが開発・販売するセットトップボックスである。2006年9月12日コードネームiTV」(アイティーヴィー)として発表された。

家庭内でビデオコンテンツiTunesからテレビ無線LANあるいは有線LANを通して配信することができる他、YouTubeの映像も見ることができる。また、2008年1月15日より、iTunes Storeから直接コンテンツを購入したり、映画のレンタルもできるようになった。

概要[編集]

Apple TVは2006年9月12日サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで開催されたスペシャルイベントの終盤に、スティーブ・ジョブズCEOが「iTV」(アイティーヴィー)というプロジェクトのコードネームで発表した[1]。予定価格は299ドルとされた。アップルが開発段階でハードウェア製品を発表するのは異例のことであった。

2007年1月10日にアップルは正式名称を「Apple TV」、日本でのメーカー希望小売価格を36,800円と発表し[2]、同時にApple Online Storeで注文の受付を開始した。出荷予定日は当初2007年2月とされたが延期され[3]、3月22日に出荷が始まった[4]

2008年1月15日(現地時間)にサンフランシスコモスコーンセンター英語版で行われたMacworld2008でスティーブ・ジョブズCEOがApple TVの値下げとアップデートをアナウンスした。このアップデートによって、iTunesの新しいサービスであるiTunes ムービーレンタルにも対応し、今度はMacやPCに同期せずに単体でiTunes Storeにアクセスできるようになった。ムービーレンタルはDVD解像度(480i;AVC 1.5Mbps前後)のほかにHD解像度(720p;AVC 4Mbps)でドルビー5.1chサウンドに対応した。(転送速度は1本あたりの容量と再生時間から計算)またHD対応のPodcastにも対応している。これにともなってGUIも一新した。

2010年9月1日(現地時間)のアップル2010秋スペシャルイベントで第2世代Apple TVが発表され、$99への値下げ、製品も4分の1に小型化し、内容も大幅に刷新された。この刷新では、従来のHDムービーに加え、大手放送局提供のTV番組が¢99(1話)でレンタルできるサービスが加わった。また米国で人気の Netflixへも対応した。

沿革[編集]

  • 2006年9月12日 - サンフランシスコのイベントで、コードネーム「iTV」として製品発表。
  • 2007年1月9日 - Macworld Conference & Expo 2007で「Apple TV」として製品が正式発表。販売開始。
  • 2008年1月15日 - 1月中にソフトウェアアップデートを実施し、機能追加(iTunes Storeでの音楽などの購入が可能に。またアメリカに限り同Storeで映画レンタルが可能に。.Mac WebギャラリーやFlickrの写真閲覧が可能に。)すると発表。インターフェースの変更。
  • 2008年1月30日 - 機能追加の為のソフトウェアアップデートが1〜2週間遅れると発表[5]
  • 2009年9月15日 - 40GBモデル販売終了、160GBモデルの大幅価格改定(49,800円→23,800円)[6]
  • 2009年10月30日 - Apple TV 3.0ソフトウェア発表[7]。iTunes ExtrasやiTunes LP、Genius Mixに対応した。
  • 2010年6月15日 - 新モデルのMac mini発表によりApple Online Store上でiPodアクセサリーへ分類される。
  • 2010年9月1日 - 第2世代Apple TV発表[8]。ストレージを廃止し大幅に小型化。Apple A4を搭載。
  • 2010年11月11日 - 第2世代Apple TVが日本で発売開始。
  • 2012年3月8日 - 第3世代Apple TV発表[9]。メニュー画面などのインターフェースを一新し、最大解像度が1080pになる。また、同日に Apple TV (第2世代) へのソフトウェア・アップデートが提供され、新しいインターフェースを使用できるようになった。
  • 2012年9月25日 - Apple TVソフトウェアアップデート5.1公開。ホーム画面のアイコン整列、iCloudの新機能、バグ修正などが含まれている[10]
  • 2013年1月28日 - 第3世代Apple TV (Rev. A) 発売。内部の一部部品が刷新されている。
  • 2013年9月21日 - Apple TVソフトウェアアップデート6.0公開。iTunes Music Storeから直接音楽を購入、再生できるようになった。
  • 2014年9月19日 - Apple TVソフトウェアアップデート7.0公開。新たにフラットな見た目のGUIデザイン(iOS 7.x/8.xに酷似)を採用。ファミリーシェアリングに対応し、Beats Musicアプリが追加された。
  • 2015年9月10日 - 第4世代Apple TV発表[11]
  • 2015年10月30日 - 第4世代Apple TV発売。

特徴[編集]

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  • Mac、PC、iPhone、iPod touch、iPad内の映像・音楽・写真コンテンツを、無線か有線LAN経由でテレビにストリーミング[12]
  • ホームシェアリング機能を有効にしたMacまたはPCのミュージック、ビデオ、写真にアクセス可能
  • iCloudFlickrの写真、およびYouTubeVimeoNetflixHuluのビデオを閲覧
  • iTunes Storeでのコンテンツの購入
  • iTunes StoreでHD画質のムービー及びテレビ番組のレンタルまたは購入(日本国内では2010年11月11日より開始)

(ABC、Fox、Disney Channel、BBC America提供によるHD TV番組が99セント、HDムービーのセレクションが4.99ドル)

第1世代[編集]

Apple TV(第1世代)
Apple TV第一世代の背面。電源、ファームウェアアップデート用のUSBイーサーネットHDMIコンポーネントビデオとオーディオ、オプティカルを含む背面コネクタ.

無線LANIEEE 802.11b/g/nドラフト)、またはイーサネットで特定1台のパソコンのiTunesと自動的に同期し、内蔵のHDDにコンテンツを貯めることができる。また、5台までのパソコンからストリーミングを受ける機能も備える。同期、ストリーミングはMac OS XWindowsの両方に対応している。製品にはApple Remoteが付属し、Front Rowと同様のGUIを実装して簡単なメニュー操作で各データを閲覧・再生できるようになっている。

出力解像度は720pに対応している。ハイビジョンテレビとの接続を考慮した設計のため、アップル製品では初めてHDMI端子とコンポーネント端子を搭載している。

第2世代[編集]

Apple TV 第二世代
*ページトップと同写真
第2世代の背面

新たにApple A4プロセッサが搭載され、電源が内蔵された。CPUGPUメモリなどの構成部品をApple A4に集約し、HDD、コンポーネント端子が撤廃されたことによって、本体サイズが約4分の1に小型化し、$99への大幅な値下げを可能とした。

内蔵ソフトウェアも大幅に刷新されている。iOSが搭載され、従来のHDムービーに加え大手放送局提供のTV番組が¢99(1話)でレンタルできるサービスが加わった。また米国で人気のNetflixへも対応した。更に、新発表のAirPlay(旧AirTunes)によって、MacやWindows PC、iPhoneiPod touchiPadからでも音声や画像、映像をWi-Fi経由でストリーミング再生できるようになった。

無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/nに対応し、2.4GHz帯のほか、5GHz帯での接続が可能となった。イーサネットポートは、ギガビットイーサネットに対応。付属する新しいApple Remoteのほか、RemoteアプリをインストールしたiPhone、iPod touch、iPadを使用してのリモートコントロールが可能である。

第3世代[編集]

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2012年3月16日発売。Apple A5 プロセッサ(シングルコア)を搭載し、GUIとHDMI出力は1080pに対応。これにより、フルハイビジョンテレビとの接続に限り、1080p動画をダウンコンバートせずに再生が可能になった。

2013年1月28日には内部の一部部品が刷新された第3世代Apple TV (Rev. A) が発売されたが、外観・機能などに変化はない。

第4世代[編集]

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2015年9月10日発表[13]、同年10月26日からオンラインでの注文受付が開始され、同30日より出荷および店頭での販売が開始された。価格は32GBモデルが18,400円、64GBモデルが24,800円。第3世代も併売を続ける。

CPUには新しくApple A8プロセッサを搭載。出力端子はHDMI 1.4のみとなり、光デジタル音声端子は撤廃された。オーディオフォーマットでは新たにDolby Digital Plus 7.1に対応した。

iOSをベースに開発されたtvOSを採用し、GUIがSiri Remoteでの操作に最適化されるかたちで刷新された。またApple TVでは初めてApp Storeに対応。開発者にはソフトウェア開発キットとしてtvOS SDKが提供され、Apple TV用アプリの開発、配信ができるようになった。

従来のApple Remoteにかわり、Siri用のデュアルマイクやTouchサーフェス、加速度センサー及びジャイロスコープなどを備えたSiri Remoteが同梱される。Apple Remoteが本体との通信に赤外線を利用していたのとは違って、Siri RemoteはBluetooth接続である。Siriボタンを押しながら話しかけることで、動画や音楽の再生・停止・スキップなどの操作から、ジャンルや俳優名などからの映画作品の検索、天気予報やスポーツの試合結果の表示など、音声で様々な操作をすることができる。また方向ボタンの代わりにAppleがTouchサーフェスと呼ぶタッチパッドを搭載し、これをスワイプするなどして画面上の選択を切り替えたりスクロールしたりする。HDMI CECに対応したテレビであれば、Siri Remoteからテレビ本体の音量を操作することも可能となった。Siri Remoteはゲームコントローラーとしても使用できるほか、MFi プログラム英語版の認定を受けた他社製のBluetoothワイヤレスゲームコントローラーを使用できる。

仕様[編集]

第1世代[14] 第2世代[15] 第3世代[16] 第4世代[17]
プロセッサ Intel 1.0GHz Crofton プロセッサ[18] Apple A4 Apple A5 シングルコア Apple A8 デュアルコア
グラフィックス NVIDIA GeForce Go 7300 (64 MB VRAM)[19]
メモリ 256MB/400MHz DDR2 SDRAM[20] 256MB[21] 512MB[22] 2GB LPDDR3 SDRAM[23]
ストレージ 40GB/160GB HDD[20] 8GB フラッシュメモリキャッシュ用) 32GB/64GB フラッシュメモリ
コネクタ HDMI
コンポーネント端子
IRレシーバ
USB 2.0[24]
HDMI
IRレシーバ
Micro-USB[25]
HDMI 1.4
IRレシーバ
USB Type-C
ネットワーク IEEE 802.11b/g/n WiFi
10/100BASE-T Ethernet
IEEE 802.11a/b/g/n Wi-Fi
10/100BASE-T Ethernet
MIMO対応 IEEE 802.11ac Wi-Fi
10/100BASE-T Ethernet
Bluetooth 4.0ワイヤレステクノロジー
映像出力 1080p/1080i 60/50Hz・720p 60/50Hz・576p 50Hz(PAL)・480p 60Hz(NTSC
HDMIおよびコンポーネント端子
720p 60/50Hz
HDMIのみ
1080p 60/50Hz・720p 60/50Hz
HDMIのみ
音声出力 S/PDIF 光デジタル音声端子
RCA端子 アナログステレオオーディオ
S/PDIF 光デジタル音声端子 HDMIのみ
電源 48W 内蔵電源 6W 内蔵電源 内蔵電源
サイズ 197×197×28mm 98×98×23mm 98×98×35mm
重量 1.09kg 272g 425g
付属リモコン Apple Remote アルミニウム製Apple Remote Siri Remote
初期搭載OS Apple TV Software 1.0
Mac OS X 10.4 ベース)
Apple TV Software 4.0
iOS 4.1 ベース)
初期版: Apple TV Software 5.0
iOS 5.1 ベース)
tvOS 9.0[26]
iOS 9ベース)[27]
Rev.A: Apple TV Software 5.2[28]
iOS 6.1 ベース)
現在のOS Apple TV Software 3.0.2
Mac OS X 10.4 ベース)
Apple TV Software 6.2.1
iOS 7.1.2 ベース)
Apple TV Software 7.2
iOS 8.3 ベース)
tvOS 9.0
iOS 9ベース)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ アップル、驚きの新機能を加え、iTunes 7を発表 アップル ニュースリリース 2006年9月13日
  2. ^ Apple TVがリビングルームに登場 アップル ニュースリリース 2007年1月10日
  3. ^ Apple TV、国内出荷も3月中旬に延期 ITmedia +D LifeStyle、アイティメディア 2007年2月27日
  4. ^ Apple TVの出荷を開始 アップル ニュースリリース 2007年3月22日
  5. ^ MacBook Air Now Shipping Apple TV Update Coming Soon
  6. ^ アップル、「Apple TV」160GBモデルを大幅値下げ
  7. ^ “Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、ユーザインターフェイスを一新したApple TV 3.0ソフトウェアを発表” (プレスリリース), Apple Inc., (2009年10月29日), https://www.apple.com/jp/pr/library/2009/10/29Apple-Introduces-Apple-TV-3-0-Software-With-Redesigned-User-Interface.html 2015年10月5日閲覧。 
  8. ^ “Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、新しいApple TVを画期的な99ドルで初公開” (プレスリリース), Apple Inc., (2010年9月1日), https://www.apple.com/jp/pr/library/2010/09/01Apple-Premieres-New-Apple-TV-for-Breakthrough-Price-of-99.html 2015年10月5日閲覧。 
  9. ^ “Apple (日本) - Apple Press Info - Appleの新しいApple TV、1080p HDに対応” (プレスリリース), Apple Inc., (2012年3月7日), https://www.apple.com/jp/pr/library/2012/03/07Apple-Brings-1080p-High-Definition-to-New-Apple-TV.html 2015年10月5日閲覧。 
  10. ^ Apple TV (第 2 および第 3 世代) ソフトウェアアップデートについて - Apple サポート”. Apple Inc.. 2015年10月5日閲覧。
  11. ^ “Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、まったく新しいApple TVによりテレビの分野に再び革新をもたらす” (プレスリリース), Apple Inc., (2015年9月9日), https://www.apple.com/jp/pr/library/2015/09/09Apple-Brings-Innovation-Back-to-Television-with-The-All-New-Apple-TV.html 2015年10月5日閲覧。 
  12. ^ ワイヤレスビデオストリーミングに限り、IEEE 802.11gかIEEE 802.11nが必要
  13. ^ “Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、まったく新しいApple TVによりテレビの分野に再び革新をもたらす” (プレスリリース), Apple Inc., (2015年9月9日), http://www.apple.com/jp/pr/library/2015/09/09Apple-Brings-Innovation-Back-to-Television-with-The-All-New-Apple-TV.html 2015年10月5日閲覧。 
  14. ^ Apple TV (1st generation) - 技術仕様”. Apple Inc.. 2015年10月5日閲覧。
  15. ^ Apple TV (第 2 世代) - 技術仕様”. Apple Inc.. 2015年10月5日閲覧。
  16. ^ Apple TV (第 3 世代) - 技術仕様”. Apple Inc.. 2015年10月5日閲覧。
  17. ^ Apple TV - 技術仕様 - Apple(日本)”. Apple Inc.. 2015年10月5日閲覧。
  18. ^ What's inside an Apple TV: Tear-down reveals (almost) all”. AppleInsider (2007年3月28日). 2007年8月1日閲覧。
  19. ^ Pentium M-based Intel chip at heart of Apple TV”. AppleInsider (2007年1月15日). 2008年12月7日閲覧。
  20. ^ a b Shimpi, Anand Lal (2007年3月22日). “Apple TV”. AnandTech. 2007年3月23日閲覧。
  21. ^ Apple TV 2nd Generation Teardown - iFixit”. iFixit. 2015年10月5日閲覧。
  22. ^ ATV3 Teardown”. XBMC Forums. 2012年3月17日閲覧。
  23. ^ Apple TV 4th Generation Teardown - iFixit”. iFixit (2015年9月23日). 2015年10月5日閲覧。
  24. ^ Cheng, Jacqui (2007年1月9日). “ARS at Macworld: Questions about the Apple TV”. Ars Technica. 2007年3月23日閲覧。
  25. ^ Apple TV (2nd generation):Apple TV を工場出荷時の初期設定に戻す”. Apple Inc.. 2012年3月3日閲覧。
  26. ^ tvOS SDK Release Notes for tvOS 9.0 Beta”. Apple Inc.. 2015年10月10日閲覧。
  27. ^ App Programming Guide for tvOS: The New Apple TV”. Apple Inc.. 2015年10月10日閲覧。 “The new Apple TV uses the latest iOS frameworks and frameworks that are unique to tvOS.”
  28. ^ New Apple TV (Model A1469) Discovered In FCC Filings, Likely To Arrive With Updated A5X (SoC) Processor”. 2013年4月5日閲覧。[リンク切れ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]