Adobe After Effects
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| 開発元 | アドビシステムズ |
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| 最新版 | (2017) / 2016年11月2日 |
| 対応OS | macOS、Windows |
| 種別 | ビジュアル・エフェクツ |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | Adobe: After Effects |
Adobe After Effects(アフターエフェクツ)は、アドビシステムズが販売している映像のデジタル合成やモーション・グラフィックス、タイトル制作などを目的としたソフトウェアであり、この分野では代表的な存在である。「A.E.」「AE」「Ae」(えーいー)と略されることもある。After Effectsは主に映画やテレビ番組の映像加工、CM制作、ゲーム、アニメ、Webなどのコンテンツ制作に広く利用されている。
基本は2Dの映像加工ソフトであるが、3D空間も持っているため、2Dの映像だけでなく3Dのモデリングデータや、カメラ、ライトもその空間内に配置できる。そのため2.5Dソフトなどと呼ばれることがある。
バージョン7以前はStandardとProfessionalの2種類のエディションが存在したが、CS3(v8.0)よりStandardは廃止され、Professionalのみとなった。またCS4(v9.0)からはエディション表記がなくなった。 さらにCS5からは32bit版が廃止され、64bit版のみの販売となっている。
After Effectと誤記されることもあるが、正しくはAfter Effectsである。
歴史[編集]
After Effectsは、もともとは米国のthe Company of Science and Art社で作られた。Version 1.0が発売されたのは1993年である。1994年にはPowerPC accelerationによってversion 2.1が紹介された。the Company of Science and Arts社は1993年の6月にアルダス社に買収されたが、この会社も1994年にAdobeに買収され、この時にAdobeはPageMakerとAfter Effectsの権利を得た。Adobeが初めてAfter Effectsをリリースしたのはversion 3であり、コードネームは「Nimchow」であった。日本では1998年12月、「Adobe After Effectsの達人」(BNN社刊・宗宮賢二著)によって初めて専門解説書が出され、それ以降広まった。
| バージョンの変遷 | |||
|---|---|---|---|
| リリース | バージョン | コードネーム | 主な機能 |
| 1993年1月 | 1.0 | Egg | マスク付きのレイヤー合成、エフェクト、変形、キーフレーム、Mac版のみ |
| 1993年5月 | 1.1 | エフェクトを追加 | |
| 1994年1月 | 2.0 | Teriyaki | タイムレイアウトウィンドウ、複数マシンでのレンダリング、フレームブレンディング |
| 1995年10月 | 3.0 | Nimchow | レンダーキュー、タイムリマップ、レイヤーへ複数のエフェクト適用、モーショントラッカー、モーション演算、Illustratorインポート、Photoshopファイルをコンポジションとしてインポート、日本語版が初めてリリース |
| 1996年4月 | 3.1 | ファイルフォーマット、マルチプロセッシング | |
| 1997年5月 | 3.1 (Windows) | Dancing Monkey | Windowsに対応した初めてのバージョン、コンテキストメニュー、フランス語版およびドイツ語版が初めてリリース |
| 1999年1月 | 4.0 | ebeer | ウィンドウ表示のタブ採用、レイヤーごとに複数のマスク、調整レイヤー、RAMプレビュー、Premiereインポート、Mac版とWindows版を同時リリースした初めてのバージョン |
| 1999年9月 | 4.1 | Batnip | フローチャート表示、ウォッチフォルダ、3Dチャンネルエフェクト |
| 2001年4月 | 5.0 | Melmet | 3D、エクスプレッション、16ビットカラー対応 |
| 2002年1月7日 | 5.5 | Fauxfu | 3Dレンダラーの改良、マルチ3Dビュー、macOSに対応した初めてのバージョン |
| 2003年8月 | 6.0 | Foodfite | ペイント、スクリプト機能、テキストレイヤー、OpenGLサポート |
| 2004年5月 | 6.5 | Chambant | クローン、アニメーションプリセット、グレーンマネジメント |
| 2006年1月 | 7.0 | Clamchop | 新しいドッキングパネルUI、32ビットカラー対応(浮動小数点)、ディスプレイカラーマネジメント、Premiere ProとのDynamic Link機能、スペイン語版およびイタリア語版が初めてリリース |
| 2007年7月2日 | CS3 (8.0) | Metaloaf | シェイプレイヤー、パペットツール、ブレインストーム、Adobe Clip Notes、Intel Macに対応した初めてのバージョン |
| 2008年1月22日 | CS3 (8.0.2) | Metaloaf | Panasonic P2ファイルに対応 |
| 2008年12月19日 | CS4 (9.0) | Chinchillada | CUDA対応、プロジェクトとタイムラインのクイックサーチ機能、ミニフローチャート、live PS 3Dレイヤーのインポート、XYZ軸分離機能、Mocha付属 |
| 2009年1月5日 | CS4 (9.0.1) | Chinchillada | RED R3Dファイルサポート(via REDCODE v1.3 プラグイン) |
| 2009年5月29日 | CS4 (9.0.2) | Lottadotta | 不具合の修正、clip-level RED R3Dサポート(via REDCODE v1.7 プラグイン)、XDCAM HD (Avid-style MXF) のサポート |
| 2010年5月28日 | CS5 (10.0.0) | Esgocart | ネイティブ64bitソフトウェア、AVC Intra対応、Mocha for After Effects v2同梱、Digieffects FreeFormプラグインの付属、ロトブラシツール追加 |
| 2011年5月20日 | CS5.5 (10.5) | Codname | ワープスタビライザー、3Dメガネエフェクトの機能追加 |
| 2012年4月23日 | CS6 (11.0) | Superstition | グローバルパフォーマンスキャッシュ、3Dカメラトラッカー、レイトレース3Dの機能追加、マスクの境界線のぼかし改善、プラグインに「ローリングシャッターの修復」の追加、バンドルプラグインのCycoreFX HDスイートに関し、73のHDプラグインが16ビット/チャンネルカラーをサポートし、35のプラグインで最大ダイナミックレンジの32ビット不動小数点をポート、オートマチックダック社のプロジェクトインポートプラグイン「Pro Import AE」が標準で搭載 |
| 2013年6月17日 | CC (12.0) | Plabt Blue Ribbon | Maxon Cinema4Dソフトウェアによるライブ3Dパイプライン、輪郭や複雑なマスクのエッジの調整ツールなどの機能追加、ワープスタビライザーVFXの処理速度が80%向上 |
| 2013年10月31日 | CC (12.1) | Sconehenge | OS X MavericksのRetinaディスプレイをサポート、マスク対象をトラッキングできるマスクトラッカーの機能追加 |
| 2013年12月13日 | CC (12.2) | Pinot Butter | デフォルトで自動保存が有効、イメージシーケンスのフォルダを自動作成、スナップ機能の強化、OptiXライブラリー新バージョン対応、およびOptiXライブラリー読み込みをアプリケーション起動時からレイトレース3Dレンダラー切替時に変更 |
| 2014年6月18日 | CC (2014) | ||
| 2014年10月6日 | CC (2014.1) | ||
| 2015年6月15日 | CC (2015) | ||
| 2015年11月30日 | CC (2015.1) | ||
| 2016年1月27日 | CC (2015.2) | ||
| 2016年6月20日 | CC (2015.3) | ||
| 2016年11月2日 | CC (2017) | ||
機能[編集]
- キーイングエフェクト
- クロマキー機能は「カラーキー」「リニアカラーキー」「カラー差キー」「色範囲」など、初期のバージョンからさまざまな種類が用意されているが、Ver.6.0からはKeylightという高性能なクロマキープラグインがバンドルされ、前述のエフェクトよりもよく用いられるようになった。「異なるマット」と呼ばれるディファレンスキーの機能もあり、映像の中から動いているものだけを抽出することも可能である。
- ペイントエフェクト
- Ver.6.0から「Adobe Photoshop」のような本格的なペイント機能が装備された。映像の一部を塗ったり消したりするという作業が細かく出来る。バレ消しなどにも非常に有効である。After Effectsは頻繁にAdobe Photoshopで制作・加工した画像を使用することが多いため有意義な機能追加であった。以前はAfter Effects内でペイントを行うには「Cult Effects」などのプラグインを使用する必要があった。
- タイトルエフェクト
- Ver.6.0からAdobe Illustratorのような文字デザインの細かい指定が可能になっている。もちろんそれ以前にも機能はあったが、やはりIllustratorで制作したデザインをAfter Effectsに持ち込んで合成したり動かしたりするということが多かった。
- レンダリングエフェクト
- 「稲妻」「レーザー光線」「レンズフレア」などの視覚効果を映像に追加できる。「レンズフレア」については種類やオプションが少ないため、現在でも「Knoll Light Factory」や「Optical Flares」といったレンズフレア専用のサード・パーティー製プラグインを追加して使用されることが多い。
- シミュレーションエフェクト
- ver.5.0から「シャター」「カードワイプ」など、3DCGで制作されるような3次元的にはじけるような映像が可能になった。これらはもともとは「ATOMICPOWER Evolution」というプラグインの機能の一部であった。また、簡単なパーティクル機能も付加された。
- トラッキング・スタビライズ機能
- 映像の動きを分析し、動いているものに追従して別の映像を合成したり、カメラの手振れなどを止めることが出来る機能で、基本機能に加え、バージョンを経る毎に「ワープスタビライザー」「3Dカメラトラック」「マスクトラッカー」「フェイストラッカー」などが追加されている。また、トラッキング専用ソフト「Mocha」の簡易版がプラグインとしてバンドルされている。
プラグイン[編集]
AfterEffectsでは非常に多くのサード・パーティー製のプラグインが発売されており、これらを使用することで機能を拡張できる。よく使用されるサードバーティー・プラグインには、The Foundry, DigiEffects, Zaxwerks, Conoa, BorisFX, Red Giant Software, GridIron Software, Trapcodeなどがある。
関連項目[編集]
- After Effectsの競争製品としてCombustion、Flame、Inferno、Motion、Cinelerra、eyeon Fusion、Boris REDなどがある。
- 3D回転
外部リンク[編集]
- Adobe公式サイト
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