Adobe Acrobat

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Adobe Acrobat DC
Adobe Acrobat XI.png
※旧Adobe Acrobatのロゴ
開発元 アドビシステムズ
最新版 17.009.20044 - 2017年4月11日(41日前) (2017-04-11[1][±]
対応OS クロスプラットフォーム
種別 PDFライター
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト https://acrobat.adobe.com/jp/ja/acrobat.html
テンプレートを表示
Adobe Acrobat Reader DC
Adobe Reader XI icon.png
※旧Adobe Readerのロゴ
開発元 アドビシステムズ
最新版 Adobe Acrobatと共通
対応OS クロスプラットフォーム
種別 PDFビューア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Adobe Acrobat Reader DC
テンプレートを表示

Adobe Acrobat(アドビ・アクロバット)は、 アドビシステムズが開発する、Portable Document Format (PDF) ファイルを作成・編集・加工・管理するためのソフトウェアである。PDFはオープンフォーマットなのでPDFを作成するソフトウェアは数多く存在するが、AcrobatはPDFの作成だけでなくより多くの機能を備え、活用するためのツールとして提供されている。本項では、同社が開発するPDFファイルを閲覧するためのソフトウェアAdobe Reader(アドビ・リーダー)についても記載する。

製品群[編集]

2015年現在最新版である「Adobe Acrobat DC」は2015年4月にリリースされた。

製品群は、Adobe LiveCycle Designer ES2を含む上位版の「Pro」、下位の「Standard」の2種類から構成されている。なお、「Standard」はWindows版のみである。以前はPDFの作成のみに機能を限定した下位版の「7.0 Elements」、最上位の「3D」・「3D Version 8」・「9 Pro Extended」、統合製品の「X Suite」があったが、これらの製品はすでに出荷を停止しており、現在は販売されていない。

バージョン[編集]

Adobe Acrobat Reader / Adobe Reader[編集]

PDFの開発元であるアドビシステムズはPDFの閲覧印刷の機能に特化したAdobe Acrobat Reader(アドビ・アクロバット・リーダー)を無償で配布しており、メーカー製のパソコンの多くにプリインストールされている。なお、バージョン6から11までの商標Adobe Reader(アドビ・リーダー)だったが、2015年4月発表のバージョンDCよりAdobe Acrobat Readerに戻っている。

Adobe Acrobatの最新版が提供されると同時にAdobe Acrobat Reader/Adobe Readerの最新版も提供されている。ただし、ドットドットリリースの場合はその限りではない。セキュリティ上の脆弱性が非常に多く発見されるため、頻繁にアップデートされている。

Adobe Reader X(バージョン10)のサポートが2015年11月18日に終了し[2]Windows Vista 対応でサポートされているバージョンはなくなった。以下サポート対象のバージョンについて述べる。

Adobe Reader XI (11)[編集]

2012年10月15日にAdobe Reader XIが発表された。読み方はアドビ・リーダー・イレブン。 なお、Windows Vistaはサポートの対象外となっているため、動作自体は可能であるが、自己責任での使用となる。

Adobe Acrobat Reader DC[編集]

2015年4月7日に、Adobe Acrobat DCに合わせる形でAdobe Acrobat Reader DCが発表された。

PDFへの変換[編集]

PDFの作成は、アプリケーションからAdobe Distillerをプリンタードライバとして用いてファイルを変換する(要するにファイルとして印刷するということ)などの方法によって行われる。

もともとPDFはテキストとバイナリからなるファイルなので、手書きでもある程度のものは作ることができるが、煩雑である。現在では、GhostscriptPostScriptインタプリタ)の “-sDEVICE=pdfwrite” オプションやps2pdfなどによってPDFへ変換する方法、pdfTeXを用いる方法、TeXdvipdfm(x)を用いる方法などでも PDFファイルを作成することができる。他にも、2010 Microsoft Office system (x86 / x64)・OpenOffice.orgLibreOffice などのオフィススイートでもPDFファイルとして出力する機能を備えている。

セキュリティ問題[編集]

これまで多くのセキュリティホールが発見されており、問題のあるPDFファイルを閲覧、あるいは非表示のフレーム内にPDFファイルを表示するように細工されたウェブサイトを閲覧しただけでユーザのコンピュータでマルウェアが実行されるといった被害が世界中で発生している。特に、ウェブブラウザとリンクして、クリックするだけでPDFファイルが開かれる設定にしているユーザは、不正なコードを容易に実行される。

アドビシステムズはこれらの問題に対応するため四半期に一度の定期アップデート(クオータリーアップデート)を行うことを公表したが、脆弱性の発見とソフトウェアの修正はいたちごっことなっている。提供される最新版を適用することでその時点で発見・公開されている脆弱性へは対応すると発表されている。[3]

AcrobatおよびReaderのサポート期間はリリース日から5年間としており[4]、期間内であればアップデートを行っている。そのため、アップデートが最新版および1世代前の2世代分が常であるが、サポートが終了していない2世代前を含む3世代分が行われる場合もある。

その他[編集]

Adobe Acrobat 関連製品は全世界で1000万本以上が販売され、Adobe Reader/Acrobat Reader は1994年に公開されて以来、全世界で約5億本が配布されている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]