Metasequoia

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Metasequoia
作者 O.Mizno(水野修)
開発元 株式会社テトラフェイス
初版 1999年5月10日(16年前) (1999-05-10
最新版 Ver4.5.3 / 2015年11月20日(4か月前) (2015-11-20[1]
対応OS Windows
種別 3DCGソフトウェア(3DCGモデラー
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト metaseq.net
テンプレートを表示

Metasequoia(メタセコイア)は、株式会社テトラフェイスが開発販売しているWindows3DCGソフトウェアである。略称はメタセコまたはmetaseq。無償で提供されているが、ライセンスを購入してシリアルIDを入力するまでは機能が制限される。

Metasequoia 4以降にはStandard版と高機能なEX版がある。Ver3.1以前は通常版と無償版のLEがあるが、現在はVer3.1のライセンスを購入することはできない。

本項では、開発・販売元の株式会社テトラフェイスについても解説する。

概要[編集]

株式会社テトラフェイス
tetraface Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
151-0061
東京都渋谷区初台1-49-3 初台パークサイドハイツ207
設立 2012年9月
業種 情報・通信業
事業内容 3DCGソフトウェアの開発・販売
代表者 代表 水野修
資本金 700万円
従業員数 1人 (2012年10月時点)[2]
外部リンク http://www.tetraface.co.jp/
テンプレートを表示

1999年5月の初版リリース時からO.Mizno(水野修)が個人事業で開発やサポートを行っていたが、2012年5月から法人化の準備を進め、同年9月に株式会社テトラフェイスを設立[3][2]。Metasequoia上の表記は2012年10月公開のVer3.1 Beta7から法人名となった。なお、公式ブログでは「法人になったからといって開発や販売体制など実質的な面では何も変わらない」(2012年10月時点)と説明している[2]

ポリゴンメッシュによる3Dモデルの作成(モデリング)に特化した3DCGモデラーである。

3DCGモデラーとしての機能性や扱いやすさ、入手のしやすさなど、日本における3DCGモデラーとして人気が高い。データ可搬性を重視しており、様々なファイル形式で入力・出力することができる。低価格であり、趣味で使用する個人ユーザーが多いが、プロが製作現場で使用することもある。採用段階でMetasequoiaの使用経験を認める企業もある[4][5]

開発者向けにC++用プラグインSDKを公開しているため、シェアウェア版では多くの開発者によるプラグインを利用することができるようになっている。プラグインのインターフェイス自体は基本的に後方互換性を持っているため、古いバージョンのSDKで作成されたプラグインであっても新しいバージョンのMetasequoiaでそのまま利用可能である。なお、Metasequoia 4では32bit版アプリケーションと64bit版アプリケーションの両方が提供されるようになったが、32bit版のプラグインは64bit版のアプリケーションでは使用することができない。その逆もまた然りである。

また、組込マクロ言語としてPythonを採用しており、簡単なバッチ処理などであればプラグインを作成・使用せずともPythonスクリプトを記述して実行することで素早く実現できるようになっている。Metasequoia Ver2.4.13時点でPython 2.2.3に対応、Ver4.5時点でPython 3.4.3に対応[6]。各種モジュールを使用するにはそれぞれ対応する日本語版Windows用Pythonを別途インストールする必要がある。

レンダリング機能としてスキャンラインが搭載されているが、本格的なレンダリングや動画の作成を行う場合は、他のレンダラーを併用するかプラグインを使う必要がある。Ver4.0でレイトレーシングによるレンダリング機能が追加された。Ver4.5ではRenderManとの連携機能も追加されている[7]

Metasequoia 4.3でボーン[8]に、4.5でモーフ[9]に標準対応するなど、これまでプラグインや別の統合ソフトと連携しなければ実現できなかった高度な機能も実装され始めている。なお、ボーンやモーフの追加情報は、モデルデータであるMQOファイルではなく、拡張用の外部MQXファイル(XMLフォーマット)に保存される。

なお、Metasequoia自体は初版からC++ Builderを使って開発されていることが、公式ブログなどで言及されている[10][11]

バージョン変遷[編集]

  • 1999年5月10日 Metasequoia Ver1.0 [12]
  • 2000年5月3日 Metasequoia LE Ver2.0
  • 2000年5月4日 Metasequoia Ver2.0
  • 2000年10月17日 Metasequoia Ver2.1.0
  • 2001年7月22日 Metasequoia Ver2.2.0
  • 2003年10月11日 Metasequoia Ver2.3.0
  • 2006年7月25日 Metasequoia Ver2.4.0
  • 2012年4月29日 Metasequoia Ver3.0.0
  • 2012年10月25日 Metasequoia Ver3.1.0
  • 2013年9月30日 Metasequoia 4
  • 2014年1月24日 Metasequoia 4.1 (Ver4.1.0)
  • 2014年1月29日 Metasequoia Ver3.1.6
  • 2014年2月26日 Metasequoia 4 (Ver4.1.1)
  • 2014年3月14日 Metasequoia 4 (Ver4.1.2)
  • 2015年9月10日 Metasequoia 4.5 (Ver4.5.2) [13]
  • 2015年11月20日 Metasequoia 4.5 (Ver4.5.3) [14]

モデルコンテスト[編集]

2004年7月に、Metasequoiaに収録するサンプル用モデルデータを募集するため、モデルコンテスト2004が開催された。告知から応募締め切りまで1か月しか無かった上、MQOファイルとテクスチャ用ファイルを圧縮して1MB以内であること等の制約があったが、40件近い応募があった。現在Metasequoiaに収録されているサンプルモデルの内、日本橋麒麟像(NihonbasiKirin)、Tank、魔道少女(witch)、violin、meka、kame の6つは、このコンテストの最優秀賞および入賞作品である。

なお、このモデルコンテストの表題には2004と付いているが、コンテストが行われたのは2010年現在、まだこの1回のみである。

関連項目[編集]

レンダラ[編集]

ビューア[編集]

関連ソフトウェア[編集]

その他[編集]

出典[編集]

  1. ^ Metasequoia 4.5(Ver4.5.3)リリース | metaseq.net
  2. ^ a b c 株式会社テトラフェイスを設立しました metaseq.net blog(公式ブログ) 2012年10月17日
  3. ^ 会社概要 tetraface 2014年11月28日確認
  4. ^ 採用情報 ASH有限会社 2014年11月28日観覧
  5. ^ ゲームエフェクトデザイナー(アートディレクター候補) JOBinJAPAN 2014年11月28日観覧
  6. ^ バージョンアップ履歴
  7. ^ Metasequoia 4.5の新機能:RenderMan連携機能のチュートリアル | metaseq.net
  8. ^ metaseq.net blog: Metasequoia 4.3の新機能(1) ボーン
  9. ^ Metasequoia 4.5の新機能:モーフ機能のチュートリアル | metaseq.net
  10. ^ C++Builder 2009 metaseq.net blog(旧公式ブログ) 2008年08月27日
  11. ^ C++BuilderXEへ移行中 metaseq.net blog(旧公式ブログ) 2011年06月12日
  12. ^ 変形オブジェクトも楽々の国産3D CGモデリングソフト「Metasequoia」v1.0 窓の杜 1999年5月13日
  13. ^ Metasequoia 4.5(Ver4.5.2)リリース | metaseq.net
  14. ^ Metasequoia 4.5(Ver4.5.3)リリース | metaseq.net

外部リンク[編集]