Mesa 3D
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作者 | ブライアン・ポール |
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初版 | 1993年8月24日 |
最新版 |
24.1.1
/ 2024年6月5日[1] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語、C++、アセンブリ言語 |
対応OS | クロスプラットフォーム(Linux、Windows、Unix系、Haikuなど) |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | グラフィックスライブラリ |
ライセンス | MIT Licenseなど |
公式サイト | https://www.mesa3d.org/ |
Mesa 3D はオープンソースのフリーなグラフィックスライブラリであり、1993年8月に Brian Paul が開発した初版が公開された。このプロジェクトはもともと3次元コンピュータグラフィックスのAPI仕様であるOpenGLのオープンソース実装として始まったが[2]、のちにOpenGLだけでなくOpenGL ES、Vulkan、OpenCLなどの様々なAPIのオープンソース実装となった[3]。Mesaは主にLinux向けに開発・利用されているが、他にも様々なプラットフォームに対応している[4]。
クロノス・グループによって公式に各APIの実装として認証されているわけではないが[5]、APIの構造や構文やセマンティクスは各API仕様に準じている。
新しい Gallium3D アーキテクチャはまもなく[いつ?] Mesa 3D を置き換え、より新しいバージョンの OpenGL への互換性、つまり最近[いつ?]のGPU(ビデオカード)の機能や簡易化したデバイスドライバのアーキテクチャを追加することになっている。
特徴
[編集]- 2007年現在の構成では、ほとんどあらゆるプラットフォーム上でコンパイルし利用できる。
- ライセンスの問題により、OpenGL の実装であるとは公式には認められていないが、Mesa 3D の作者は OpenGL の最新の標準に追随するようAPIを保守し続けている。
- Mesa 3Dの主要なソースコードはMIT Licenseの条件で配布されるが、GLXなどいくつかの関連コンポーネントはそれぞれのライセンスに従う[6]。
- Mesa 3D はいくつかのグラフィックアクセラレータをサポートしているが、ソフトウェアのみのレンダラーとしてもコンパイル可能である。また、フリーでオープンソースであるため、OpenGL 互換レンダラーがどうなっているかを学ぶのに適している。
- OpenGL アプリケーションのデバッグの際、Mesa 3D と普通のデバッガを使うことでバグを見つけやすくなることがある。
- IntelとAMDは自社のGPU用の対応のためにMesaを公式にサポートしている。
- Galliumドライバーを通じて、Direct3D 12のような他のグラフィックスAPI上に構築されたマッピングレイヤーもサポートしている[7]。この成果物はARMアーキテクチャ版のMicrosoft WindowsにおけるOpenCL/OpenGL/Vulkan互換機能パックの実装に活かされている[8][9]。
脚注
[編集]- ^ “Mesa 24.1.1 Release Notes / 2024-06-05 — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation”. Mesa 3D. 2024年6月10日閲覧。
- ^ Introduction — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation
- ^ Home — The Mesa 3D Graphics Library
- ^ Platforms and Drivers — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation
- ^ Conformance Testing — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation
- ^ License and Copyright — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation
- ^ D3D12 — The Mesa 3D Graphics Library latest documentation
- ^ Microsoft、ARM環境で「OpenCL」「OpenGL」アプリを動作させる互換機能パックを公開 - 窓の杜
- ^ Announcing the OpenCL™ and OpenGL® Compatibility Pack for Windows 10 on ARM - DirectX Developer Blog