一龍斎春水

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いちりゅうさい はるみ
一龍斎 春水
本名 大久保 洋子[1]
(おおくぼ ようこ)
別名義 麻上 洋子 [1](旧芸名)
(あさがみ ようこ)
生年月日 1952年7月10日(63歳)
出生地 日本の旗 日本北海道小樽市
国籍 日本
民族 日本人
血液型 A型[1]
職業 声優
講談師
ジャンル アニメ
吹き替え
講談
活動期間 1972年 -
公式サイト http://yokoharumi.com/
主な作品
森雪(「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ)
野上冴子(『シティーハンター』 / 『エンジェル・ハート』)

一龍斎 春水(いちりゅうさい はるみ、本名: 大久保 洋子(おおくぼ ようこ)、1952年7月10日 - )は、日本女性声優講談師アクセント所属。北海道小樽市生まれ、神奈川県[1]藤沢市出身。神奈川県立鎌倉高等学校卒業[1]。デビューから2011年末まで、講談以外では麻上 洋子(あさがみ ようこ)の名前で活動していた。

1992年講談師一龍斎貞水に入門し[1]春水(はるみ)の号を受ける。1996年に二ツ目に[1]2004年真打ちに昇進した[1]

人物[編集]

高校卒業後に黒沢良が創設した声優養成所の一期生となる。その後、新劇俳優・舞台演出家の早野寿郎[2]に師事する。

フランダースの犬』でアロア役を3話まで務め、桂玲子に交代。これは裏番組『宇宙戦艦ヤマト』が3ヶ月前から先行放送されていた為で、アロア、森雪ともに作品のメインキャラクターで、同じ役者が裏番組同士を掛け持つ事を懸念したスタッフや所属事務所側の配慮から交代となった。

1979年 折からの第一次アニメブームの人気を受けて、ラジオ大阪アニメトピアの初代パーソナリティを吉田理保子と共に担当。一挙に人気番組になる。

1980年1981年 アニメトピアの成功を受けて、同局の人気ラジオ番組のJAMJAM大阪の月曜パーソナリティーを、まだ世間的には無名だった阿藤海と担当する。ここで阿藤から『こだぬきポン子』の渾名を付けられる。

声優専業時代にあったファンクラブ名は「こだぬき会」といい、そのスタッフには『月刊OUT』などで活躍していた者がいた。

歌手としても、ソロで『子猫のフーガ』や吉田理保子ともシングルレコード数枚を発売した。舞台女優として、東京都文京区千石にあった三百人劇場にて『勇者オヤンタイ』などの舞台にも立った。

『宇宙戦艦ヤマト』の森雪と並び、長期にわたり演じたキャラに、『シティーハンター』の野上冴子がある。

1993年7月 語り芸である講談に興味を持ち、一龍斎貞水に入門して内弟子となり「春水(はるみ)」の芸名をもらい、講談師としての活動を開始、声優としてはこれまでの芸名を継続。

2004年3月に真打ちに昇進する。

2012年1月より声優としての芸名「麻上洋子」を「一龍斎春水」に改名。

出演作品[編集]

太字は主役・メインキャラクター

テレビアニメ[編集]

1972年

1973年

1974年

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

  • シティーハンター3(野上冴子
  • ビリ犬何でも商会(雨森タツオ、店員)

1990年

1991年

  • シティーハンター'91(野上冴子

1992年

1996年

  • シティーハンター ザ・シークレット・サービス(野上冴子

1997年

  • シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート(野上冴子

1998年

1999年

2003年

2005年

2006年

  • 銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜(レイラ・ディスティニー・シュラ、有紀カンナ、ナレーション)

2007年

2008年

2009年

  • 真・恋姫†無双(ナレーション、水鏡先生、講釈師)

2010年

  • 真・恋姫†無双 〜乙女大乱〜(水鏡先生、講釈師)

OVA[編集]

1988年

1989年

1990年

1991年

1994年

1995年

1998年

2002年

2007年

2010年

劇場アニメ[編集]

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1985年

1986年

1989年

1990年

1998年 

ゲーム[編集]

1985年

1996年

1998年

1999年

2000年

2001年

2004年

2005年

2006年

2009年

吹き替え[編集]

ラジオパーソナリティ[編集]

テレビドラマ[編集]

人形劇[編集]

舞台[編集]

  • 勇者オヤンタイ

シングルレコード[編集]

  • 哀しみのサテン人形(ドール)
  • 子ねこのフーガ (1979年 キングレコード 萩尾望都渡辺岳夫 曲)
  • おはよう…海!(セリフのみの楽曲。作詞は麻上自身)

CD[編集]

雑誌[編集]

  • 女の子の冒険手帳(1981年) (21世紀ブックス)
  • 月刊『PHP』

CM[編集]

その他[編集]

講談[編集]

女性が語って現代社会に有意義な講談を創作し、新作も古典もと自身のウェブサイトで語っている。

藤沢市で定期的に「春水講談ライヴinしぇんろん」を開催。 依頼があれば全国各地で講談を実施。


主な読み物[編集]

古典[編集]

  • 三方が原軍記・内藤の物見 (講談の名調子が此処に集結!信玄と家康の戦い・・) 
  • 朝顔日記

 宇治川蛍狩り~明石の浦(若き日の熊沢蕃山と、娘・深雪の出逢いと別れ)

 蕃山の諫言(宮城八十次郎が熊沢次郎左衛門と改名、主君を諫言する)

 哀しき家出(縁談相手が前名・宮城八十次郎とは知らず、深雪は家出を)

 瞽女の朝顔(人買いの手を逃れたどり着いた京で八十次郎と逢えず盲目に)

 安倍川の別れ(浄瑠璃では「大井川の別れ」目が見えなかったが為に・・)

 蕃山の閉門~父の許し(艱難辛苦を乗り越えて・・) 

  • 義士銘々伝・間十次郎光興 (赤穂義士の一人間十次郎と妻子の別れ、涙涙のお話)

 前原伊助 (品川宿での伊助を敵と追う姉弟との出逢いから、切腹まで)

 武林唯七と母 (匠頭守の乳兄弟・唯七とその母は、その日!・・)  

  • 山ノ内一豊の妻 (妻・千代の内助の功で、夫は小身から二十余万石の大名に)
  • 黒田節の由来 (黒田藩の武士が、福島正則から「名槍・日本号」を拝領?)
  • 想夫恋 (高倉天皇と琴の名手・小督との恋物語。黒田節の二番の歌詞より)  
  • 平家物語・祇王 (平清盛の愛妾・祇王御前が、世を儚み出家をする・・)     
  • 巴御前 (木曾義仲の愛妾・巴の戦う姿から、義仲の最期まで)
  • 静の舞 (義経の愛妾・静御前が、頼朝の前で「静や静・・」と、舞う物語) 
  • 虎御前 (大磯の白拍子と曽我の十郎との悲恋物語り)
  • 鎌倉星月夜 (朝比奈三郎義秀と奥女中・松島との恋物語)
  • 秋色桜 (江戸時代の女流俳人「秋色」の娘時代の孝行伝)
  • お竹如来 (実話からの伝記。勿体ないをモットーとする下女のお話)
  • 夫婦餅 (又は「幸助餅」とも。力士を贔屓にして落ちぶれた男の挽回談
  • 岩亀楼亀遊 (露をだに厭ふ大和の女郎花降るアメリカに袖は濡らさじ)
  • 蜆売り健一の立志伝 (蜆売りの少年が、親孝行と勤勉を認められて・・)
  • 崇谷の鍾馗 (鍾馗絵描きの名人で、大層傲慢な男・嵩谷が改心をする)
  • 二人の母親 (大岡政談より。ひっぱりっこされた子供は果たしてどちらの母に?)
  • 縛られ地蔵 (大岡政談。炎天下うっかり居眠りをして盗まれた白木綿。盗人は誰?)
  • 杉山和一苦心の管鍼(江の島弁財天で御利益をいただき、管を使った日本の鍼術を発展)
  • 小栗判官照手姫・続き読み(藤沢・鎌倉・金沢などを舞台に、遊行上人に助けられて・・)

新作[編集]

  • 手足無き人の人生・中村久子伝・続き読み(関口宏の「知ってるつもり」でも紹介された感動の人生。祖母・母・娘の愛)  
  • 金子みすゞ(童謡詩人金子みすゞの生涯を14編の詩を交えて)
  • 火垂るの墓野坂昭如原作。アニメ化された、清太と節子の物語り)
  • 講談・宇宙戦艦ヤマト(SFアニメが、初めて講談に!ただし冒頭5分だけ)
  • 皇女和宮 (幕末に生きた悲劇の皇女「和宮」の物語)             
  • 秩父女義民伝(秩父今宮坊の塩谷直子が、秩父郷一万人の民・百姓を救うお話)
  • 伊豆長八伝 (左官の神様と言われる、コテ絵の名人「入江長八」の物語)
  • 樋口一葉伝(近代女流作家として知られた一葉の、桃水との恋を中心にしたお話)     
  • じゅりあの吉助 (芥川龍之介の小説を講談に)
  • 63才女のオフロードラリー(能城律子さんのパリダカラリー快走記)
  • 大江戸天下祭り物語り(神田祭りを舞台に、江戸町民達の祭りへの心意気と恋物語)

 ※天下祭りフォーラムよりの依頼された創作講談。江戸東京博物館で発表。

  • 歌麿夢伝説(美人画浮世絵師・歌麿栃木出身説を力説して、滝川花魁との出逢いまで)

 ※小江戸ネットワークよりの依頼された創作講談。とちぎ祭りで発表。

  • 修禅寺物語(岡本綺堂原作。新作歌舞伎より。面作り師と娘の絆は・・)
  • 金色夜叉(熱海の海岸の別離から、塩原温泉で貫一が真人間に戻るまで)
  • 日本の治水工事の父“デレイケ” 砂防会議の為に(NHK情報ネットワークよりの依頼。ビデオ化)

主な出演[編集]

2012年

  • 大洲市 「男女共同参画推進講演会~あなたらしく輝いて~みすゞ伝」
  • 渋川市 子持ち公民館 「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 上天草市 松島総合センター「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 越知町「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 四国中央市 川之江隣保会館「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 横手市 子育て支援の会「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 館林市 文化講演会「童謡詩人・金子みすゞ」
  • 伊豆長岡 三養荘「伊豆の長八伝」
  • 栃木市 小江戸演芸講座「絵師・喜多川歌麿」
  • 藤沢市 第34回春水講談ライヴinしぇんろん「坂本龍馬の妻”おりょう”」

CD[編集]

  • 女流講釈師 花の十二人! 一龍齋春水「火垂るの墓」


朗読[編集]

2010年

  •  ニッポン放送 イマジン・スタジオ 99のなみだ~涙が心を癒す朗読会~「恋しくて」

 ※『99のなみだ~涙がこころを癒す~』オーディオブック(04)「恋しくて」がFebeのWebサイトより購入可能

2011年

  •  ニッポン放送 イマジン・スタジオ 99のなみだ~涙が心を癒す朗読会~「鋸山へ父と」

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『テレビ・タレント人名事典(第6版)』 日外アソシエーツ、2004年6月、27頁。ISBN 978-4-8169-1852-0
  2. ^ 老人役、悪役を得意とした俳優・声優。自ら後進の指導に尽力し、養成所を主催していた。尚、シティーボーイズ風間杜夫の恩師として知られる

関連項目[編集]

外部リンク[編集]