デイ・アフター・トゥモロー

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デイ・アフター・トゥモロー
The Day After Tomorrow
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監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ローランド・エメリッヒ
ジェフリー・ナックマノフ
原案 ローランド・エメリッヒ
製作 ローランド・エメリッヒ
マーク・ゴードン
製作総指揮 ウテ・エメリッヒ
ステファニー・ジャーメイン
ケリー・ヴァン・ホーン
出演者 デニス・クエイド
ジェイク・ギレンホール
エミー・ロッサム
イアン・ホルム
セーラ・ウォード
音楽 ハラルド・クローサー
撮影 ウエリ・スタイガー
編集 デヴィッド・ブレナー
製作会社 セントロポリス・エンターテインメント
ライオンズゲート
マーク・ゴードン・プロダクションズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 2004年5月24日
日本の旗 2004年6月5日
上映時間 124分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
日本語
フランス語
製作費 $125,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $544,272,402[1]
アメリカ合衆国の旗 $186,740,799[1]
日本の旗 52億円[2]
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デイ・アフター・トゥモロー』(原題:The Day After Tomorrow)は、2004年に製作されたアメリカ映画

概要[編集]

地球温暖化によって突然訪れた氷河期に混乱する人々を現実味を持って描いたパニック映画である。SF映画であるとも言えるが、映画の公開より約2年前の2002年に実際に崩壊したラーセンB棚氷に大規模な亀裂が走る場面が出てくるように、フィクションではなく史実である部分も存在する。2005年11月30日付のAFP通信の記事では、実際にヨーロッパにおいて映画ほどの急激さはないものの、映画と同じ理論で、今後十年単位で平均気温が4度低下する恐れがあるとの科学者の見解を伝えている。

最新のVFXによって作られた竜巻津波などのリアルな映像が話題を呼び、決して豪華とは言えないキャスティングにも関わらず興行収入が北アメリカでは1億8,600万ドル、日本では3週連続1位、52億円、全世界では5億4,400万ドルに達した[1]。なお、本作は地球温暖化を問題とした映画でありながら、映画制作においては(例えば自動車を使用するなどして)温室効果ガスである二酸化炭素を排出した。しかし、映画制作に伴って排出したと考えられる二酸化炭素を吸収させるために、植林を行う資金として20万ドルを拠出した[3]

ストーリー[編集]

地球温暖化により、南極大陸棚氷が融け始めた。棚氷の調査中にその光景を見た気象学者のジャック・ホールは、温暖化によって極地などのが融解して真水がへと供給されることで海水の塩分濃度の変化が起こるなどした結果、海流の急変が発生し、これが将来的に氷河期を引き起こす可能性を考え、危機を訴えたが、実感のなさから、ベッカー副大統領などには相手にされなかった。

しかし、その数日後から世界各地で異常気象が頻発し始めた。東京ではゴルフボールサイズの巨大なが降り注ぎ、ロサンゼルスは巨大な竜巻によって壊滅し、イギリスではスーパー・フリーズ現象によってオイルが凍結してイギリス軍ヘリコプターが墜落。ジャックの息子、サムと友人のいるニューヨークには豪雨と巨大な高潮が押し寄せた。そして、ジャックの予測した将来的に起こるはずだった氷河期が現代に到来するのであった。

登場人物[編集]

ジャック・ホール
本作の主人公である気象学のエキスパート。地球温暖化が深刻化する中、自らの調査のもと遠い将来の氷河期到来を警告する。
ロサンゼルスの竜巻災害の甚大さとラプソン博士の研究結果から、自身が恐れていた大規模自然災害の序章である事を確信。サムがニューヨークで高潮に被災し、他の避難民とともにニューヨーク公共図書館で孤立している事を知り、大統領にメキシコへの避難計画を提示した後、チームメイトのジェイソンとフランクと共に、サム達を救出するためにスーパー・フリーズの迫るニューヨークへ向かう。災害の対策の知識で周囲の人間をフォローする。
サム・ホール
本作のもう1人の主人公でジャックの息子。高校生学力コンテストに参加するためにニューヨークへ向かう。
コンテスト終了後、J.D.のチェックインしたホテルで天候の回復を待ったが、悪化していく天候を見て疑問を抱く。ローラ達を内陸の方へと避難するように促すも、突如発生した高潮の影響で図書館に避難し、他の避難民とともに孤立することとなってしまった。図書館に避難した民衆が南へ向けて移動を開始するという無謀な行為を必死で止めようとしたが結局叶わなかった。
その後、図書館に留まったメンバー達のリーダー的立場となってグループを纏め上げ、必ず救助に向かうので暖房を絶やさず室内で寒波が落ち着くまで耐えろと言うジャックの言葉を信じ、救援を待ち続けることにする。
ローラ・チャップマン
サムが好意を抱く同級生。サム、ブライアンと一緒に高校生学力コンテストに参加する。
民衆の無謀行動には賛同せず図書館に留まることを選ぶ。図書館に向かう最中に車の破片で片足を負傷、応急手当をしなかったために敗血症を起こして生死の境をさまようこととなる。
テリー・ラプソン
スコットランドに研究室を構える海洋学者。北大西洋の海流と海水温度のデータを持つ。誰もジャックの主張に耳を貸さない中、彼の主張を支持してスコットランドから助力する。
その後、ジャックの研究の結果で北半球全域が短期間でスーパー・フリーズによって氷河期になる事を知った際、避難が遅れてしまったことを悟り、ジャックに「1人でも多く救ってくれ」という言葉を最後に交信が途絶えてしまう。その後も研究所の暖房で同僚達と共に耐え凌いでいたが、遂に燃料も切れてしまい、隠していたスコッチで晩酌した。その後、スーパー・フリーズで凍死したと思われる[4]
ルーシー・ホール
ジャックの妻。医師。息子サムの身を案じている。南への避難の際、人数オーバーで自身と障害を持った子供と共に病院に取り残されるも、病院の職員の連絡でやって来た救助隊に救助され、無事メキシコに避難する事に成功する。
ジェイソン・エヴァンス
気象観測士でジャックとフランクとは同僚でチームメイト。年齢的にも技量的にも3人の中で最も若い。ジャックからは南への避難を促されるも、共にニューヨークへ向かう事を志願する。途中で意識を失うが、ジャックのとっさの判断で命を拾った。
フランク・ハリス
気象観測士でジャックとジェイソンとは同僚でチームメイト。ジャックからは南への避難を促されるも、ジャックと共にニューヨークへ向かう事を志願する。
しかし、フィラデルフィアからニューヨークの間に位置する街のショッピングモールで、移動中にガラス天井から転落。ジャックとジェイソンに命綱を繋げていたため、3人全員死亡という最悪の事態を避けるために自らナイフで命綱を切断したことで転落死してしまう。
ジャネットに鼻の下を伸ばしたジェイソンの頭をはたく等、チーム内では2人の父親的な存在だった。
ブライアン・パークス
サムの同級生。サム、ローラと一緒にニューヨークへ行く。機械いじりを得意とし、オタクであることを自負している。
ローラと同様、サムの意見に賛同して図書館に留まることを選ぶ。その後、彼の修理したラジオで受信できた1分間の情報からサムは北半球全体が吹雪いている事を知る。
J.D.
ニューヨークの高校生で、資産家の息子。高校生学力コンテストに参加していたローラに好意を持つが、図書館でサムの気持ちを察し、背中を押した。
サムの意見に賛同して図書館に留まることを選ぶ。敗血症に陥ったローラを救うために、サムとブライアンと共に図書館近くまでに漂流してきたタンカー船から治療薬を取りに向かうも、動物園の檻から逃げ出しタンカー内を徘徊していた狼に襲われ足を負傷する。
ジャネット・タカダ
NASAのハリケーン研究者。ジャックの意見に賛同して彼に協力する。ジャックがニューヨークへ向かった後はトムと共にジャックのサポート及びハリケーンの動きを追う。
レイモンド・ベッカー
アメリカ合衆国副大統領。環境問題に意を介さず、ジャックの報告と避難の要請にもまったく耳を貸そうとしない。結果として避難が遅れてアメリカの北半分の国民の生命が絶望的となってしまった。
大統領よりも早く南(メキシコ)に避難したことで生還するも、逆にギリギリまでホワイトハウスに留まった大統領がスーパー・フリーズに捕まって死亡したため、暫定的ながらも大統領に着任。着任後はどこか暗い影を落とすも、今回の災害を通じて自身の環境への価値観を見直し、生存者の救助作業を要請した。
リチャード・ブレイク
アメリカ合衆国大統領。ジャックの意見に賛同して国民を南部へ避難させるも、自身は限界までホワイトハウスに留まったが、これが災いして国防長官と共に避難中に搭乗したヘリがスーパー・フリーズに捕まり死亡した。
ルーサー
ニューヨークのホームレス。ブッダという犬を連れている。南へ脱出する人たちを最初に発見するが、自身はサム達と図書館に残った。
ジュディス
図書館の司書。サム達と図書館に残る。司書の立場から図書館の本を燃やすことに当初躊躇っていた。図書館にあった医学書から瀕死であったローラの治療方法を発見する。
トム・ゴメス
アメリカ気象庁の職員でジャックの上司。ロサンゼルスの竜巻災害でジャックの警告が現実となった事を受け入れられず、当初はジャックのシミュレーション制作に対しても冷たかったが、大統領に国民の南への避難勧告を実行させるきっかけを作った。
スーパー・フリーズ消滅後、ジャックの身を案じて先行救助部隊のヘリに同乗してサムたちと再会したジャックを迎えに行った。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 テレビ朝日
ジャック・ホール デニス・クエイド 原康義 江原正士
サム・ホール ジェイク・ギレンホール 浪川大輔 野島健児
ローラ・チャップマン エミー・ロッサム 小笠原亜里沙 坂本真綾
テリー・ラプソン教授 イアン・ホルム 小林恭治 矢田耕司
ルーシー・ホール セーラ・ウォード 小山茉美 野沢由香里
ジェイソン・エヴァンス ダッシュ・ミホク 内田夕夜 山野井仁
フランク・ハリス ジェイ・O・サンダース 土師孝也 宝亀克寿
J.D. オースティン・ニコルズ 坂詰貴之 渋谷茂
ブライアン・パークス アージェイ・スミス 日野聡 勝杏里
ジャネット・タカダ タムリン・トミタ 小野未喜 藤本喜久子
パーカー サーシャ・ロイズ 成田剣 加瀬康之
ベッカー副大統領 ケネス・ウェルシュ 村松康雄 糸博
ルーサー グレン・プラマー 江川央生 チョー
トム・ゴメス ネスター・セラーノ 大塚芳忠 津田英三
ブレイク大統領 ペリー・キング 有本欽隆 谷口節
ボブ ケネス・モスコウ 宇垣秀成
サイモン エイドリアン・レスター 古澤徹
デニス リチャード・マクミラン 幹本雄之
ブッカー ヴラスタ・ヴラナ 北川勝博
ヒデキ ラッセル・ユエン 星野貴紀
ピアス将軍 チャック・シャマータ 北川勝博
キャンベル フィリップ・ジャレット 水野龍司
ジュディス シーラ・マッカーシー
ジェレミー トム・ルーニー 星野貴紀
エルサ エイミー・スローン 加納千秋
ジェフ・バフィン ジャック・ローファー 水野龍司

スタッフ[編集]

映画の撮影[編集]

映画の撮影で日本に雹が落ちたシーンは、セット場で作成された発泡スチロールで作った雹だった[6]

関連作品[編集]

この映画の原作というわけではないが、ホイットリー・ストリーバーおよびアート・ベルの共著「The Coming Global Superstorm」(1999年)は、この映画と同様に海流の急変による急激な寒冷化を扱っており、この映画の大きなヒントになったとされている。ホイットリー・ストリーバーは、2004年にこの映画のノベライズ本を出版している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d The Day After Tomorrow (2004)”. Box Office Mojo. 2009年11月6日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)640頁
  3. ^ THE DAY AFTER TOMORROW (2004年5月28日)
  4. ^ 劇中において明確な死亡シーンは描かれていない。
  5. ^ 映画タイトルと同名のバンド名であることから日本での公開時に使われ、映画のDVDには映画の映像とコラボしたMusic Videoが入っている。また、DVDの日本語吹き替えバージョンではこの曲がエンディングテーマとして流れる。
  6. ^ Day After Tomorrow Behind the Scenes”. youtube. 2016年3月18日閲覧。

外部リンク[編集]