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'''インプレッサ'''({{small|[[ラテン文字]]表記}}: IMPREZA)は、[[SUBARU]](旧・富士重工業)が生産・販売する[[乗用車]]である。
'''インプレッサ'''({{small|[[ラテン文字]]表記}}: IMPREZA)は、[[SUBARU]](旧・富士重工業)が生産・販売する[[乗用車]]である。


== 概要 ==
[[スバル・レガシィ|レガシィ]]が従来の主力車種であった[[スバル・レオーネ|レオーネ]]より上級な車種へと移行したために開いた穴を埋め、世界市場、特にヨーロッパにおける[[Cセグメント]]市場を狙ったスバルの[[世界戦略車]]としての役割を担った。発売から現在に至るまで標準モデルよりスポーツモデルの販売比率のほうが高い。
[[スバル・レガシィ|レガシィ]]が従来の主力車種であった[[スバル・レオーネ|レオーネ]]より上級な車種へと移行したために開いた穴を埋め、世界市場、特にヨーロッパにおける[[Cセグメント]]市場を狙ったスバルの[[世界戦略車]]としての役割を担った。発売から現在に至るまで標準モデルよりスポーツモデルの販売比率のほうが高い。


開発が開始された当時、限られたメーカーしか製造していない[[水平対向エンジン]]と一般的な直列エンジンの技術的なギャップが生まれていたため、当初は[[横置きエンジン|横置き]][[直列4気筒]]エンジンと[[無段変速機]](CVT)を組み合わせた設計で開発が進められた<ref name="chubu">{{cite web|url=https://chubu-jihan.com/subaru/news_list.php?page=contents&id=277|title= インプレッサの誕生 〜経営危機の中で、仕方なく水平対向を選んだスバル。〜|author=筆:クラブ・スバリズム 岡田隊員/文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語|accessdate=2021-06-22}}</ref><ref name="webct">{{cite web|url=https://www.webcartop.jp/2019/12/466289/2/|title=【スバルがこだわる水平対向エンジン!】そんなにいいならなぜ他メーカーは採用しないのか|date= 2019-12-15|author= マリオ高野|publisher=WEB CARTOP|accessdate=2021-06-22}}</ref>。1988年にはエンジンは[[直列4気筒]][[DOHC]] 4バルブ1600&nbsp;cc横置き、[[トランスミッション]]は[[無段変速機|CVT]]の試作機がテストされていた<ref name="chubu"/>。しかし、北米でのスバル車の販売不振等の要因により新型直列エンジンの開発費の打ち切りと従来通りの水平対向エンジンの採用が決定された<ref name="chubu"/>。
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| 車種=普通自動車
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2021年6月22日 (火) 08:08時点における版

スバル・インプレッサ
現行(5代目)SPORT
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1992年 -
ボディ
ボディタイプ
駆動方式 四輪駆動 / 前輪駆動
系譜
先代 スバル・レオーネ
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インプレッサラテン文字表記: IMPREZA)は、SUBARU(旧・富士重工業)が生産・販売する乗用車である。

レガシィが従来の主力車種であったレオーネより上級な車種へと移行したために開いた穴を埋め、世界市場、特にヨーロッパにおけるCセグメント市場を狙ったスバルの世界戦略車としての役割を担った。発売から現在に至るまで標準モデルよりスポーツモデルの販売比率のほうが高い。

開発が開始された当時、限られたメーカーしか製造していない水平対向エンジンと一般的な直列エンジンの技術的なギャップが生まれていたため、当初は横置き直列4気筒エンジンと無段変速機(CVT)を組み合わせた設計で開発が進められた[1][2]。1988年にはエンジンは直列4気筒DOHC 4バルブ1600 cc横置き、トランスミッションCVTの試作機がテストされていた[1]。しかし、北米でのスバル車の販売不振等の要因により新型直列エンジンの開発費の打ち切りと従来通りの水平対向エンジンの採用が決定された[1]

初代GC/GF系(1992年 - 2000年)

スバル・インプレッサ(初代)
GC1/GC2/GC4/GC6/GC8/
GF1/GF2/GF3/GF4/GF5/GF6/GF8/GFA型
セダン(1992年初期型・北米仕様)
スポーツワゴン1.8L HX Edition S (1992年初期型)
クーペ(1992年初期型・北米仕様) ※日本名:インプレッサリトナ
概要
販売期間 1992年11月 - 2000年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ
駆動方式 四輪駆動 / 前輪駆動
パワートレイン
エンジン

(すべて水平対向4気筒)

変速機 5速MT / 4速AT
前/後:ストラット式
前/後:ストラット式
車両寸法
ホイールベース 2,520 mm
全長 4,340 mm
全幅 1,690 mm
全高 1,405 mm
車両重量 1,220 kg
その他
最小回転半径 5.2 m
データモデル セダンWRX
系譜
先代 スバル・レオーネ
後継
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パッケージングはCセグメントの4ドアセダン、5ドアハッチバックおよび2ドアクーペであるが、ハッチバックはステーションワゴンとしての使い勝手を盛り込んだ上で、新たに「スポーツワゴン」として訴求した。 セダンはレオーネの廉価モデルであるセダン1600(マイア/マイアII)の後継車も兼ねる[注釈 1]

また、年次改良や特別仕様車の積極的な投入により、日本の小型車としては異例の8年という長期に渡るモデルサイクルを通じて、高い商品力を維持した[注釈 2]

レガシィRSに代わり世界ラリー選手権 (WRC) 参戦車両として高性能が与えられたモデルには「WRX」[注釈 3]の名が冠された。エンジンもレガシィRSに搭載されていたEJ20型・DOHCターボ (240PS) がヘッド周りを一新して搭載された。

ボディ・デザインはスバル内部によるものである。「フローイングライン」と名付けられたなめらかなシルエットなど、ほぼすべての角が丸められた柔らかなイメージを特徴としている[注釈 4]

車体(シャシー)は、初代レガシィの車体を基準に開発され、全長で200 mm、ホイールベースで60 mm狭められ、全高を10 mmかさ上げしている。ホワイトボディ[注釈 5]で175 kgと、初代レガシィの200 kgに対し25 kgの軽量化、車両重量では80 kgの軽量化を実現している。

トランスミッションは、NA車用として5速MTとE-4速ATが用意され、ターボ車用は、5速MTがノーマルレシオとクロースレシオ、それにE-4速AT、VTD-AWDトランスミッションが用意された。

「WRX type RA STi」、「WRX type R STi」には、「DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)」が機械式リアLSDとの組み合わせで用意された。DCCDとはシフトレバー脇に設置されたダイヤルで前後輪のトルク配分を任意調節できる機構である。作動原理は、電磁式クラッチ[注釈 6]を応用したものである。合わせて、後輪のデフがR180にサイズアップされ、機械式LSDが組み込まれる。また、後輪のドライブシャフト径とパーキングブレーキ用ドラム径も拡大されている。

サスペンションは、前方がL型ロアアームのストラット式、後方が2本のラテラルリンク(パラレルリンク)とトレーリングリンクを組み合わせたパラレルリンクストラット式で、初代レガシィと共通である。セダン「WRX」のMT車にはバネ下重量軽減のため、アルミ合金鍛造フロントロアアームを新たに採用している。

ブレーキは、ベンチレーテッドディスクブレーキが前輪に全車標準装備されており、「WRX」では後輪にも装備されている。また、D年改以降の「STiバージョン」にはフロントに対向4ポットキャリパーと16インチ対応ディスクロータ、E年改以降の「WRX type RA STi」、「WRX type R STi」にはさらにリヤ対向2ポットキャリパーと15インチ対応ディスクロータが採用された。

エンジンは、全グレードに水平対向4気筒EJ」型を採用している。細かく区別すると4種類が存在する。詳細は下記を参照。

EJ20G
初代レガシィRS (BC5) から引き継いだエンジン[注釈 7]
EJ18
「EJ20」のシリンダーライナーの変更によりボアを4.1 mm縮小したエンジン。
EJ16E
「EJ18E」のストロークを9.2 mm縮めたエンジン。
EJ15E
「EJ16E」のシリンダーライナーの変更によりボアを2.9 mm縮小したエンジン。

なお、同型の生産終了以降、平成24年(2012年)3月28日発売されたBRZに至るまでの間スバルに2ドアクーペはラインナップされなかった。

年表

  • 1992年平成4年)10月22日 - インプレッサ・シリーズ(セダン、スポーツワゴン、セダンWRX)を発表、11月2日から発売。CMにはカイル・マクラクランが出演し、CMソングにはCHAGE&ASKAの「no no darlin'」と「なぜに君は帰らない」が起用された。
  • 1993年(平成5年)
    • 8月 - WRCデビュー。
    • 9月 - 一部改良。要望の多かったワゴンWRXを追加。同時にMTのみであったセダンWRXにもATを追加 (220 PS)。
  • 1994年(平成6年)
    • 1月 - 環境対策としてエアコンガスの新冷媒の採用。STI社製コンプリートカー「WRX STi」発売。WRX STiモデルの車両の扱いは特別であり、正式な型式認証を受けたモデルではなく、購入時には現車を陸運局に持ち込んで改造車として公認登録を受ける必要があった(バージョンIII以降は通常の扱いに変更された)[4]
    • 10月 - 一部改良。セダンWRX系が260馬力に出力アップ。同時にATを廃止。1.8 Lの「HX edition S」に、このWRX用のフロントバンパーが標準となった。また、WRX系のアルミホイールが16インチになったのに併せ、タイヤも205/55R15から205/50R16にサイズアップされた。「WRX RA STi」の追加。
  • 1995年(平成7年)
    • 1月 - 輸出向け2ドアクーペを「リトナ」名で国内発売。1.5 L・前輪駆動/1.6 L・四輪駆動(MT仕様はインプレッサシリーズとしては唯一のセレクティブ4WD。AT仕様についてはセダン/ワゴン系同様のフルタイム4WD)の2種類。CM出演は椎名英姫(現・しいなえいひ
    • 10月 - 車高を上げ、RVの雰囲気を持たせた「グラベルEX(エックス)」[注釈 8]を設定(ただし、背面タイヤカバーには「GRAVEL EXPRESS」と書かれていた)。この試みは、後の「フォレスター」への試金石ともなった。また、正式カタログモデルとして「STi Version II」が登場。同時にWRCをイメージさせる青いボディカラー[注釈 9]の「STi Version II 555」をセダン555台、ワゴン100台で限定発売。
    • 10月 - 第31回東京モーターショーに「リトナ」をベースとした4座オープンの「オペレッタ」が参考出品されるも、市販化はならず[5]
  • 1996年(平成8年)
    • 1月 - 前年のWRCにおけるドライバー・メイクス両タイトル獲得を記念した限定モデル「V-Limited」を発売。販売台数は「WRX」ベースが1,000台、「WRX TypeRA STi Version II」ベースが555台[注釈 10]。また、スポーツワゴンに「HX-20S」を設定。1.8 Lの「HX edition S」のエンジンを2 LのEJ20に換装したグレードであるが、その他の相違点としてサイドスカートの追加、アルミホイールのデザイン変更などが行われている。
    • 9月 - マイナーチェンジ。フロント廻りを中心としたエクステリアの変更が行われ、リア・コンビネーションランプのターンシグナル部分をクリアーに改める。また、アルミホイールも新デザインとなっている。セダンWRX系のエンジンは高回転高出力化の図られたEJ20Kに変更され、国内自主規制値の280馬力に到達、また、EJ15、EJ18、EJ20 (SOHC) も改良を受けた。EJ20Eを搭載した「HX-20S」の追加(特別仕様車からカタログモデルへ格上げされ、セダンにも同グレードが追加された)。EJ16は廃止。FFのみであった1.5 Lに四輪駆動車を追加。住友電工製フロント対向ピストンキャリパーを採用した「STi Version III」の登場。販売不振の日本向け2ドアクーペのリトナは廃止され、代わりにこれをベースとしたWRXのクーペモデル「WRX TypeR STi」が登場。
  • 1997年(平成9年)
    • 9月 - 一部改良。前面衝突安全性への対応のため、運転席エアバッグの標準装備化、助手席エアバッグのオプション設定を起因とする内装の大幅な変更(フォレスターと共用化)。「STi Version IV」の登場。「WRX TypeRA STi」「WRX TypeR STi」でリヤブレーキにも対向キャリパーが採用される。
    • 10月 - 東京モーターショーにクラシカルな風貌の「カサブランカ」を参考出品。
    • 11月 - 台湾・大慶汽車工業股份有限公司で左ハンドルモデルの現地生産を開始。1.6 L、1.8 L、2.0 Lターボモデルを生産。
  • 1998年(平成10年)
当時WRCで3連覇を成し遂げたインプレッサWRC97を、ロードカーとして再現したモデル。クーペボディをベースに、鋼板プレスの専用ボディパネル(前後フェンダーパネル)および専用バンパー(前後)を用い、1,770 mmまで全幅が拡げられたほか、エクステリア・パーツがWRカーの意匠に統一されていた。22B専用の水平対向4気筒「EJ22改」2,212 ccエンジンを搭載。400台限定で価格は500万円であったが、瞬く間に完売した。
グレード名の由来は、一説には「スポンサーロゴの『555』を16進数に変換すると『22B』になる為」と言われている。[要出典]
  • 9月 - マイナーチェンジ[7]。WRX系のフロント形状を変更。全車ヘッドランプがマルチリフレクター・タイプに改められた[7]。セダン・クーペSTiには大型リアスポイラーを標準装備。F・Gタイプでは、全車フェイズ2と呼ばれる新設計のシリンダーブロックシリンダーヘッドを採用。エアフローセンサーをはじめとした補機類も一新。「HX-20S」に代わって2リッターDOHC・NAのスポーティグレード「SRX」が新登場[7]。このエンジンにはインプレッサとしては初となるAVCSが採用された[7]。その他のエンジンも改良を受けた。WRX系にカヤバ社製倒立式ストラットの採用。STi Version Vの登場[7]
  • 12月 - 5,000台の限定車として「カサブランカ」を発表。
  • 1999年(平成11年)9月 - 一部改良。STi系の大型リアスポイラーの断面形状の変更、「WRX STi」と「WRX STi TypeR」にフロントアンダースポイラーを追加。ワゴン「WRX STi」とWRX系のアルミホイールが6スポークデザインのものへ変更。「WRX TypeRA STi」、「WRX TypeRA」にはオプションで砲弾型ドアミラーが設定された。MT車にクラッチスタートシステムの採用。「STi Version VI」の登場。限定販売であった「カサブランカ」がカタログモデルに昇格し、台湾市場でも販売された(現地名:スバル カサブランカ)。
  • 2000年(平成12年)
  • 4月 - STIによるコンプリートカー「S201 STi Version」発売[8]
1999年(平成11年)の東京モーターショーに「Electra ONE」の名でプロトタイプを出品、翌年の東京オートサロン出品時には同じ車名のまま、より進化したプロトタイプ2となり、このスペックとデザインを引き継いで市販化されたものがS201である[9]
  • 7月[10] - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
  • 7月(販売終了前月) - ここまでの新車登録台数は、累計 27万7,910台[11]
  • 8月 - 販売終了。

STIによってチューニングされたEJ20エンジンは、最高出力300PSとなった。また、サスペンションやエクステリアも、STIの技術が注ぎ込まれていた。300台限定で、価格は390万円であった。

2代目 GD/GG系(2000年 - 2007年)

スバル・インプレッサ(2代目)
GD2/GD3/GD9/GDA/GDB/GDC/GDD/
GG2/GG3/GG9/GGA/GGB/GGC/GGD型
4ドアセダンWRX(2000年初期型・北米仕様)
スポーツワゴンWRX(2002年改良型・北米仕様)
WRX STI specC typeRA-R(2005年改良型)
概要
販売期間 2000年8月 - 2007年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ
駆動方式 四輪駆動 / 前輪駆動
パワートレイン
エンジン
最高出力 280 PS (210 kW) / 6,400 rpm
最大トルク 43.0 kgf⋅m (422 N⋅m) / 4,400 rpm
変速機 4速AT / 5速MT / 6速MT
前:ストラット / 後:ストラット
前:ストラット / 後:ストラット
車両寸法
ホイールベース 2,525 mm
全長 4,415 mm
全幅 1,695 - 1,740 mm
全高 1,425 mm
車両重量 1,390 kg
その他
最小回転半径 5.4 m
データモデル セダンWRX
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ボディデザインは初代を引き継いでセダンとスポーツワゴンが用意されたが、スポーツワゴンが5ナンバー枠に収まるのに対し、セダンはスポーツ走行での安定性を考慮しブリスターフェンダーを備えた3ナンバーサイズとなった[注釈 12]。また、スバルがブランドイメージを模索し迷走していたあおりを受けて、そのライフスパンの中で2度に及ぶ大幅なフェイスリフトを受けた。スポーツワゴンは一時期、サーブ・9-2Xとして北米市場にOEM供給された。

2代目開発当時、各メーカーで盛んに叫ばれていたいわゆる「衝突安全ボディー」の設計に注力され、「新環状力骨構造[注釈 13]」の採用、また、前面衝突時の衝撃を効果的に吸収するサブフレームが前端に追加された。「STi」では剛性の確保が根本的に見直され、サイドシルの断面積拡大、ストラットボックス、クロスメンバー部の補強などが行われた。

2.0 Lターボ車は、スバルのターボ車として初めて吸気側に可変バルブタイミング機構 (AVCS) を採用した(2 L NAモデルはGC・GF 型で採用済み)。

2.0 Lターボ車に新たにTGV(タンブル・ジェネレーション・バルブ)が採用され、燃焼効率の向上、触媒の二重化[注釈 14]による始動直後の排出ガスレベルの低減を実現し、STiを除く全車が平成12年度基準排出ガス25%低減レベル適合 (G-LEV) した。また、2.0 Lターボ、2.0 L NAが「良低排出ガス車(☆)」、1.5 Lが「優低排出ガス車(☆☆)」に適合し、「グリーン税制[注釈 15]」対象車となっている。

四輪駆動モデルでは5速MTにVCU(ビスカスカップリング)方式LSD搭載ベベルギア方式センターデフを、E-4速ATに「MP-T」を用いたアクティブトルクスプリット4WDを採用している。四輪駆動ターボ用には、5速MTとして従来のTY75型(VCU方式LSD搭載センターデフ)を引き継いでいる。E-4速ATとしてレガシィと共通の、遊星歯車式センターデフ+「MP-T」によるVTD-AWDトランスミッションが搭載された。STiには、今回は全くの新開発のスバル内製「TY85」型6速MTが搭載された。先代ではガラスのミッション[13]と酷評されたが、この代から搭載されたミッションは強度が見直された。

前述の通り2度のフェイスリフトを実施しており、ヘッドランプの形状から順に「丸目」・「涙目」・「鷹目」と呼ばれている[14]。デザイン・マネージャーを務めた石井守によると、デビュー当初「丸目」としたのは会社の意向であり、抵抗を感じつつもポルシェ・911のような格好良さを目指したという。デザイナー側としてはできるだけライトを寝かせたかったが、エンジンルーム内における部品配置スペースの確保(特にバッテリー)や整備性(ランプ球切れ時の交換のしやすさ)を求める技術者側の要望を反映した結果、市販モデルはライトが前方に突出かつ直立気味となり、自動車メディアやWRXオーナーから不評を買った[15]スバル・アルシオーネのデザイナー・碇穹一は、当時は初代インプレッサ開発時代と異なり「モデルを数だけ造って、その中からいいのを選べばよい、という安直な雰囲気があった」(引用)とし、「どのモデルにも迫力がなかった。(略)最有力案といわれるモデルの丸目のライトの設定のどこに走りのイメージがあるというのだろうか」(引用)と嘆いた[16]。続く「涙目」はラリー車両を担当していたイギリス人デザイナーが手直しを行ったもので、男性客の反応は上々であったが、一方で女性客は離れる結果となった[15]。最後の「鷹目」は航空機をモチーフとしたスプレッドウィングスグリルを採用し、シャープかつスポーティに仕上げた[17]

日本全国の警察の機動捜査隊に後期型WRXが覆面パトカー(リアウイング・レス仕様)、栃木県警埼玉県警広島県警などの高速隊に中期型WRXが白黒パトカーとして配備されている。日本国外でもフランス国家憲兵隊では、高速道路での取り締まりで使用されている(ライバル車の三菱・ランサーエボリューション〈通称:ランエボ〉も、イギリスなどヨーロッパの警察で採用されている)。

年表

  • 8月23日 - WRX(4ドアセダン)とスポーツワゴンが登場[18]。WRXは2.0 L・AWDのみ。ワゴンに1.5 L前輪駆動を設定。2.0 Lターボ、NA車が「良低排出ガス車(☆)」、1.5 Lが「優低排出ガス車(☆☆)」適合。
  • 10月24日 - 「WRX STi」、「スポーツワゴンSTi (GGB)」(約2年の生産期間〈C型で廃止〉で、レギュラーモデルではあったがおよそ800台しか生産されなかった希少車)が登場[19]。WRX、スポーツワゴンの2.0 Lモデルと同様、吸気側にAVCSを装着[19]
  • 11月 - 年次改良。各グレードごとの価格・装備内容の見直し、ボディーカラーの入れ替え、フロントグリル形状・ヘッドランプハウジングの色味変更などが行われた。
  • 12月6日 - 「WRX STi type RA specC」を追加[20]
  • 12月 - SWRTのドライバー、リチャード・バーンズがWRCドライバーズ・タイトルを獲得。
  • 6月 - 「WRX STi type RA spec C」をベースにした、ストリートにおけるオンロード性能の向上を徹底追求したSTI社製コンプリートカー「S202 STi Version」を発売。
チタンマフラー、専用ECUの採用により320PSの最高出力を実現。パワーウインドウなどの快適装備が特別設定されていた[21]
  • 11月1日 - マイナーチェンジ[22]。評判の芳しくなかったエクステリアを大幅変更(いわゆる丸目⇒涙目)。あわせてエンジン・シャシーにも大幅に変更が加えられた。特にSTiに対し大幅にテコ入れが施され、エキゾーストマニホールドが等長化されたことが大きな変化であり、スバルの水平対向エンジン搭載車特有の「ズドドド」という音が小さくなった。ワゴンの四輪駆動ターボ車に「WRX」の名称が復活。セダン、ワゴン共にホイールは17インチに拡大、対向ブレーキキャリパーが採用された。同時にワゴンSTiは廃止となった。
  • 2003年(平成15年)9月 - 年次改良[23]。シートスライドレバーの形状が変更されるだけのきわめて小さい年次改良。セダンに、新たに5ナンバーボディのSOHC 1.5 Lモデル「1.5i」が追加されたと同時に、セダン2.0NAモデルである「20s」が廃止された(ワゴンには引き続き設定)。
  • 2004年(平成16年)6月 - マイナーチェンジ[24]。インパネとドアトリムの形状を先に登場していたサーブ・9-2Xとほぼ同一の形状に変更。STiはさらにパフォーマンスアップ。フロントハブの強化、リアオーバーフェンダーの装着、ホイールPCDを従来の100 mmから114.3 mmに拡大。
  • 2005年(平成17年)
  • 1月 - 「WRX STi」をベースに「グローバルピュアスポーツセダン」をコンセプトにしたSTI製コンプリートカー、「S203」を発売。
S203よりベースモデルがspec CからSTiとなった。専用の減衰力4段可変式ストラット、ピロボール式リヤサスペンションリンク、ドライカーボン製フロントアンダースカート、専用リヤウイング、BBS社製18インチ鍛造アルミホイール、STI・レカロ社共同開発の専用ドライカーボン製リクライニング機構付フロントバケットシートなどを装備していた[25]
  • 6月 - マイナーチェンジ[26]。このモデルより、ブランド名グレード名ともSTI(すべて大文字)に統一。再びエクステリアの変更が行われ、「スプレッドウィングスグリル」と呼ばれる飛行機をモチーフにしたフロントグリルデザインを採用する(いわゆる涙目⇒鷹目)。この代のセダンWRXのAT(ベースグレードでリアスポ・HIDなどがレス仕様)車が警察庁私服用無線車(捜査用覆面パトカー)に大量採用された。
なお、WRX,WRX STIはスピードメーターの最高が180km/hから260km/h表記になった。
  • 1月 - STI製コンプリートカー「S204」発売。
基本的なメカニズムはS203と共通。STIとヤマハ発動機が共同開発した、車体への入力を減衰するパフォーマンスダンパーが新たに採用されたのがトピックであった。600台限定で、価格は480万9,000円であった[27]
  • 6月 - 一部改良で最終のG型へ[28]。1.5 Lモデルに、新たにDOHC・ロングストローク設計のEL15型エンジンを搭載した1.5Rが登場した。
  • 11月 - 「純粋に速く、安全に、本気で攻められるインプレッサ」をコンセプトとした特別仕様車「WRX STI spec C type RA-R」を発売[29]
ブレンボ製6ポットキャリパー(フロント)や235/40R18タイヤなどを採用して、ショートコース・サーキットでの走行性能を向上していた[30]
  • 5月(販売終了前月) - ここまでの新車登録台数は、累計 18万3,652台[31]
  • 6月[32] - 生産・販売終了。

3代目 GE/GH/GR/GV系(2007年 - 2011年)

スバル・インプレッサ(3代目)
GE2/GE3/GE6/GE7/GH2/GH3/GH6/GH7/GH8型
5ドア 20S
アネシス 1.5i-L
BEAMS EDITION
概要
販売期間 2007年6月 - 2011年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ
駆動方式 四輪駆動 / 前輪駆動[注釈 16]
パワートレイン
エンジン
変速機 5速MT / スポーツシフトE-4速AT
ストラット / 後ダブルウィッシュボーン
ストラット / 後ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,620 mm
全長
  • 4,415 mm(5ドアハッチバック)
  • 4,430 mm (XV)
  • 4580 mm(アネシス〈セダン〉)
全幅
  • 1,740 mm
  • 1,770 mm (XV)
全高
  • 1,475 mm
  • 1,520 mm (XV)
車両重量
  • 1,230 – 1,410 kg(5ドアハッチバック)
  • 1,230 – 1,360 kg(アネシス〈セダン〉)
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 10万8541台[33]
テンプレートを表示
スバル・WRX STI(3代目)
GRB/GRF/GVB/GVF型
WRX STI 5door(参考出品車)
WRX STI 5door A-Line
WRX STI 4door A-Line
概要
販売期間 2007年10月 - 2014年8月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ
駆動方式
パワートレイン
エンジン
  • 水平対向4気筒 EJ20 2.0 L DOHC 16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ
  • 水平対向4気筒 EJ25 2.5 L DOHC 16バルブ デュアルAVCS シングルスクロールターボ
最高出力
  • EJ20:227 kW (304 hp) / 6,400 rpm
  • EJ25:221 kW (296 hp) / 6,200 rpm
最大トルク
  • EJ20:422 N⋅m (43.0 kg⋅m) / 4,400 rpm
  • EJ25:350 N⋅m (36 kg⋅m) / 2,800 – 6,000 rpm
変速機 6速MT / E-5速AT
車両寸法
ホイールベース 2,625 mm
全長
  • 4,415 mm(5ドア)
  • 4,580 mm(4ドア)
全幅 1,795 mm
全高 1,470 - 1,475 mm
車両重量 1,470 - 1,490 kg
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ノーマルモデル

4ドアセダンと5ドアハッチバックの2モデルとなった。なお、初代・2代目に設定されていた「スポーツワゴン」は廃止となり、その替わりに「ハッチバック」が設定された。日本では5ドアハッチバックの販売が先行し、4ドアセダンは約1年遅れて市場に投入された(2008年10月8日)[34]。いずれも全幅が1,700 mmを超える3ナンバーサイズとなり、全長も拡大し[注釈 17]コンパクトからミドルクラスへとクラスアップした[注釈 18]シャシーは、BL/BP系レガシィのプラットホームを基にした「SI-シャシー (Subaru Intelligent Chassis)」を新たに採用し、リアサスペンションの形式が従来のストラット式からダブルウィッシュボーン式へと変更された[35]。ドアもサッシ付ドアに変更された。

エンジンについては、1.5 Lモデル「15S」はEL15型DOHC16バルブ、2.0 Lモデル「20S」はNA仕様がEJ20型SOHC16バルブであり、ツインスクロールターボ仕様「S-GT」がEJ20型DOHC16バルブである。国内向け2.0 Lターボ車のグレード名は「WRX」から「S-GT」となったが、国外モデルのターボ車(全て2.5 L)は先代同様「WRX」のグレード名を使用する。

2007年(平成19年)11月20日、新型インプレッサはアメリカの保険団体の衝突安全テストで最高評価を獲得し、2008年(平成20年)4月21日国土交通省などが、安全性能の評価が最も高い車に与える、2007年度の「自動車アセスメントグランプリ」に選ばれる[36]など、安全性の高い車種として評価されている。

発売当初からしばらくセダン投入の動きは見られず、富士重工は「日本市場の様子を見てセダンの販売を検討していく」としていたが、同年11月29日、日本国内でもセダンを投入すると報じられた[37]。 当初は2008年(平成20年)初頭の発表が噂されたが、報道から約9か月後の同年10月8日に「インプレッサアネシス」の名で発売が開始された[34]

アネシスの特徴としてゴルフバッグを4つ積載できるトランクルームを備えるとともに、光輝タイプのヘッドライトや専用フロントグリルにより、ハッチバックとは異なるフロントマスクとなっていることが挙げられる[34]。インテリアは上級モデルにパールスエードと本革を組み合わせている[34]。エンジンは1.5 LNAのEL15型DOHC16バルブと2 L自然吸気のEJ20型SOHC16バルブの2種で、ターボ搭載のS-GTや先代のWRX系は設定されない[注釈 19]。また、アネシスと同じくハッチバックにも一部改良が実施され、新フロントグリル、LEDサイドターンランプ付きドアミラー(2 Lのみ)、ブラックトリムと後席中央3点式シートベルト&ヘッドレストを装備する[34]

XV

2010年(平成22年)6月、インプレッサの一部改良と同時に登場した、クロスオーバーモデル(※詳細は別項『スバル・XV』を参照のこと)[38]

WRX STI

2007年(平成19年)10月24日に発売された[39]。先代までのセダンボディから、ショートオーバーハングの5ドアハッチバックボディとなった。型式はCBA-GRBである。

エクステリアには、大きく張り出しエッジを効かせた前後フェンダーを採用。これにより、標準インプレッサシリーズとは別の専用ボディとなり、車両型式も専用となった。

インテリアでは、新たにレカロ社製フロントバケットタイプシートをメーカーオプションで設定[39]。本革巻3本スポークステアリング、3連式のレッドルミネセントメーターや、テレスコピックステアリングも採用された[39]

走行性能面では、SI-DRIVEやマルチモードDCCD、マルチモードVDCなどのメカニズムが新たに採用された[39]。先代に続きツインスクロールターボを採用した新開発のEJ20エンジンは280PSの自動車馬力規制を超え最大出力308PSとなり、同時に低・中回転域のトルクも向上したほか、可変バルブタイミング機構・AVCSが吸気、排気の双方に設けられ[注釈 20]、「平成17年排出ガス基準50%低減」を達成した[39]

2010年(平成22年)7月1日より4ドアモデルが追加され、同時に5ドアモデルについても4ドアモデルと同一のフロントグリルやバンパーなどでフェイスリフトを行いマイナーチェンジ[40]。グレードはともに2.0 Lターボに6MTの組み合わせの「WRX STI(型式 GRB/GVB)」と2.5 Lターボに5ATの組み合わせの「WRX STI A-Line(型式 GRF/GVF)」の2種[40]で、後者にはサンルーフやタン色本皮革シートが選べる「プレミアムパッケージ」を用意。また、この年次改良から、カタログやスバル公式ウェブサイトでの掲載および店頭等での表示車名が「スバル インプレッサ WRX STI」から「スバル WRX STI」に省略変更され、インプレッサシリーズから独立した車種となった(正式車名は『スバル インプレッサ WRX STI』のままである[40][41])。なお、標準モデルがフルモデルチェンジした2011年11月30日以降も、本モデルは2014年8月25日にフルモデルチェンジされるまで継続生産・販売された。

年表

  • 2007年(平成19年)
    • 4月 - ニューヨーク国際オートショーで発表(ワールドプレミア)[42]
    • 6月4日 - フルモデルチェンジ[35]。キャッチフレーズは「Active Style」で、CMには妻夫木聡が起用された。CMソングは、ポルノグラフィティの「リンク」。国内の目標月間販売台数はシリーズ全体で2,500台と発表[35]。グローバルの目標年間販売台数は12万台で45%を米国、25%を日本、20%を欧州、10%をその他の地域で売るとしている。
    • 10月24日 - 追加モデル「WRX STI」発売[39]
    • 11月14日 - 特別仕様車「BEAMS EDITION」発表・発売[43]
セレクトショップBEAMSとコラボレートしたモデル。ボディカラーにBEAMSのイメージカラーであるオレンジを設定。専用の本革シートを装備。
  • 2008年(平成20年)
    • 5月15日 - 特別仕様車「15S コンフォートセレクション」発売[44]。消臭ルーフトリムなどが標準装備。また、ボディカラーでは「15S」に初めてWRブルー・マイカとスパークシルバー・メタリックを設定。
    • 10月8日 - シリーズ一部改良、同時に4ドアセダン「アネシス」を追加[34]。グレード名の変更(S-GT→2.0GTなど)、新グレードの追加、2.0 L NAモデルへの前輪駆動車の設定。5ドア車はボディカラーに「ダークアメジスト・ギャラクシィ」を追加。ボディカラー「ニューポートブルー・パール」、「トパーズゴールド・メタリック」を廃止。
    • 10月23日 - 特別仕様車「STI 20th ANNIVERSARY」発売開始[45]。WRX STIをベースに、S402でも採用されたフレキシブル・タワーバーの搭載など、シャーシを中心にSTIによる補強を実施。300台の限定受注生産[46]
  • 2009年(平成21年)
    • 2月24日 - 「WRX STI」の一部改良とともに、追加モデル「WRX STI A-Line」発売開始、B型となる[47]。一部改良では、ヒルスタートアシストのキャンセル機能の追加、インフォメーションディスプレイでの瞬間燃費の表示、運転席パワーシート(メーカー装着オプションのレカロシートを除く)、ボディカラーの変更などが行われた。「WRX STI A-Line」はWRX STI史上初となる2ペダル仕様として派生したモデル。専用2.5 Lシングルスクロールターボエンジンを搭載し、パドルシフトおよびシフトダウン・ブリッピング・コントロール付5速ATを架装。四輪駆動方式はVTD-4WDを採用。等長等爆エキゾーストマニホールドは採用されず、ブレンボ社製ベンチレーテッドディスクブレーキはオプションとされた。
    • 7月23日 - 特別仕様車「STI spec C」発売開始[48]。WRX STIをベースに、ボールベアリングターボや専用ECUの採用により、レスポンスと加速性能を向上させたほか、GDB型以来となるインタークーラーウォータースプレイを採用。アルミ製フロントフード、軽量ガラス、小型バッテリーなどの採用。販売計画は2009年12月27日受注分までの限定900台。「18インチタイヤ仕様車」(限定カラー『サンライズイエロー』300台限定)と「17インチタイヤ仕様車」を設定。17インチタイヤ仕様車は台数、受注期間のいずれも限定はないが、エアコンが後からも装着できない競技用途を想定した車両。
    • 9月2日 - 一部改良。月販目標は1500台(WRXSTIを除く)[49]。5ドアモデルはフロントグリルデザインを変更し、コンソールボックスの上蓋部をソフト化。サスペンションやステアリングシステムの特性変更を行い、操縦安定性や乗り心地、操作性などを変更。AWD車には「SYMMETRICAL AWD」のエンブレムをリアに装着。「i-S」系グレードには、ホワイトルミネセントメーターやシート表皮にアルカンターラを採用。また、2.0GTと共通デザインのバンパー、サイドシルスポイラーやアルミホイール(1.5 L車は16インチ、2.0 L車は17インチ)などを装備。また、ボディカラー「ブリティッシュレーシンググリーン・パール」を追加し、5ドア車のボディカラー、「ダークアメジスト・ギャラクシィ」と4ドア車のボディカラー「ミッドナイトブルー・パール」を廃止。
  • 2010年(平成22年)
    • 1月7日 - 特別仕様車「WRX STI A-Line type S」を発売[50]。「WRX STI A-Line」をベースにアルカンターラと本革を組み合わせた専用シートを採用するとともにRECARO製フロントシートをオプション設定。さらに、内装の一部に赤ステッチを施し、アルミホイールをガンメタリック塗装の軽量タイプを採用。同日に最高出力235kW (320PS)、最大トルク431 N・m (44 kg・m) のハイパフォーマンスを持つ専用ターボエンジンを搭載したほか、「WRX STI Spec C」で採用された軽量な装備や仕様を生かし内外装の加飾を控えたコンプリートカー「R205」を発売[51]。こちらは400台の限定販売である[52]
    • 6月24日 - 一部改良、同時にクロスオーバーモデル「インプレッサXV」が追加[38]。XVを含む月販目標は1400台。ボディカラーに「カメリアレッド・パール」を追加し、「ブリティッシュレーシンググリーン・パール」、「ライトニングレッド」を廃止。メーカーオプションにはフルセグ地上デジタルチューナーを内蔵し、「SUBARU G-BOOK mX」に対応したオーディオ一体型HDDナビゲーションシステムを追加した。
    • 7月1日 - 「WRX STI」をマイナーチェンジ、同時に4ドアモデルを追加[40]。ボディカラー「プラズマブルー・シリカ」が設定され、5ドア車のボディカラー「ライトニングレッド」を廃止。前バンパーおよびグリルが変更。ショックアブソーバー、コイルスプリングの特性をグレード毎に見直し。4ドアのMT車には大型のトランクスポイラーを装着。「A-Line」のプレミアムパッケージは、ブラックハイラスター塗装のBBS製アルミホイールや、タンカラーの革内装となる。
    • 12月21日 - 特別仕様車「1.5i-S Limited」・「2.0i-S Limited」を発売[53]。「1.5i-S」・「2.0i-S」をベースに、ガンメタリック塗装アルミホイール、LEDハイマウントストップランプ付き大型ルーフスポイラー、専用メッシュタイプフロントグリル、専用ブラックインテリア等を装備し、「WRX STI」をイメージさせる外観・内装とした。スポーティチューニングサスペンションを採用。なお、「1.5i-S Limited」にはHIDロービームランプやキーレスアクセス&プッシュスタートなど7つの装備をプラスした「プレミアムパッケージ」も設定。「WRX STI」シリーズには、モータースポーツなどでの使用を前提に、エンジンやシャシーの強化、車両の軽量化などを行った5ドアタイプ「WRX STI spec C」を追加し[54]、スバルテクニカインターナショナルからは4ドアタイプをベースにシャシーを中心としたSTI独自の仕様に加え、カーボンルーフ(富士重工業と東レで共同開発された炭素繊維複合材を使用)やアルミ製エンジンフードを備えたコンプリートカー「WRX STI tS」・「WRX STI A-Line tS」が発表された[55](2011年1月25日販売開始、同年3月14日受注分までの400台限定販売)[56]
  • 2011年(平成23年)
    • 11月 - XVが生産終了。
    • 11月24日 - 特別仕様車「WRX STI A-Line type S」・「WRX STI S206」を発売[57][58]。前者は「WRX STI A-Line」をベースに、新デザインを採用したハイラスター塗装の18インチアルミホイール、アルカンターラと本革のバケットタイプフロントシート、助手席8ウェイパワーシート、本革製のリアシートセンターアームレスト、アルカンターラ製のフロアコンソールリッドとドアアームレストを装備、さらに、4ドアタイプには大型リアスポイラーも装備。また、オプションとして、レバー式運転席シートリフター付きRECARO製バケットタイプフロントシートを設定した(本オプションを装備した場合、助手席8ウェイパワーシートは非装備となる)。後者は4ドアタイプをベースに、スバルテクニカインターナショナルが運動性能を向上させ、専用内外装を備えたコンプリートカー[59]で、具体的にはボディやエンジンにチューニングを行うとともに、専用の大型フロントアンダースポイラー、フロントフェンダーアウトレットグリル、STI製トランクスポイラー、高級革巻ステアリングホイール、RECARO製バケットタイプシート、シートベルトなどを装備。なお、2012年5月7日受注分(限定カラー『ライトニングレッド』31500円高・2012年2月6日まで)までの300台限定販売であるが、このうち、同年6月のニュルブルクリンク24時間レースでのSP3Tクラス優勝を記念し、カーボンルーフや専用ドライカーボン製リアスポイラーなどを追加した「NBR CHALLENGE PACKAGE」については、発売当日に販売予定台数(最大100台)に達してしまったため、設定されていた受注期限を待たずに当日のうちに販売終了。また、「WRX STI S206」についても12月7日で予定生産分の300台すべてが完売となった。
    • 12月[60][61] - ハッチバックとセダンの生産・販売終了。WRX STIは継続。
  • 2012年(平成24年)7月3日 - 「WRX STI」を一部改良[62]。標準グレードと「A-Line」に採用の18インチアルミホイールのデザインを変更したことで1本あたり220gの軽量化。さらに、「A-Line」ではプレミアムパッケージを6MT車でも設定できるようにし、4ドアモデルはトランクガーニッシュをボディ同色に変更した。5ドアモデルのみの設定であった「spec C」を4ドアモデルにも拡大設定(4ドアモデルではリアワイパーやリアフォグランプが非装備となり、17インチ仕様車では大型リアスポイラーも非装備となる)し、17インチ仕様車にはフルオートエアコンをメーカーオプションに追加し、リヤ中央席にヘッドレストと3点式シートベルトを追加した。2011年11月に発売した特別仕様車「A-Line type S」は「A-Line S Package」としてカタロググレードに登録。
  • 2013年(平成25年)7月3日 - スバルテクニカインターナショナルが「WRX STI spec C」の4ドア車をベースに、足回りを中心に外内装に専用装備を施したコンプリートカーモデル「WRX STI tS TYPE RA」を発売[63]。STI製ドライカーボンリヤスポイラー、BBS製18インチ鍛造アルミホイール等を装備した「NBR CHALLENGE PACKAGE」も設定される(12月23日受注分までの300台限定で、このうち、『NBR CHALLENGE PACKAGE』〈『NBR CHALLENGE PACKAGE RECARO』含む〉は200台限定販売。ボディカラーの『タンジェリンオレンジ・パール』は8月25日受注分までの期間限定設定)[64]。しかし、人気が非常に高く、8月上旬には予定販売台数が完売した。
  • 2014年(平成26年)
    • 7月23日 - 次世代型販売のため注文受付終了。
    • 8月24日 - 販売終了。
    • 8月25日 ₋ 後継スバル・WRX VA WRX S4 販売開始 。

 

4代目 GP/GJ系(2011年 - 2016年)

スバル・インプレッサ(4代目)
GP2/GP3/GP6/GP7/GPE/GJ2/GJ3/GJ6/GJ7型
2014年改良型 G4 2.0i-S EyeSight
2014年改良型 スポーツ 2.0i EyeSight
2014年改良型 スポーツ HYBRID 2.0i-S EyeSight
概要
販売期間 2011年12月 - 2016年10月
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ
駆動方式 四輪駆動 / 前輪駆動
パワートレイン
エンジン
  • 水平対向4気筒 FB16 1.6 L DOHC 16バルブ デュアルAVCS
  • 水平対向4気筒 FB20 2.0 L DOHC 16バルブ デュアルAVCS
変速機 5速MT[注釈 21] / CVTリニアトロニック
ストラット / 後ダブルウィッシュボーン
ストラット / 後ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,645 mm(スポーツ・G4)
全長
  • 4,415 mm(スポーツ)
  • 4,420 mm (SPORT HYBRID)
  • 4,580 mm (G4)
全幅
  • 1,740 mm(スポーツ・G4)
  • 1,755 mm (SPORT HYBRID)
全高
  • 1,465 mm(スポーツ・G4)
  • 1,490 mm (SPORT HYBRID)
車両重量 1,250 - 1,390 kg
その他
2015年8月までの累計販売台数 18万8118台[65]
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4代目はフルモデルチェンジに併せて、5ドアハッチバックタイプは「5ドア」から「スポーツ」、4ドアセダンタイプは「アネシス」から「G4」にそれぞれサブネームを改めた。

先代とほぼ同等のボディサイズに、ホイールベースを25 mm拡大し、ドア構造を見直したことで室内スペースが広められたことで、ショルダー&エルボースペースや後席足元にゆとりを持たせるとともに、Aピラー下端を200 mm前に出したことで視界確保を両立。インパネの高さを抑え、ドア窓肩部を低くし、フロントドアに三角窓を追加したことで視界や開放感を高めた。トランクスペースは、「G4」ではスペースそのものを拡大するとともに6:4分割式トランクスルー機能を採用し、「スポーツ」ではルーフ後端構造の見直しやパンク修理キットの採用で床面高を下げ、さらにサブトランクを追加した。

エンジンは2010年(平成22年)秋に新世代「BOXERエンジン(水平対向エンジン)」が採用され、1.6 L車はFB16型 (1.6 L) を搭載。3代目から100 ccアップした排気量分をトルクアップに使用。先代2.0 L車と遜色ない加速を実現するとともに、1.5 L車と比較して約20%の燃費向上も実現した。2.0 L車はフォレスターに採用のFB20型に置換。従来型に比べ、約27%の燃費向上を実現するとともに、中速領域のトルクも向上したことで、2.5 L車並のアクセルを軽く踏み込むだけでも素早い加速が感じられるレスポンスの良さを実現した。トランスミッションは時代遅れであった4ATから、既にレガシィエクシーガ等で採用しているチェーン式CVTリニアトロニック」で、パーツやレイアウトを最適化した改良型を搭載。2.0 L車にはパドルシフト式6速マニュアルモードも備える。さらにリニアトロニック車(『1.6i』を除く)にはアイドリングストップシステムも搭載。飛び込み式スターターにタンデムソレノイドを搭載したことでアイドリングストップが作動してエンジンが完全に止まる前でも再始動を可能にした。1.6 L車の四輪駆動車・5MT車[注釈 22]と「1.6i」の前輪駆動車を除く全グレードで「平成22年度燃費基準+25%」を達成した。

ボディに超高張力鋼板を採用し、骨格を見直したことで全方向において高い衝突安全性を実現。さらに、「2.0i」および「2.0i-S」にはレガシィに採用されている「EyeSight (ver.2)」搭載グレードを設定。衝突被害軽減ブレーキを搭載した。この「EyeSight」は2014年11月のマイナーチェンジでスバル・レヴォーグから順次導入されている「EyeSight (ver.3)」に更新されている。

2015年(平成27年)6月には、スポーツにスバルのハイブリッド車としてはXV HYBRID以来2車種目となる「SPORT HYBRID」を発表した。シンメトリカル四輪駆動車の構造をベースに、モーターアシストによる加速性能と低燃費を両立した独自のAWDハイブリッドシステムを採用。ハイブリッドシステム用バッテリーは制御変更を行うことで回生頻度を向上させ、積極的にバッテリーを使用することで燃費向上を図り、トランスミッションは既存のリニアトロニックにハイブリッド用の駆動モーターを一体化した専用品を採用することでフリクションを低減し、トルクコンバーターの流体特性を変更することで「平成32年度燃費基準+10%」を達成。一方でインバーターやDCコンバーターなどの高電圧部品とバッテリーをワンユニット化してラゲッジルーム下に収めることで荷室はフラットとした。併せて、フリクションを抑えて初期応答性を高めたダンパーの採用や足回りセッティングを最適化、タイヤはガソリン車の205/50R17から幅広の215/50R17に変更され、遮音材や吸音材の最適部位への設定・強化や専用の液体封入エンジンマウント採用により振動や騒音を低減した。EyeSightはver.2が採用されているが、全車速追従機能付クルーズコントロール作動時にEV走行と回生ブレーキを最大限活用することで実用燃費の向上を図るECOクルーズコントロールを備えた。また、HYBRID専用装備として、フロントやサイドシルスポイラーに専用品を採用。ルーフエンドスポイラーとリアコンビランプはLEDを採用。内装にはブルー加飾のアクセントが加えられた。

また、3代目にラインナップされていた派生モデルのXVは2012年(平成24年)9月25日に、WRX STIはボディタイプを4ドアセダンのみに集約の上2014年(平成26年)8月25日に、順次モデルチェンジされたが、車種名を「XV」および「WRX STI」に改め、「インプレッサ」シリーズから独立した車種となった。詳細は別項「スバル・XV」「スバル・WRX VA」を参照のこと。

なお、G4には桐生工業が手掛けた教習車仕様が存在する。

年表

  • 2011年(平成23年)
    • 4月19日 - 上海モーターショーにてインプレッサの派生モデルSUBARU XV CONCEPTを世界初公開[66]
    • 4月20日 - ニューヨーク国際自動車ショーにて米国仕様の4ドア、5ドアモデルを世界初公開[67][68]
    • 9月13日 - フランクフルトモーターショーにてXVを世界初公開[69]
    • 10月20日 - フルモデルチェンジに先立ち、事前告知を行うことを発表[70]。同時に、公式発表日と「スポーツ」・「G4」のサブネームも発表された。
    • 11月30日 - 公式発表(12月20日販売開始)。キャッチコピーは「IMPREZA in Motion」で、CMには香川照之が起用された。グレード体系は「スポーツ」・「G4」共通で、1.6 L車は「1.6i」と「1.6i-L」、2.0 L車は「2.0i」と「2.0i-S」、「EyeSight (ver.2)」搭載の「2.0i EyeSight」・「2.0i-S EyeSight」の計6グレードを設定した。
  • 2012年(平成24年)
    • 6月19日 - 2011年9月に発表した「XV」の事前告知を行うことを発表。日本国内では今秋発売予定とアナウンスされる[71]
    • 7月 - 仕様変更。ボディカラーの「プラズマブルー・シリカ」を「ディープシーブルー・パール」に差し替え、オプションの「カメリアレッド・パール」を廃止。また、スポーツ専用色として「ヴェネチアンレッド・パール(オプション)」を追加。
    • 9月25日 - 生産終了から約1年ぶりに、日本国内仕様の「XV」のフルモデルチェンジを公式発表(10月5日販売開始(※別項『スバル・XV』にて詳説)。なお、公式発表はされていないもののスポーツ/G4も同時期に一部改良(B型)が施され、ヒルスタートアシストの全車標準装備化を行い、スポーツはボディカラーの「オブシディアンブラック・パール」をXV採用色の「クリスタルブラック・シリカ」に差し替え。
    • 10月1日 - スポーツ/G4・XVでグッドデザイン賞を同時に受賞[72]
  • 2013年(平成25年)
    • 5月14日 - 特別仕様車「アイボリーセレクション」を発表(5月31日販売開始)。「1.6i-L」「2.0i」「2.0i EyeSight」をベースに、シートや内装にアイボリー、スーパーUVカットガラス(フロントドア)、クロームメッキドアハンドル、クリアビューパック、HIDロービームランプ&ヘッドランプウォッシャーを採用。「2.0i」および「2.0i EyeSight」はブラックハイラスター塗装の16インチアルミホイールとUVカット機能付濃色ガラスを、「1.6i-L」は本革巻ステアリングホイールと本革巻セレクトレバー+メタル調加飾パネルを装備した[73]
    • 10月29日 - 一部改良(C型、11月12日販売開始)[74]。遮音材の強化やエンジン作動音の低減により室内の静粛性を向上し、ステアリング周りのデザインを変更。8ウェイパワーシートは従来からの運転席に加えて助手席にも装備され、電動パワーステアリングのチューニングや制振性能を向上した。なお、ボディカラーの「ディープチェリー・パール」を廃止。
    • 12月24日 - 特別仕様車「2.0i-S Limited」・「2.0i-S Limited EyeSight」を発表(2014年2月4日販売開始)[75]。「2.0i-S(前輪駆動車)」、「2.0i-S EyeSight(四輪駆動車)」をベースに、外観にサテンメッキドアミラーやクロームメッキドアハンドルを採用するとともに、インテリアはシート(トリコットとのコンビシート、レッドステッチ付)やドアトリムにブラックアルカンターラを、本革巻ステアリングホイールとセレクトレバー(ピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ)にレッドステッチを採用。
  • 2014年(平成26年)
  • 11月25日 - マイナーチェンジ。スポーツ特別仕様車「2.0i EyeSight Active Style」を発売[76]
ヘッドランプやフロントグリルを新デザインに、フロントグリル・フロントバンパー・フォグランプカバーもデザインを変更。ドアミラーも形状を変更して斜め前方の視認性を向上。「1.6i-S」「2.0i」「2.0i EyeSight」に標準装備する16インチアルミホイールのデザインも変更。G4は光輝ウィンドゥモールやトランクリップスポイラー(『1.6i-S』『2.0i-S』『2.0i-S EyeSight』のみ)を採用し、リアバンパー下部をブラックアウトとした。
内装はアクセントとして金属調加飾やピアノブラックパネルやシルバーステッチを採用。「1.6i-S」「2.0i EyeSight」「2.0i-S」「2.0i-S EyeSight」はメーターパネルをブルーに変更し、金属調リングを採用。中央には3.5インチカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを採用。「1.6i」を除く全グレードにはフロントセンタートレイ内にUSB電源を2基装備した。メーカーオプションにはタッチ操作可能のセンターディスプレイを備えたSDナビゲーションシステムを新たに設定した。
2.0 L車はパワーユニット各部のフリクション低減などにより燃費性能を向上し、SI-DRIVEも採用。サスペンション性能向上やステアリングギア比の変更 (15.5:1→14.0:1) などで振動を少なくし、ボディ各部への吸音材の採用やウインドゥガラス周りの構造変更により静粛性も向上した。また、EyeSight搭載グレードは操舵支援機構のアクティブレーンキープの追加やプリクラッシュブレーキ・全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上などを行った改良型の「EyeSight (ver.3)」に置換。
スポーツ特別仕様車「2.0i EyeSight Active Style」は外観にルーフレール、サンルーフ、17インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)、スポイラー(サイドシル・ルーフエンド)、リアフォグランプを装備、内装にファブリック/合成皮革シート、運転席&助手席8ウェイパワーシート、アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)、本革巻セレクトレバー(ピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ〈シルバーステッチ〉)、メッキ加飾付パワーウィンドゥスイッチ、トノカバーを装備し、振動・騒音対策を強化。装備面ではクリアビューパック、UVカット機能付濃色ガラス、HIDロービームランプ、キーレスアクセス&プッシュスタート、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを装備。
このモデルからCMソングに山下達郎が多く起用された。
  • 2015年(平成27年)
    • 4月14日 - 特別仕様車「Proud Edition」を発売[77]。「1.6i-L」、「2.0i」、「2.0i EyeSight」をベースに、メッキドアハンドル、ピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ、キーレスアクセス&プッシュスタート、クリアビューパック(フロントワイパーデアイサー/ヒーテッドドアミラー/撥水加工フロントドアガラス)を装備。「1.6i-L Proud Edition」には本革巻ステアリングホイールとセレクトレバー、濃色ガラス、運転席&助手席8ウェイパワーシート、16インチアルミホイール(切削光輝)、HIDロービームランプを装備。
    • 5月19日 - スポーツに、ハイブリッドモデルである「SPORT HYBRID」をWEBサイトで初公開すると共に先行予約受付を開始[78]
    • 6月19日 - 「SPORT HYBRID」を公式発表(7月10日販売開始)[79]。グレード体系は標準仕様の「HYBRID 2.0i EyeSight」とクリアビューパック、アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)、運転席&助手席8ウェイパワーシート(前後スライド/前チルト/リフター/リクライニング)、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア、リヤクォーター、リヤゲート)を追加装備し、17インチアルミホイールをダークガンメタリック塗装に、本革巻セレクトレバーをピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ(ブルーステッチ)に、本革巻ステアリングホイール(シルバー/ブラック加飾)のステッチをブルーに、シート材質をウルトラスエード(シルバー)/合皮(ブルーステッチ)にそれぞれ変更し、パワーウインドゥスイッチにメッキ加飾を、スライド機構付コンソールリッドにブルーステッチをそれぞれ施した上級グレードの「HYBRID 2.0i-S EyeSight」の2グレードが用意される。
    • 10月6日 - 一部改良(10月14日販売開始)[80]。「EyeSight」搭載グレードを拡充し、1.6 L・四輪駆動車の「1.6i-L EyeSight」及び「1.6i-S EyeSight」を追加。タイヤ・ホイール・ブレーキサイズを2.0 L車と同じ(タイヤ・ホイールは16インチ、ブレーキはフロント15インチ2ポットベンチレーテッドディスクブレーキをそれぞれ採用)とし、リアスタビライザーも装備。ボディカラーも「ディープシーブルー・パール」に替わり、「ダークブルー・パール」を追加。また、同年4月に発売された特別仕様車「Proud Edition」を継続設定するとともに、「EyeSight(ver.3)」を搭載した1.6 L・四輪駆動車「1.6i-L EyeSight Proud Edition」を新設。
  • 2016年(平成28年)
    • 9月24日 - 5代目シリーズに移行のためオーダーストップ。以後は在庫対応となる。
    • 10月24日 - 4代目シリーズ販売終了。
  • 2020年令和2年)5月29日(参考) - SUBARU純正用品として、ペダル踏み間違い時加速抑制装置を発売(GP型XVにも同時に設定)[81]。「EyeSight」非装着車(装着できない場合あり)を対象に後付装着するもので、時速約10km以下での前進・後退時に、前後に装着したソナーセンサーで前・後方約3m以内のある壁などの障害物を検知した場合、ランプとブザーで警告するとともに、それでもアクセルを強く踏み込んだ場合には加速の抑制が行われる。また、後退時には障害物の検知にかかわらず、時速約5km以上でアクセルを強く踏んだ場合やアクセルを踏んだまま時速約5kmを超えた場合に警告と加速抑制が行われる。

5代目 GT/GK系(2016年 - )

スバル・インプレッサ(5代目)
GT2/GT3/GT6/GT7/GTE/
GK2/GK3/GK6/GK7型
2019年10月改良型 SPORT 2.0i-L EyeSight
2020年10月改良型 SPORT STI Sport AWD
概要
販売期間 2016年10月25日 -
(発表:2016年10月13日)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ
  • 5ドアハッチバック:(インプレッサSPORT
  • 4ドアセダン:(インプレッサG4
駆動方式
パワートレイン
エンジン
最高出力
  • FB16:85 kW (114 hp) / 6,200 rpm
  • FB20:113 kW (152 hp) / 6,000 rpm
最大トルク
  • FB16:148 N⋅m (15.1 kgf⋅m) / 3,600 rpm
  • FB20:196 N⋅m (20.0 kgf⋅m) / 4,000 rpm
変速機 リニアトロニック(7速マニュアルモード付)
車両寸法
ホイールベース 2,670 mm
全長
  • 4,460 mm (インプレッサSPORT
  • 4,625 mm (インプレッサG4
全幅 1,775 mm
全高
  • 1,480 mm (インプレッサSPORT
  • 1,455 mm (インプレッサG4
車両重量 1,300 - 1,400 kg
その他
ブレーキ
  • 前:ベンチレーテッドディスク
  • 後:ベンチレーテッドディスク
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5代目は新世代プラットフォームである「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初めて採用。これにより操舵応答性と操舵安定性が飛躍的に向上するとともに、衝突時のエネルギー吸収量を先代モデルの1.4倍としたことで乗員保護性能を高め、ボディ構造の最適化と高張力鋼板の適切配置により重量の増加を抑えながら全方位(前面・後面・側面)においての衝突安全性も向上した。併せて、ボディはフレームワークの一新、プラットフォームと上屋骨格の結合強化、リアフレームとサイドシルの結合構造の見直し、構造用接着剤などを行い、サスペンションはフロントにおいてクロスメンバーの構造を変更し、リアにおいてはサブフレームブッシュの形状変更を行ったことでボディやサスペンションの剛性を大幅に向上。温度空間の均一化と静粛性の向上を実現するため空調ユニットにヒーターブロアユニット一体型を採用した。キャビンスペースも拡大され、ステアリングのチルト・テレスコストロークを拡大したほか、フロントシートの構造も刷新している。

ボディサイズは、「インプレッサSPORT」、「インプレッサG4」ともに、先代モデルに対して全長は+40 mm、全幅は+35 mm、ホイールベースは+15 mmとそれぞれ拡大。また、全高は「インプレッサSPORT」が+15 mm[注釈 23]、「インプレッサG4」は-10 mmとなった。なお、最小回転半径は先代と同様、5.3 mを維持している。

安全性能では、日本車で初採用となる「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備。バンパー内部の圧力センサーにより歩行者との衝突事故を検知し、瞬時にフロントガラスとAピラーの下端をエアバッグで覆うことで、歩行者の頭部へのダメージ軽減を図る装備である。 また、先代モデルでは一部グレードにメーカー装着オプションとしていたSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグに加え、前面衝突時にドライバーの下肢へのダメージ軽減を図るた運転席SRSニーエアバッグを初採用。デュアルSRSエアバッグと合わせ、合計7つの乗員保護用エアバッグを標準装備とした。

運転支援システム「EyeSight (ver.3)」は、前輪駆動車にも拡大展開し全車標準装備とした。新たに「車線中央維持機能」を採用するとともに、ACC(全車速追従機能付クルーズコントロール)の機能強化を実施している。

また、自車の後側方から接近する車両を検知し、ドライバーに注意を促すことで安全運転をサポートする「スバルリヤビークルディテクション」(後側方警戒支援システム)、ステレオカメラで先行車や対向車などの灯火を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」を新採用。これらは「アドバンスドセイフティパッケージ」として、全グレードにメーカー装着オプションとした。

そのほか、コーナーや交差点で、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かす「ステアリング連動ヘッドランプ」(2.0i-S EyeSightに標準装備、その他のグレードにメーカー装着オプション)、コーナリング時でのライントレース性を向上する「アクティブ・トルク・ベクタリング」(2.0i-S EyeSightに標準装備)も新採用した。

エンジンは先代モデルから継続搭載となる、水平対向4気筒1.6 Lの「FB16」型と、同2.0 Lの「FB20」型を採用。

2.0 Lエンジンの「FB20」型は燃料システムを直噴化し、約80%の部品の設計を見直すとともに、先代比約12 kgの軽量化を実現したことで、燃費と実用域トルク両方の向上を実現。また、エンジン本体の高剛性化と固定点の追加によって振動騒音を低減した。最高出力は、+3kW (4PS) 向上し、113kW (154PS) を発生。なお、最大トルクの数値は196 N・m (20.0 kgf・m) で、先代からの変更はない。

1.6 Lエンジンの「FB16」型は出力性能を維持したままで環境性能の向上、振動騒音の低減、大幅な軽量化を行い、静粛性と操縦安定性、燃費向上を実現している。最高出力、最大トルクの数値は先代と同一の数値であるが、それぞれの発生回転数の数値が異なっている。

トランスミッションは、先代モデルの1.6 L・四輪駆動車に設定されていた5MTを廃止し、全グレードがリニアトロニックのみの設定となった。構造は全面的に改良され、チェーンのさらなるショートピッチ化とレシオカバレッジ(変速範囲)の拡大 (6.28 → 7.03) によって発進加速性能と高速巡航時の燃費を向上させた。さらに、トルクコンバーターの小型化とケースの肉厚最適化により、先代モデル比約7.8 kgの軽量化を実現した。また、マニュアルモードは先代の6速から、7速に多段化している。

デザインにおいては新デザインフィロソフィーである「DYNAMIC × SOLID」をスバルの量産モデルで初めて全面採用。 「インプレッサSPORT」はサイドのフロントガラスを傾斜させるとともにルーフ後端を下げ、ウィンドウのショルダーラインとドア下部のキャラクターラインに加えて、前後のフェンダーから流れる「ダイナミックブレード」と呼ばれる新たなキャラクターラインを採用。リアはリアコンビランプを左右に大きく張り出し、大型ルーフスポイラーや翼端板の採用、リアバンパーをフィン形状にすることで空力性能も高めた。

一方、「インプレッサG4」は、クーペの様な流麗なルーフラインとハイ&ショートデッキの組み合わせ優れた空力性能とスポーティさを備えたセダンフォルムを実現。リヤスタイルは、キックアップしたトランクリッドやリヤバンパーによるシャープなシルエットにより、スポーティセダンらしいデザインとした。

インテリアでは、インパネにステッチを施し、加飾パネルをはじめ、コンビメーターやステアリング、シフトノブ、ベルトリングなどの重要なパーツの周囲を金属調のパーツで囲う「ケーシングモチーフ」を採用した。

なお、本モデルより、北米仕様は北米スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク (SIA) で現地生産されることとなった(※下記の年表の「2016年11月2日」にて詳説)。

年表

  • 2016年(平成28年)
    • 7月26日 - 日本向け5代目モデルの画像及びプロトタイプの主要諸元を公開[82]。同時に、SUBARUオフィシャルWEBサイト上に専用サイトを開設。
    • 9月1日 - 先行予約を開始[83]
    • 10月13日 - フルモデルチェンジ[84]
「2.0 L車は10月25日発売」「1.6 L車は2016年末発売予定」と発表された。
キャッチコピーは「愛でつくるクルマがある。」で、コマーシャルソングにはDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」が起用された[注釈 24]
ボディタイプは先代と同様、5ドアハッチバックの「インプレッサSPORT」と4ドアセダンの「インプレッサG4」の2種。
グレード構成は、1.6 L車が「1.6i-L EyeSight」、2.0 L車は「2.0i-L EyeSight」と「2.0i-S EyeSight」を設定し、計3グレードを用意。トランスミッションはリニアトロニック(7速マニュアルモード付)のみ。駆動方式は、前輪駆動と四輪駆動(アクティブトルクスプリットAWD)を全グレードに設定する。
ボディカラーは、先代モデルから継続設定となる「クリスタルホワイト・パール(有料色)」、「アイスシルバー・メタリック」、「ダークグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、「ダークブルー・パール」、「クォーツブルー・パール」[注釈 25]に加え、新設定の「ピュアレッド」を用意。先代モデルと異なり、ボディタイプごとの設定の差異はなく全7色から選択できる。
  • 11月2日 - 米国での生産を開始[85]。米国生産拠点であるスバル オブ インディアナ オートモーティブ インク (SIA) において、北米向けインプレッサの生産開始を発表。同工場ではレガシィ、アウトバックに続く3車種目の生産車輛となる。
  • 11月28日 - 1.6 L車「1.6i-L EyeSight」を2016年12月20日に発売すると発表[86]
  • 12月9日 - 「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞[87]。スバルの受賞は、2003年の4代目レガシィ以来13年ぶり2度目。
  • 9月11日 - 改良モデルを発表[88]。(10月5日発売)
運転支援システム「アイサイト」は、夜間走行における歩行者認識性能を強化したほか、後退時自動ブレーキシステムを追加。また、「アドバンスドセイフティパッケージ」を「アイサイトセイフティプラス(運転支援)」に改称。従来どおり「スバルリヤビークルディテクション」(後側方警戒支援システム)と「ハイビームアシスト」で構成され、全グレードにメーカー装着オプションとしている。また、新たに「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」と称し、「サイドビューモニター」をメーカー装着オプションとした。
  • 2月26日 - 特別仕様車「1.6i-L EyeSight S-style」を設定[89]。4月24日発売。
「1.6i-L EyeSight」をベースとした「SUBARU 60周年記念特別仕様車」として設定された。
エクステリアは、メッキ加飾付フロントフォグランプカバー、サイドシルスポイラー、16インチアルミホイール(切削光輝)、LEDハイ&ロービームランプ(ブラックベゼル)[ヘッドランプレベライザー(オート)ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー付]+ステアリング連動ヘッドランプを特別装備。電動格納式リモコンカラードドアミラーにLEDサイドターンランプ&ターンインジケーターを追加した。「G4」のみ、マフラーカッターも装備される。
インテリアは、本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー(シフトブーツ、ピアノブラック調加飾パネル付)、アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)を特別装備。メーターバイザーリングはシルバーに、スピーカーはフロントに2つ追加して6スピーカー(フロント4+リア2)にそれぞれ変更。シート材質は、メイン/サイドを「ファブリック/トリコット」に変更しシルバーステッチを追加。また、クリアビューパックも装備された。
  • 10月11日 - 改良モデルを発表[90]。11月2日発売。
ブレーキペダルから足を離しても自動的に車両の停止を保持する「オートビークルホールド」機能を追加。なお、2018年2月に設定された「1.6i-L EyeSight S-style」はベース車両と同様の改良を実施し継続販売となった。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
  • 8月27日 - 今秋発表予定の大幅改良モデルに関する事前情報の専用サイトでの公開並びに同日より先行予約の開始が発表された[91]
  • 10月10日 - 大幅改良モデルを発表(2.0 L車は11月15日発売、1.6 L車は2020年初頭発売予定)[92]
外観はフロントフェイス(バンパー・グリル)、LEDハイ&ロービームランプ(『i-S EyeSight』は標準装備、『i-L EyeSight』はメーカーオプション)、アルミホイール(『2.0i-S EyeSight』を除く)、および、スポーツのリアフォグランプ(『クリアビューパック』に内包)、内装はマルチファンクションディスプレイ、シート材質、マルチインフォメーションディスプレイ付メーターが新デザインに変更された。装備面では「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車に標準装備するとともに、LEDハイ&ロービームランプにアダプティブドライビングビームを追加、メーカーオプション設定されている「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」のサイドビューモニターをフロントにも追加してフロント&サイドビューモニターとなった。また、アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能、ドアミラーメモリー&オート格納機能、リバース連動ドアミラー(これら3点は『i-S EyeSight』に標準装備、『2.0i-L EyeSight』は運転席&助手席8ウェイパワーシートとのセットでメーカーオプション)、集中ドアロック(オートドアロック・アンロック機能付、全車に標準装備)が新たに採用された。
グレード体系は2.0 L車のみに設定されていた「i-S EyeSight」を1.6 L車にも拡大し、「1.6i-S EyeSight」として追加した。
ボディカラーは「ダークグレー・メタリック」を「マグネタイトグレー・メタリック」に入れ替えた。
  • 2020年(令和2年)
    • 9月17日 - 一部改良モデルの発表・発売に先駆けて先行予約が開始された[93]
    • 10月8日 - 一部改良モデルを発表し、同日より発売された[94]
5ドアモデルのSPORTにおいて、「e-BOXER」搭載モデルの「2.0e-L EyeSight」と「Advance」、スバルテクニカインターナショナルによるチューニングを施した最上位モデルの「STI Sport」の3グレードが新たに追加された。「2.0e-L EyeSight」と「Advance」はモーターアシストを行うほか、SI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」を採用。「Advance」はフロントグリル・アルミホイール・ルーフスポイラーをグレーメタリック色に、内装色にはネイビーとライトグレー基調の専用インテリアが採用された。「STI Sport」はフロントサスペンションにSTIチューニングSHOWA製メカ式減衰力可変ダンパーを採用。また、「STI Sport」で初のFF車が設定された。外観はシャークフィンアンテナ・ピラートリム・フロントグリル・フロントフォグランプカバー・リアオーナメントをブラックパーツでコーディネートし、ボディカラーには専用色として「セラミックホワイト」と「WRブルー・パール」を設定。内装では本革巻ステアリングホイールやファブリック/トリコットシートなど随所にレッドステッチが施された。なお、新グレードの追加に伴ってグレード体系が一部変更となり、「2.0 i-L EyeSight」は2WDのみの設定となり、「2.0i-S EyeSight」を廃止した。
ボディカラーの設定が変更となり、「クォーツブルー・パール」を廃止し、「ダークブルー・パール」をSPORTの「2.0e-L EyeSight」および「Advance」専用色に移行となり、併せて、SPORTの「2.0e-L EyeSight」および「Advance」専用色として「ホライゾンブルー・パール」が新たに設定された。なお、「クリスタルホワイト・パール(有料色)」と「ラピスブルー・パール」はSPORT「STI Sport」には設定されず、「ラピスブルー・パール」はSPORT「2.0e-L EyeSight」および「Advance」にも設定されない。
今回の一部改良により、WLTCモードによる燃料消費率・排出ガス(JC08モードによる燃料消費率を併記)に対応し、SPORTの「2.0 e-L EyeSight」と「Advance」は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。同時に2020年度燃費基準を達成する。また、「2.0i-L EyeSight」はSPORT・G4共にJC08モードによる燃料消費率が低下したことに伴い、平成27年度燃費基準達成となった。

モータースポーツ

本車はラリー、各種オンロード競技など様々なレースシーンで用いられる車種の一つである。初代は「ガラスのミッション」と呼ばれるほどパワーに対してトランスミッションの許容値が低く破損しやすいことが挙げられ、後のモデルのミッションを流用するなどして大容量化を図るケースもあった。

ラリー

インプレッサWRC2006

インプレッサは初代から一貫してモータースポーツ、特にラリー競技と切り離せない関係にある[95]世界ラリー選手権 (WRC) ではシトロエンプジョーと互角の闘いを繰り広げ、国内イベントでも常にチャンピオン争いに絡む活躍を見せてきた。2.0 Lクラスのラリー競技用車両としては、日本はもちろん世界的にも三菱自動車工業ランサー・エボリューションと並び称され、特に近年までのグループNクラスはほぼこの2車種が独占していたなど、スバルの世界的なブランド・イメージの構築に大きく貢献した[96]

また、競技本番用としてだけでなく、ラリーステージの下見(レッキ)を行う際の車として、高性能な四輪駆動市販車を持たないメーカーのチームでも使用されることがある。

WRC

世界ラリー選手権 (WRC) では、これまでマニュファクチュアラーズチャンピオン3回(1995年、1996年、1997年)、ドライバーズチャンピオン3回(1995年、2001年、2003年)を獲得している[97]

2008年(平成20年)12月16日、スバルは世界的不景気の影響と3年以上勝利が遠ざかっていたこともあり、当初の目的はおおむね達成したとの判断から、同年末をもって"卒業"するとしてWRC参戦の終了を発表し、これに伴ってワークスインプレッサのWRC参戦は終了した。

初代 GC型・グループA(1993年 - 1996年)

インプレッサ555・グループA仕様

1993年、プロドライブはそれまでWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたレガシィの後継として、より小型なインプレッサをベースとしたラリーカーの開発に着手した。レガシィに対して全長が160 mm、ホイールベースが60 mm短く、前後重量比も最適であった。また、ラリーカー初のアクティブディファレンシャルも搭載した。ホモロゲーション名は「インプレッサ555」[注釈 26]

WRCには1993年シーズン終盤の第9戦1000湖ラリーからレガシィに代わって投入され、ドライバーはバタネンとアレン。アリ・バタネンは初参戦にして2位というデビューを飾った。

1994年、タイヤをミシュラン製からピレリ製に切り替え。同年には1990年および1992年のチャンピオンであるカルロス・サインツトヨタから移籍している。繊細なセッティングによって戦闘力が向上、第6戦アクロポリス・ラリーで初優勝を果たし、マクレーの手による2勝と併せてマニュファクチャラーズポイントでも2位を獲得した。

1995年シーズンより、性能制限のためリストリクター装着が義務付けられる。スバルではカムシャフトの改良により、圧縮比が異なる新エンジンを導入することでこれに対応した。1995年には8戦中5勝を挙げ、スバルは本格参戦から6年目にして、マニュファクチャラーズ及びドライバーズ(コリン・マクレー)のダブルタイトルに輝いた。続く1996年(平成8年)もドライバーズタイトルこそ三菱のトミ・マキネンに奪われるものの、マニュファクチャラーズタイトルを2年連続で獲得。グループA最強のラリーマシンとして認知され、欧州におけるスバルのブランディング向上と、日本におけるラリー人気の拡大に貢献した。

初代 GC型・WRカー(1997年 - 2000年)

インプレッサWRC(GC型)

WRCでは1997年よりワールドラリーカー規定の導入が決定し、スバルでは新たに2ドアのインプレッサリトナをベースとしたラリーカーの開発に着手した[98]。完全新設計で誕生したWRC97は、エンジンの改良によって最高出力300 PS/5500 rpm、最大トルク470 N・mを発揮した。また、サスペンション形状の変更に伴い全幅が1,770 mmに拡大され、よりワイド&ローな印象となった。1997年にもマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、日本メーカーでは唯一の3年連続のマニュファクチャラーズタイトル獲得を達成した[98]

1998年は改良型のWRC98で参戦。フロント、リア、センターにコンピューター制御のアクティブディファレンシャルと電子スロットルを搭載した。

その翌年の1999年にはさらなる改良型WRC99を投入。最大の特徴は電子制御の油圧式セミオートマチックトランスミッションに換装された点で、シフト速度の大幅な短縮を実現した。技術的にまだ未熟だった事もあり、第7戦アルゼンチン・ラリーまでは度重なるトラブルに悩まされたが、後に他メーカーも同様の技術を投入するなど大きな影響を与えた。スバルはこの技術を採用した初のラリーチームであり、2011年に規定で禁止されるまですべてのWRカーで使用された。

しかし、この2年間は三菱や復帰してきたトヨタの後塵を拝し、さらにフランスプジョーシトロエンの参戦もあってタイトルからは遠のいてしまう。2000年には2代目インプレッサへの移行を見越した大々的な改修が施された[98]

2代目 GD型(2001年 - 2008年)

ベースとなるインプレッサのGD型へのフルモデルチェンジに併せて、ラリーカーも2001年のWRV2001よりGD型ベースで開発される事となった。従来の2ドアから4ドアボディとなったのが最大の変更点で、エアロダイナミクスや重量配分の改善、さらには低重心化にも寄与していた。前年度より移行を見据えて改修されていたエンジン及びドライブトレーンはそのまま流用されている。

2001年にはリチャード・バーンズが、2003年にはペター・ソルベルグがそれぞれWRCドライバーズタイトルを獲得[99]2004年が初開催となったラリージャパンではソルベルグが初代勝者に輝いた[100]。さらに、2005年にはプロダクションカーWRC (PCWRC)新井敏弘がシーズンチャンピオンを獲得した。しかし、2006年および2007年はマシン開発で迷走し2年間未勝利に終わった[101]

2002年の第3戦ツール・ド・コルスよりWRC2002を導入。外観の変更点はないが、軽量化により車重が15 kg減少した。

2003年シーズンより導入されたWRC2003では、ベース車のフェイスリフト(丸目→涙目)に伴いフロントフェイスが変更された。また、エンジンやターボ周りにも変更が加えられ、より低い回転域から高トルクを発揮するよう改良された。

2004年の第3戦ラリー・メキシコよりWRC2004を投入。外観上の変更はあまりなかったが、エンジンとボディパネルに改良が加えられ、改訂されたギアボックスがシーズンの途中で導入された。

WRC2005は、ラリーメキシコで2005年(平成17年)3月11日に。その再設計されたボディシェルはより硬く、より広いトラックを可能にするために30 mm広くなった。この車は、重量を減らすために、前輪と後輪のアーチとバンパーを含む、より多くの複合ボディパネルを備えた。エンジンの強化には、軽量化されたフライホイールと改訂されたIHIターボチャージャーが含まれた。改訂された水噴射および燃料噴射システムも導入された。

WRC2006は、「ホークアイ」ヘッドランプを備えた量産車の2回目のフェイスリフトを受けた。アクティブディファレンシャルと水噴射を禁止するルールの変更、および選択したペアのイベントでチームが車とエンジンを再利用する必要があることを義務付けたため、前年の車からいくつかの機械的な変更があった。ルールの変更により、この車はシーズンの最初のラウンドで導入された。

2008年のラリーメキシコでサービスを受けているペター・ソルベルグのWRC2007

WRC2007、前年の車の改訂版は、チャンピオンシップの第4ラウンドで導入したラリー・メキシコ。新しいダンパー、異なるラジエーターとインタークーラーの配置、改良された重量配分、サスペンションジオメトリー、ディファレンシャルセットアップが特徴。新しく導入された2007年(平成19年)のフォーカスWRCおよびまったく新しいシトロエンC4WRCと比較して、達成が不十分であると考えられていた。車は広範囲にわたるハンドリングの問題に苦しみ、スバルはラリーの2日目にラリーフィンランドから撤退した。WRC2007の各トランスミッションは、フロントディファレンシャルとリアディファレンシャルは似ているが、センターディファレンシャルはユニークです。トランスミッションとディファレンシャルのケースは、重量を減らすためにマグネシウムで作られた。車のエンジン、トランスミッション、ディファレンシャルは個別にオイルシールされているため、液体を失うことなく取り外して交換することができる。これは、チームが10 - 12分でコンポーネントを交換するのにも役立った。トランスミッションの潤滑システムの容量は4.5リットルで、通常100℃前後で作動する温度差の制御に役立つオイルポンプが含まれている。トランスミッションは、市販のインプレッサのHパターンであるが、油圧作動および電子制御の半自動ギアシフトを利用し、油圧式ギアシフトシステムは17 MPa (2,500 psi) の圧力で作動し、0.1秒未満でギアシフトを完了することができる。

3代目5ドア・ワールドラリーカーインプレッサGE(2008年)

インプレッサWRC2008。2007年(平成16年)12月、フルモデルチェンジ(3代目GE/GR系)に伴い、スバルはまったく新しいGEシャーシのインプレッサWRXをベースにしたWRC2008のテストを開始した。2008年(平成17年)の車はリアオーバーハングが短くホイールベースが長いハッチバックボディになった[102]ため、ようやくシトロエン、フォードなどのライバルと同等のボディ・次元で戦えるようになった。オーバーハングが短いことで極慣性モーメントが減少することで恩恵を受けることが期待され、ダブルウィッシュボーン式リアサスペンションも備えていた。しかし、プロドライブはこのセットアップが劣っていることを発見し、リアサスペンションを元のマクファーソン機構に戻し、最初の数回のラリーでは、更新された2007年の車が使用され、2008年のバージョンは準備ができていた。マルコ・マルティンは2008年にスバルチームの公式テストドライバーになる契約に署名し、WRC2008でのテストの大部分を完了した。

2008年4月30日から5月3日までのサルデーニャでの4日間のテスト中に、ペターソルベルグとクリスアトキンソンが初めてWRC2008を運転した。同年5月20日、スバル世界ラリーチームはWRC2008が5月29日から始まるギリシャのアクロポリスラリーでWRCデビューすることを確認した。デビューでは、WRC2008はペターソルベルグがアクロポリスラリーで2位になり、最初の表彰台を獲得した。しかし、タバコスポンサーの撤退に伴い資金が豊富なシトロエンやフォードに比べテストが不足、開発・オペレーションを担当していたプロドライブにおける度重なるトップエンジニアの更迭・引き抜き・解雇などに端を発する開発現場の混乱も手伝い、マシンの開発や熟成に時間がかかるといった問題が新型へスイッチされてもなお、改善されなかった。また、WRカーのレギュレーションはエンジンの搭載位置および搭載角度は規定内で変更可能であり、横置き直列エンジンならエンジンを後傾させてマシン中央部に寄せるなど、重心を大幅に改善する設計が可能であるが、水平対向エンジンを縦置きにレイアウトするインプレッサにはほとんど改善の余地がなく、グループA・Nでは絶大であったロードカーとしての素性の良さを生かせないWRカー規定自体がインプレッサにとっては不利であった。

同2008年12月16日に、同年をもってWRCから撤退することが正式に発表され、1993年(平成5年)の1000湖ラリー(ラリーフィンランド)以降14年にわたって維持されてきたインプレッサによるワークス・エントリーの歴史に終止符が打たれた。同一車名による14年間連続ワークス・フルエントリーは、WRC史上最長記録となっている。ラリーフィンランドでのクリスアトキンソンの3位は、当時の厳しい経済状況の中で2008年末にチャンピオンシップから撤退した車とスバル世界ラリーチームの最後のWRC表彰台フィニッシュであった。

ラリーアメリカ

世界ラリー選手権 (WRC) 以外のラリー競技では、ラリーアメリカ英語版で「スバル・ラリーチームUSA英語版」のケン・ブロックトラビス・パストラーナらが活躍し、ライバルを圧倒し続けた。

サーキット

インプレッサはラリー以外の分野でも活躍している。

全日本ツーリングカー選手権 (JTCC) には、1996年(平成8年)と1998年(平成10年)にSYMSレーシングから初代スポーツワゴンで出場していた。レギュレーション上、駆動方式の変更が認められていたためFRとし、同一メーカー製造のエンジンであれば換装可能であったので、EJ18をボアアップし、EJ20のDOHCシリンダーヘッドとドッキングさせた、2.0 L NA DOHCエンジンが搭載された。

SUPER GT(旧・JGTC)には、クスコ・レーシング(キャロッセ)が1997年(平成9年)の最終戦より初代2ドアクーペで出場し、2002年(平成14年)より2代目4ドア車が特認車両として出場していた。当初は、四輪駆動車には最低車重が上乗せされるレギュレーションであったため、四輪駆動によるトラクションより車重を抑える方が得策との判断からFRが選択されていた。その後、駆動方式による最低重量区別がなくなった2006年(平成18年)の途中から四輪駆動仕様が参戦している。また、インプレッサの活躍もあってか2008年(平成13年)より4ドア車も認められ[注釈 27]、同年第4戦 マレーシアにおいて、4ドアそして四輪駆動車として初優勝を飾った。しかし、2009年(平成14年)はチームが活動を縮小したため、参戦していない[注釈 28]

スーパー耐久では、2002年(平成14年)と2005年(平成17年)、2013年(平成25年)から2016年(平成28年)は四連覇でST2クラス(旧クラス2)のシリーズチャンピオンを獲得している。

ニュルブルクリンク24時間レースでは、WRX STIが2011年(平成23年)にSP3Tクラスでクラス優勝(総合21位)し、翌2012年(平成24年)にも同クラスでクラス優勝(総合28位)している。

競技ドリフト

D1グランプリにチームオレンジのマシンとして初代、2代目(涙目、涙目改鷹目GDB)が使用されていた。スバルの水平対向4WDは縦置き故にセンターデフの小加工でFRにでき、比較的早く四輪駆動改後輪駆動仕様が製作された。無論、後輪に全出力が集中するため、後軸周りを中心とした駆動系の強化は必須となる。

その他

2017年(平成29年)にTOYOTA GAZOO RACINGが公開したCMでは、トヨタ豊田章男社長が俳優佐藤健をインプレッサの助手席に乗せて自らドリフト走行を披露し、自社製・他社製の枠に収まりきらない自動車マニアぶりをアピールした[103]

車名の由来

インプレッサの名称「IMPREZA」は、現代英語で「金言」を意味し、廃語としては紋章学において「(シールド上の)紋章」を意味した "impresa日本語音写例:インプレイザ)" [104]を基にした造語である[注釈 29]

ハイパワーモデルの呼称である「WRX」は、WRCの「WR」とレオーネスポーツグレードで採用されていた呼称「RX」に由来する合成語として造語されている。

最上級ハイパワーモデルの「STI」は、スバルテクニカインターナショナル株式会社の英名 "Subaru Tecnica International Inc." の頭字語「STI」[注釈 30]同根語の関係にある。

3代目セダンのサブネームである「ANESIS」は、ギリシア語で「安心」「安全」「リラクゼーション」を意味する語に由来すると説明されている。もっとも、厳密には、関連語と思われる古典ギリシア語の "ἄνεσιςラテン翻字: anesīs日本語音写例:アネシース)" (cf. ja) が意味するのは、英語訳で "(1) loosening, relaxing. (2) remission, abatement. (3) relaxation, recreation. (4) indulgence, license."、日本語訳で「緩和、軽減」「リラクゼーション」「寛解」「レクリエーション」「耽溺」「認可、許諾」である。

また、4代目以降のセダンのサブネーム「G4」の「G」は、英語で「本物の」「正真正銘の」「誠実な」を意味する "genuine" の頭文字に、「4ドア」を含意させた「4」を添えたものである。

クロスオーバーモデルの「XV」は "crossover (=x-over) vehicle" を意味する。

日本でのCM曲

脚注

注釈

  1. ^ イスラエルにおいてはデビュー当初『グランドレオーネ』として販売された時期があった。別項「スバル・レオーネ#幻の4代目」も参照のこと。
  2. ^ ただし、スバルでこの程度のモデルサイクルは珍しくなく、サンバーは3代目 - 5代目までいずれも8 - 9年、最後の自社生産車となった6代目で13年、初代ドミンゴは11年、初代ジャスティは10年、初代プレオは11年(乗用モデルに限れば9年)である。
  3. ^ 「WRX」の由来は、かつてスバルのスポーティモデルを担っていたレオーネ RXに由来するという説と、「当時開発陣が、発売後はレガシィに代わるWRC参戦車両になることから"World Rally X"を略したコードで呼んでいたものがそのまま採用されただけ」とする説[3]がある。初代WRX(GC8型)のパッケージングの決定には、スバルワールドラリーチームとして活動しているイギリスプロドライブ社の意見も数多く取り入れられたと言われている。
  4. ^ 同社のヴィヴィオも同様の意匠。
  5. ^ 無塗装、エンジン・補器類・内装を装備しない基本骨格構造のみのボディ。
  6. ^ 電磁石を持つ円盤、鉄製円盤の2枚の円盤(クラッチプレート)からなり、回転する電磁石側の円盤に電流を流すと発生した磁力によりもう片方の鉄製円盤が吸い寄せられ摩擦力が発生し、トルクが伝わるというもの。電流のオンオフで動力の伝達・非伝達が切り替えられ、また、電力を調整することで伝達率も調節できる。
  7. ^ 「WRX type RA」には「インタークーラー・ウォーター・スプレー」を装備している。
  8. ^ 1994年から北米で販売されていた初代アウトバックスポーツの日本向けモデルである。アウトバックスポーツはアウトバック(日本名:レガシィグランドワゴン)のように専用デザインのバンパーは用意されていなかったが、グラベルEXは当時のRVブームに合わせガードバーやスペアタイヤキャリアを装備していた(のちに背面タイヤなし車も設定)。日本では人気を得ることができず、総生産台数は1,313台にとどまった。日本でのグラベルEX廃止以降も北米では2代目 - 3代目のインプレッサの5ドアをベースにした2 - 3代目アウトバックスポーツが存在し、2代目XVの北米導入に伴い廃止。
  9. ^ 一般販売車に設定されていたメタリックカラーの青とは別色の、スポーツブルーと呼ばれる当時のワークスラリーカーの塗装と同じ、ソリッドカラーの青である。
  10. ^ 1997年と1998年にもWRCメイクスタイトル獲得を記念して「V-Limited」が発売されたが、1999年と2000年はWRCでタイトルを逃したため、特別仕様車「Limited」として発売された。また、ベース車両は年によって異なる。
  11. ^ 22B-STI Versionはエンジンが無鉛プレミアムガソリン専用であり、レギュラーガソリンの使用は厳禁であった。
  12. ^ ワゴンは215/45ZR17タイヤまでの対応であったが、セダンは225/45ZR17タイヤに対応している。発売当初は2 Lターボモデル (WRX NB、20K) でも205/50R16タイヤが装着されたにとどまった(ノンターボのWRX NA、20Nは195/60R15)が、後に発売されたSTiには前記の17インチタイヤがそれぞれ装着された。また、フロントロアアームもセダンの2 L車(NA車AT車も含む)のみアルミ鍛造になっている。一方ワゴンはSTiでも鉄製である。
  13. ^ A,B,C各ピラーの上下端を左右一対で環状に繋ぐことで籠のような構造を成し、衝突時の衝撃を各フレームに分散させることでキャビンの変形を防ぎ、結果乗員を保護するというもの。全方位衝突に対応するという。3代目レガシィで初めて採用された。
  14. ^ プリ触媒:従来の触媒の他に高温度になりやすいターボチャージャーの直後にもうひとつ触媒を設置して、エンジン始動後早期に触媒の活性化、エンジン始動直後の排出ガスのクリーン化を図る。
  15. ^ 低燃費・低公害車の自動車税・自動車取得税を軽減する[12]
  16. ^ AT車はアクティブトルク スプリット4WD、MT車はビスカスLSD付センターデフ方式四輪駆動となる。
  17. ^ 5ドアは旧ワゴンの全長とほぼ同等とした上でハッチバックへ変更。
  18. ^ インプレッサが全車3ナンバー化されたことにより、スバルの軽自動車やトヨタダイハツからのOEM車種であるDEXを除く乗用車は、すべて3ナンバー登録の普通乗用車となっている。
  19. ^ 国外向けには4ドアセダンのWRXも存在する。
  20. ^ デュアルAVCSと呼称。
  21. ^ 5速MTは1.6 L・四輪駆動車のみ。
  22. ^ 「1.6i-L」の四輪駆動車・5MT車はオプション装着により「平成22年度燃費基準+25%」達成となる。
  23. ^ ルーフアンテナを含む数値。ルーフ高は1,455 mm。
  24. ^ ホンダ・オデッセイで使用された英語バージョンではなく、オリジナルバージョンを起用。
  25. ^ 先代モデルでは「インプレッサSPORT HYBRID」の専用色として設定。
  26. ^ 「555」の数字は、当時スバルチームのスポンサーであったタバコブランド「ステートエクスプレス555」をタバコ広告禁止国でもアピールすべく、車両名にブランド名として付与したものである。
  27. ^ 同車系に2ドアモデルがない場合のみ4ドアモデルも使用できる。
  28. ^ スバル車としてはクスコのインプレッサに代わって、この年フルモデルチェンジしたレガシィB4がR&D SPORTより参戦している。
  29. ^ 若さ、軽快さ、スポーティなどのイメージを付加したクルマとして、新しい時代に、新鮮な印象 (=impression) を与える意味を籠めて命名した[105]という。
  30. ^ 企業名の表記は一貫して「STI」であるが、製品名には2005年(平成17年)4月24日まで「STi」が使われていた。

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  105. ^ スバル インプレッサ WRX カタログ 92A-9 (92.10), 富士重工業株式会社, (1992-10) 

参考文献

書籍、ムック
雑誌、広報、論文、ほか
  • 「RALLY X-PRESS 第10巻第12号」『RALLY X-PRESS』第10巻第12号、山海堂、2007年10月。 
    • 今井清和「...(※タイトル情報欠け)...」
  • 嶋村誠、小澤正弘、戸叶大輔、下山 浩、鈴木敦、萩原博「世界ラリー選手権参戦の総括」『自動車技術』第63巻第10号、公益社団法人自動車技術会、2009年10月1日、21-26頁、ISSN 0385-7298NAID 10025527695 
  • 「日本の名車 (83) 2015年 9/15号」『日本の名車』第83巻、デアゴスティーニ・ジャパン、2015年9月1日、ASIN B0143A05K2 
  • 「日本の名車 (99) 2015年 12/15号」『日本の名車』第99巻、デアゴスティーニ・ジャパン、2015年12月1日、ASIN B01864O0CK 

関連項目

外部リンク