桜宮橋
桜宮橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 大阪市北区天満橋1丁目 - 都島区中野町1丁目間 |
交差物件 | |
設計者 施工者 | 武田五一 |
建設 | - 1930年 |
座標 | 北緯34度41分51秒 東経135度31分23秒 / 北緯34.69750度 東経135.52306度座標: 北緯34度41分51秒 東経135度31分23秒 / 北緯34.69750度 東経135.52306度 |
構造諸元 | |
形式 | アーチ橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 108 m |
幅 | 22 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
桜宮橋(さくらのみやばし)とは、大阪市の大川に架けられた国道1号(曽根崎通)の橋。大阪市北区天満橋1丁目と都島区中野町1丁目を結ぶ。銀色の橋であることから「銀橋」と呼ばれており、こちらの名称の方が有名となっている。設計は武田五一。
付近は大川沿いに桜之宮公園が広がる。
なお、国道1号の拡張および銀橋の補修工事のために、北側に新桜宮橋(新銀橋)が建設された。新銀橋は安藤忠雄の設計で、既存の銀橋に合わせたデザインとなっている。
概要
[編集]桜宮橋が西行き3車線、新桜宮橋が東行き3車線となっている。合わせて計画幅員40 mであり、歩道は上下線ともに8.25 mずつ確保されている。
桜宮橋
[編集]現在の橋は大阪市の第一次都市計画事業に基づいて建設され、1930年(昭和5年)に完成した。
この場所は元々軟弱地盤であり、ある程度の不等沈下を見すえて「3ヒンジアーチ」とよばれる構造を採択している。アーチ部の基礎に長さ20 m、径40 cmの鉄筋コンクリート製のペデスタル杭が片橋台あたり約200本打ち込まれている。さらに施工前には支持力を確認する実験まで行われた。 それでも建設から相当な年月が経ち、十数センチメートル程度の不等沈下が起き、支間が数十センチメートル程度広がったため、一度、基礎の大規模な補修が行われている。
2000年に「大川・中之島の橋梁群」の1つとして「土木学会選奨土木遺産」に選ばれる[1]。
- 形式:鋼アーチ(3ヒンジアーチ)
- 橋長:108 m
- 幅員:22 m
新桜宮橋
[編集]新桜宮橋は2006年12月18日に開通。旧橋よりも橋長(アーチスパン)が長く、桜宮橋とデザインを合わせるため、アーチ高さを同等とした関係でアーチライズ比(高さ/長さの比)が小さくなっている。構造上、ボルト締結ができないため、全断面溶接構造となっている。現場溶接するために溶接箇所の周囲に風防を付けるなど、品質確保に細心の注意を払って施工された。
形式はローゼ橋となっている。
- 形式:鋼アーチ(単純ローゼ桁)
- 橋長:150 m
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夕景
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ライトアップ
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秋の桜宮橋
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ “土木学会 平成12年度選奨土木遺産 大川・中之島の橋梁群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 銀橋(国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所)
- CVV(Civil Veterans & Volunteers)HP:桜宮橋(SAKURANOMIYA BRIDGE)