愛西市

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あいさいし
愛西市
Morikawa lotus field.jpg
森川花はす田
Flag of Aisai Aichi.JPG
愛西市旗
Emblem of Aisai Aichi chapter.svg
愛西市章
2005年平成17年)4月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
団体コード 23232-7
法人番号 7000020232327
面積 66.70km2
総人口 62,587
推計人口、2016年10月1日)
人口密度 938人/km2
隣接自治体 津島市稲沢市弥富市あま市
海部郡蟹江町
岐阜県海津市
三重県桑名市
市の木 マキ
市の花 ハス
愛西市役所
所在地 496-8555
愛知県愛西市稲葉町米野308番地
北緯35度9分10秒東経136度43分41.6秒座標: 北緯35度9分10秒 東経136度43分41.6秒
Aisai city office.JPG
外部リンク 愛西市

愛西市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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船頭平閘門
愛西市役所のある旧佐屋町地区周辺の空中写真。1987年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

愛西市(あいさいし)は、愛知県西部のである。

概要[編集]

2005年4月1日に、海部郡佐屋町立田村八開村佐織町の2町2村が合併し発足した県下32番目の市。木曽川を挟んで岐阜県および三重県と接する。

愛知県の西部はほぼ木曽川が県境となっているが、愛西市は木曽川の西岸にも集落が存在し、このあたりでは、長良川が岐阜県、三重県との県境となっている。

隣接の津島市を北西南から囲む、片仮名の「ヒ」の字の様な地形となっており[1]、津島市を境として市南部の大半(旧佐屋町域)は海抜ゼロメートル地帯となっている。

戦国時代には稲沢市平和町と跨り、一説では織田信長が生誕したとされる勝幡城・信長の弟信興が城主であり長島一向一揆にて自刃した小木江城が築城された。江戸時代には佐屋にて三里の渡しの湊があり、三代将軍徳川家光により佐屋街道・のちに佐屋代官所が設けられた。

東名阪自動車道のインターチェンジに隣接し、陸上輸送の拠点としての役割も果たしている[2]沖積層から形成された肥沃な土壌を活かし、レンコンイチゴトマト等が特産品である[3]。公共下水及び都市ガスは一部を除いて整備されていない為、浄化槽及びLPG設置が必要。また、人口は減少傾向にある。

地理[編集]

河川[編集]

市内の町名[編集]

愛西市への合併とともに各町村の大字は「大字○○」から「○○町」の形で町名に置き換わっている。

佐屋町
立田村
八開村

現行の町名

村制時に廃止

佐織町

隣接している自治体[編集]

愛知県の旗
岐阜県の旗岐阜県
三重県の旗三重県

人口[編集]

Demography23232.svg
愛西市と全国の年齢別人口分布(2005年) 愛西市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 愛西市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
愛西市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 48,104人
1975年 57,537人
1980年 61,337人
1985年 62,983人
1990年 63,143人
1995年 64,216人
2000年 65,597人
2005年 65,556人
2010年 64,981人
総務省統計局 国勢調査より

高齢化などにより、2024年(平成35年)には6万人を割り込む事が予想されている。

気候[編集]

愛西(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 16.5
(61.7)
19.3
(66.7)
24.3
(75.7)
29.1
(84.4)
33.6
(92.5)
36.8
(98.2)
39.0
(102.2)
40.3
(104.5)
37.9
(100.2)
31.8
(89.2)
25.2
(77.4)
22.0
(71.6)
40.3
(104.5)
平均最高気温 °C (°F) 8.6
(47.5)
9.6
(49.3)
13.3
(55.9)
19.4
(66.9)
23.8
(74.8)
27.2
(81)
30.9
(87.6)
32.8
(91)
28.6
(83.5)
22.8
(73)
16.9
(62.4)
11.4
(52.5)
20.4
(68.7)
日平均気温 °C (°F) 3.9
(39)
4.6
(40.3)
8.0
(46.4)
13.7
(56.7)
18.4
(65.1)
22.4
(72.3)
26.0
(78.8)
27.4
(81.3)
23.5
(74.3)
17.4
(63.3)
11.5
(52.7)
6.2
(43.2)
15.2
(59.4)
平均最低気温 °C (°F) −0.1
(31.8)
0.3
(32.5)
3.3
(37.9)
8.5
(47.3)
13.7
(56.7)
18.5
(65.3)
22.5
(72.5)
23.6
(74.5)
19.6
(67.3)
12.9
(55.2)
6.8
(44.2)
1.9
(35.4)
10.9
(51.6)
最低気温記録 °C (°F) −7.8
(18)
−8.5
(16.7)
−7.5
(18.5)
−0.8
(30.6)
4.7
(40.5)
12.0
(53.6)
16.2
(61.2)
15.8
(60.4)
10.6
(51.1)
2.0
(35.6)
−1.7
(28.9)
−6.0
(21.2)
−8.5
(16.7)
降水量 mm (inch) 55.0
(2.165)
73.2
(2.882)
138.6
(5.457)
150.6
(5.929)
180.1
(7.091)
224.0
(8.819)
221.8
(8.732)
144.5
(5.689)
228.2
(8.984)
127.4
(5.016)
92.1
(3.626)
50.6
(1.992)
1,686.3
(66.39)
平均月間日照時間 149.1 158.0 186.5 196.3 191.9 152.5 169.9 205.8 159.4 164.8 154.9 148.8 2,037.1
出典: 気象庁[4]

歴史[編集]

年表[編集]

[5] [6]

  • 原始時代~ - 渕高町東西野遺跡から円窓付土器、パレス・スタイル土器が発掘されていることから、弥生時代には人々が生活していたと考えられる。
  • 1493年 - 尾張藩重臣横井氏の赤目城が置かれる。
  • 1504年~1520年頃 - 織田信定勝幡城を現在の勝幡町~稲沢市平和町六輪にかけて築城。
  • 1567年頃 - 織田信興小木江城を現在の森川町に築城。
  • 1570年 - 長島一向一揆にて立田門徒が古木江城を攻撃。織田信興自刃。
  • 1584年 - 山口重政が大野城(現在の大野町にあったとされる)の戦いに勝利。
  • 1624年 - 立田輪中ができる。
  • 1634年 - 佐屋街道が開かれる。
  • 1770年 - 白山社(現在の二子町)で元服の祭「オビシャ」が始まる。
  • 1754年 - 江戸幕府の命令により宝暦治水工事が行われる。
  • 1781年 - 佐屋代官所が設置される。
  • 1782年 - 鵜多須代官所が設置される。
  • 1830-1840年頃 - 住職・平野龍天が陽南寺(現在の戸倉町)にて近江から伝来したレンコン栽培を開始する。
  • 1880年5月10日 - 三重県桑名郡福原新田を、愛知県海西郡(現在の愛西市)に編入する。
佐織町に建つマンション
  • 1969年 - 東海大橋が完成。
  • 1970年 - 海部幹線水路完成。
  • 1976年 - 奥津社古墳(千引町)から三角縁神獣鏡発掘。目比川堤防決壊。
  • 1984年 - 立田大橋完成。
  • 2001年11月22日 - 海部西部ブロック市町村合併広域研究会が発足する。
  • 2003年3月26日 - 「合併重点支援地域」(現在の名称)の指定を受ける。
  • 2004年4月21日 - 新市の名称を「愛西市」に決定する。
  • 2005年4月1日 - 旧海部郡佐織町佐屋町立田村八開村の合併により市制施行する。

市名[編集]

いわゆる平成の大合併による市町村合併に際しては、市名は公募などにより、愛知県の西に位置することから「愛西市」(あいさいし)となった。

市名については10の候補が合併協議会に諮られ採決がなされたが、有効票の過半数を得たものが無かったとして比較上位にあった「愛西市」と「海西市」(かいせいし)による決選投票がなされ決定した。[7]

日本の市を五十音順に並べると、当市は兵庫県相生市の次になる。

行政[編集]

歴代市長[編集]

  • 初代:八木忠男(2005年5月16日 - 2013年5月15日 2期) 旧・佐織町長

公共施設[編集]

船頭平閘門
  • 国営木曽三川公園
  • 愛西市親水公園(総合体育館・総合運動場)
  • 佐屋総合運動場・プール
  • 佐屋スポーツセンター
  • 立田体育館
  • 立田総合運動場
  • 八開運動場
  • 佐織体育館
  • 佐織総合運動場
  • 緑苑プール
  • 愛西市文化会館
  • 佐織公民館
  • 愛西市図書館
    • 中央図書館(旧佐屋町図書館)
    • 立田図書館(立田体育館内)
    • 佐織図書館(佐織公民館内)

経済[編集]

クラシエホームプロダクツ津島工場(2015年3月)

特産物[編集]

全国有数の規模を誇るレンコンの産地である。「備中」「ロータスホワイト」「金澄」の3種を育て、露地栽培・ハウス栽培を兼ね1年中出荷される。砂糖漬が名物。また、ハスの開花時である初夏には、2か所で蓮園が開かれる。[10][11]

その他の特産品には生姜イチゴトマトカラーがある。[12]

愛西市町方町新西馬の蓮田の様子

商業[編集]

主な商業施設

姉妹都市・提携都市[編集]

海外[編集]

フレンドシップ相手国

2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。[13]


日本国内[編集]

提携都市

交通[編集]

佐屋駅

鉄道[編集]

以下の路線および、近畿日本鉄道近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線富吉駅佐古木駅間で市域(善太新田町)を通過しているほか、富吉車庫の敷地内の一部が市域(大野町)にかかっている。

JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
関西本線 : 永和駅
Meitetsu logomark 2.svg名古屋鉄道(名鉄)
TB津島線 : (青塚駅) - 勝幡駅 - 藤浪駅 - (津島駅)
急行の設定が無い若しくは尾西線との接続が芳しくない、須ヶ口から名古屋までの停車駅が多い為、名古屋からの距離が離れていないにも拘らず、時間が掛かる。
BS尾西線 : (丸渕駅) - 渕高駅 - (六輪駅) - 町方駅 - (津島駅) - 日比野駅 - 佐屋駅 - (五ノ三駅)
愛西市内には名鉄の駅が6つあるが、このうち隣接しているのは、勝幡駅と藤浪駅、日比野駅と佐屋駅の2組だけである。愛西市は津島市を取り巻くような形状をとっているが、青塚駅および津島駅津島市に所在している。また、丸渕駅および六輪駅稲沢市に、五ノ三駅弥富市にそれぞれ所在している。また、五ノ三駅 - 弥富駅間でも五ノ三駅の南側で僅かながら愛西市を通過している。
勝幡駅付近の南日光川橋梁から津島駅間は高架となっている。

路線バス[編集]

かつては「津島駅 - 給父線」が名鉄(現在の名鉄バス)により運行されていたが、2000年3月末をもって廃止されて以降、愛西市内で運行されている路線バスは存在しない。

なお、公共施設利用の利便性向上のため市が巡回バスを運行している。佐屋ルート・立田ルート・八開ルート・佐織ルート・庁舎間ルートの5路線を、運賃無料で月曜日から土曜日まで運行している。[14]。運行時間が限られる為通勤通学等には利用困難。尾西線以西は自動車等の手段が必須。

コミュニティバス

道路[編集]

高速自動車国道

Higashi-Meihan Expwy Route Sign.svg東名阪自動車道(正式に市内に所在するインターチェンジはないが弥富インターチェンジの施設の一部が含まれる。)

国道
Japanese National Route Sign 0001.svg国道1号
Japanese National Route Sign 0155.svg国道155号
主要地方道
一般県道

道の駅[編集]

教育[編集]

高等学校[編集]

県立
私立

中学校[編集]

すべて愛西市立である。

小学校[編集]

すべて愛西市立である。

特別支援学校[編集]


名所・旧跡・観光スポット[編集]

立田大橋デイキャンプ場

名所・旧跡[編集]

街道
佐屋宿 - 佐屋街道の最大の宿場町津島神社参拝道分岐点
佐屋代官所
佐屋本陣
佐屋御殿
水鶏塚 - 松尾芭蕉句碑。1735年(享保20年)建立[15]
城郭・砦
寺院

愛西市内に約180の神社・寺院がある。[16]

神社

観光スポット[編集]

公園

祭事・催事[編集]

重要無形民俗文化財
その他の主な祭事・催事
  • 茅の輪くぐり - 葦で作られたアーチをくぐり、家内安全・無病息災を祈る行事。毎年1月4日に町方町の姥ヶ森社で行われる。
  • 日置八幡宮の管の粥神事 - 15世紀から続き、旧暦の1月15日に日置町の日置八幡宮で行われる歴史ある行事。赤飯とヨシを大なべで炊き、管の中に入った米の量でその年の豊凶を占う。
  • 定納元服・オビシャ - 元は、元服を迎えた15歳の若者を祝うものであった。現在は、若者が高さ5mの櫓の上から餅をまき、度胸試しとお披露目を行われる。毎年2月11日に白山神社で開催されている約300年の伝統を誇る祭りである。
  • 勝軍延命地蔵のもち投げ - 安産のご利益があるというお供えのもちが豪快に投げられる。西條町にある勝軍延命地蔵尊の地蔵堂にて、毎年2月に行われている。
  • 勝幡神社のオコワ祭り - 3月の第2日曜日に勝幡神社で行われる。名の由来は、供物の一つが樽に詰められたオコワイ(強飯)であることから由来している。
  • 桜まつり - 4月上旬に、船頭平河川公園(立田地区)及び鵜戸川沿い桜並木(八開地区)において、愛西市商工会主催の桜まつりが開催される。
  • 蓮見の会 - 森川花はす田で、毎年7月には蓮見の会が開催される。

出身有名人[編集]

マスコット[編集]

あいさいさん
Aisaisan photo.jpg
ゆるキャラ大行進in豊川稲荷
対象
愛知県愛西市
分類 市町村のマスコットキャラクター
モチーフ レンコン
指定日 2010年10月24日
公式サイト あいさいさんオフィシャルサイト
テンプレートを表示

市のマスコットとしてあいさいさんが定められている。

2010年10月24日、愛西市の市制5周年記念式典[18]で地域活性化のシンボル[19]として初披露された。合併前の4町村の歴史と文化を継承し、愛西市としての今後の発展を期待した明るく親近感のあるイメージとしてデザインされた[20]

市の歌[編集]

  • 市歌「いつの日も」(作詞:駒井瞭 / 作曲・歌唱:中西圭三
  • 市の音頭「愛西音頭」(作詞:石井昭 / 作曲・歌唱:中西圭三)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ JR東海関西本線の敷地のみ。
  2. ^ 現在は合併して稲沢市

出典[編集]

  1. ^ 愛西市ホームページ 愛西市を知ろう
  2. ^ 一宮地場産業ファッションデザインセンターアピール事業 愛西市
  3. ^ ホームメイト・愛西市のご当地あれこれ検索
  4. ^ 愛西 1981-2010年”. 気象庁. 2016年7月11日閲覧。
  5. ^ 愛西市いま、むかし、みらい 歴史を知ろう
  6. ^ 愛西市観光協会歴史・文化
  7. ^ 新市名称決定!! - 愛西市(2013年1月12日閲覧)
  8. ^ 市町村長及び議会議員の任期満了日等一覧表 (平成27年5月1日現在)
  9. ^ 国内外事業場(事業概要)” (日本語). kracie. 2013年1月12日閲覧。
  10. ^ 名鉄沿線おでかけマガジンWind(名古屋鉄道事業推進部発行)2015年1月号P.3
  11. ^ あいちの都市・農村ガイド
  12. ^ 愛西市観光協会物産・グルメ
  13. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  14. ^ 愛西市巡回バス - 愛西市
  15. ^ 松尾芭蕉は1694年(元禄7年)、江戸から伊賀国へ向かう途中に、門人の三輪素覧宅に泊まっている。
  16. ^ 「神社・寺院一覧」(愛西市の神社・寺院)
  17. ^ あいちフレンドシップ交流アルバム愛西市
  18. ^ 愛西市 (2010年11月1日). “11月市長のあいさつ”. 2013年12月13日閲覧。
  19. ^ 愛西市 (2011年1月1日). “1月市長のあいさつ”. 2013年12月13日閲覧。
  20. ^ 愛西市 (2011年7月27日). “「あいさいさん」コンセプト”. 2013年12月13日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

マスコット関連