東駿河湾環状道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
一般国道自動車専用道路(B)
(無料)
伊豆縦貫自動車道国道1号標識
E70 東駿河湾環状道路
伊豆縦貫自動車道の一部
路線延長 15.0 km(事業化区間のみ)
開通年 2009年 -
起点 静岡県沼津市岡宮(沼津岡宮IC
主な
経由都市
駿東郡長泉町裾野市三島市
終点 静岡県田方郡函南町平井(函南IC:仮称)
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

東駿河湾環状道路(ひがしするがわんかんじょうどうろ、HIGASHI-SURUGAWAN KANJO ROAD)は、静岡県沼津市から、静岡県函南町に至る道路である。沼津岡宮IC - 大場・函南IC(本線)及び大場・函南IC - 函南塚本IC(連絡路)が供用中、愛鷹IC - 沼津岡宮IC及び大場・函南IC - 函南ICが事業中である。

概要[編集]

高規格幹線道路伊豆縦貫自動車道の一部を構成するとともに、沼津・三島都市圏の環状道路として、広域交通と生活交通を分離することによる渋滞の緩和、交通事故の削減等を目的に整備されている[1][2]。 開通により、沿線各地の混雑解消や災害に弱い伊豆半島国道の代替ルートが確保される。

事業化区間[編集]

本線(国道1号[3]
起点:静岡県沼津市岡宮(沼津岡宮IC
終点:静岡県田方郡函南町平井(函南IC:仮称)
全長:15.0 km
道路規格:第1種第3級
設計速度:80 km/h
車線数:4車線または暫定2車線
連絡路(国道1号)
起点:静岡県三島市大場(大場・函南IC
終点:静岡県田方郡函南町塚本(函南塚本IC
全長:3.7 km
道路規格:第1種第3級
設計速度:60 km/h
車線数:完成2車線
連絡路(側道 国道136号函南~三島バイパス)[4][5]
起点:静岡県田方郡函南町塚本
終点:静岡県田方郡函南町大土肥
延長:1.94 km

未事業化区間(西区間)[編集]

全線が事業未着手区間であったが、平成27年4月9日に愛鷹IC - 沼津岡宮IC(2.6 km)が新規事業化された。[6]

起点:静岡県沼津市岡宮(沼津岡宮IC)
終点:沼津市原一本松
全長:7.8 km

通過する自治体[編集]

()は通過予定の自治体である。

本線
連絡路
  • 静岡県
    • 三島市 - 田方郡函南町

接続する高速道路[編集]

本線

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示す。施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。()の施設名は仮称。
  • スマートICは背景色で示す。
  • BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。

本線[編集]

IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から
km
BS 備考 所在地
東駿河湾環状道路(西区間) 沼津市原一本松方面
- 愛鷹IC 沼津市道0105号線 2.6 静岡県 沼津市
1 沼津岡宮IC E1 東名高速道路沼津IC
静岡県道405号足高三枚橋線
0.0
2 長泉JCT E1A 新東名高速道路長泉沼津IC 長泉町
3 長泉IC 国道246号裾野バイパス
三島市道芙蓉台環状線(沼津方面のみ側道経由で間接接続[7]
静岡県道21号三島裾野線(沼津方面のみ側道経由で間接接続[7]
4.1
4 三島萩IC 三島市道芙蓉台環状線
静岡県道21号三島裾野線
5.4 下田方面出入口 三島市
5 三島加茂IC 三島市道祇園原線
三島市道加茂沢地線
8.6
6 三島塚原IC 国道1号塚原バイパス 10.0
7 三島玉沢IC 静岡県道142号三ツ谷谷田線 11.5
8 大場・函南IC 連絡路 13.1
- 函南IC 伊豆湘南道路(構想)
静岡県道11号熱海函南線熱函道路
15.0 未着工[8] 函南町
予定路線 約16km

連絡路[編集]

IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から
km
BS 備考 所在地
8 大場・函南IC 本線 0.0 静岡県 三島市
静岡県道141号清水函南停車場線
国道136号(函南~三島バイパス)(側道)
国道136号(現道)(側道経由で間接接続)
静岡県道11号熱海函南線熱函道路)(側道経由で間接接続)
本線方面出入口
函南塚本IC 3.7 函南町
国道136号(伊豆中央道) ※伊豆縦貫自動車道の一部ではない

サービスエリア・パーキングエリア[編集]

本線
三島塚原IC近くにドライブインとフルーツ狩りメインの観光農園を併設した施設、伊豆フルーツパークがある[9]
また、このほかに三島塚原IC近くにある三島青果市場に農の駅を併設する構想も存在する[10]
連絡路
函南塚本IC近くに道の駅川の駅(河川防災ステーション)を併設した施設道の駅伊豆ゲートウェイ函南が2017年に開業した[11]

高速バス[編集]

本線
2012年現在、本線上に1箇所もBSが設置されていないが、三島萩IC近くにある萩芙蓉台バス停に富士急シティバス京王電鉄バスが共同運行する三島-渋谷・新宿線(愛称・みしまコロッケ号)が停車する。
2012年1月7日のダイヤ改正で、三島 - 渋谷・新宿線(愛称・みしまコロッケ号)のルートが変更され、沼津岡宮IC - 長泉ICを通行するようになった[12]

主なトンネルと橋[編集]

本線
  • 芹沢川橋(沼津岡宮IC - 長泉JCT)【芹沢川】:80.2 m
  • 新桃沢川橋(長泉JCT - 長泉IC)【桃沢川】:383.0 m
  • 谷津川橋(長泉JCT - 長泉IC)【谷津川】:150.5 m
  • 南一色高架橋(長泉IC)【梅ノ木沢川】:326.0 m
  • 黄瀬川高架橋(長泉IC)【黄瀬川】:206.0 m
  • 納米里第2高架橋(長泉IC - 三島萩IC)【御殿場線】:247.0 m
  • 伊豆島田高架橋(長泉IC - 三島萩IC)【大場川】:261.0 m
  • 徳倉高架橋(三島萩IC - 三島加茂IC)【徳倉宮川】:155.0 m
  • 沢地川橋(三島萩IC - 三島加茂IC)【沢地川】:290.0 m
  • 山田川橋(三島加茂IC - 三島塚原IC)【三島山田川】:294.0 m
  • 谷田高架橋(三島玉沢IC - 大場・函南IC)【東海道新幹線夏梅木川】:234.0 m
  • 谷田南高架橋(三島玉沢IC - 大場・函南IC)【東海道本線】:113.5 m
  • 大場高架橋(三島玉沢IC - 大場・函南IC)【函南観音川】:225.5 m
連絡路
函南富士見橋は継ぎ目のない連続高架橋として日本最長(1,246 m)である。また、三島富士見橋は2番目に長い[13][14]

トンネルの数[編集]

  • 背景色がである部分は道路が供用されていない区間を示す。
区間 上り線 下り線 備考 合計
本線 沼津岡宮IC - 長泉IC 0 0
長泉IC - 大場・函南IC 0 0
大場・函南IC - 函南IC 0
連絡路 大場・函南IC - 函南塚本IC 0 0

※の区間は2車線の対面通行で供用もしくは供用予定であるため上下線で1本となっている。

歴史[編集]

  • 1984年6月8日:東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会 設立
  • 1987年10月2日:岡宮IC(現・沼津岡宮IC)- 玉沢IC(現・三島玉沢IC)間都市計画決定
  • 1988年度:長泉IC - 加茂IC(現・三島加茂IC)間事業化
  • 1989年度:加茂IC(現・三島加茂IC)- 玉沢IC(現・三島玉沢IC)間事業化
  • 1989年度:用地買収に着手
  • 1990年度:岡宮IC(現・沼津岡宮IC)- 長泉IC事業化
  • 1991年度:玉沢IC(現・三島玉沢IC)- 函南IC事業化
  • 1995年2月21日:玉沢IC(現・三島玉沢IC)- 函南IC都市計画決定
  • 1995年度:着工
  • 2009年7月27日:沼津岡宮IC - 三島塚原IC開通
  • 2010年4月28日:長泉IC - 三島萩IC間の側道が開通[7]
  • 2012年3月24日:三島加茂IC供用開始および三島加茂IC - 三島塚原IC間の4車線化
  • 2012年4月14日:長泉JCT供用開始に伴い新東名高速道路に接続
  • 2014年2月11日:本線の三島塚原IC - 大場・函南IC間及び連絡路の大場・函南IC - 函南塚本IC間供用開始[15][16]

道路管理者[編集]

ハイウェイラジオ[編集]

  • 2018年8月現在、設置されていない。

車線・最高速度[編集]

  • 背景色がである部分は道路が供用されていない区間を示す。
区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
本線 沼津岡宮IC - 長泉IC 2=1+1 60 km/h
長泉IC - 三島塚原IC 4=2+2 80 km/h
三島塚原IC - 大場・函南IC 2=1+1 60 km/h
大場・函南IC - 函南IC 未供用 未供用
連絡路 大場・函南IC - 函南塚本IC 2=1+1 60 km/h

開通当初、三島加茂IC - 三島塚原IC間は暫定2車線、最高速度60 km/hであったが、2012年3月24日の三島加茂IC供用と同時に4車線化され、最高速度が80 km/hに引き上げられた。

道路照明灯[編集]

本線
  • 沼津岡宮IC - 三島塚原IC

この区間では約500メートル間隔で非常駐車帯に設置されている(東名高速道路などの通常の高速道路では約40メートル間隔での設置が一般的)。

交通量[編集]

2009年度 夏季観光交通の状況(24時間交通量)[17]

【8月15日(土)3:00 - 8月16日(日)3:00 調査結果】

  • 沼津岡宮IC - 長泉IC:13,600
  • 長泉IC - 三島萩IC:14,200
  • 三島萩IC - 三島塚原IC:18,400

道路交通センサスより

区間 2010年 2015年
函南塚本IC - 大場・函南IC 未開通 15,531
大場・函南IC - 三島玉沢IC 31,434
三島加茂IC - 三島萩IC 19,314 47,370
長泉IC - 長泉沼津IC 14,757 24,437

開通による影響[編集]

沼津岡宮IC周辺
沼津岡宮IC - 三島塚原IC開通以前は東名高速道路の沼津ICから伊豆方面に行く場合、主に沼津ぐるめ街道を通るしかなかったが、開通で伊豆縦貫自動車道を通るルートが加わり、車両が分散化した。そのため、道路沿いにある店の立ち寄り客が減少した[18]。また「東駿河湾環状道が伊豆中央道につながったら、ぐるめ街道全体の店舗経営が厳しくなる」との危惧する声が聞かれた[19]。東駿河湾環状道路西区間が開通すれば、ぐるめ街道の通行量はさらに減少する可能性がある。
三島塚原IC周辺
沼津岡宮IC - 三島塚原IC開通後、当ICから車で10分以内にアクセスできる場所に長さ400メートルの箱根西麓・三島大吊橋(完成すると歩行者用つり橋の中で長さ日本一になる予定)を建設することが決定し、2015年12月に営業を開始した[20]
また、2012年11月24日に三島青果市場三島駅近くから東名高速道路や新東名高速道路にアクセスしやすい当IC近くに移転した[21]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 国土交通省沼津河川国道事務所 東駿河湾環状道路
  2. ^ 国土交通省道路局 再評価結果(平成23年度事業継続箇所)
  3. ^ 平成22年度 第3回中部地方整備局事業評価監視委員会 国道1号伊豆縦貫自動車道東駿河湾環状道路 説明資料
  4. ^ 静岡県沼津土木事務所 東駿河湾環状道路事業概要
  5. ^ 静岡県沼津土木事務所 Welcome to沼土 平成25年8月1日
  6. ^ 平成27年度中部地方整備局関係予算の概要について
  7. ^ a b c 国交省沼津河川国道事務所:いよいよ4月28日(水)正午 開通!三島萩IC交差点⇔東名沼津ICの新たなアクセス!
  8. ^ 伊豆縦貫道 5工区 早期着工を 商工観光団体が市に要望 伊豆新聞(伊東版) 2012年6月16日
  9. ^ 伊豆フルーツパーク 観光狩りやドライブイン 伊豆新聞 2012年12月22日[リンク切れ]
  10. ^ 三島青果移転新築へ 来年6月オープン目指す 静岡新聞(伊豆・東部版) 2011年1月16日[リンク切れ]
  11. ^ 「住民 集まる施設に」 函南町が道の駅、川の駅構想 整備推進協が初会合 伊豆新聞(伊東版) 2012年9月6日
  12. ^ 2012年1月7日から高速バスを増便いたします|富士急シティバス株式会社
  13. ^ 建設中の東駿河湾環状道路、函南高架橋が完成 震災時、落橋リスク抑制アットエス(2013/9/24)
  14. ^ 環状道を2万人がラストウオーク 連続高架橋の名称決定伊豆新聞 伊豆日日版 2014年02月02日
  15. ^ “道路に関する件(平成26年2月10日中部地方整備局告示第29号)”, 官報 (国立印刷局) 第6226号: 7, (2013年2月10日) 
  16. ^ “東駿河湾環状道路 未開通部分2月11日供用開始へ”. 静岡新聞. (2013年12月12日). http://www.at-s.com/news/detail/872135861.html 2013年12月12日閲覧。 
  17. ^ 伊豆縦貫道(沼津岡宮IC〜三島塚原IC)開通1ヶ月後の交通状況・整備効果 (PDF)
  18. ^ 11月8日放送「グルメ街道はどうなる?」 - SBSイブニングeye SBSテレビ
  19. ^ 明日の沼津 迫る市長選(中) 観光交流人口 SA効果 起爆剤に 静岡新聞 2012年10月12日
  20. ^ 国内最長400メートルの「三島大吊橋」 15年12月開業へ地鎮祭 箱根西麓の新名所に 静岡新聞(伊豆・東部版) 2012年4月18日
  21. ^ 三島青果市場、箱根西麓に移転 初せり 威勢の良い声 東部の食、発信拠点に 静岡新聞(伊豆・東部版)2012年11月25日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]