富士急シティバス

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富士急シティバス株式会社
Fujikyu City Bus Co., Ltd.
本社営業所
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 富士急
本社所在地 日本の旗 日本
410-0302
静岡県沼津市東椎路475
設立 1995年(平成7年)1月6日
業種 陸運業
事業内容 旅客自動車運送事業
代表者 代表取締役社長 荻田勝雄
資本金 9000万円
主要株主 富士急行 (100%)
外部リンク 公式サイト
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富士急シティバス株式会社(ふじきゅうシティバス)は静岡県沼津市三島市裾野市を中心に路線を運営する富士急行路線バス貸切バス子会社である。営業所記号は「E」を用いるが、これは富士急行静岡東 (East)統括事業所(旧・沼津営業所。営業所記号は同じ)のエリアを引き継いだためである。

沿革[編集]

  • 1995年 富士急行三島営業所を分社化して、「富士急三島バス株式会社」として設立。貸切バス事業全てと路線バス事業の一部(三島営業所分全部と沼津営業所分の一部)を「富士急三島バス」へ譲渡。
  • 2001年 沼津営業所原車庫を閉鎖し沢田車庫に集約。
  • 2002年 富士急行静岡東統括事業所の路線バスも移行。同時に社名を「富士急シティバス株式会社」に変更。これにより、静岡県沼津以東地区の富士急バスは御殿場地区を除いて、富士急シティバスとなった。
  • 2005年 車庫を現在地に移転(三島営業所と沼津営業所の車庫を1つの場所に集約)。
  • 2005年 沢地待機場を設置(給油、洗車機の設備は無い)三島地区で運用される車両や契約輸送等に使用される一部の貸切バスも留置されている。
  • 2008年3月29日 本社営業所の路線バスでPASMO導入。
  • 2008年9月30日 富士急行専用のバスカードの販売を終了予定。
  • 2008年10月1日 富士急行専用のバスカードの無手数料での払い戻し開始。
  • 2009年9月30日 富士急行専用のバスカードの利用を終了。

現行路線[編集]

車両外部表示器のLED化により、系統番号が表示される機会は徐々に少なくなってきている。

根方線[編集]

根方線
  • 沼津駅 - 江原公園 - 市立病院 - 東平沼
  • 沼13:沼津駅 - 江原公園 - 富士通
  • 沼14:沼津駅 - 江原公園 - 柳沢
  • 沼20:富士通→江原公園→沼津駅→富士通大岡ハイツ
  • 沼22:沼津駅 - 天神ヶ尾 - 富士通
  • 沼61:沼津駅 - 大諏訪 - 富士通
  • 沼65:沼津駅北口 - 江原公園 - バイパス - 富士通(平日のみ)
  • 沼68:沼津駅 - 大諏訪 - 市立病院
  • 沼87:杉崎町北→天神ヶ尾→バイパス→富士通
  • 東平沼 →天神ヶ尾→沼津駅(片道朝2本のみ)
  • 富士通大岡ハイツ→バイパス→富士通
  • 大岡駅前 - 東名沼津 - 富士通

国道1号線沼津バイパスなど、沼津市西部のJR東海道線以北の地域と市内中心部を結ぶ。メインフレーム生産の主力拠点である富士通沼津工場への通勤輸送を軸に路線が組み立てられているが、沼津駅と富士駅を結ぶ長距離系統もあり、こちらは富士急静岡バス鷹岡営業所の担当となる。

富士通線[編集]

根方線の変形でニューウエルサンピア沼津(旧・静岡厚生年金休暇センター)を経由する。日中のみ運転で、富士通沼津工場内に設けられた企業博物館『富士通アーカイブズ』への見学者アクセスも担う。

天神ヶ尾線[編集]

東名沼津・拓南方面[編集]

  • 沼43:沼津駅 - 宮下 - 東名沼津 - 拓南東
  • 沼44:沼津駅 - 宮下 - 東名沼津 - 沼津ゴルフ場
沼津市岡宮足高の地域輸送と、米久本社への通勤輸送、沼津市立高校県立沼津東高校暁秀中学・高校沼津学園飛龍高校沼津中央高校への通学輸送を担う生活路線。東名沼津ではJR東名ハイウェイバスに乗り換え可能だが、国鉄からJRへの移行後はハイウェイバスが急行(各停留所停車)しか止まらなくなり、年々減便されるなどして利便性が落ちている。

北小林・高専方面[編集]

  • 沼51:沼津駅 - 宮下 - 北小林
  • 沼津駅 - 宮下 - 沼津高専
  • 三島駅 - 下土狩駅 - 沼津高専 - 小林台
沼津市岡一色、大岡の地域輸送の他、マーレエレクトリックドライブズジャパン(旧・国産電機)本社工場への通勤と、国立沼津高専への通学輸送を担う。国産電機の社名変更に伴い、2016年(平成28年)4月4日付で国産電機停留所が「北小林」に、従来の北小林停留所が「八坂神社前」に名称変更となった。

沢田線[編集]

沼津駅と市立病院を結ぶ幹線であると同時に、明電舎沼津工場への通勤輸送、誠恵高校への通学輸送も担う。日中1時間に1~2本が設定され、ノンステップ・ワンステップバスを優先的に配車する。

東桃郷・市立病院線[編集]

  • 沼津駅 - 塚田 - 木の宮 - 沼津駅 - 市立病院(東海自動車沼津営業所→沼津東海バス→沼津登山東海バス→東海バスオレンジシャトルと共同運行)

沼津市立病院へのアクセスの利便を図るため、沢田線と東海バスオレンジシャトルのN33・34系統を組み合わせた路線。

高尾台線[編集]

  • 沼60:沼津駅 - 沼津駅北口 - 庄栄町 - 高尾台 - 免許センター
  • 沼津駅 - 庄栄町 - 高尾台 - あしたか運動公園(土曜休日のみ・高尾台折り返し便あり)

静岡県警察東部運転免許センターへの足として免許試験受験者の需要がある。朝9時以前発の便は沼津駅北口発着となる。

駿河台線[編集]

  • 沼59:沼津駅 - 江原公園 - 駿河台 - 高砂町

東海道線[編集]

静岡県道380号富士清水線を通って沼津市中心部と西部を結ぶ。

御殿場 - 三島線[編集]

JR御殿場線と多くの部分で並行するが、東海道新幹線乗換駅である三島駅への短絡ルートとして地元利用者に重宝される。その他三菱アルミニウム富士製作所、矢崎総業本社工場(Y-CITY)、トヨタ自動車東日本(旧・関東自動車工業)東富士工場などへの通勤輸送、御殿場駅での河口湖線接続による富士五湖方面への観光客輸送の側面も持つ。2010年に後述する特急『三島・河口湖ライナー』が新設される以前は、観光客の乗車がかなりの割合を占めた。

須山線[編集]

  • 三島駅 - 裾野駅 - 下和田 - 須山

三島駅から裾野駅を経て、佐野までは御殿場 - 三島線と同じ。そこから分かれて県道24号線を上がり、富士山麓の須山まで行く。裾野市佐野・御宿・富岡・今里・下和田・須山と市内中心部を結ぶ生活路線であり、トヨタ自動車東富士研究所、ヤクルト本社富士裾野工場などの近くも通る。

ぐりんぱ線[編集]

途中の須山までは須山線と同じで、そこから山を上がって富士サファリパーク、ぐりんぱ(旧・日本ランドHOWゆうえんち)、スノータウンイエティ(旧・日本ランドHOWスキー場)まで行く観光客輸送路線。イエティの営業期間中は毎日、それ以外の季節は土曜日・日曜日・祝日のみ2往復が運転される。

2016年(平成28年)7月23日、イエティの隣接地に富士花めぐりの里がオープンしたため、運転区間が延長された。

トヨタ東日本線[編集]

三島市内からトヨタ東日本東富士工場、トヨタ東富士研究所へ通勤する社員のための路線。朝に三島駅発、夕方トヨタ東富士発の2往復が設定され、そのうち朝の1本は御殿場特別支援学校まで行く。

富士山富士宮口五合目線[編集]

  • 三島駅 - 三島駅北口(三島駅行のみ) -《途中無停車》- 裾野駅入口 - 東名裾野 - 須山 -《特急》- 富士サファリパーク - ぐりんぱ - 水ケ塚 - 富士山新五合目(季節)
  •  富士山新五合目➞《特急・途中無停車》➞三島駅北口➞三島駅(片道1本のみ季節)

須山線、ぐりんぱ線の変形で富士山が山開きしている7月から9月上旬までに限って運行される。富士サファリパーク、ぐりんぱまでの利用も可能。

桜堤線[編集]

  • 三島駅 - 一番町 - 日大前 - 徳倉 - 萩芙蓉台 - 麦塚口 - 裾野駅(案内放送は「徳倉経由裾野駅行き」)
  • 三島駅 - 一番町 - 三島駅北口 - 桜堤 - 麦塚口 - 裾野駅(案内放送は「桜堤経由裾野駅行き」)2013年4月8日より運行開始

光ヶ丘線[編集]

  • 三島駅 - 光ヶ丘団地

沢地線[編集]

  • 三島駅 - 光ヶ丘 - 沢地(終点の少し先に沢地待機所がある)

芙蓉台線・見晴台線・伊豆佐野線[編集]

  • 三島駅 - 芙蓉台 - 伊豆佐野
  • 三島駅 - 芙蓉台 - 見晴台

桃沢郷線[編集]

駿河平線[編集]

  • 三島駅 - 下土狩駅 - がんセンター - 駿河平

がんセンター線[編集]

  • 三島駅 - 長泉役場 - がんセンター - ベッグマンコールター(広小路、下土狩駅、長泉なめり駅は通らない)
  • 三島駅 -《快速》- 長泉なめり駅 - がんセンター(広小路及び下土狩駅は通らない。)

青葉台団地方面線[編集]

  • 裾野駅 - 青葉台団地

月曜日から金曜日まで、1日1往復の運行。

東急千福ヶ丘線[編集]

  • 裾野駅 - 東急千福ヶ丘

岩波循環線[編集]

  • 岩波駅 - トヨタ東富士研究所 - 今里 - 背越 - 下和田上 - 呼子団地 - 今里 - トヨタ東富士研究所 - 岩波駅

トヨタ自動車東富士研究所、トヨタ自動車東日本東富士工場の出退勤に合わせて運行。朝の出勤は1本だけだが、交代勤務者の出勤となる夕方時間帯には3本設定されている。また、ヤマト運輸静岡主管支店・裾野ベースへの通勤輸送にも活用されている。

三島・河口湖ライナー[編集]

静岡市以西から東海道新幹線経由で富士五湖方面へ向かう観光客の需要を当て込み、2010年(平成22年)4月5日付で開設された。1日2往復の運行が基本だが、土休日および4月24日 - 5月9日、7月17日 - 8月31日、12月29日 - 1月10日、3月26日 - 4月3日の間は2往復増便され、4往復の運行となる。高速道路は走行しないが自動車専用の東富士五湖道路を通行し高速バス用の車両を使用。

当初は三島駅-御殿場駅間は御殿場線と同じルートで走行し、途中裾野駅入口、岩波駅、御殿場駅にも停車していたが2012年(平成24年)4月のダイヤ改正で裾野と岩波、翌2013年(平成25年)4月の改正で御殿場駅での停車扱いを終了、裾野市から御殿場市内にかけて裾野バイパス経由に変更されて事実上の直行化が図られた。御殿場駅 -(東富士五湖道路)- 富士急ハイランド - 河口湖駅間は御殿場営業所の河口湖線とは異なるルートで運行。

高速バス[編集]

高速バス 東京駅線 E8501

コミュニティバス[編集]

「ミューバス」富士急シティバスE2051(ノンステップバス)

いずれの路線も均一100円。

沼津市「ミューバス」
専用カラーの車両を4台所有。全て日野・レインボーHRノンステップ車。2000年に導入された2台は7m車。

  • 片浜循環(東回り/西回り)

片浜駅 - 今沢団地 - 今沢小・中学校 - 根方 - 藤棚 - 市立病院 - 片浜駅 2000年から運行開始。系統番号も[沼2000]となっている。

  • 原循環(東回り/西回り)原駅 - 大塚 - 原東小学校 - 原団地 - 西添町 - 原駅
  • 平沼循環(東回り/西回り)原駅 - ニュータウン原 - 東平沼 - 沼津陸運局 - 原駅

2001年から運行開始。

三島市「せせらぎ号」伊豆箱根バス三島営業所、沼津登山東海バス→東海バスオレンジシャトルと共同運行)
専用カラーの日野レインボーHRを1台所有。

裾野市「すそのーる」
専用カラーの車両を3台所有。全て日野・ポンチョ。2008年11月1日運行開始。コミュニティバスで唯一PASMOおよび全国相互利用に対応する交通系ICカードが使用できるが、PASMO、Suicaのバス特は対象外となる。

  • 富沢・桃園循環
  • 茶畑・平松循環
  • 富岡・深良循環

長泉町・清水町

受託運送[編集]

企業受託輸送を行っている。

  • 富士通
    • 三島駅北口 - 富士通
    • 沼津駅 - 富士通
  • 東芝機械
    • 沼津駅北口 - 東芝機械
  • キヤノン
    • 三島駅北口 - キヤノン富士裾野リサーチパーク
    • 岩波駅 - キヤノン富士裾野リサーチパーク
  • トヨタ自動車・トヨタ自動車東日本
    • 岩波駅 - トヨタ東日本前 - トヨタ東富士研究所
  • 御殿場高原ビール時之栖
    • 三島駅北口 - 岩波駅 - 御殿場高原・時之栖(沼津登山東海バス→東海バスオレンジシャトル本社営業所と共同運行)
  • スルガ銀行
    • 三島駅北口 - スルガ平本部
  • 御殿場プレミアムアウトレット
    • 御殿場プレミアムアウトレット - 各臨時駐車場(土日祝日、夏季、年末年始などのピーク時)(沼津登山東海バス→東海バスオレンジシャトル本社営業所、伊豆箱根バス三島営業所と共同運行)
  • クレマチスの丘
    • 三島駅北口 - クレマチスの丘
クレマチスの丘のラッピングを施した専用車いすゞエルガミオ沼津230あ4671(E4671)が使用されている。乗務員の制服が富士急行支給品ではなく専用の制服で乗務している。

スクールバス[編集]

天神ヶ尾線の通常便に加えて朝の通学時間帯に運行。
沢田線の通常便に加えて運行。

廃止路線[編集]

桜堤線(一部系統の廃止)[編集]

  • 三島駅 - 三島駅北口 - 桜堤 - 伊豆島田 - 萩芙蓉台 - 徳倉 - 三島駅(桜堤先回り)
  • 三島駅 - 徳倉 - 萩芙蓉台 - 伊豆島田 - 桜堤 - 三島駅北口 - 三島駅(徳倉先回り)

路線リニューアルのため、2013年(平成25年)4月7日限りで廃止。

駿河平線(一部系統の廃止)[編集]

  • 沼津駅 - 宮下 - がんセンター - 駿河平
  • 長泉なめり駅 - がんセンター - 駿河平
  • 長泉なめり駅 - がんセンター

2011年(平成23年)4月3日限りで廃止。

東海道線(一部系統の廃止)[編集]

  • 沼津駅 - 原駅
  • 原駅 - 市立病院
  • 原駅 - 東平沼 - 東海大学
  • 原駅 - バイパス - 東海大学

須山線(一部系統の廃止)[編集]

  • 岩波駅 - 須山

深良原線[編集]

  • 裾野駅 - 深良原

裾野市コミュニティバス運行開始に伴い、2008年11月1日より運行休止。

車両[編集]

富士急行全体としては日野車が中心であったが、静岡地区ではいすゞ車の導入も目立っていた。(いすゞ車の路線車は当時沼津営業所にしか存在してなかった。)また1977年に導入されたいすゞBU04日野車体)で導入された沼津22く4 (E5750)は沼津ナンバーで最初に新車扱いで登録された。

近年はUDトラックス(旧:日産ディーゼル)車の比率も高くなっている。CNGバスは導入されていないが、2008年には同社初の低公害バス「エバーグリーンシャトル」として日野ブルーリボンシティハイブリッドが2台導入された[1]

富士急行グループのエリアでは最も都市化が進んでいるエリアのため、他社の都市部で導入されているような車両については、ここが最も導入が早い。ノンステップバスの導入も富士急グループでは最も早い1999年である。

なお、岳南鉄道の路線バス事業廃止に伴い、一部の車両が移籍している。もともと岳南鉄道バスは日産ディーゼル車も多かったため、日産ディーゼル車の比率が高くなった。岳南鉄道バスには後部方向幕がなかったこと、バンパーが銀色だったこと(富士急行オリジナル車は白色)、車内座席のモケットが赤色(オリジナル車は緑色)であったことから識別可能であった。また、富士急行には存在しない、富士重工6E形ボディの車両も存在していた。

LED方向幕装備のため沼津地区用と三島地区用で車両の交換が良く行われている。

高速バスに使用されている日野セレガの一部の車両にJRバス関東からの移籍車両がある前面のナンバープレートの位置が左寄りに取り付けられている。

高速バスが多数運転されてるため一般路線車に高速バスのラッピングやグループ会社富士急ハイランド高飛車や遊園地ぐりんぱのラッピング車も配置している。

付記[編集]

  • 1995年以前の営業所記号は以下の通りであった。
    • D…三島営業所
    • E…沼津営業所
    • K…沼津貸切営業所

脚注[編集]

  1. ^ 『バスラマ・インターナショナル』通巻119号 p84

関連項目[編集]

外部リンク[編集]