富士急行御殿場営業所

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旧御殿場営業所(現在は移転)
御殿場駅富士急バスターミナル

富士急行御殿場営業所(ふじきゅうこうごてんばえいぎょうしょ)は、静岡県御殿場市を中心に路線バスを運行する富士急行のバス営業所である。営業所記号は「G」を用いる。

概説[編集]

御殿場駅を拠点として、富士登山バスや富士五湖への観光路線を運行している。1990年代から2000年代前半にかけて、富士急行ではバス事業の地域分社化を行っていたが、当営業所のみ富士急行直轄のバス営業所として残されている[1]

沿革[編集]

  • 2008年3月24日 - 御殿場営業所内の路線バスでPASMO導入。
  • 2008年9月30日 - 富士急バスカードの販売を終了。
  • 2008年10月1日 - 富士急バスカードの無料払い戻し開始。
  • 2009年9月30日 - 富士急バスカードの利用を終了。
  • 2010年3月27日 - 営業所を御殿場市新橋へ移転。

営業所所在地[編集]

  • 静岡県御殿場市新橋999
    富士急オートサービスの工場が併設されており、富士急グループの一部車両や御殿場プレミアム・アウトレットで使用されるシャトルバス車両などが検査を受ける。

現行路線[編集]

車体外部表示機のLED化により、静岡県内の富士急グループバスでは系統番号を見られる機会が徐々に少なくなってきているが、御殿場営業所では極力系統番号を表示するようにしている。ただし、2013年以降に設定された路線や三島線では表示しない。

河口湖線[編集]

静岡県側から富士五湖へアクセスするための主要路線の一つ。年間を通じて観光客の利用が多いが、静岡県小山町須走、山梨県忍野村の地域輸送、陸上自衛隊富士駐屯地関係者の輸送、ファナック本社工場、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所への通勤輸送、さらにはキリンディスティラリーの見学客輸送など多彩な役割を持っており、山間部の路線にもかかわらず御殿場駅では日中30分間隔でいずれかのルートの河口湖駅行きが運転される。

2015年(平成27年)11月1日付で御殿場プレミアム・アウトレットを発着する全便の経路変更が行われた。御殿場駅と滝ケ原下の間が後述の青年線と同じルートを取るように改められ、御殿場市馬術・スポーツセンターへのアクセスを可能にした。山梨県内では吉田高校南口を経由するようになった[2]。この経路変更以前は、御殿場営業所所属車のみ「御87」を表示していた。2018年10月1日より、一部の便が山梨県内でお宮橋経由に変更された[3]

  • 御45:御殿場駅 - 仁杉 - 須走浅間神社 - 富士学校

御殿場駅 - 河口湖駅の系統の補完的な役割として、早朝と夜に集中して運行される。地元住民・自衛隊関係者の利用が中心。

特急 御殿場 - 富士急ハイランド・河口湖駅線[編集]

  • 御殿場駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅
  • 御殿場プレミアム・アウトレット - 富士急ハイランド - 河口湖駅

御殿場 - 河口湖間をより早く移動したいというニーズに応え、2017年10月1日運行開始。前述の一般路線バスと比較して所要時間が最大40分短縮した[4]。上記記載のバス停留所のみ停車する。また、富士急ハイランドは一般路線バスと異なり、第1入園口付近の高速バスターミナルに停車する[5]

三島線[編集]

国道246号の旧道である静岡県道394号沼津小山線と、静岡県道21号三島裾野線を通り、東海道新幹線乗換駅である三島駅へ短絡する。その他矢崎総業本社工場(Y-CITY)、三菱アルミニウム富士製作所、トヨタ自動車東日本(旧・関東自動車工業)東富士工場、東レ三島工場などへの通勤輸送、日大三島などへの通学輸送も重い役割を持つ。

一部便は御殿場駅で河口湖線と接続している。以前は三島本町まで乗り入れていたが、2009年(平成21年)10月1日付で三島駅発着に短縮された。

また、2010年頃までは「三85」を表示していたが、のちに富士急シティバス所属車は同線での系統番号表示を取りやめ、御殿場営業所所属車は「御」のみを表示するようになった。

2018年4月2日のダイヤ改正により大幅な減便が行われ富士急シティバスが撤退したため、御殿場営業所単独運行となった。

特別支援学校線[編集]

平日のみ運行。途中の復生病院前までは三島線と同じ。

東田中線[編集]

  • 御殿場駅 - 富士病院 - 東田中2丁目 - 富士急御殿場営業所

平日のみ運行。

駿河小山線[編集]

  • 御02:御殿場駅 - 上町 - 一色 - 駿河小山駅
  • 御18:佐野川 → 一色 → 上町 → 御殿場駅

御18は通勤・通学の便を図った系統のため、平日のみ運行。

上野線[編集]

  • 御32:御殿場駅 - 上町 - 上古沢 - 富士小山病院 - 富士スピードウェイ東ゲート - 上野
  • 御殿場駅 - 上町 - 仲町 - 一色 - 北郷支所 - 富士小山病院 - 富士スピードウェイ東ゲート - 上野

2018年4月2日のダイヤ改正により、御32は通学時間帯に御殿場駅行きのみの運行となり、一色を経由する系統が新設された。

平日のみ運行。

小山高校線[編集]

平日のみ運行。

  • 駿河小山駅 → 足柄駅 → 小山高校

平日のみ運行。

冨士霊園線[編集]

  • 御33:御殿場駅 - 上町 - 一色 - 富士小山病院 - わさび平 - 冨士霊園
  • 御36:御殿場駅 - 上町 - 一色 - 富士小山病院 - 富士スピードウェイ東ゲート - 富士スピードウェイ西ゲート - 冨士霊園

土休日のみ運行。

  • 御31:駿河小山駅 - 小山町総合文化会館前 - 富士スピードウェイ東ゲート - 富士スピードウェイ西ゲート - 冨士霊園

土休日のみ運行。かつては「駿73」を表示していた。

  • 御殿場駅 - 富士スピードウェイイベント広場

富士スピードウェイでのイベント開催時に運行される。

青年線[編集]

陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地アメリカ海兵隊キャンプ富士、国立中央青少年交流の家へのアクセス路線。特にキャンプ富士がある関係で米軍関係者の利用も多いため、富士急バス全体を通じて最も早く行き先表示に英語が併記された。米軍関係者の便を図ったものであるため、行先表示器が方向幕の車両が在籍していた時代は英語表記が「CAMP FUJI」となっていた。

印野線[編集]

  • 御24:御殿場駅 - 中畑 - 堀金 - 印野本村
  • 御27:御殿場駅 - 中畑 - 富士山樹空の森 - 印野本村
  • 御25:御殿場駅 - 板妻 - 堀金 - 印野本村
  • 御28:御殿場駅 - 板妻 - 富士山樹空の森 - 印野本村

御27・御28は、富士山樹空の森が開業する前は「お胎内温泉」(御胎内温泉のこと)経由と案内されていた。

ぐりんぱ線[編集]

遊園地ぐりんぱ(旧・日本ランドHOWゆうえんち)、富士花めぐりの里、スノータウンYeti(旧・日本ランドHOWスキー場)といった「フジヤマリゾート」各施設へのアクセス輸送を担う路線。イエティの営業期間中は毎日、富士花めぐりの里の営業期間中は土曜日・日曜日・祝日のみ1往復が運転される。

十里木線[編集]

  • 御11:御殿場駅 - 板妻 - 須山 - 十里木
  • 御15:御殿場駅 - 板妻 - 須山 - 富士サファリパーク - 十里木

フジヤマリゾートと一体で開発された富士急十里木別荘地へのアクセス路線であるが、富士サファリパークへの観光客輸送、クラボウ裾野工場への通勤輸送、自衛隊板妻駐屯地への関係者輸送も担う。また、三井住友VISA太平洋マスターズゴルフトーナメントの開催コースとして知られる太平洋クラブ御殿場コースへも行くことができる。

途中の国道469号上では陸上自衛隊東富士演習場の敷地に挟まれた場所を通過する。

  • 御16:御殿場駅 - 板妻(駒門屋)

自衛隊板妻駐屯地への関係者輸送を担う。朝と夜の運行が中心。

神場循環線[編集]

  • 御51:御殿場駅 - 神場入口 - 神場公民館前 - 板妻 - 御殿場駅(循環

神場南循環線[編集]

  • 御57:御殿場駅 - 神場入口 - 神馬南 - 板妻 - 御殿場駅(循環)

ただし、御殿場駅始発時点では正面行先表示器は「御56」、側面行先表示器は「御57」を表示する。

北の原循環線[編集]

  • 御09:御殿場駅 → 神場入口 → 北の原 → 板妻 - 御殿場駅(循環)

東山循環線[編集]

  • 御05:御殿場駅 - 仲町 - 忍沢 - 東山 - 秩父宮記念公園 - 富士病院 - 御殿場駅(循環)
  • 御06:御殿場駅 - 富士病院 - 秩父宮記念公園 - 東山 - 忍沢 - 仲町 - 御殿場駅(循環)

かつては「御55」を表示していた。

チアーズ循環線[編集]

  • 御64:御殿場駅 - 西高前 - 玉穂支所 - チアーズガーデン - 御殿場駅(循環)

平日のみ運行。

  • 市民交流センター - 玉穂支所 - チアーズガーデン - 御殿場駅(循環)

平日のみ運行。

玉穂・上小林循環線[編集]

  • 市民交流センター → 玉穂支所 → 善竜寺 → 玉穂支所 → 市民交流センター(循環)
  • 市民交流センター → 玉穂支所 → 上小林 → 玉穂支所 → 市民交流センター(循環)

平日のみ運行。コミュニティバスに準じる扱いを受けており、上限運賃が200円となっている。

正倉線[編集]

  • 御42:正倉北 → 上小林 → 御殿場駅

平日のみ運行。

明神峠線[編集]

  • 駿河小山駅 → ふじみセンター → 明神峠

ハイキングバスとして4月 - 11月の土休日の運行(片道1本)。

アウトレットエクスプレス[編集]

  • 御60:三島駅 - 裾野駅 - 岩波駅 - (直行) - 御殿場プレミアム・アウトレット

三島、裾野地区から御殿場プレミアム・アウトレットへの利用者の便を図った路線。クローズドドア方式であり、三島駅 - 岩波駅間のみの利用はできない。共同運行する富士急シティバスは系統番号を表示していない。

須走口五合目線[編集]

  • 御97:御殿場駅 - 須走浅間神社 - 宮上 - 馬返し - 狩休 - 須走口五合目
  • 御殿場プレミアム・アウトレット - 御殿場駅 - 須走浅間神社 - 宮上 - 馬返し - 狩休 - 須走口五合目

ハイキングバス・富士登山バスとして5月から10月の間運行。2017年のシーズンからは御殿場プレミアム・アウトレット始発の便が設定された。

御殿場口新五合目線[編集]

  • 御22:御殿場駅 - 御殿場口新五合目 - 須山御胎内 - 水ヶ塚公園
  • 御殿場プレミアム・アウトレット - 御殿場駅 - 御殿場口新五合目 - 須山御胎内 - 水ヶ塚公園 - 富士花めぐりの里 - 遊園地ぐりんぱ

富士登山シーズンのみ運行。2017年のシーズンからは御殿場プレミアム・アウトレットを始発とし富士花めぐりの里・遊園地ぐりんぱへ延長運転される便が設定された。

受託路線[編集]

静岡県駿東郡小山町より、小山町コミュニティバスと小山・足柄地域実証実験運行バスの運行を受託している[6]

小山町コミュニティバス

以下の3ルートを運行している。一部の便は、生涯学習センター、東名足柄を越えて連続運行している[6]

  • 「すばしりルート」須走浄化センター - 須走浅間神社 - 堀切 - 富士小山病院 - 生涯学習センター
  • 「あしがらルート」生涯学習センター - 一色 - 足柄駅 - 東名足柄
  • 「くわぎルート」東名足柄 - 足柄駅 - 向桑木 - 御殿場プレミアム・アウトレット
小山・足柄地域実証実験運行バス

大別して以下の2コースを運行している[6]

  • 「湯船・柳島コース」
    • ふじみセンター - 小山役場前 - 湯船住宅入口 - 柳島公民館 - 湯船住宅入口 - なかがわ医院入口
    • ふじみセンター - 小山役場前 - 湯船住宅入口 - 湯船公民館 - 湯船住宅入口 - なかがわ医院入口
      日曜・火曜・木曜のみ運行。
  • 「循環コース」
    • 足柄駅 → 小山役場前 → 駿河小山駅 → 富士紡正和寮 → 小山役場前 → 足柄駅
    • 足柄駅 → 東名足柄 → 生涯学習センター → 小山役場前 → 駿河小山駅 → 富士紡正和寮 → 小山役場前 → 生涯学習センター → 東名足柄 → 足柄駅
    • 足柄駅 → 小山役場前 → 駿河小山駅 → 富士紡正和寮 → 小山役場前 → 生涯学習センター → 東名足柄 → 足柄駅
    • 足柄駅 → 東名足柄 → 生涯学習センター → 小山役場前 → 駿河小山駅 → 小山役場前 → 生涯学習センター → 東名足柄 → 足柄駅

過去の路線[編集]

  • 御殿場駅 → 上古沢 → 上野 → 明神峠(最終運行日:2007年9月30日)
    ハイキングバスとして休日のみ片道1本の運行であった。
  • 駿河小山駅 → 足柄峠(最終運行日:2007年9月30日)
    ハイキングバスとして休日のみ片道1本の運行であった。
  • 御26:御殿場駅 - 西高前 - 善竜寺
    平日のみ2往復の運行であった。チアーズガーデン循環線新設のため、2011年5月29日限りで廃止。
  • 御01:御殿場駅 → 仲町 → 一色
  • 御19:御殿場駅 → 上町 → 高根支所前 → 北郷支所前 → 富士小山病院
    御01・御19ともに帰宅時間帯のみ、それぞれ片道1本の運行であった。ともに2018年4月2日のダイヤ改正をもって設定が消滅した。
  • 御殿場駅 - 便船塚 - 沼田
  • 御殿場駅 - かまど入口 - 大坂 - 駒門
  • 駒門 - 上新田 - 柴怒田入口 - 御殿場駅
  • 駒門 - 神場入口 - 北の原 - 板妻 - 御殿場駅
  • 御殿場駅 - 杉名沢 - 神場入口 - 駒門
  • 御殿場駅 - 板妻 - 駒門屋 - 神場入口 - 駒門 - 大坂 - かまど入口 - 御殿場駅
  • 御殿場駅 - 裾野駅
  • 御殿場駅 - 裾野二本松 - 大岡駅 - 沼津駅
  • 駿河小山駅 - 湯船住宅
  • 駿河小山駅 → 清水橋

当路線は神奈川県足柄上郡山北町立清水小学校への通学バスの役目を果たしており、平日朝に片道1本のみ。以前は松田営業所の担当であった。

車両[編集]

日野車といすゞ車の比率が高く、日産ディーゼル(現:UDトラックス)車も少数台所属している。三菱車は2018年現在所属していない。 低公害バスに関してはCNGバスが2台配置されていたが、営業所近辺にCNG充填設備はなく、富士急ハイランド内エコステーションでCNG充填を行うため、これら2台が営業に入る場合、ダイヤの中で御殿場駅 - 河口湖駅が含まれる運用に限定されていた。現在は2台とも廃車となっている。

また、ぐりんぱ、富士山樹空の森、御殿場市、富士急グループで運行されている高速バスなどのラッピングを施されたバスも配置されている。2008年11月4日以降、在籍車両が順次富士山ナンバーに変更され、2010年1月現在で全車両のナンバー変更が完了している。

2013年には日野ブルーリボンシティ・ハイブリッドが2台配置された[7]

付記[編集]

  • 1995年以前の営業所記号は「F」であった。
  • 旧営業所構内には、高速バスの利用者用駐車場がある。営業所移転後も高速バス停留所は移転せず、名称も富士急御殿場車庫のままであったが、2015年4月25日に「御殿場市立図書館前」に変更された。
  • 旧営業所跡地には2013年8月にケーズデンキギガス運営)がオープンしている。[8][9]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ もう1つ残されていた直轄営業所の河口湖営業所は2012年3月31日の出発便をもって閉鎖。翌2012年4月1日からの出発便は富士急山梨バス本社営業所に移管された。
  2. ^ 【路線バス/御殿場駅~河口湖駅線】「御殿場プレミアム・アウトレット」発着便の経路変更について 27年11月~”. 富士急行 (2015年10月30日). 2015年11月6日閲覧。
  3. ^ アウトレット線の時刻変更について(お知らせ) (pdf)”. 富士急山梨バス (2018年9月21日). 2018年10月16日閲覧。
  4. ^ 【10/1~】「特急御殿場~河口湖線」運行開始!”. 富士急行 (2017年9月27日). 2018年10月25日閲覧。
  5. ^ 富士急行 路線バス時刻表②  【河口湖線・富士学校線】 (pdf)”. 富士急行 (2018年10月1日). 2018年10月25日閲覧。
  6. ^ a b c コミュニティバス・路線バス”. 小山町 (2015年3月30日). 2015年11月5日閲覧。
  7. ^ 『バスラマ・インターナショナル』通巻119号 p82
  8. ^ ケーズデンキが御殿場市に出店”. 建通新聞(建通新聞社) (2012年10月25日). 2015年11月30日閲覧。
  9. ^ ケーズデンキ御殿場店(静岡県御殿場市) オープン”. ケーズデンキ (2013年8月8日). 2015年11月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]