富士急百貨店
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富士急百貨店 FUJIKYU Department store | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒410-0801 静岡県沼津市大手町三丁目2番1号 |
座標 | 北緯35度6分7.1秒東経138度51分38.8秒座標: 北緯35度6分7.1秒 東経138度51分38.8秒 |
開業日 | 1967年(昭和42年)10月1日[1] |
施設所有者 | 富士急行[2] |
敷地面積 | 約1,820[2] m² |
商業施設面積 | 約7,000[2] m² |
前身 |
富士急名店会館 1967年(昭和40年)12月1日 開業[1] |
最寄駅 | JR東海道線沼津駅南口[2] |
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒410-0801 静岡県沼津市大手町3-2-1 |
設立 | 1967年(昭和40年) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 百貨店業 |
株式会社富士急百貨店(ふじきゅうひゃっかてん)は、富士急グループのファッションビルである。静岡県沼津市の沼津店と、山梨県富士吉田市の富士吉田店(Q-STA)があるが、2010年代に入り営業しているのは実質、富士吉田店のみである(後述)。日本百貨店協会非加盟店。ここでは沼津店を軸に説明する。
歴史・概要[編集]
1965年(昭和40年)12月1日に開業した富士急名店会館を拡張発展させる形で、1967年(昭和42年)10月1日に富士急百貨店を開店したのが始まりである[1]。
JR沼津駅南口にあり、店舗の周囲に親会社の富士急グループのバスの乗降所を配したターミナル的な立地の店舗で、近隣にある西武百貨店沼津店と共に沼津駅南口のにぎわいの中核となっていた[2]。
鉄筋コンクリート造、地下2階、地上9階建ての建物のうち地下1階から地上6階までを売場として使用し、食品からファッション関連まで幅広い商品を扱うテナント40-50店舗を集めた専門店ビルの形態で営業していた[2]。
2002年(平成14年)には耐震補強などの大規模改修を行った[3]が、その際に2012年(平成24年)4月までに全テナントとの契約が切れる定期借地権契約を結んで新規テナントにもこの期限での契約を求めたため[2]、退店に伴う空きフロアへの後継店舗の招致が出来ず客足が減少する悪循環に陥り[2]、更に、2009年(平成21年)10月に誘客力のあった有力テナントだった1階の化粧品店が近隣に完成した再開発ビルイーラdeに移転し[3]、2010年(平成22年)2月に地下1階の食品スーパーのキミサワが赤字を理由に閉店するなど有力テナントの撤退が相次いだ[3]。
こうしたテナントの流出により2010年(平成22年)1月末で28店舗まで減少していたが[3]、さらに同年3月に1階の大半を占める婦人服3店舗が閉店や移転を決めるなどテナントの流出が続いている[2]。
2010年(平成22年)3月時点で土地・建物を所有する富士急行は2012年(平成24年)4月以降について白紙として[2][3]、2012年(平成24年)6月27日時点でも営業を大幅縮小したままとなっている[4]。
2019年(令和元年)6月に建物の解体が行われることが報道され、10月から11月にかけて残っていたテナント・案内所・オフィス等も閉店および移転が行われた後、12月以降に解体される予定。跡地の利用に関しては駅周辺鉄道高架事業の進展を見据えて検討するとされている[5]。
また、「百貨店」を名乗っているが、売場は専門店が入居するファッションビル形態であり、かつ日本百貨店協会には加盟していないため、百貨店として扱われない場合がある[6]。
なお、当店を運営している株式会社富士急百貨店は、イトーヨーカドー富士吉田店が2005年(平成17年)12月に閉店した山梨県富士吉田市上吉田の富士急ターミナルビルを改装して、2006年(平成18年)3月31日にテナント48店を集めた専門店ビルキュースタ(Q-STA)を開業して[7]新たな主力事業としている。
フロアガイドと主なテナント[編集]
2012年(平成24年)4月までに賃貸契約終了などですべてのテナントが撤退する見込みであったが、2019年(令和元年)10月時点ではモスバーガー富士急沼津店、ミーツ(100円ショップ)、富士急シティバスの窓口、富士急トラベルの支店およびバス待合所などが存在していた[8]。なお、富士急シティバスと富士急トラベル窓口については向かいの沼津商連会館第一ビル1階に移転している。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c 『富士山麓史』富士急行、1977年8月。
- ^ a b c d e f g h i j “富士急全テナント撤退へ 2012年春客足鈍り採算悪化 沼津駅前の百貨店”. 読売新聞 (読売新聞社). (2010年3月6日)
- ^ a b c d e “テナント退店相次ぐ 富士急百貨店沼津店”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2010年3月7日)
- ^ “【沼津西武閉店】商業関係者に衝撃”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2012年6月28日)
- ^ “沼津・富士急百貨店解体へ 跡地、高架見据え検討|静岡新聞アットエス” (日本語). @S[アットエス]. 2019年11月22日閲覧。
- ^ 百貨店として扱われないことがある点は、山梨県甲府市にある山交百貨店にもあてはまる。
- ^ “富士急百貨店 ターミナルビル一新「Q-STA」31日オープン ジャンル別に48店入居”. 山梨日日新聞 (山梨日日新聞社). (2006年3月16日)
- ^ 富士急シティバス営業案内、富士急トラベル支店案内
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