小松裕 (政治家)
小松 裕 こまつ ゆたか | |
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生年月日 | 1961年12月3日(58歳) |
出生地 | 長野県 |
出身校 | 信州大学医学部医学科 |
前職 |
医師 消化器内科医 |
現職 |
国会対策副委員長 総務会総務 厚生労働部会長代理 |
所属政党 | 自由民主党(竹下派) |
称号 | 医学博士 |
公式サイト | 小松ゆたか 公式ホームページ |
選挙区 | 比例北陸信越ブロック(長野1区) |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2012年12月16日 - 2017年9月28日 |
小松 裕(こまつ ゆたか、1961年12月3日 - )は、日本の政治家、医師。自由民主党所属の元衆議院議員(2期)。日本アンチドーピング機構評議員。
長野県卓球連盟会長、信州ブレイブウォリアーズ顧問、日本オリンピック委員会(JOC)アンチドーピング委員会委員、自民党厚生労働部会長代理、衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 委員、衆議院厚生労働委員会理事などを歴任した[1]。
2019年の参議院選挙長野県選挙区にて、自民党からの公認での立候補をしたが、落選した[2]。
目次
来歴[編集]
昭和36年長野県松本市生まれ(現在は長野市上松に在住)[3]。伊那小学校、高島小学校、諏訪中学校、長野県諏訪清陵高等学校、信州大学医学部医学科卒業。医学博士。日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院、国立スポーツ科学センターなどで消化器内科医、スポーツドクターを務めた[1]。
1996年のアトランタオリンピックからシドニー、アテネ、北京、2012年のロンドンオリンピックまでの、5回のオリンピックをはじめ、野球、ソフトボール、体操、レスリング、などの世界大会に全日本チームの医師として多数参加[1]。また日本代表が連覇した第1回・第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)においてもチームドクターを務める。その他体操、レスリングなどの世界大会にも数多く帯同する。[1]
2012年に公募により自民党長野県第一選挙区支部長に選任され、同年12月の衆議院総選挙で初当選。2014年の第47回衆議院議員総選挙で長野1区に自民党から出馬し、再選[1]。
2017年10月の第48回衆議院議員総選挙で落選[4]。
2018年10月、長野県参議院選挙区第四支部長に就任[5]、2019年の第25回参議院議員通常選挙では長野県選挙区から出馬するも落選した[6]。
長野県での主な役職[1][編集]
- 長野県卓球連盟会長
- 信州ブレイブウォリアーズ顧問
- 長野県ゲートボール連盟理事
国会議員としての主な役職歴[1][編集]
- 衆議院 厚生労働委員会 理事
- 衆議院 厚生労働委員会 委員
- 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法の改正に関する特別委員会 委員
- 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 委員
- 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 委員
- 自民党 国会対策副委員長
- 自民党 総務会 総務
- 自民党 厚生労働部会長代理
- 自民党女性局長代理
- 自民党 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部 事務局次長
医師としての主な役職歴[1][編集]
- 日本プロ野球機構(NPB)医事委員
- 日本野球連盟医科学委員
- 日本高等学校野球連盟医科学委員
- 全日本アマチュア野球連盟医科学委員
- アジアオリンピック評議会(OCA)医事委員会委員
- 日本オリンピック委員会(JOC)アンチドーピング委員会委員
- 日本体操協会医科学・アンチドーピング委員会副委員長
- 日本テニス協会アンチ・ドーピング委員
- 日本オリンピック委員会(JOC)情報・医・科学専門部会医学サポート部門員
- 日本レスリング協会医科学委員
- 日本バスケットボール協会医科学委員
政策[編集]
憲法・法律[編集]
- 2012年12月の段階では憲法改正に賛成としているが[7]、2014年12月の段階では憲法9条の改正については反対としている[8]。
- 特定秘密保護法を必要としている[8]。 ヘイトスピーチを法律で規制することに賛成[8]。
- 集団的自衛権の行使に賛成[7][8]。
経済政策[編集]
- 消費税増税について、2014年4月に予定されていた消費税率8%への引き上げ、及び2015年10月に予定されていた消費税率10%への引き上げについて、「法律通りに引き上げるべき」としている[7]。
- 安倍晋三が消費税率10%への引き上げを2017年4月に先送りした判断については評価している[8]。
- 2019年10月に予定されている消費税の10%への引き上げについて「法律に従い、引き上げるべきだ」と回答している[9]。
- 子育て支援に力を入れるべきだとしている[10]。 医療と教育の充実を図るべきだとしている[10]。「道徳」を小中学校の授業で教える事に賛成[8]。 雇用機会の創出を図るべきだとしている[10]。
医療関係[編集]
地方創生[編集]
- アウトドアスポーツや地域プロスポーツ振興によるまちづくりを推進したいとしている[10]。
インフラ関係[編集]
社会構造[編集]
- 女性の活躍を支える仕組みの充実を行うべきだとしている。[10]
その他[編集]
- 原発は日本に必要としており[8]、原子力規制委員会の新基準を満たした原発は再開すべきとしている[7]。
- 「村山談話」及び「河野談話」を見直すべきでないとしている[8]。
- 日本の核武装について検討すべきでないとしている[7]。
- 女性宮家の創設に反対[7]。
- 選択的夫婦別姓制度導入に2014年にはどちらかといえば反対[11] としていたが、2019年には「どちらとも言えない」としている[12]。
- 日本のTPP参加に反対[7]。
人物[編集]
- 小学校の頃の好きな科目は体育だった。中学ではバスケットボール部、高校ではサッカー部と演劇部、大学では医学部バスケットボール部で活動し、キャプテンも務めていた。大学時代はバックパッカーとしてタイ、ビルマ、ネパール、中国とアジア各国をガイドブックも持たずに毎年貧乏旅行を経験。言葉は通じなくても想いは通じることを学んだ[1]。
- 東大病院では当時誰もやっていなかった膵臓や胆管、胆のうなど、いわゆる「胆膵」という特殊な分野の専門家として、一からチームを立ち上げ、約10年かけて、世界的なチームに育て上げた[1]。
- 政治家にとって最も大事なことは「誠実さ」だと考えており、信念を持ちながら多様な意見に耳を傾け、長野と日本と世界のために、これからも誠実に政治を行っていきたいとしている[1]。
- 喫煙者であり、超党派の愛煙家国会議員からなる議員連盟もくもく会に所属していたが、今は禁煙しており無関係である[1][13]。
所属団体・議員連盟[編集]
支援団体[編集]
- 全国たばこ販売政治連盟(組織推薦候補者)[15]
- 県農政同友会(組織推薦候補者)[16]
他多数
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l 公式ページ プロフィール
- ^ “羽田氏と小松氏競り合う 公示前情勢 5割が投票先未定 参院選県区 本社調査 | 信濃毎日新聞[信毎web]” (日本語). 信毎web. 2019年7月2日閲覧。
- ^ “平成29年10月22日執行衆議院小選挙区選出議員選挙の立候補届出状況 (PDF)”. 長野県選挙管理委員会 (2017年10月10日). 2017年11月30日閲覧。
- ^ 次期衆院選若林氏1区出馬目指す方針確認後援会 毎日新聞2017年12月10日地方版。
- ^ 参院選、選挙区で出馬せず 自民・吉田氏、後継決まる 日本経済新聞 電子版。
- ^ 参院選長野開票速報 朝日新聞 電子版。
- ^ a b c d e f g “2012衆院選 長野1区 小松裕”. 毎日jp (毎日新聞社) 2014年4月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 2014衆院選 長野1区 小松裕 - 毎日新聞
- ^ “2019参院選 自民 長野 小松裕”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2019年7月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “小松ゆたか Official Site” (日本語). 小松ゆたか Official Site. 2019年7月2日閲覧。
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ “九州市医報(平成29年7月)第720号 - オリンピックと屋内全面禁煙法・条例(その33)”. 北九州市医師会 (2017年7月1日). 2018年12月24日閲覧。
- ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ “2019年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年5月27日) 2019年6月30日閲覧。
- ^ “小松氏と羽田氏の推薦を決定 県農政同友会”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2019年6月26日) 2019年7月1日閲覧。
外部リンク[編集]
- 小松ゆたか 公式ホームページ
- 小松 裕 - Facebook
- 小松裕 (@komatsu_yutaka) - Twitter