北の零年
北の零年 | |
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監督 | 行定勲 |
脚本 | 那須真知子 |
製作 | 「北の零年」製作委員会 |
製作総指揮 | 岡田裕介、坂本眞一 |
出演者 | 吉永小百合 渡辺謙 豊川悦司 柳葉敏郎 石原さとみ 吹越満 寺島進 平田満 鶴田真由 石橋蓮司 石田ゆり子 香川照之 |
音楽 | 大島ミチル |
撮影 | 北信康 |
編集 | 今井剛 |
製作会社 | 東映東京撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 | 2005年1月15日 |
上映時間 | 168分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 27億3000万円[1] |
『北の零年』(きたのぜろねん)は、2004年製作、2005年公開の日本映画。主演は吉永小百合。
明治3年5月13日に起こった庚午事変に絡む処分により、明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家と家臣の人々の物語である。
あらすじ[編集]
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明治4年(1871年)、小松原志乃は稲田家の家臣一同とともに、先遣隊として静内にいる夫・英明のもとへと向かった。静内の地を開墾すれば稲田家の領地となるという政府の言葉を信じ、一同はみな希望に満ちていた。厳しい冬に苦しむ一同に救いの手をさしのべたのは、アイヌのモノクテとアシリカだった。
最初の冬を越え、ようやく稲田家当主(殿)が到着するが、廃藩置県(明治4年7月14日(1871年8月29日))によって移住命令が反故になったことだけを告げ、そのまま帰国してしまう。置き去りにされた一同は、それでも英明の檄のもと開拓に夢を託すが、作物はなかなか根付かない。状況を打開するため札幌へと向かった英明は消息を絶ってしまい、残された一同にも過酷な運命が待ち受けていた。
スタッフ[編集]
- 監督:行定勲
- 脚本:那須真知子
- 音楽:大島ミチル
- 撮影:北信康
- 照明:中村裕樹
- 美術:部谷京子
- 編集:今井剛
- 録音:伊藤裕規
- 装飾:大庭信正
- 音響効果:柴崎憲治、齋藤昌利
- アクションコーディネーター:二家本辰巳
- 技斗・所作指導:所博昭
- ガンエフェクト:唐沢裕一(BIGSHOT)
- VFXプロデューサー:尾上克郎
- VFXスーパーバイザー:道木伸隆
- CG:デジタルメディアラボ、マリンポスト、ハンマーヘッド、東映ラボ・テック
- 題字:武田双雲
- 和楽振り付け:ラッキィ池田
- スコティッシュダンス振り付け:竹内ヒロ子
- 撮影協力:北海道ロケーションサービス、さっぽろフィルムコミッション、北海道大学静内研究牧場、日高育成牧場、浦幌町 ほか
- 製作プロダクション:東映東京撮影所
- 制作統括:生田篤
- エグゼクティブプロデューサー:早河洋、坂上順
- 企画:遠藤茂行、木村純一
- プロデュース:角田朝雄、天野和人、冨永理生子
- 製作委員会メンバー:東映、テレビ朝日、朝日放送、メ~テレ、北海道テレビ、九州朝日放送、広島ホームテレビ、東映ビデオ、加賀電子、TOKYO FM、日本出版販売、アップフロントエージェンシー(現:アップフロントプロモーション)、北海道旅客鉄道、北海道新聞社、サッポロビール、ゲオ、プリズム、ハーベストフューチャーズ、朝日新聞社、札幌ステラプレイス、サークルKサンクス
- 配給:東映
キャスト[編集]
- 小松原志乃:吉永小百合
- アシリカ(会津藩士・高津政之):豊川悦司
- 馬宮伝蔵:柳葉敏郎
- 小松原多恵:石原さとみ、大後寿々花(少女時代)
- 長谷慶一郎:吹越満
- 内田:中原丈雄
- 長谷さと:奥貫薫
- 友成洋平:田中義剛
- 窪平:モロ師岡
- 高岡:榊英雄
- 中野又十郎:阿部サダヲ
- 中野亀次郎:藤木悠
- 長谷すえ:馬渕晴子
- 川久保栄太:平田満
- 川久保平太:金井勇太
- 馬宮雄之介:大高力也
- 花村莞爾:寺島進
- モノクテ:大口広司
- エドウィン・ダン:アリステア・ダグラス
- 殿:忍成修吾
- おつる:鶴田真由
- 堀部賀兵衛:石橋蓮司
- 馬宮加代:石田ゆり子
- 持田倉蔵:香川照之
- 小松原英明:渡辺謙
- 木下ほうか、戸田昌宏、山田明郷、大口広司、及森玲子、岡元夕紀子、所博昭 ほか
受賞歴[編集]
- 第29回日本アカデミー賞
- 優秀作品賞
- 優秀監督賞
- 優秀脚本賞
- 最優秀主演女優賞
- 優秀助演男優賞
- 優秀助演女優賞
- 優秀音楽賞
- 優秀撮影賞
- 優秀照明賞
- 優秀美術賞
- 優秀録音賞
- 優秀編集賞
- 第23回ゴールデングロス賞 日本映画部門 優秀銀賞
脚注[編集]
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)650頁
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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