サークルK
サークルK(サークルケイ、Circle K)は、アメリカ合衆国発祥のコンビニエンスストア・ガソリンスタンドチェーン店である。
目次
運営[編集]
アリゾナ州テンピに本社を置くサークルKストアーズ (Circle K Stores Inc.) が、アメリカ合衆国での商標権を保有し、アメリカ国内の店舗の多くを運営している。国外の多くでは、別会社が運営している。同社はカナダに本社を置くコンビニエンスストア本部「Alimentation Couche-Tard Inc.」(アリマンタシォン・クシュタール)の完全子会社である。
商標[編集]
サークルKの由来は米ザ・サークルK・コーポレーション(以下「米サークルK」[注 1])の前身であるテキサス州の食料雑貨店「Kay's Drive-In Grocery Store」から。
現在、多くの国で使われているロゴは2015年にリニューアルされたもので、赤地に白の角ゴシック体で「CIRCLE K」(Kは白丸抜き)と表記されているほか、下部に黄色の帯が付される場合もある(サークルKストアーズIncのホームページ左上参照)。
リニューアル前のロゴは、赤い四角の中に白丸を抜き、その中に赤くKと書かれたものである(右上画像参照)。
日本の店舗では一貫して、外がオレンジ色で中が赤い白抜き丸の中に赤くKと書かれたロゴが使用されていた。これはアメリカなど多くの国で1975年から1998年まで使われていた2世代前のロゴで、焼印の図案化である[1]。
台湾でのみ、赤い四角の中に白い楕円を抜き赤くOKと書かれたロゴが使われている(「#台湾」節参照)。中国語圏で「サークル・ケイ」は発音が難しいことと、ロゴの「Ⓚ」が「OK」と分解できることから、通常「OK」にちなんだ名で呼ばれている。
沿革[編集]
1951年 - 実業家のフレッド・ハーヴェイがテキサス州エルパソの Kay's Food Stores の3店舗を購入した。これがサークルKの始まりとされる[1][2]。彼はザ・サークルK・コーポレーション(現 サークルKストアーズ Inc)を創始した[1](K は Kay の頭文字でありかつ、発音が同じ)。
1957年 - 10店舗に拡大。アリゾナ州に進出するにあたり、現在日本に残る「Ⓚ」字形のロゴが導入された[1]。
1983年 - 960店舗のユートーテム (UtoteM) を買収し、店舗数が2180に増えた。
1996年 - 石油精製のトスココーポレーション (Tosco Corporation) が買収
2001年 - トスコ自体がフィリップス石油 (Phillips Petroleum) に買収された。2002年にはフィリップス石油がコノコ (Conoco) と合併しコノコフィリップス (ConocoPhillips)となった
2003年 - カナダのモントリオールに本拠を置くコンビニエンスストアチェーンアリマンタシォン・クシュタール (Alimentation Couche-Tard) がコノコフィリップスからサークルKを購入し、自社のブランドとした
各国のサークルK[編集]
アメリカ合衆国[編集]
2006年 - 旧オーナーのコノコフィリップス社がサークルKブランドをライセンスされ、西部でガソリンスタンドを「サークルK」として運営できるようになった。
日本[編集]
日本においてはサークルKはユニー(初代)によって始められ、サークルケイ・ジャパン(初代)、サークルケイ・ジャパン(2代)を経たのちにサークルケイ・ジャパン(3代)→サークルKサンクス→ファミリーマート(2代)という変遷をたどった。現在はファミリーマートにブランド転換され消滅。
オレンジの外枠に赤い〇の中にKが入っている日本のロゴマークは、牛の放牧で牛の所有者を示す「焼印」をヒントにしている。店舗イメージカラーのオレンジ、レッド、パープルは同社進出先のアリゾナ州における夕刻(■=空、■=山の端、■=大地)のイメージを表している。なお、2014年度にオープンした新形態店、「サークルKフレッシュ」は赤ではなく緑の丸枠を用い〇の中にKの文字を入れていた。「サークルKフレッシュ」はグループシナジーとして、食料品スーパー「ピアゴ」との連携を意図し、「withピアゴ」の付称が付けられていた。このほか、小型店は「サークルKミニ」のブランドで展開されていた。また、サークルケイ四国が考案したK'sCAFEも存在した。
1979年(昭和54年)4月にユニー株式会社(以下「ユニー」)がプロジェクトを立ち上げ、米サークルK(アリゾナ州フェニックス市)と同年7月に接触、同年10月正式交渉。同年12月8日にライセンス契約を締結、およびサークルケイジャパン事業部を設置。翌1980年(昭和55年)3月15日に第1号店(島田店)を愛知県名古屋市天白区大根町に開店した[注 2]。同年9月には名古屋市千種区にフランチャイズ1号店となる自由が丘店も開店した。
1983年(昭和58年)6月には岐阜県各務原市に100号店となる蘇原店(既に閉店)が開店した。7月には横浜市港南区に関東地方出店1号店である清水橋店(既に閉店)を開店し、神奈川県へ出店開始。
1984年(昭和59年)にユニーの完全子会社としてサークルケイ・ジャパン株式会社が設立され、ライセンス契約と当時運営していた135店舗を継承。1993年(平成5年)に米サークルKと「商標およびその他の知的財産権売買契約」を締結し日本国内における商号、商標を買収した。ユニーはのちにサンクスも傘下におさめて運営子会社の商号をサークルKサンクスとしていた。
愛知県が地盤のユニーが親会社であり東海地方を地盤としていた為、半数以上の店舗が愛知県や静岡県等、中部地方に集中している(山梨県を除く。同県は中部地方では唯一、サークルK・サンクス共に出店履歴はない)[注 3]。逆に関東ではセブン-イレブン等の他のコンビニチェーンが圧倒的な勢力を占めている為に、他の地域と比べて店舗数が大幅に少なく、東京都、神奈川県、千葉県[注 4]以外には出店しておらず、東京都でも全ての区部や地域に出店している訳では無く、東京都内ではサークルKが出店した事の無い区部や地域も少なくない[注 5]。その一方、神奈川県にはユニーの関東事務所が横浜市に設置されている関係で比較的店舗が多く、特にサークルKサンクス発足以前はテレビ神奈川(tvk)で頻繁にサークルK単独のCMが流れていた。
中部地方以外では、サークルケイ・ノースジャパンが他チェーンよりも早い時期に出店開始した関係で青森県内や、中部地方に隣接している滋賀県や京都府等の近畿地方、愛媛県や高知県等の四国地方に比較的多く出店していた。
ロゴは本家とは異なり古いタイプのものを使用している。なお、アメリカ合衆国などでは、四角い赤地に白抜きの〇でその中にKが入っているものに変更されている。旧キャッチフレーズは「let's go to サークルK」「It’s friendly サークルK」「Touch Your Heart サークルK」「ハッピー&スマイル サークルK」[4]「みんな来る来るサークルK」。
サークルKサンクスとなる以前よりおでんは赤塚不二夫の漫画作品『おそ松くん』に登場するおでん好きの少年・チビ太をイメージキャラクターとして「チビ太のおでん」として販売されており、サークルKサンクスにも引き継がれた。
また東海地方で主に名古屋市内の一部のサークルK店舗(サンクスをのぞく)では通常のおでんではなく、みそおでん(みその中で煮たおでん)を販売していた。
前述の通り、ファミリーマートに転換され既に消滅している。なお、晩年にサンクスと共通化されていた決済方法や会員制度についてはKステーションを参照。同じく店舗内に設置されていたATMについてはファミリーマート#コンビニATMを参照。
年表[編集]
- 1979年 - 現地ライセンシーの(旧)ユニーにより出店
- 1984年 - (旧)ユニーの完全子会社、(初代)サークルケイ・ジャパン株式会社に分社される
- 1989年 - 株式の額面変更に伴い、(2代目)サークルケイ・ジャパン株式会社(1973年に設立された株式会社第一製材を、前年に改称していた)が(初代)サークルケイ・ジャパン株式会社を吸収合併し、運営法人の法人格が異動
- 1993年 - 日本国内での商標権をサークルケイ・ジャパン株式会社に売却
- 2001年 - サンクスの運営会社であるサンクスアンドアソシエイツ株式会社と株式交換方式で経営統合。これに伴い、それまでの(2代目)サークルケイ・ジャパン株式会社が持株会社の株式会社シーアンドエスとなり、サークルKの事業は、会社分割の上で、新設子会社の(3代目)サークルケイ・ジャパン株式会社が継承。
- 2004年 - (3代目)サークルケイ・ジャパン株式会社が、株式会社シーアンドエスとサンクスアンドアソシエイツ株式会社を吸収合併し、株式会社サークルKサンクスに改称
- 2016年9月 - 親会社の経営統合に伴い、株式会社サークルKサンクスが、(初代)株式会社ファミリーマート(この時にユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社に社名を変更、現在の(3代目)株式会社ファミリーマート)から同社の事業を吸収分割により継承し、社名を株式会社ファミリーマート(2代目)に改称。
- 2018年11月 - 日本国内の全店舗のファミリーマートへの切り替えが完了し、サークルK(およびサンクス)は完全消滅した(一部の独自商品はファミリーマートに受け継がれた)。
特徴的な店舗[編集]
下記記載店舗のうち、ファミリーマート統合後に閉店している店舗には(閉店済み)、ファミリーマート統合以前に閉店している店舗には(合併前に閉店済み)、ファミリーマートへ業態転換した店舗は(ファミリーマートへ業態転換)と表記している。
- 東京競馬場ウエスト店(東京都府中市) - 東京競馬場内、新スタンド3階(閉店済み)
- 信州上山田温泉店(長野県千曲市) - 店舗敷地内に足湯が有る。なお、コンビニ店舗は24時間営業だが、足湯は10時から夕方までしか利用できない。足湯はコンビニの買い物客以外の利用も可能(ファミリーマートヘ業態転換済み)。
- 金沢大学店(石川県金沢市) - 金沢大学角間キャンパス内(ファミリーマートヘ業態転換済み)
- ひるがの高原SA店(岐阜県郡上市) - 東海北陸自動車道ひるがの高原サービスエリア下り線内
- 岐阜南うずら店/岐阜南うずら五丁目店(岐阜県岐阜市) - 2013年(平成25年)6月12日、岐阜南うずら五丁目店が開店したことにより、県道1号線を挟んで、真向かい合わせで出店している。他に例を見ない至近距離同士の店舗(岐阜南うずら店は閉店済み、岐阜南うずら五丁目店はファミリーマートへ業態転換済み)。
- 三方原PA店(浜松市東区) - 東名高速道路三方原パーキングエリア上り線内(ファミリーマートへ業態転換済み)。
- 岡崎りぶら店(愛知県岡崎市) - 中京地区初の「K'sCafe」併設出店であり、イートインを伴った公立図書館への初出店である[5][リンク切れ][6](閉店済み。跡地はローソンとなっている)。
- 鞍ヶ池PA店(愛知県豊田市) - 東海環状自動車道鞍ヶ池パーキングエリア内
- 刈谷オアシス店(愛知県刈谷市) - 伊勢湾岸自動車道刈谷パーキングエリア内(ファミリーマートへ業態転換済み)
- 地下鉄金山店(名古屋市中区) - 地下鉄名城線・名港線金山駅の地下1階コンコースにある
- ルーセントタワー店(名古屋市西区) - ルーセントタワー地階に出店。看板のロゴが金色(ファミリーマートに業態転換済み)。
- 大津ひえい平店(滋賀県大津市) - 風致地区にあるため、看板のロゴが焦げ茶色で、コーポレートカラー部分も窓の内側にあり目立たない
- 同志社女子大学店(京都府京田辺市) - 同志社女子大学京田辺キャンパス内
- 近畿中央病院店(兵庫県伊丹市) - サークルKの病院内出店1号店[7](ファミリーマートへ業態転換済み)
- 東京競馬場イースト店(東京都府中市) - 東京競馬場内、フジビュースタンド3階にあった。(合併前に閉店済み)
- まっとう車遊館店(石川県白山市) - 北陸自動車道徳光パーキングエリアそばに建つ商業施設内にあった。上下線のパーキングエリアと徒歩連絡でき、非高速道路利用者でも入店できたが、2007年秋に撤退。現在はローソンになっている。(合併前に閉店済み)
- 伊豆熱川店(静岡県賀茂郡東伊豆町) - サークルKのホテル内(セタスロイヤルホテル館内)出店1号店。2014年2月、ホテルの自己破産に伴い閉店。館内のため営業時間が決められていた。(合併前に閉店済み)
- 名鉄名古屋下りホーム店(名古屋市中村区) - 名鉄名古屋駅下りホームにあった。名鉄百貨店によるフランチャイジーで、サンクスからサークルKに転換された店舗である。2016年3月下旬に閉店。(合併前に閉店済み)
- 愛・地球博店(愛知県長久手市) - 愛知万博長久手会場の敷地内の企業パビリオンゾーンA。(合併前に閉店済み)
- 稲沢天池店(愛知県稲沢市) - 愛・地球博店を愛知万博の閉幕後、常設恒久店舗として移築。2006年(平成18年)6月8日開店。(合併前に閉店済み)
- ミニエアポートW店(愛知県西春日井郡豊山町) - エアポートウォーク名古屋1Fにあった。2013年2月18日開店、同年11月30日閉店。(合併前に閉店済み)
- 大山田PA店(三重県桑名市) - 東名阪自動車道大山田パーキングエリア上り線内。2007年(平成19年)4月5日に開店。(合併前に閉店済み)
存在時点の店舗関連情報[編集]
2016年8月時点。最南端店舗をのぞき、サンクスのほうがより北・東・西に店舗を構えていた。
- 日本最北端店舗 - サークルK大間店 (青森県下北郡大間町)
- 日本最東端店舗 - サークルK久慈北インター前店 (岩手県久慈市)
- 日本最西端店舗 - サークルK保内川之石店 (愛媛県八幡浜市)
- 日本最南端店舗 - サークルK宿毛駅前店(高知県宿毛市)
いずれも2017年にファミリーマート店に転換した店舗。
なお、合併前日の2016年8月31日に開店し、サークルKブランド最後の出店例とみられる店舗は次の通り。
- サークルK上前津二丁目店(名古屋市中区)
- サークルK名古屋丸の内一丁目店(名古屋市中区)※丸の内一丁目店のリニューアル
- サークルK上名古屋四丁目店(名古屋市西区)
- サークルK名東社が丘店(名古屋市名東区)2018年1月18日閉店
- サークルK江南江森町東店(愛知県江南市)
- サークルK岡崎上三本松店(愛知県岡崎市)※上三本松店の建て替え
- サークルK菊川上平川店(静岡県菊川市)※サンクスから転換
また、サークルKとサンクスの屋号が廃止された2018年11月30日まで営業していた最後のサークルK店舗はサークルKミニ名古屋空港店(愛知県西春日井郡豊川町)である。
非出店地域[編集]
2016年(平成28年)8月末時点の情報を記載。太字はサンクスも出店していなかった都道府県。※はサンクスのみ出店歴がある。
北海道、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、福岡県、山梨県、鳥取県、島根県、山口県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、※熊本県、※鹿児島県、沖縄県。
サークルKは北海道・九州には1店舗もない。広島県は因島と生口島(ともに尾道市内)にのみ5店舗出店(サークルケイ四国が展開)。岩手県は北部の二戸市、久慈市、九戸郡洋野町に出店。埼玉県はレギュラー店舗では無く、アピタ桶川店内にサービス業務のみを行う店舗を1店(ミニSSアピタ桶川店)出店[注 6]。千葉県は浦安市に1店舗で、会社吸収間際の2016年7月にレギュラー店舗として同県に初出店[注 7]。
各地域の消滅時期[編集]
2016年(平成28年)9月以降の消滅地域の情報を記載。※はサンクスのほうがあとに消滅した地域。
- 千葉県※ 浦安市の1店舗のみの出店に留まった千葉県のサークルKは2017年秋にファミリーマートに転換された。
- 広島県※ 前述の通り、サークルKが芸予諸島のみに出店していたが、2017年内にファミリーマートに転換されてサークルKは同県から消滅した。
- 奈良県 奈良県にはサークルKのみが出店していたが、2018年6月末までにファミリーマートに転換されてサークルKは同県から消滅した[8][9]。
- 和歌山県 和歌山県にはサークルKのみが出店していたが、2018年6月末までにファミリーマートに転換されてサークルKは同県から消滅した[8][9]。
- 香川県 香川県のサンクスは2015年にサークルKに転換されすでに消滅していたため、サークルKのみが出店していたが、2018年6月末までにファミリーマートに転換されてサークルKは同県から消滅した[8][9]。
- 富山県 両ブランドとも出店していたが、2018年8月末までに消滅した。
- 新潟県 新潟県にはサークルKのみが出店していたが、2018年8月末までに消滅した[10]。
- 石川県 両ブランドとも出店していたが、2018年8月末までに消滅した[10]。
- 福井県 両ブランドとも出店していたが、2018年8月末までに消滅した[10]。
- 長野県 長野県にはサークルKのみが出店していたが、2018年8月末までに消滅した[10]。
- 岡山県 両ブランドとも出店していたが、2018年8月末までに消滅した[10]。
- 青森県 両ブランドとも出店していたが、2018年10月末までに消滅した[11]。
- 秋田県 両ブランドとも出店していたが、2018年10月末までに消滅した[11]。
- 岩手県※
- 東京都※ 両ブランドとも出店していたが、2018年10月31日、最後まで残っていたサークルK府中清水が丘店が閉店し、11月6日に「ファミリーマート府中清水が丘二丁目店」に改称・リニューアルされてサークルKブランドが消滅した[12]。
- 徳島県 徳島県にはサークルKのみが出店していたが、2018年11月中に消滅した。
- 愛媛県 愛媛県にはサークルKのみが出店していたが、2018年11月中に消滅した。
- 高知県 高知県にはサークルKのみが出店していたが、2018年11月中に消滅した。
- 静岡県 2018年11月、同県内からサンクスが消滅した翌21日に最後まで残っていたサークルK湖西坊瀬店がファミリーマートに転換するさいに同県から消滅した[13]。
- 京都府 京都府にはサークルKのみが出店していたが、2018年11月にサークルK精華学研都市店がファミリーマートに転換のために閉店した事によりサークルKは京都府から消滅した。
- 兵庫県 両ブランドとも出店していたが、2018年11月にサークルK神戸町横井店がファミリーマートに転換のために閉店した事によりに両ブランドとも消滅した。
- 神奈川県 両ブランドとも出店していたが、サークルK厚木三田店が2018年11月26日にファミリーマートに転換するために閉店したことにより[14]、両ブランドとも消滅した。
- 滋賀県 滋賀県にはサークルKのみが出店していたが、2018年11月26日に「サークルK南草津野路町店」がファミリーマートに転換のために閉店した事によりサークルKは滋賀県から消滅した。
- 大阪府 2018年11月、サンクスが府内から消滅した翌27日にはサークルK豊中空港前店がファミリーマートに転換のために閉店し、サークルKも同府から消滅した。
- 岐阜県 両ブランドとも出店していたが、2018年11月29日に残存していたサークルK全店舗が閉店したことにより、両ブランドとも消滅。
- 三重県 両ブランドとも出店していたが、2018年11月29日に残存していたサークルK全店舗が閉店したことにより、両ブランドとも消滅。
- 埼玉県※
- 愛知県 日本におけるサークルK創業の地である愛知県では2018年11月、サンクスが県内から消滅した翌30日18時に全国最後のサークルK店舗であった「サークルKミニ名古屋空港」がファミリーマートへの転換の為閉店し、サークルKのみならずサンクスを含めた国内全店舗が営業を終了した。
中国・香港・マカオ[編集]
香港・マカオでは、利豊(利豐有限公司)の子会社の利亞零售有限公司を中心とした「CRA集団」により「OK便利店」として運営されている。
香港と広東では、利亜零售有限公司が運営している。
マカオでは、利亜零售有限公司と澳門工藝有限公司の合弁会社の澳門OK便利店有限公司が運営している。
台湾[編集]
豐群企業集團との合弁企業の來來超商股份有限公司が「OK·MART」(漢字では「OK超商」)として運営している。元は中国と同様に「OK便利店」としていたが、2007年に「OK·MART」に変更された。
その他の国[編集]
撤退した国[編集]
関連項目[編集]
- サンクス - 別々の起源をもつが、日本においては最終的に兄弟ブランドとなっていたコンビニエンスストア。
- ファミリーマート - 日本におけるブランド統合先。
- miniピアゴ - 日本においてかつて同じユニーグループ内として兄弟ブランドであったコンビニエンスストア。こちらはミニスーパーという経営戦略で、サークルKとは差別化が図られていた。
- 東急田園都市線 – 同線を走る車両の前面に「K」と書かれた丸いシールを貼り付けた車両があり、通称が「サークルK」となっている。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 米サークルKは1979年4月時点で当時、全米第3位のコンビニエンスストアであり、12の州で1158店舗を管理運営。円換算で年商約1,800億円を売り上げていた。(日本経済新聞-1979年11月縮刷版出典)
- ^ 島田店は2010年1月末に閉店し、現在、跡地の建物はそのまま山原鍼灸接骨院。2号店(鳴子口店)は同月26日に緑区池上台2丁目のマンション1階に開店している。跡地は美容院。鳴子口バス停前。
- ^ サークルKの店舗数も愛知県が最多であり、次いで静岡県であるため、愛知・静岡の2県だけでも、2016年8月末時点で半数近くに亘る1400店舗以上が出店していた。
- ^ 千葉県は1店舗のみ浦安市に出店したが、2017年秋にファミリーマートに転換され、僅か1年強でブランド名消滅となった。
- ^ 例・足立区、北区、港区等はサークルKが出店した事は無い。
- ^ ミニSSは、サークルKサンクスに設置されている端末とコピー機等が同じユニー・ファミリーマートホールディングス傘下のアピタやピアゴの店舗内の片隅に設置されているコーナーであり、食料品や日用品は売られていない。
- ^ 千葉県浦安市に出店したサークルKは、店舗外観が他の地域のサークルK店舗とは大幅に異なり、サークルKのイメージカラーの3色の帯のファサード看板は極細タイプとなっており、また、ファサード看板も他の地域のサークルK店舗とは異なって茶色の看板の中にサークルKのロゴと右に「circle―k」の店舗名ロゴが表示されている。
出典[編集]
- ^ a b c d サークルKサンクス 会社について : Q.01 「サークルK」「サンクス」それぞれのお店の名前の由来は?
- ^ Circle K : History
- ^ Albrecht, W. Steve; Stice, Earl K.; Stice, James D. (2007), BGoogle-Q62 Financial Accounting, p. 217
- ^ サークルK公式サイト
- ^ ニュースリリース・2014年6月20日
- ^ K'sCafeが中京圏に初進出 - ニュースリリース・2014年11月14日
- ^ 初の病院施設内へのサークルKの出店について - ニュースリリース・2004年11月25日
- ^ a b c “奈良・和歌山・香川から「サークルK・サンクス」消滅 ファミマに転換完了”. ITmediaビジネス (ITmedia). (2018年7月10日) 2018年8月26日閲覧。
- ^ a b c “「One FamilyMart」の実現に向けて全社一丸に! 奈良・和歌山・香川県内の「サークルK」店舗 営業終了のお知らせ ~残りあと約900店、6月末までに約4,100店がブランド転換完了~|ニュースリリース|ファミリーマート” (プレスリリース), 株式会社ファミリーマート, (2018年7月10日) 2018年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e “ファミリーマート/全国10県で「サークルK」「サンクス」営業終了”. 流通ニュース 2018年9月15日閲覧。
- ^ a b “青森・秋田・茨城・広島県のサークルKとサンクスがファミリーマートに統合”. 財経新聞. (2018年11月13日) 2018年11月23日閲覧。
- ^ サークルK府中市清水が丘店
- ^ サークルK湖西坊瀬店
- ^ サークルK厚木三田店(神奈川県厚木市) サークルKサンクスの残像
外部リンク[編集]
- サークルKストアーズInc(英語)
- コンビニエンス・リテール・アジア/利亜零售有限公司OK便利店(中文)
- サークルK 日本公式サイト - 閉鎖。インターネットアーカイブ。
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