西春日井郡

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愛知県西春日井郡の範囲(緑:豊山町 薄黄:後に他郡に編入された区域)

西春日井郡(にしかすがいぐん)は、愛知県

人口15,278人、面積6.18km²、人口密度2,470人/km²。(2015年12月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域

1878年明治13年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、下記の区域にあたる[1]

歴史

かつては名古屋城大曽根(現在の名古屋市西区および北区)の辺りまで西春日井郡に含まれていた。しかし大正時代から第二次世界大戦後の1950年代にかけて行われた数回の合併で、徐々に名古屋市などへ編入されていった。

いわゆる「平成の大合併」では、その時点で郡に属する町が全体でまとまって1つの市を目指す構想があったが、慎重派と積極派が対立し白紙になった。

現在、福井県三方上中郡と並び、日本最長の郡名となっている。

郡発足までの沿革

知行 村数 村名
藩領 尾張名古屋藩 74村 杉村、蓮池新田、鍋屋上野村[6]、大幸村、矢田村、山田村、上飯田村、下飯田村、東志賀村、西志賀村、辻村、安井村、成願寺村、中切村、福徳村、光音寺村、田幡村、稲生村、児玉村、名塚村、新福寺村、枇把島村、上小田井村、下河原村、下小田井村、小場塚新田、大野木村、比良村、喜惣治新田、久地野村、二子村、高田寺村、井瀬木村、鹿田村、能田村、片場村、豊場村、如意村、薬師寺村、藤島村、熊之庄村、六師村、青山村、大気村、小針入鹿新田、坂場村、市之久田村、小木村、西堀江村、助七新田、須ヶ口村、安藤新田、清洲村、土器野新田、●九之坪村、平田村、●寺野村、●阿原村、田中村、野崎村、石橋村、西之保村、弥勒寺村、徳重村、鍛冶ヶ一色村、北野村、法成寺村、●宇福寺村、落合村、中之郷村、下之郷村、朝日村、加島新田、大蒲新田[7]
名古屋藩・尾張犬山藩[8] 3村 大曽根村、小針村、沖村
名古屋藩・美濃今尾藩[9] 3村 堀越村、中小田井村、味鋺村
  • 明治4年
  • 明治5年4月2日(1872年5月8日) - 愛知県の管轄となる。
  • 明治初年(79村)
    • 安藤新田が清洲村の一部になったとみられる。
    • 中切村が下中切村に、田中村が西田中村にそれぞれ改称。
  • 明治9年(1876年)(81村)
    • 下河原村の一部が分立して中河原村となる。
    • 土器野新田の一部が分立して上河原村となる。
    • 鍋屋上野村の一部が愛知郡千種村に編入。
  • 明治11年(1878年12月20日 - 郡区町村編制法の愛知県での施行により、行政区画としての春日井郡が発足。郡役所が下小田井村に設置。同年、以下の各村の統合等が行われる。(2町80村)
    • 枇杷島村の一部が分立して枇杷島町となる。
    • 小針村の一部が分立して小針巳新田となる。
    • 大気村・坂場村が合併して多気村となる。
    • 蓮池新田および杉村の一部が合併して清水町となる。
  • 明治12年(1879年) - 清洲村の一部(内北市場分)が分立して一場村となる。(2町81村)

郡発足後の沿革

  • 明治13年(1880年2月5日 - 春日井郡が分割し、下小田井村ほか2町81村の区域をもって西春日井郡が発足。郡役所が勝川村の太清寺に設置。初代郡長は林金兵衛
  • 明治22年(1889年10月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(2町36村)
1.西枇杷島町 2.枇杷島町 3.清水町 4.清洲町 5.庄内村 6.金城村 7.杉村 8.六郷村 9.萩野村 10.川中村 11.大野木村 12.比良村 13.上小田井村 14.中小田井村 15.新川村 16.西堀江村 17.須ヶ口村 18.寺野村 19.阿原村 20.朝田村 21.下ノ郷村 22.一場村 23.落合村 24.下拾個村 25.上拾個村 26.鹿田村 27.九ノ坪村 28.平田村 29.訓原村 30.六師村 31.熊之庄村 32.小木村 33.尾張村 34.青山村 35.多気村 36.豊場村 37.如意村 38.味鋺村(紫:名古屋市 桃:瀬戸市 赤:春日井市 橙:小牧市 黄:尾張旭市)
  • 明治23年(1890年12月17日 - 新川村が町制施行して新川町となる。(5町33村)
  • 明治24年(1891年4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治33年(1900年
    • 7月16日 - 熊之庄村の一部(薬師寺)・小木村の一部(藤島)が分立して五条村が発足。(5町34村)
    • 9月28日 - 西堀江村・須ヶ口村が合併して桃栄町が発足。(6町32村)
  • 明治39年(1906年
    • 4月1日 - 新川町・桃栄町・寺野村・阿原村が合併し、改めて新川町が発足。(5町30村)
    • 7月16日 - 以下の町村の統合が行われる。いずれも新設合併。(5町13村)
      • 清洲町 ← 朝田村、一場村、清洲町
      • 春日村 ← 下之郷村、落合村
      • 西春村 ← 九之坪村、下拾個村、上拾個村
      • 師勝村 ← 訓原村、鹿田村、六ツ師村、熊之庄村
      • 北里村 ← 五条村、小木村、尾張村、多気村
      • 豊山村 ← 豊場村、青山村
      • 山田村 ← 平田村、大野木村、比良村、上小田井村、中小田井村
      • 楠村 ← 如意村、味鋺村
  • 明治42年(1909年)10月1日 - 清洲町が中島郡大里村の一部(西市場)を編入。
  • 明治43年(1910年)10月1日 - 清洲町が海部郡甚目寺村の一部(廻間)を編入。
  • 大正7年(1918年) - 現在人口76,490名。マラリア患者数677名。
  • 大正10年(1921年8月22日 - 金城村・枇杷島町・六郷村・杉村・清水町が名古屋市に編入。(3町10村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年
    • 4月1日 - 庄内村が町制施行して庄内町となる。(4町9村)
    • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和8年(1933年)4月1日 - 川中村が萩野村に編入。(4町8村)
  • 昭和12年(1937年3月1日 - 庄内町・萩野村が名古屋市に編入。(3町7村)
  • 昭和18年(1943年1月1日 - 清洲町が海部郡甚目寺町の一部(土田・上条)を編入。
  • 昭和30年(1955年)10月1日 - 山田村・楠村が名古屋市に編入。(3町5村)
  • 昭和36年(1961年)4月1日 - 師勝村が町制施行して師勝町となる。(4町4村)
  • 昭和38年(1963年
    • 9月1日 - 北里村が分割し、一部(薬師寺)が師勝町に、残部(小針・市之久田・小針巳新田・小針入鹿新田・小木・藤島・多気)が小牧市に編入。(4町3村)
    • 11月1日 - 西春村が町制施行して西春町となる。(5町2村)
  • 昭和47年(1972年)4月1日 - 豊山村が町制施行して豊山町となる。(6町1村)
  • 平成2年(1990年)4月1日 - 春日村が町制施行して春日町となる。(7町)
  • 平成17年(2005年7月7日 - 西枇杷島町・清洲町・新川町が合併して清須市が発足し、郡より離脱。(4町)
  • 平成18年(2006年3月20日 - 師勝町・西春町が合併して北名古屋市が発足し、郡より離脱。(2町)
  • 平成21年(2009年)10月1日 - 春日町が清須市に編入。(1町)

変遷表

脚注

  1. ^ 町名変更区域の境界は不詳。
  2. ^ 一部は東春日井郡・愛知郡。
  3. ^ 一部は名古屋区
  4. ^ a b 大部分は愛知郡。
  5. ^ 一部は名古屋区・愛知郡。
  6. ^ 記載は上野村(1473石余)。
  7. ^ 記載なし。
  8. ^ 尾張藩附家老成瀬氏領が慶応4年1月24日(1868年2月17日)に立藩。
  9. ^ 尾張藩附家老竹腰氏領が慶応4年1月24日(1868年2月17日)に立藩。

参考文献

関連項目

先代:
春日井郡
行政区の変遷
1880年 -
次代:
(現存)