安井 (名古屋市)

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安井
—  町名  —
安井の位置(愛知県内)
安井
安井
安井の位置(名古屋市内)
安井
安井
安井の位置
座標: 北緯35度12分39.6秒 東経136度55分4.4秒 / 北緯35.211000度 東経136.917889度 / 35.211000; 136.917889
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
Flag of Nagoya, Aichi.svg名古屋市
行政区 北区
町名制定 1937年3月1日(安井町)
1978年11月26日(安井)
面積
 - 計 0.36336277km2 (0.1mi2)
人口 (2010年10月1日現在、国勢調査による)
 - 計 4,404人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 462-0023[WEB 1]
市外局番 052[WEB 2]
ナンバープレート 名古屋[WEB 3]
面積・人口出典[WEB 4]

安井(やすい)は、愛知県名古屋市北区町名。安井一丁目から四丁目と安井町(字河野・薬師浦)がある。郵便番号は462-0023[WEB 1]。当地域の人口は1869世帯・4404人(2010年10月1日現在、国勢調査による)[WEB 4]。安井一丁目から安井四丁目は住居表示実施、安井町は住居表示未実施地域[WEB 5]

地理[編集]

名古屋市北区、庄内川及び矢田川左岸に位置する。町内に小さな丘が東西に長く伸びており、丘の上に多くの神社がある。その丘の北側、町の中央を惣兵衛川(庄内用水)が流れる。

ほぼ全域が市街地で人口が多く、住宅地と古くからの工業用地が混在している。

学区[編集]

人口[編集]

国勢調査による人口の推移

2000年(平成12年) 5091人[WEB 7]
2005年(平成17年) 4656人[WEB 8]
2010年(平成22年) 4404人[WEB 9]
2015年(平成27年) 4132人[WEB 10]

歴史[編集]

江戸時代までは矢田川が今よりも南側に流れていたため、安井は庄内川と矢田川に挟まれた湿地帯の中にある村落であった。村内を木曽街道が縦断していた。

1573年から1592年には、織田信長の家臣、浅野長勝が築いた安井城があった。

名古屋城の北に位置することから、名古屋城からの抜け穴があるとの伝説がある[要出典]

地名の由来[編集]

尾張国地名考』によると水が豊かであり、玉野川の水を当地において自在に汲んで用いていたことによるという[1]。また、『城北小学校誌』は安井なる武士の居住地であったことに由来するという言い伝えを紹介し、『蓬州旧勝録』には「安居」の字が転じて「安井」となったとあるという[2]

沿革[編集]

  • 1143年康治2年)7月16日 - 同日付尾張国安食荘立券文(平安遺文2517所収『醍醐寺文書』)に安井里として登場する[3]
  • 1880年(明治13年) - 西春日井郡発足に伴い、同郡安井村となる。[4]
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 辻村・光音寺村と合併し、萩野村大字安井となる[4]
  • 1937年(昭和12年)3月1日 - 萩野村が名古屋市に編入され、同市西区安井町となる[4][5]
  • 1937年(昭和12年)11月1日 - 安井町の一部を天道町金田町大野町長喜町として独立する。また、辻町光音寺町より各一部を編入し、1-7丁目を編成する[4][5]
    • 安井町(字金田・蒲田・鳩岡・下鳩岡・道久・郷中・地蔵堂・東出・氏神裏の各一部)・光音寺町(字鳩岡・五反田の各一部)・辻町字薬師堂の各一部から安井町1-7丁目を編成[5]
    • 安井町の一部(字鰻[注釈 1]田・二反田・坪田・高道・大野の各一部)が大野町に編入[5]
    • 安井町の一部(字金田・新畑・道久・坪田・地蔵堂・高道・東出の各一部)を金田町1-6丁目に編入[5]
    • 安井町の一部(字新畑・鰻[注釈 1]田・坪田・高道の各一部)を天道町1-5丁目に編入[5]
    • 安井町の一部(字二反畝・大野の各一部)を長喜町1-4丁目に編入[5]
  • 1944年(昭和19年)2月1日 - 北区成立に伴い、北区安井町となる[4]
  • 1945年(昭和20年)1月1日 - 字鰻[注釈 1]田・新畑・金田・上鳩岡・蒲田の各一部を鳩岡町1-2丁目に編入[5][4]
  • 1949年(昭和24年)7月1日 - 辻町字薬師の一部を安井町7丁目に編入[5]し、光音寺町の一部を編入[4]
  • 1962年(昭和37年)11月10日 - 安井町字河野の一部より安井町8-10丁目を編成[5]
  • 1978年(昭和53年)11月26日 - 住居表示の実施により、安井町は河川敷の字河野の一部を残し、安井一丁目から四丁目が成立[4]。それ以外は以下の通り川中町・鳩岡二丁目に編入された[5]
    • 安井町2・3・4丁目の各全部と安井町(1・5・10丁目・字蒲田・郷中の各一部)・金田町(1 - 4丁目の各一部)の各一部より、安井一丁目が成立。
    • 安井町(9・10丁目・字蒲田・郷中・河野の各一部)・成願寺町(字猿塚・西浦の各一部)より、安井二丁目が成立。
    • 安井町8丁目の全部・安井町(9丁目・字河野・郷中・氏神裏の各一部)・成願寺町(4丁目・字西浦の各一部)・辻町(字薬師浦の一部)の各一部より、安井三丁目が成立。
    • 安井町6丁目の全部・安井町(5・7丁目・字郷中・氏神裏の各一部)・辻町字薬師浦・金田町(4・5・6丁目の各一部)の各一部より、安井四丁目が成立。
    • 安井町1丁目・10丁目・字河野・蒲田の各一部を川中町に編入。
    • 安井町1丁目の一部を鳩岡二丁目に編入。

字一覧[編集]

西春日井郡安井村当時の字は以下の通りである。読み及び配列は『愛知県地名収攬』275頁による。[6]

  • 大野(ヲウノ)
  • 高道(タカミチ)
  • 東出(ヒガシデ)
  • 氏神浦(ウジカミウラ)
  • 郷中(コウナカ)
  • 地蔵堂(ジゾウドウ)
  • 坪田(ツホテン)
  • 二反畝(ニタンセ)
  • [注釈 1]田(ウナキダ)
  • 新畑(シウハタ)
  • 道久(トウキウ)
  • 金田(カネダ)
  • 下鳩岡(シモハトヲカ)
  • 蒲田(カマタ)
  • 河野(カハノ)
  • 上鳩岡(カミハトオカ)

交通[編集]

略地図
1
名古屋市営バス安井町停留所アのりば
2
名古屋市営バス安井町停留所イのりば
3
名古屋市営バス安井町停留所ウのりば
4
名古屋市営バス安井町東停留所アのりば
5
名古屋市営バス安井町東停留所イのりば
6
名古屋市営バス金田町五丁目停留所アのりば
7
名古屋市営バス金田町五丁目停留所イのりば
8
名古屋市営バス金田町五丁目停留所ウのりば
9
名古屋市営バス金田町二丁目停留所アのりば
10
名古屋市営バス金田町二丁目停留所イのりば

地内に鉄道路線は存在せず、名古屋市営バスが安井町・安井町東・金田町五丁目・金田町二丁目の4停留所を設置し、以下のような路線が発着している。

名古屋市営バス
  • 安井町停留所[WEB 11]
  • 安井町東停留所[WEB 12]
    • アのりば - 栄12系統(栄行)・□北巡回系統(右回り黒川行)
    • イのりば - 栄12系統(安井町西行)・□北巡回系統(安井町経由左回り黒川行)
  • 金田町五丁目停留所[WEB 13]
    • アのりば - □北巡回系統(右回り黒川行)
    • イのりば - 名駅13系統上飯田行)
    • ウのりば - 名駅13系統(名古屋駅行)・□北巡回系統(福徳町経由左回り黒川行)
  • 金田町二丁目停留所[WEB 14]名古屋市立西部医療センター移転に伴い、従来の城北病院より名称変更)
    • アのりば - 名駅13系統(上飯田行)・□北巡回系統(右回り黒川行)
    • イのりば - 名駅13系統(名古屋駅行)・□北巡回系統(福徳町経由左回り黒川行)


施設[編集]

略地図
1
白龍神社
2
山神社
3
お福稲荷
4
別小江神社
5
六所神社
6
清学寺
7
天理教幸福分教会
8
スズラン
9
ホームセンターコーナン名古屋北店
10
東海整毛
11
興和紡績
12
名古屋金田郵便局
13
イエローハット名古屋北店
14
コメダ珈琲安井店
15
城北コミュニティーセンター
16
名古屋市営成願寺住宅
17
愛知県立名古屋高等技術専門校

神社仏閣[編集]

  • 白龍神社
  • 山神社
二丁目7-33に鎮座。祭神大山祇神。社伝では天正年間築城の安井城鬼門の守りとして浅野長勝が勧請したものという。1873年(明治6年)据置公許、1945年(昭和20年)5月空襲により被災する。例祭日は11月7日。境内社としてお福稲荷を抱える。[7]

企業・店舗・金融機関[編集]

公共施設[編集]

  • 城北コミュニティーセンター
  • 名古屋市営成願寺住宅

教育施設[編集]


ギャラリー[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b c d 鰻は魚へんの下が「大」に、旁が「賈」の下の「貝」が且となっている字で「うなぎ」と読んでいる(『愛知県地名収攬』・『北区 私たちのまち』)。「鰻」表記は『北区誌』によった。
    鰻田の「鰻」の字

出典[編集]

WEB[編集]

  1. ^ a b 郵便番号検索 愛知県名古屋市北区の郵便番号一覧” (日本語). 日本郵便. 2017年10月7日閲覧。
  2. ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧 (PDF)” (日本語). 総務省. p. 7. 2015年5月23日閲覧。
  3. ^ 管轄区域” (日本語). 国土交通省中部運輸局愛知運輸支局. 2015年5月23日閲覧。
  4. ^ a b 愛知県名古屋市北区の町丁・字一覧” (日本語). 人口統計ラボ. 2017年10月7日閲覧。
  5. ^ 名古屋市役所市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2015年10月21日). “北区の町名一覧” (日本語). 名古屋市. 2017年10月7日閲覧。
  6. ^ a b 名古屋市教育委員会事務局子ども応援委員会制度担当部学校計画室計画係 (2017年9月1日). “名古屋市立小・中学校の通学区域一覧(北区) (PDF)” (日本語). 名古屋市. 2017年10月7日閲覧。
  7. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2005年7月1日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成12年国勢調査) 北区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  8. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2007年6月29日). “平成17年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 北区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  9. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2012年6月29日). “平成22年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 北区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  10. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2017年7月7日). “平成27年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  11. ^ 名古屋市交通局 なごや地図ナビ 安井町”. 2013年10月27日閲覧。
  12. ^ 名古屋市交通局 なごや地図ナビ 安井町東”. 2013年10月27日閲覧。
  13. ^ 名古屋市交通局 なごや地図ナビ 金田町五丁目”. 2013年10月27日閲覧。
  14. ^ 名古屋市交通局 なごや地図ナビ 金田町二丁目”. 2013年10月27日閲覧。

文献[編集]

  1. ^ 『尾張国地名考』162頁。
  2. ^ 名古屋市北区役所市民室 1979, p. 28.
  3. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1350.
  4. ^ a b c d e f g h 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1351.
  5. ^ a b c d e f g h i j k 名古屋市北区役所市民室 1979, p. 67.
  6. ^ 『地名学選書 愛知県地名集覧(原題)明治十五年愛知県郡町村字名調』1932年愛知県教育会刊、日本地名学研究所(1969年5月30日)復刻、275頁。明治15年5月31日西春日井郡長櫛田利眞報告。
  7. ^ 愛知県神社庁 『愛知県神社名鑑』 愛知県神社庁、1992年8月、8頁。

参考文献[編集]

  • 名古屋市北区役所市民室 『北区 私たちのまち』 名古屋市北区役所、1979年(日本語)。
  • 角川日本地名大辞典 23 愛知県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店1989年3月8日(日本語)。ISBN 4-04-001230-5

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、安井 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。