UTC+9

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UTC+9: 濃黄-通年適用、水色-海域

UTC+9とは、協定世界時を9時間進ませた標準時である。

主な該当地域[編集]

現行[編集]

国・地域 部分 標準時 略称
ロシアの旗 ロシア イルクーツク州など イルクーツク時間 IRKT
朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 全域
韓国の旗 韓国 韓国標準時 KST
日本の旗 日本 日本標準時 JST
パラオの旗 パラオ
東ティモールの旗 東ティモール
インドネシアの旗 インドネシア マルク諸島など 東部標準時 WIT

廃止[編集]

短期のものを除く。

国・地域 部分 標準時 始年 終年 その後
ロシアの旗 ロシア アムール州など ヤクーツク時間 2011 UTC+10に変更
イルクーツク州など イルクーツク夏時間 時差はそのままで通年のイルクーツク時間
モンゴルの旗 モンゴル 東部?[1]  ? 現在は東部もUTC+8

歴史[編集]

日本では1888年にグリニッジ標準時+9時間が標準時と定められた。1896年からはそれが中央標準時となり、一方で八重山列島台湾などが+8西部標準時となった。1937年に西部標準時が廃止され、全国が+9 に統一された。1948年から1951年にかけて夏時間が行われたため、この間、+9 なのは冬期のみであった。

朝鮮では1908年から+8:30 が導入されていた(官報第3994号勅令第5号)が、1912年に+9 に変更された(朝鮮総督府官報第367号告示第338号)。1948年から30分進める夏時間を導入したため、以後は冬期のみ+9 となった。1954年、大韓民国標準時は再び+8:30 に変更された(大統領令第876号)ため、+9 なのは逆に夏期のみ(1960まで、但し朝鮮戦争時を除く)となった。1961年、国家再建最高会議の決定に従い通年+9 に変更された(法律第676号)。1987-1988年にはソウルオリンピックのため+30分の夏時間が実施され、+9 なのは再び冬期のみとなったが、オリンピックが終わると夏時間は廃止された。

中華民国では1919年、1年間だけ上海および天津において夏時間(+9)を試行したことがある。台湾でも過去に何度か夏時間(+9)を行っている[2]香港では1941年から1979年までの間のほとんどにおいて夏時間(+9)を行っていた(1977・1978年は実施せず)。日本占領の数年間(1942-1945年)は通年+9 で、香港時間は日本本土時間と一致していた。1980年以後は再び夏時間が行われなくなった。 マカオでも1941年から1979年までの間のほとんどにおいて夏時間(+9)を行っていた(1977・1978年は実施せず)。 中華人民共和国では1986年から1991年までの6年間、全国的に北京夏時間(+9)が行われた。1992年以降再び行われなくなった。

マレーシアおよびシンガポールでは日本占領期(1942-1945年)、通年+9 が行われた。

オーストラリア西オーストラリア州では1893年以来+8(西部標準時)を用いているが、2006年から2009年までの3回の夏(南半球)においてオーストラリア西部夏時間(+9)を試行した。この試みは2009年の国民投票で否決された。

ロシアではかつてヤクーツク時間(冬期)とイルクーツク夏時間において+9 が用いられていたが、2011年3月27日よりヤクーツク時間は通年 UTC+10 に、イルクーツク時間は通年 UTC+9 となった。

モンゴル国では2001年から2006年まで夏時間を採用したため夏期に UTC+9 となっていたが、2007年に廃止された[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

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