ロシア時間

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ロシアの標準時:
時差 標準時
UTC+2 MSK-1: カリーニングラード時間 (USZ1)
UTC+3 MSK: モスクワ時間 (MSK)
UTC+4 MSK+1: サマラ時間 (SAMT)
UTC+5 MSK+2: エカテリンブルク時間 (YEKT)
UTC+6 MSK+3: オムスク時間 (OMST)
UTC+7 MSK+4: クラスノヤルスク時間 (KRAT)
UTC+8 MSK+5: イルクーツク時間 (IRKT)
UTC+9 MSK+6: ヤクーツク時間 (YAKT)
UTC+10 MSK+7: ウラジオストク時間 (VLAT)
UTC+11 MSK+8: マガダン時間 (MAGT)
UTC+12 MSK+9: カムチャツカ時間 (PETT)

ロシアは世界で最も多くの標準時を持つ国で、UTC+2からUTC+12の時間帯に11の標準時を持っている。

時間帯の一覧[編集]

2016年5月29日以降のロシアの時間帯は以下のとおり。

時間帯 略号 標準時 地域
カリーニングラード時間 USZ1 UTC+2 カリーニングラード州
モスクワ時間 MSK UTC+3 ヨーロッパロシアの大部分の地域
サマラ時間 SAMT UTC+4 サマラ州ウドムルト共和国アストラハン州(2016年3月26日まではMSK)、ウリヤノフスク州(2016年3月26日まではMSK)
エカテリンブルク時間 YEKT UTC+5 バシコルトスタン共和国チェリャビンスク州ハンティ・マンシ自治管区クルガン州オレンブルク州ペルミ地方スヴェルドロフスク州チュメニ州ヤマロ・ネネツ自治管区
オムスク時間 OMST UTC+6 オムスク州
クラスノヤルスク時間 KRAT UTC+7 ケメロヴォ州(2014年10月25日まではOMST)、ハカス共和国クラスノヤルスク地方トゥヴァ共和国アルタイ地方(2016年3月26日まではOMST)、アルタイ共和国(2016年3月26日まではOMST)、トムスク州(2016年5月28日まではOMST)、 ノヴォシビルスク州(2016年7月23日まではOMST)
イルクーツク時間 IRKT UTC+8 イルクーツク州ブリヤート共和国
ヤクーツク時間 YAKT UTC+9 アムール州サハ共和国西部、、ザバイカリエ地方(2014年10月25日まではYAKT、2016年3月26日まではIRKT)
ウラジオストク時間 VLAT UTC+10 ユダヤ自治州ハバロフスク地方沿海地方、サハ共和国オイミャコン管区英語版ウスチ=ヤンスク管区英語版ベルホヤンスク管区英語版
マガダン時間 (旧スレドネコリムスク時間) MAGT UTC+11 サハ共和国アビイ管区英語版アルライホフスク管区英語版モムスク管区英語版ニシュネコリムスク管区英語版スレドネコリムスク管区英語版ヴェルフネコリムスク管区英語版サハリン州樺太及び千島列島新知島以南は2016年3月26日まではVLAT)、マガダン州(2014年10月25日まではMAGT、2016年4月23日まではSRET)
カムチャツカ時間 PETT UTC+12 チュクチ自治管区カムチャツカ地方

歴史[編集]

2011年まで[編集]

2011年9月時点のロシアの時間帯

2010年3月28日の夏時間開始と同時に、カムチャツカ時間が廃止されてマガダン時間に統合され、サマラ時間が廃止されてモスクワ時間に統合された。これによってこれまでより時間帯が2つ減り、UTC+2からUTC+11の時間帯に9つの標準時を持つこととなった[1]

ロシアには1981年4月から2011年3月まで夏時間の制度があったが、その夏時間を「通年のもの」とする形で廃止された。これにより、モスクワ時間などの各標準時は1時間進められた。夏時間の期間は、当初は4月1日から10月1日までであったが、廃止前は3月最終日曜日の午前2時(現時時刻)に1時間進め、10月最終日曜日の午前3時(現時時刻)に1時間戻すというものであった(ヨーロッパのものとは若干異なる)。

2014年の変更[編集]

2014年10月26日時点のロシアの各標準時

しかし、国民の不満を受けて2014年7月22日ウラジーミル・プーチン大統領は標準時を冬時間に戻す法案に署名し[2]、同年10月26日よりロシアの時間帯の変更が行われた。

この法案により、ロシア国内の全ての標準時が1時間戻され、2010年3月以前の冬時間の時間帯が採用された。そのほかに、2010年に廃止されたカムチャツカ時間とサマラ時間が復活し、一部地域では時間帯の変更が行われた。そのため、マガダン州はマガダン時間からウラジオストク時間へ変更となり、旧マガダン時間エリアの北部地域には、新たにスレドネコリムスク時間が設けられた。以上の変更が行われた結果、ロシア時間は再びUTC+2からUTC+12まで11の標準時を持つこととなった[3][4]

2016年の変更[編集]

2016年3月26日に、一部の地域の標準時が変更された。

2016年4月24日に行われた一部地域の標準時変更により、マガダン時間が復活しスレドネコリムスク時間は廃止された[5]

2016年5月28日に、トムスク州がオムスク時間(UTC+6)からクラスノヤルスク時間(UTC+7)に移行した。

時間帯の変遷[編集]

時間帯 2009年10月31日以前
(夏時間)
2010年3月28日以前
(冬時間)
2010年3月28日から
2010年10月31日
(夏時間)
2010年10月31日から
2011年3月27日
(冬時間)
2011年3月27日から
2014年10月25日
(通年)
2014年10月25日から
2016年4月24日
(通年)
現在
(通年)
カリーニングラード時間 USZ1S (UTC+3) USZ1 (UTC+2) USZ1S (UTC+3) USZ1 (UTC+2) USZ1 (UTC+3) USZ1 (UTC+2) USZ1 (UTC+2)
モスクワ時間 MSD (UTC+4) MSK (UTC+3) MSD (UTC+4) MSK (UTC+3) MSK (UTC+4) MSK (UTC+3) MSK (UTC+3)
サマラ時間 SAMST (UTC+5) SAMT (UTC+4) SAMT (UTC+4) SAMT (UTC+4)
エカテリンブルク時間 YEKST (UTC+6) YEKT (UTC+5) YEKST (UTC+6) YEKT (UTC+5) YEKT (UTC+6) YEKT (UTC+5) YEKT (UTC+5)
オムスク時間 OMSST (UTC+7) OMST (UTC+6) OMSST (UTC+7) OMST (UTC+6) OMST (UTC+7) OMST (UTC+6) OMST (UTC+6)
クラスノヤルスク時間 KRAST (UTC+8) KRAT (UTC+7) KRAST (UTC+8) KRAT (UTC+7) KRAT (UTC+8) KRAT (UTC+7) KRAT (UTC+7)
イルクーツク時間 IRKST (UTC+9) IRKT (UTC+8) IRKST (UTC+9) IRKT (UTC+8) IRKT (UTC+9) IRKT (UTC+8) IRKT (UTC+8)
ヤクーツク時間 YAKST (UTC+10) YAKT (UTC+9) YAKST (UTC+10) YAKT (UTC+9) YAKT (UTC+10) YAKT (UTC+9) YAKT (UTC+9)
ウラジオストク時間 VLAST (UTC+11) VLAT (UTC+10) VLAST (UTC+11) VLAT (UTC+10) VLAT (UTC+11) VLAT (UTC+10) VLAT (UTC+10)
マガダン時間
(旧スレドネコリムスク時間
MAGST (UTC+12) MAGT (UTC+11) MAGST (UTC+12) MAGT (UTC+11) MAGT (UTC+12) SRET (UTC+11) MAGT (UTC+11)
カムチャツカ時間 PETST (UTC+13) PETT (UTC+12) PETT (UTC+12) PETT (UTC+12)

脚注[編集]

外部リンク[編集]