この世界の片隅に
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『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代による日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載。単行本は同社より上・中・下巻の形式と、前編・後編の形式で発売。
概要
こうの史代の出世作となった『夕凪の街 桜の国』に続いて「戦争と広島」をテーマに描いた作品である(ただし『夕凪の街 桜の国』と異なり、主要な舞台は広島ではなく近隣の軍港・呉に設定されている)。2006年初めから翌2007年初めにかけて発表した戦前期(1930年代)の広島を描いた3編の読み切り短編作品(いずれも主人公・浦野すずの幼少時がテーマとなっている)に続いて、『漫画アクション』誌上に本作の連載が開始されることになり、2008年1月にはコミックス単行本(上巻)が刊行された。こうのにとっては通算7本目の単行本化作品となる。
本作品のストーリー本編は1943年(昭和18年)12月、すずが周作と出会い翌年2月に2人が祝言を挙げるところから始まるが、コミックス化に際して上記の3編も本編のプロローグ部分として上巻に同時収録された(目次の配列はストーリー上の時系列に沿っている)。初出掲載時およびコミックスでは、各回ごとに(「18年12月」というように)昭和元号により舞台となる時期(年・月)を示すサブタイトルが付されている(ただしプロローグの3編については初出時には時期設定が明示されていなかったため、コミックス収録時に新たに付された)。
フランスで『Dans un recoin de ce monde』、台湾で『謝謝你,在這世界的一隅找到我』として刊行されている。英語版は存在しないが、『In This Corner of the World』という英語題名が漫画版・アニメーション映画版に共通のものとして設定されている。
2011年8月5日に日本テレビ系列でドラマ化された。また、2016年11月12日に片渕須直監督による劇場アニメーションが全国公開開始。
あらすじ
1944年(昭和19年)、絵が得意な少女浦野すずは広島市江波から呉の北條周作のもとに嫁ぐ。戦争で物資が不足する中、すずは不器用ながらも懸命にささやかな暮らしを守るが、軍港の呉はたびたび空襲を受けるようになり、1945年(昭和20年)6月、すずも空襲後の不発弾(時限爆弾)の爆発で右手首から先を失う。見舞いにきた妹のすみからお祭りの日に帰ってくるよう誘われるが、その当日8月6日、呉では閃光と轟音が響き、広島方面からあがる巨大な雲を見る。8月15日、ラジオで終戦の詔勅を聞いたすずは、今まで信じていた日常を裏切られたくやしさで泣き崩れる。翌年1月、すずはようやく広島市内に入り、祖母の家に身を寄せていたすみと再会。両親は亡くなり、すみには原爆症の症状が出ていた。廃墟となった市内で、すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた周作に感謝しながら、戦災孤児の少女を連れて呉の北條家に戻るのだった。
主な登場人物
主人公と北條家の人々
- 浦野 すず(うらの すず) → 北條 すず(ほうじょう すず)
- 主人公。広島市江波の海苔梳きの家に育った少女。絵を描くことが好き。呉の北條家に嫁ぐ。のんびりおっとりした性格から時折小事件を巻き起こす。次第に物資が乏しくなる生活に先行きの不安を感じつつも、知恵と明るさで乗り切っていく。時限爆弾(地雷弾[1])で右手を失うも、夫や北條家の人々を愛し、彼らから愛され戦時下の生活を健気に頑張りながら懸命に生きていく。
- 北條 周作(ほうじょう しゅうさく)
- すずの夫。呉鎮守府の軍法会議録事(事務官)。すずよりも4歳年上。幼い頃に一度だけすずに会ったことがあり、それをきっかけに見初めた愛妻家である。生真面目な性格で親族等周囲から「暗い」と言われるのを気にしている。すずを愛し彼女のささやかな絵描きの趣味にも理解を持っているが、すずが幼なじみの哲に淡い想いを抱いていたことにうすうす気づいている。
- 北條 サン(ほうじょう さん)
- 周作の母(すずの姑)。足を痛めているため自宅で寝たきりの状態が多い。しかし、裁縫等、家長の嫁としては最大限頑張っており、すずに対する発言も慈愛に満ちたものが多い。
- 北條 圓太郎(ほうじょう えんたろう)
- 周作の父(すずの舅)。広海軍工廠技師。かつて軍縮のため一時解雇されていた。化学が専門のようである。普段は真面目かつ温和・冷静で、怒ることはほとんどない。
- 黒村 徑子(くろむら けいこ)
- 周作の姉。元モダンガール。結婚して家を出ていたが、時計屋を営んでいた夫の病死後、嫁ぎ先と折り合いが悪くなり、黒村家が下関に引っ越したのを機に離縁し、娘ともども北條家に戻ってきた。嫁ぎ先に残してきた息子のことを気にかけている。はっきりものを言う性格で、しばしばすずに厳しい態度で当たるが、すずを嫌っているわけではなく、頼りない妹のように接することが多い。
- 黒村 晴美(くろむら はるみ)
- 徑子の娘。国民学校初等科への入学を控えている。兄の久夫からの軍艦の名前を教えてもらっており、幼いながらすずよりはるかに軍艦の知識に詳しい。母の徑子とともに北條家に同居し、すずに懐いている。時限爆弾(地雷弾[2])の被害に遭う。
- 黒村 久夫(くろむら ひさお)
- 離縁した徑子が跡取りとして黒村家に預けてきた息子。妹・晴美の入学祝いとして自分が使っていた教科書を送ってきた。
江波(すずの実家)の人々
- 浦野 十郎(うらの じゅうろう)
- すずの父。かつては海苔養殖に従事していたが工業港建設で海が埋め立てられたため廃業し、埋立地に建てられた工場に勤務している。原爆症にかかり死亡する。
- 浦野 キセノ(うらの キセノ)
- すずの母。森田の叔父さんと横顔がよく似ている。8月6日の朝にはお祭りの準備で街に出ていた。
- 浦野 要一(うらの よういち)
- すずの兄。通称「鬼(おに)いちゃん」。陸軍軍人としてニューギニアに出征していたが戦死の知らせが届く。しかし浦野家の人々は彼の死を実感することができず、戦死した事実を認めていないようである。
- 浦野 すみ(うらの すみ)
- すずの妹。女子挺身隊員として陸軍の軍需工場に勤労動員されている。おっとりものの姉すずよりしっかり者である。実は年子であり、姉すずを「すずちゃん」と呼びすみ自身は姉のすずを非常に慕っている。原爆症によりめまいの症状が出る。
- すずのお見合いのときの台詞で「すみちゃんと間違いでは」とある。実際。画風としては、すずが、のんびり、すみが、引き締まったように描かれている。
- 水原 哲(みずはら てつ)
- 小学校時代のすずの幼なじみ。海軍兵学校の生徒だった4つ上の兄を海難事故で失い、小学校卒業後志願兵として海軍に入隊する。水兵として乗り組んでいた青葉の停泊中、入浴と一夜の宿を求めて北條家を訪れる。小学校時代から頑固な性格ながら、すずとお互いに意識しあっている。すずは周作の妻となっても何故か捨てられない水原に対する自分の淡い気持ちに罪悪感を持ち、水原もそのすずの気持ちを理解している。
- りっちゃん
- 小学校時代のすずの幼なじみ。卒業後、女学校に進学。
草津の人々
- 森田イト(お祖母ちゃん)
- すずの祖母。広島の西の草津に住む。いつもすずのために着物を仕立ててくれている。古江から嫁いできた。
- 森田(もりた)の叔父さん・マリナ(叔母さん)
- すずの叔父・叔母。お祖母ちゃんと同居し海苔梳き業を営んでいる。しばしばすず一家が手伝いに来ている。
- 千鶴子(ちづこ)
- 森田夫妻の娘(すずの従妹)。晴美より少し年上。
呉の人々
- 白木リン
- 朝日遊廓「二葉館」の遊女。子だくさんの家に育ち、口減らしのため子守りとして売られた。そこを逃げ出して放浪の末、行き着いた呉で誘われて遊廓に入った。闇市での買い物帰りに道に迷ったすずと偶然知り合い仲良くなるが、ふとしたきっかけで周作と浅からぬ仲であることが判明する。小学校には半年しか通わなかったため、片仮名しか読むことができず、絵でのやりとりがすずと知り合うきっかけとなった。すずと同じく広島の出身であり、幼少時代にすずにすいかを貰ったことがある。アニメ映画版ではリンにまつわるエピソードが大幅に削られているが、エンドロールでリンの半生が描かれている。
- 小林夫妻
- 圓太郎の姉夫妻で周作にとっては伯父・伯母。すずと周作の仲人を務めた。空襲で自宅が全焼したため、圓太郎を頼りに北條家に同居することになる。
- 知多
- 近所の主婦で北條家と同じ隣組。刈谷とは仲が悪かった。かつて看護婦を務めていた。入市被爆の影響で白内障を患う。当初は刈谷と仲が悪くも何故かお互いいつも近くにおり、戦況が悪化するにつれて、徐々に関係は修復して行く。
- 刈谷
- 近所の主婦で北條家と同じ隣組。知多とは仲が悪かった。新聞を購読している。息子は陸軍に徴兵されていて広島市で被爆し、瀕死状態で隣保館まで帰り着いたところで事切れる。刈谷は息子と気付けなかったことにショックを受け、財産のほぼすべてを売り払うほど、深く後悔することになる。
- 堂本
- 近所の老婦人で北條家と同じ隣組。すずが嫁いだ初期にしばしば登場している。
- テルちゃん
- リンと同じく「二葉館」の遊女。赤毛が特徴的。若い水兵によって心中未遂に巻き込まれ、冬場の川へ入ったため体調を崩し療養していた。リンを訪ねてきたすずに、南の島の絵を雪上に描いてもらい喜んだものの、その後肺炎にかかってしまう。
- 栗本
- 圓太郎の同僚。晴美のために使い古しの教科書を譲る約束をしていた。1945年3月の空襲で教科書を含めて家が焼けてしまう。
その他
- ばけもん
- 幼少時に広島の街中(中島本町)へとおつかいに出たすずと周作をさらって食べようとした。正体は不明。
- 憲兵
- 高台にある畑で停泊中の軍艦をスケッチしていたすずを「間諜行為」と叱責し、愛用のスケッチブックを押収する。
- 広島の少女
- 父は戦死しており、母も原爆によって重傷を負って死亡。戦災孤児として彷徨ったのち、北條夫妻と出会う。右手を失ったすずが母の姿と重なったのか、実子のようにすずに寄り添う。その姿をみて、北條夫妻は養子として連れ帰る覚悟を決める。小説版では「ヨーコ」、実写ドラマ版では「千鶴」という名前で登場する。
物語に登場する地名
ここでは1944年頃までの状況を述べる。なお斜体部分は物語上の設定に関する記述である。
呉
- 上長ノ木町(かみながのきちょう)
- 北條家の人々が住む町。呉市内(旧市内)では北端に位置する。右上地図のうち、旧市内の赤斜線エリア上端付近。高地に位置するため大正末期まで世帯数は少なく、昭和時代に入って宅地化が進行した。嫁ぐ日のすずたちが乗車した木炭バスの終点である辰川(たつかわ)地区はより低地に位置する。
- 朝日町(あさひまち)
- 白木リンが住む町。右上地図のうち、旧市内の赤斜線エリアの中心やや右上あたり。明治中期以降一大遊郭地として栄え、町名は1896年に設立された共同遊郭地「朝日廓」に由来する。軍港という特殊条件により栄えた遊郭地で、1935年には46軒の遊郭に650名の娼妓を抱え、規模も豪壮で県下のみならず関西一と称されていた。
- 呉海軍工廠
- 周作の父・圓太郎のかつての勤務先。右上地図のうち、旧市内海岸沿いの赤斜線エリア。1905年、海軍工廠として設置された。日本有数の兵器工場として知られ、多くの軍艦を建造した。特に1937年(昭和12年)起工の戦艦「大和」は有名。
- 広(ひろ)海軍工廠
- 圓太郎の現在の勤務先。右上地図のうち、広地区の赤斜線エリア。
- (呉)本通り
- 徑子とすずが晴美の入学準備のため買物に出かけた繁華街。右下地図のうち、旧市内を縦断する太い線で書かれた通り。呉市街地中心部の目抜き通りで、市電が通っており、福屋百貨店の支店も所在する。
- 二河公園(にこうこうえん)
- 1945年の春、北條一家が花見に出かけた公園。右下地図のうち、NIKO-GAWA(二河川)流域の"Library"の上あたり。呉市内の代表的行楽地の一つ。
広島
- 江波(えば)
- すずの実家(浦野家)の所在する町。広島市の本川と天満川に囲まれた三角州の南端の町で、かつて江波山・皿山から先は広島湾だった。古くから漁港が発達しカキや海苔の養殖が盛んな漁師町だったが、1940年以降広島工業港建設の一環として沖合の海面が埋め立てられたため養殖業者の多くは生産縮小や廃業を余儀なくされた。1943年12月に舟入本町まで開通していた広電江波線は1944年6月になって江波近くの舟入南町まで延伸された。同年、沖合の埋立地で三菱重工業広島工場が操業を開始する。
- 中島本町(なかじまほんまち)
- 江波時代のすずがおつかいに出かけた広島市中心部の町。浦野家から海苔を買い付けていた料理屋「ふたば」が存在する。元安川と本川に囲まれた三角州の北端の町で市内では有数の繁華街・歓楽街の一つとして知られていた。「中島勧商場(なかじまかんしょうば)」はその中心で商店や喫茶店・映画館が軒を連ねていた。
- 広島県産業奨励館
- 結婚後、広島に里帰りしたすずがスケッチを描く場所。1915年、「広島県商品陳列所」として開館し、のち広島県産業奨励館と改称。中島本町の対岸に位置し、元安川に正面を向けた瀟洒なRC造の建造物でかつては郷土の特産品陳列や美術展が行われていたが、戦局の悪化もあって1944年には産業奨励館としての機能を停止、内務省などの事務所が入っていた。
- 紙屋町(かみやちょう)交差点
- 同上。1912年の市電開通以降の再開発により、この交差点界隈は広島の中心的な繁華街となった。1944年当時、交差点の北側は陸軍の軍用地(西練兵場)に占められており完全な交差点にはなっていなかった。
- 広島駅
- 同上。広島の中心的な国鉄駅で市街地の東に位置する。明治時代の開業で1944年時点の駅舎は1922年に竣工した2代目駅舎。
- 草津(くさつ)
- すずの祖母や叔父・叔母が住む町。広島市西郊の漁師町で、1929年に編入合併により広島市の一部となった。干潟や入江に富む地形で古い時代から港町として栄え、カキや海苔の養殖が盛んだった。
初出
- 冬の記憶 - 『月刊まんがタウン』2006年2月号
- 大潮の頃 - 『漫画アクション』2006年8月15日号
- 波のうさぎ - 同上2007年1月9日号
- 第1回 - 第6回 - 同上2007年1月23日号 - 4月3日号
- 第7回 - 第9回 - 同上5月8日号 - 6月5日号
- 第10回 - 第11回 - 同上7月3日号 - 7月17日号
- 第12回 - 第23回 - 同上8月7日号 - 2008年1月22日号
- 第24回 - 第28回 - 同上2月19日号 - 4月15日号
- 第29回 - 第40回 - 同上5月6日号 - 10月21日号
- 第41回 - 最終回(第45回) - 同上12月2日号 - 2009年2月3日号
受賞
- 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2009年)
- THE BEST MANGA 2010 このマンガを読め!(フリースタイル)第1位(2010年)
- ダカーポ特別編集 最高の本! 2010(マガジンハウスムック)マンガ部門第1位(2010年)
テレビドラマ
終戦記念ドラマスペシャル 「この世界の片隅に」 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | こうの史代『この世界の片隅に』 |
出演者 |
北川景子 小出恵介 |
製作 | |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2011年8月5日 |
放送時間 | 21:00 - 23:24 |
放送分 | 144分 |
回数 | 1 |
公式サイト |
ドラマ |
日本テレビで2011年8月5日21:00 - 23:24に「終戦ドラマスペシャル」と銘打って放送された。視聴率は12.7%。[要出典]
キャスト
- 北條すず - 北川景子(幼少期- 石井心愛、少女期 - 川島鈴遥)
- 北條周作 - 小出恵介
- 白木リン - 優香
- 水原哲 - 速水もこみち(幼少期 - 岡田和志)
- 北條径子 - りょう
- 北條円太郎 - 篠田三郎
- 北條サン - 市毛良枝
- 浦野十郎 - 萩原流行
- 森田イト - 水野久美
- 北條千鶴 - 芦田愛菜
- 北條晴美 - 小西舞優
- テル - 木下あゆ美
- 大石吾朗、真下玲奈、田根楽子、大沢逸美、佐藤正宏、春風ひとみ、大原真理子、池田香織、桜田聖子、諷加、気谷ゆみか、田窪一世、手塚卓、田之頭保弘、西谷綾子、中沢旻江、名古屋海沙樹、嶋野ゆりか、森拓磨、山田由美子
スタッフ
- 脚本 - 浅野妙子
- 演出 - 佐藤東弥
- 音楽 - 羽毛田丈史
- 音楽プロデュース - 志田博英
- 劇中絵画 - 宇崎弘美
- 歴史監修 - 吉田裕(一橋大学大学院)
- ロケ協力 - 呉地域フィルムコミッション、山口県フィルムコミッション、竹原市、大子町フィルムコミッション、千葉県企業庁 ほか
- アクション - 大道寺俊典、嵐田由宇、中嶋綾乃
- CG - fude、マリンポスト、Motor/lieZ、イマージュ
- 技術協力 - NiTRO
- 美術協力 - 日テレアート
- 編集・MA - 映広、麻布プラザ
- スタジオ- 緑山スタジオ・シティ、日活撮影所
- 映像提供・協力 - 日本放送協会、ソートエクイティモーション(現T3Media)、ゲッティイメージズ
- チーフプロデューサー - 田中芳樹
- プロデューサー - 西牟田知夫(日本テレビ)、 森川真行、 渡邉義行(ファインエンターテイメント)
- 製作協力 - 広島テレビ放送、ファインエンターテイメント
- 製作著作 - 日本テレビ
アニメ映画
この世界の片隅に | |
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監督 | 片渕須直 |
脚本 | 片渕須直 |
原作 | こうの史代 |
製作総指揮 |
丸山正雄 真木太郎(GENCO) |
出演者 |
のん 細谷佳正 稲葉菜月 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 |
音楽 | コトリンゴ |
主題歌 | コトリンゴ「みぎてのうた」 |
制作会社 | MAPPA |
配給 | 東京テアトル |
公開 |
2016年10月28日(TIFF) 2016年11月12日 |
上映時間 | 128分[3] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 2.5億円[4] |
前作 | マイマイ新子と千年の魔法 |
同名の劇場アニメが、2016年11月12日に公開された[5]。片渕須直が監督・脚本を務める。文部科学省特別選定(対象:青年向き、成人向き、家庭向き)、文部科学省選定(対象:少年向き)[3]。
制作
片渕自身がこの作品のアニメーション映画を企画し、こうのに許諾を請う手紙と自作『マイマイ新子と千年の魔法』のDVDを送った。こうのは1996年に放送された片渕のテレビアニメ『名犬ラッシー』にあこがれ、「こういう人になりたい、こういうものが作りたいと思う前途にともる灯」として捉えていたため、この手紙を喜び枕の下に敷いて寝た[6][7]。こうのは、アニメ映画化は「運命」と思ったという[8]。
2012年8月17日にTwitterにて制作発表、翌日より第一弾ポスターが広島県・山口県を中心に展開された[9]。アニメーション制作はMAPPA。ポスターの作画は浦谷千恵。制作状況は、監督によってWEBアニメスタイルのコラムで連載[10][11]されている。
2015年3月9日からはクラウドファンディングサイトMakuakeで2000万円を目標に[12]資金調達[13]が開始され、2015年3月18日午前2時50分に達成。集めた資金はスタッフの確保やパイロットフィルムの制作などに使われる予定と記載されている。最終的に5月29日までの延べ82日間で3622万4000円を調達し、支援者は3374人となった。支援者数は国内クラウドファンディングの過去最高人数で、支援金額も映画部門では国内最高記録[14]。これを受けて2015年6月3日に製作委員会が発足し映画制作が正式に決定。配給は東京テアトル。
公開後
2016年11月12日に全国63スクリーンにて封切。小規模公開ながら興行通信社発表の全国映画動員ランキングで初登場10位にランクイン、主要劇場では初日で全回が満席となり、上映終了後には拍手が巻き起こった[15]。同週の「ぴあ」調査による満足度ランキングで1位[16]、また事前に映画を鑑賞していた著名人・批評家らの「絶賛」コメントがSNSで拡散されたことで、映画.comが掲載する「つぶやきランキング」(Twitterでの1週間の言及数)は公開2週目で3万5000件超を記録[17]。これは前週比739%(前週は約4800)、ツイート内での満足度は97%であり、同ランキングで8週に渡って1位であった『君の名は。』を上回り首位に立った[18]。公開2週目は初週の興行収入・動員をさらに上回り[17]、3週目[19]・4週目[20]もさらなる右肩上がりを記録。4週目には異例のジャンプアップ[21]となる4位に浮上した。NHK総合のテレビ番組『あさイチ』は本作を、「SNSによる口コミ効果が爆発的に広がっている作品」として特集している[21]。
特に、配給元の東京テアトルの膝元となるテアトル新宿では連日売り切れ、立ち見が続出し、同館の過去10年間の週間興収を塗り替えた[17]。11月22日の東京株式市場では、東京テアトルの株価が急上昇。制限値幅の上限(ストップ高水準)となる前日比50円(38%)高の182円で取引を終えた。
2016年11月22日、クラウドファンディングサイトで、「映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい」が開始された。目標は1000万円[22][23]であったが、開始して1日経たずに約1500万円に到達し、新規の支援を控えてもらう異例の呼びかけが行われた[24]。
年明けまでに、公開館は当初の3倍近くとなる180を超える見込み[21]。
声の出演
- 北條すず - のん[5]
- 北條周作 - 細谷佳正[25]
- 黒村晴美 - 稲葉菜月[25]
- 黒村径子 - 尾身美詞[25]
- 水原哲 - 小野大輔[25]
- 浦野すみ - 潘めぐみ[25]
- 北條円太郎 - 牛山茂[25]
- 北條サン - 新谷真弓[25]
- 白木リン - 岩井七世[26]
- 浦野十郎 - 小山剛志
- 浦野キセノ - 津田真澄
- 森田 イト - 京田尚子
- 小林の伯父 - 佐々木望
- 小林の伯母 - 塩田朋子
- 知多さん - 瀬田ひろ美
- 刈谷さん - たちばなことね
- 堂本さん - 世弥きくよ
- 荻野沙織、桜奈里彩、巴奎依、広瀬ゆうき、水希蒼(A応P)[27]
- 八木菜緒(文化放送アナウンサー)
- 澁谷天外(特別出演)[25]
スタッフ(アニメ映画)
- 原作 : こうの史代
- 監督・脚本 : 片渕須直
- 監督補・画面構成 : 浦谷千恵[28]
- キャラクターデザイン・作画監督 : 松原秀典
- 音楽 : コトリンゴ[5]
- 企画 : 丸山正雄
- プロデューサー: 真木太郎(GENCO)
- アニメーション制作 : MAPPA
- 配給 : 東京テアトル
主題歌
劇中使用順。
- オープニングテーマ「悲しくてやりきれない」
- 作詞 - サトウハチロー / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - コトリンゴ / 唄 - コトリンゴ
- アルバム「picnic album 1」に収録されたもののアレンジで、予告編でも使用された。
- 挿入曲「隣組」
- 作詞 - 岡本一平 / 作曲 - 飯田信夫 / 編曲 - コトリンゴ / 唄 - コトリンゴ
- 主題歌「みぎてのうた」
- 作詞 - こうの史代・片渕須直 / 作曲 - コトリンゴ / 唄 - コトリンゴ
- 歌詞は原作漫画最終話のモノローグが元になっている。
- エンディングテーマ「たんぽぽ」
- 作詞 / 作曲 - コトリンゴ / 唄 - コトリンゴ
興行成績
日本
週末動員数 | 累計動員数 | 週末興行収入 | 累計興行収入 | ||
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1週目の週末 (11月12日・13日)[29][30] |
10位 | 3.2万人 | 3.2万人 | 0.47億円 | 0.47億円 |
2週目の週末 (11月19日・20日)[31] |
10位 | 4.0万人 | 11.7万人 | 0.57億円 | 1.63億円 |
3週目の週末 (11月26日・27日)[32][33] |
6位 | 4.4万人 | 22.0万人 | 0.65億円 | 3.06億円 |
4週目の週末 (12月3日・4日)[34][35] |
4位 | 4.6万人 | 32.8万人 | 0.68億円 | 4.51億円 |
5週目の週末 (12月10日・11日)[36][37] |
7位 | 万人 | 43.9万人 | 億円 | 6億円 |
受賞(アニメ映画)
書誌情報
- コミックス上巻 - 2008年2月12日発行(ISBN 978-4-575-94146-3)
- コミックス中巻 - 2008年7月11日発行(ISBN 978-4-575-94179-1)
- コミックス下巻 - 2009年4月28日発行(ISBN 978-4-575-94223-1)
- 新装版コミックス前編 - 2011年7月21日発行(ISBN 978-4-575-83940-1)
- 新装版コミックス後編 - 2011年7月21日発行(ISBN 978-4-575-83941-8)
小説
- 『ノベライズ この世界の片隅に』原作 こうの史代、ノベライズ 蒔田陽平 (双葉文庫、2016年10月13日)、ISBN 978-4-575-51943-3
- 『ノベライズ この世界の片隅に』原作 こうの史代、ノベライズ 蒔田陽平 (双葉社ジュニア文庫、2016年12月22日予定)、ISBN 978-4-575-24012-2
関連書籍
- 『この世界の片隅に』公式アートブック[40](宝島社、2016年9月14日)、ISBN 978-4-8002-5560-0
- 『この世界の片隅に』劇場アニメ公式ガイドブック[41](双葉社、2016年10月30日)、ISBN 978-4-575-31188-4
- 『この世界の片隅に』劇場アニメ絵コンテ集(双葉社、2016年11月4日)、ISBN 978-4-575-31187-7
- 『ユリイカ』2016年11月号「特集=こうの史代」[42](青土社、2016年10月27日)、ISBN 978-4-7917-0317-3
- 『のん、呉へ。2泊3日の旅』〜「この世界の片隅に」すずがいた場所〜[43](双葉社、2016年12月16日)、ISBN 978-4-575-31210-2
オリジナル・サウンドトラック
物語の年表
年 | 月 | 作中の出来事 | 回 | 日本・広島・呉の主な出来事[45][46] |
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1925年(大正14年) | すず、誕生[47]。 | 広島県物産陳列館竣工10周年。 | ||
1926年(大正15年 /昭和元年) |
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1927年(昭和2年) | 航空母艦「赤城」竣工。 | |||
1928年(昭和3年) | 重巡洋艦「那智」竣工。 | |||
1930年(昭和4年) | 重巡洋艦「愛宕」進水。 | |||
1931年(昭和6年) | 5月 | 30日,呉海軍航空隊設置。 | ||
1932年(昭和7年) | 1月 | すず、中島本町に海苔を届けに行く。 | [48] | 満州国が建国。五・一五事件。 |
1935年(昭和10年) | 8月 | すず兄妹、草津の叔父の家に行く。 | [49] | 重巡洋艦「最上」竣工。 |
1936年(昭和11年) | 7月 | 二・二六事件。川原石など呉線沿いに目隠し板塀設置。 | ||
1937年(昭和12年) | 航空母艦「蒼龍」竣工。 | |||
1938年(昭和13年) | 1月 | 宇品港転覆事故。 | ||
2月 | すず、絵を描く。 | [50] | ||
7月 | 水上機母艦「千歳」竣工。 | |||
12月 | 水上機母艦「千代田」竣工。 | |||
1939年 (昭和14年) | 9月 | 第二次世界大戦が始まる。 | ||
1940年 (昭和15年) | 8月 | 8日,呉工廠において戦艦「大和」進水式。 | ||
1941年 (昭和16年) | 12月 | 太平洋戦争が始まる。16日「大和」竣工。 | ||
1943年(昭和18年) | 8月 | 1日、重巡洋艦「青葉」呉に到着。 | ||
12月 | すずに縁談の話が来る。 | 第1回 | 15日、重巡洋艦「青葉」呉を出撃。24日にシンガポールへ進出。 | |
1944年(昭和19年) | 2月 | すず、結婚。 | 第2回 | 「青葉」シンガポールを出撃。 |
すず、干し柿を食べる。 | 第3回 | |||
すず、回覧板を回す。 | 第4回 | |||
3月 | すず、もんぺを作る。 | 第5回 | 15日、「青葉」ジャカルタに入港。 | |
すず、里帰り。 | 第6回 | |||
4月 | すず、戦艦大和を見る。 | 第7回 | 戦艦「大和」改装が完了し、呉港に入港。 | |
5月 | すず、楠公飯を作る。 | 第8回 | ||
27日 すず、国民学校の講習会に行く。 | 第9回 | |||
6月 | すず、こまつなを収穫。 | 第10回 | B-29による日本本土初空襲。呉でも警報が鳴る。「青葉」渾作戦。 | |
7月 | 北条家、防空壕を作る。 | 第11回 | サイパン島陥落。 | |
すず、憲兵に捕まる。 | 第12回 | 25日「青葉」リンガ泊地に進出。 | ||
8月 | すず、闇市に行く。 | 第13回 | ||
すず、朝日遊郭でリンと出会う。 | 第14回 | |||
9月 | すず、周作に会いに呉鎮守府に行く。 | 第15回 | ||
すず、病院の帰りにリンと会う。 | 第16回 | |||
10月 | 周作の伯父母が来る。 | 第17回 | 航空母艦「葛城」竣工。 | |
すず、竹槍訓練をする。 | 第18回 | 「青葉」レイテ沖海戦。23日,雷撃で大破。 | ||
11月 | すず、代用炭団を作る。 | 第19回 | 11日,広島県に初の空襲。 | |
すず、裁縫をする。 | 第20回 | |||
12月 | 水原哲が訪ねてくる。 | 第21回 | 12日、重巡洋艦「青葉」、呉港に帰投 | |
すずと哲、納屋で話す。 | 第22回 | |||
1945年(昭和20年) | 2月 | すず、合同慰霊祭に行く。 | 第24回 | |
すず、遊郭でテルと会う。 | 第25回 | |||
3月 | すず、空襲に遭う。 | 第26回 | 呉軍港を中心に、米艦載機約350機による空襲。 | |
久夫から教科書が届く。 | 第27回 | 「青葉」防空砲台として対空戦闘を行う。 | ||
4月 | すずら、二河公園に花見に行く。 | 第28回 | 戦艦「大和」、坊ノ岬沖で撃沈 | |
すず、飛行機雲を見る。 | 第29回 | |||
5月 | 5日,B-29が広工廠に爆撃。 | 第30回 | 5日,B-29約120機、広地区海軍工作庁を中心に爆撃。 | |
周作、海兵団で軍事教練を受ける。 | 第31回 | |||
6月 | 22日,すずと晴美、空襲に遭う。 | 第32回 | 22日,呉工廠造兵部空襲。工廠に大損害 | |
7月 | 北条家に焼夷弾が落ちる。 | 第34回 | 1日,B-29約100機、夜半より翌2日早朝にかけて呉市を空襲、市街の大半を消失。 | |
すみが訪ねてくる。 | 第35回 | |||
連日の空襲。 | 第36回 |
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8月 | すず、巨大な雲を見る。 | 第37回 | 6日,広島に原子爆弾投下 8日福山大空襲。 | |
すず、草履を作る。 | 第38回 | |||
すず、ラジオを聴く。 | 第39回 | 15日,終戦。玉音放送。 | ||
9月 | 台風に遭う。 | 第40回 | 17日,枕崎台風、広島直撃死者1154人、 負傷者440人、流失家屋1162戸、半壊家屋792戸発生。 | |
10月 | 周作、大竹海兵団に行く。 | 第41回 | アメリカ占領軍輸送船団約30隻広湾に入港。翌7日、本隊19500人上陸。 | |
11月 | すず、配給に行く。 | 第42回 | 陸軍省・海軍省が廃止解体。 | |
12月 | すずと刈谷、服を交換しに行く。 | 第43回 | ||
1946年(昭和21年) | 1月 | すず、広島市に帰る。 | 第44回 | |
すずと周作、少女に出会う。 | 最終回 | |||
2月 | 英連邦占領軍先遣隊と海軍部隊、呉に入港。 総司令部と基地部隊を呉市内に置く。 |
脚注
- ^ すずさんの日々とともに第13回「27年6月色を絶たれた夢、色のつく夢」,片渕須直コラム,2015年6月25日
- ^ すずさんの日々とともに第13回「27年6月色を絶たれた夢、色のつく夢」,片渕須直コラム,2015年6月25日
- ^ a b “映像作品等選定一覧(平成28年10月)”. 文部科学省. 2016年11月26日閲覧。
- ^ “映画「この世界の片隅に」製作プロセスの秘密”. Toyo Keizai Inc (2016年11月30日). 2016年11月30日閲覧。
- ^ a b c “のんがアニメ映画「この世界の片隅に」で主演、「地面からふわっと浮いちゃいそう」”. 映画ナタリー. (2016年8月24日) 2016年8月24日閲覧。
- ^ 2015年10月17日練馬アニメカーニバル2015における片渕とこうののトークより
- ^ 劇場アニメ化記念 この世界の片隅に こうの史代Special Interview,このマンガがすごい!WEB,2015年6月12日
- ^ 第7回 とあるひとつの運命,1300日の記録,WEBアニメスタイル,2012年10月15日
- ^ こうの史代「この世界の片隅に」アニメ映画化 監督に「マイマイ新子」の片渕須直,アニメ!アニメ!,2012年8月19日
- ^ 1300日の記録・片渕須直,WEBアニメスタイル
- ^ すずさんの日々とともに,片渕須直監督コラム,株式会社MAPPA
- ^ 片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援,Makuakeプロジェクト,Makuake
- ^ 劇場用アニメ映画 -この世界の片隅に- 制作支援メンバーズサイト
- ^ http://konosekai.jp/news/#news02
- ^ アニメ『この世界の片隅に』小規模公開ながら10位初登場!拍手喝さいの劇場もシネマトゥデイ、2016年11月25日閲覧。
- ^ 映画『この世界の片隅に』が満足度ランキング第1位ぴあ映画生活、2016年11月25日閲覧。
- ^ a b c 口コミ効果?『この世界の片隅に』ヒットの理由シネマトゥデイ、2016年11月25日閲覧。
- ^ 「君の名は。」陥落、「この世界の片隅に」首位に。「ファンタスティック・ビースト」2位。 - Twitterつぶやき数ランキング,映画.com、2016年11月25日閲覧。
- ^ 「この世界の片隅に」3週目で動員ランキング6位に上昇 12月から上映拡大も,アニメ!アニメ!、2016年11月29日閲覧。
- ^ 10→6→4位!『この世界の片隅に』大幅ランクアップ,シネマトゥデイ、2016年12月6日閲覧。
- ^ a b c のん主演『この世界の片隅に』観客動員4位に!拡大公開も決定,シネマカフェ、2016年12月6日閲覧
- ^ 映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい,Makuake,2016年11月24日閲覧
- ^ 劇場アニメ「この世界の片隅に」、海外進出のためのクラウドファンディングを開始 目標は1000万円,ねとらぼ,2016年11月24日閲覧
- ^ 劇場アニメ「この世界の片隅に」、クラウドファンディングで資金が集まりすぎて非常事態宣言 片渕監督「月へ飛ばされるかも」,ねとらぼ,2016年11月24日閲覧
- ^ a b c d e f g h すず役に女優・のんさん!音楽はコトリンゴさん!主要キャスト発表&予告篇完成!,この世界の片隅に公式サイト,2016年8月24日
- ^ katabuchi_sunaoのツイート(768220083109769216)
- ^ 劇場用アニメ「この世界の片隅に」にA応Pが出演します!,A応Pオフィシャルサイト,2016年10月17日
- ^ 映画「この世界の片隅に」主人公すず役は、のん!声が聴ける予告も解禁,マイナビニュース,2016年8月24日
- ^ アニメ『この世界の片隅に』小規模公開ながら10位初登場!拍手喝さいの劇場も,シネマトゥデイ,2016年11月23日閲覧。
- ^ 『君の名は。』通算11回目の1位!『もののけ姫』に迫る【映画週末興行成績】,シネマトゥデイ,2016年11月23日閲覧。
- ^ 『君の名は。』V12で189億円突破!『もののけ』『ハウル』射程圏内【映画週末興行成績】,シネマトゥデイ,2016年11月23日閲覧。
- ^ 国内映画ランキング,eiga.com,2016年12月1日閲覧。
- ^ “のん主演、片渕須直監督『この世界の片隅に』にさらなる拡がり 動員数22万人&興行収入3億円を突破、全国映画動員ランキングは6位に浮上”. eplus inc.. 2016年11月28日閲覧。
- ^ “『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が2週連続1位、新作3本が初登場”. シネマランキング通信. (2016年12月5日) 2016年12月5日閲覧。
- ^ “『この世界の片隅に』3週連続で週末興収が前週越え!”. animateLAB Corporation (2016年12月5日). 2016年12月5日閲覧。
- ^ “国内映画ランキング : 2016年12月12日発表(毎週火曜更新)”. eiga.com. (2016年12月12日) 2016年12月13日閲覧。
- ^ “「この世界の片隅に」公開一ヶ月”. 中国新聞. (2016年12月13日)
- ^ “「この世界の片隅に」ヒロシマ平和映画賞を受賞、片渕須直が“戦禍なき世界”願う”. 映画ナタリー. (2016年11月14日) 2016年11月14日閲覧。
- ^ “第38回ヨコハマ映画祭 2016年日本映画個人賞”. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “「この世界の片隅に」公式アートブック、インタビュー&原作カラー原画を網羅”. コミックナタリー. (2016年9月14日) 2016年9月14日閲覧。
- ^ “「この世界の片隅に」公式ガイドブック発売、片渕須直のコメント付きで原画を紹介”. 映画ナタリー. (2016年10月28日) 2016年11月30日閲覧。
- ^ “ユリイカでこうの史代特集、単行本未収録の短編に近藤ようこらの寄稿も”. コミックナタリー. (2016年10月27日) 2016年11月30日閲覧。
- ^ “「この世界の片隅に」のんが広島・呉市を巡る写真集発売”. 映画ナタリー. (2016年11月28日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “のん主演『この世界の片隅に』の立役者 コトリンゴインタビュー”. CINRA.NET. (2016年11月4日) 2016年11月30日閲覧。
- ^ すずさんの生きた時代(年表),劇場アニメ「この世界の片隅に」公式サイト
- ^ 呉の歴史,呉市ホームページ
- ^ 第10回「あと1回だけ27年5月」ここまできてしまった,すずさんの日々とともに,片渕須直監督コラム,2015年6月3日
- ^ 冬の記憶
- ^ 大潮の頃
- ^ 波のうさぎ
参考文献
- 『広島県の地名』(日本歴史地名大系 第35巻) 平凡社、1982年 ISBN 4-582-49035-2
- 『角川日本地名大辞典 第34巻:広島県』 角川書店、1987年 ISBN 4-04-001340-9
関連項目
外部リンク
- この世界の片隅に - 双葉社
- Web漫画アクション - 作品紹介: この世界の片隅に - ウェイバックマシン(2009年10月2日アーカイブ分)
- Web日本テレビ - この世界の片隅に
- 映画「この世界の片隅に」公式サイト
- 劇場用長編アニメ『この世界の片隅に』公式 (@konosekai_movie) - X(旧Twitter)