ネオ・ジオンの機動兵器

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ネオ・ジオンの機動兵器(ネオ・ジオンのきどうへいき)は、『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するアクシズ(後のネオ・ジオン)、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する新生ネオ・ジオン、『機動戦士ガンダムUC』に登場する新生ネオ・ジオン残党(通称、袖付き)のモビルスーツ (MS) およびモビルアーマー (MA) といった機動兵器について記述する。記述は五十音順。

アクシズ(ネオ・ジオン)

R・ジャジャ

諸元
R・ジャジャ(アル・ジャジャ)
R-JARJA
型式番号 AMX-104
建造 ネオ・ジオン
生産形態 試作機
頭頂高 20.0m
本体重量 36.4t
全備重量 67.5t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,320kw
推力 16,200kg×1(背部)
11,200kg×5
(総推力)72,200kg
センサー
有効半径
13,700m
武装 銃剣付ビーム・ライフル(出力3.1MW)
ビーム・サーベル(0.72MW)
3連装ミサイルポッド
搭乗者 キャラ・スーン
その他 姿勢制御バーニア×18

『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。なお、「R」の読みは「アール」とされている場合もある。

ジオン公国軍のギャンの流れをくむ白兵戦用試作型MS。だが開発途上で量産化が見送られたため、指揮官用に改修した上で実戦投入された。

主武装として、ヒート剣付きビーム・ライフルや大型ビーム・サーベルを持つ。このサーベルは近世ヨーロッパの騎士剣風に装飾されており、鞘状のサーベルラックも付属している。両肩には内蔵武器の3連装ミサイルポッドのほか、可動式盾「バリアブルシールド」を装備。これは多方向からの攻撃に対応すると同時に姿勢制御スラスターの役割も持っており、高い運動性を確保している。

本機は大部分のパーツがカスタマイズ品で構成されているため、エンドラの艦長に就任したキャラ・スーンの機体(機体色は朱色ベース)のみとされているが、一説では士官用に少数生産されたともいわれており、第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線に残存するネオ・ジオン部隊によって数機運用されている。

ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』では、グレミー・トト軍の制式カラーである灰色に塗装されたR・ジャジャ(グレミー軍仕様)が登場する。

劇中での活躍
第11話に登場。マシュマー・セロの監視役としてエンドラに派遣されたキャラ・スーンによって持ち込まれ、艦内で組み立てられた。キャラの愛機としてエゥーゴのアーガマ隊とたびたび交戦するが、彼女の戦闘中に高揚する性格のせいで満足に運用されることはなく、キャラ自身がアーガマの捕虜となった際に被弾し、大破する。
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、旧ジオン派の高官カイゼル伯の側近であるヴィール大尉が搭乗する。カイゼル伯を暗殺したフェアトン・ラーフ・アルギスの座乗艦インドラを襲撃するも、返り討ちに遭って撃墜される。
PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン・オブ・ジオン』では、ネオ・ジオン特殊部隊「ナイトシェイド」のグレイ・シャイアン少佐機や「デザートライナー」のカーズ・エドワード少佐機などが存在しており、宇宙港のあるアデン基地へ向かうアフリカ残存部隊を率いて活躍したとされる。



ガザC

人型作業機械をベースに開発された、量産型中距離支援用可変MS


ガザD

ガザCの改良型。


ガザE

ガザCの発展型で、MA形態での戦闘力を強化した。


ガ・ゾウム

ガザシリーズをリファイン・再設計した量産型可変MS。MS形態時の戦闘力に重点が置かれている。


ガズアル&ガズエル

一年戦争時に開発されていたMSガルバルディを、ハマーンのロイヤルガード用として、改修強化した機体。


カプール

水圧に耐えるため、球形をした機体が特徴的な水陸両用MS。


ガルスJ

諸元
ガルスJ
GALLUSS-J
型式番号 AMX-101
建造 ネオ・ジオン
生産形態 量産機
頭頂高 19.5m
本体重量 52.7t
全備重量 78.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,840kw
推力 18,400kg×4(肩部)
14,900kg×1(背部中央)
16,700kg×2(背部外側)
(総推力)121,900kg
センサー
有効半径
11,200m
武装 ビーム・サーベル
5連装フィンガーランチャー(左手)
ミサイルポッド×2(胸部両側)
アーム・パンチ(両腕)
エネルギーガン(出力3.8MW)
ミサイルポッドガン(?)
搭乗者 マシュマー・セロ
ネオ・ジオン一般兵
その他 姿勢制御バーニア×16

『機動戦士ガンダムΖΖ』、および『機動戦士ガンダムUC』に登場。

地球侵攻用に開発された陸戦用MS(宇宙でも使用可能)。グフの設計思想を受け継ぎ、重装甲と近・中距離戦に比重が置かれた設計になっている[1]

アクシズへ合流した旧ジオン公国出身の技術者が開発に携わっているため、旧公国軍MSの影響が強い。さらに連邦軍MSのコンセプトも反映され、ムーバブル・フレーム、リニア・シート、ガンダリウム合金を採用。中距離支援用のAMX-102 ズサと連携して作戦を遂行することを前提としているため、汎用性は低いが局地戦で性能を発揮する。重装甲かつ内部武装が多いため重量が重く、機体サイズもやや大きくなったことが欠点。設定では数値上勝る部分はあるものの、ドライセンに比べて性能が劣るとも解説されている。

サイド1シャングリラでのマシュマー・セロによって試験された後、一定数が量産されている。

武装
固定武装として、胸部両側にミサイルポッド、左手の指先に5連装マシンガンであるフィンガーランチャーが装備されている。設定画では、左胸部のミサイルポッドには縦に2発のミサイルがあり、右胸部のミサイルポッドには蓋がされている。
携行武器はエネルギーガンと呼ばれる独特な構造のビーム砲である。プラモデル説明書掲載の設定画では側面の突き出した部分に弾体(ビーム砲であれば、Eパックの一種と考えられる)のようなものが装填できる。
このエネルギーガンの画稿をミサイルポッドと記載している資料が複数あるが、設定にある2基のミサイルポッドは胸部両側のもので、これに対応していない。現状では画稿以外でもミサイルとして扱う例もある[2]
白兵戦用装備として、両腕の下腕が伸縮する機構・アームパンチがある。
また映像中では設定画に存在しないビームサーベルを使用している。
劇中での活躍
サイド1シャングリラにおいてマシュマー・セロによって実戦試験が行われた。当初は実質的にマシュマーの専用機であり、Ζガンダムに搭乗したジュドー・アーシタが初めて対決した軍用MSである。マシュマーは整備が不十分なガルスJで近接戦を挑み善戦するも、敗北する。Ζガンダムとの2度目の戦闘でも敗北、撃墜は免れるも、以降マシュマー機は登場しない。
番組中盤以降は量産され、宇宙と地上の各地でが少数ずつ見られるようになる。終盤グレミー・トトの反乱時は、ハマーン側の通常カラーの機体と、グレミー側の灰色の機体の両方が登場する。
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 4では地上のジオン残党軍の戦力としてガルスKやマラサイとともに登場し、トリントン湾岸基地襲撃作戦に参加する。劇中ではマラサイのビーム・ライフルを装備している。
デザイン
『機動戦士ガンダムΖΖ』においてメカデザイナーの永野護が降板したため、出渕裕キュベレイの顔のラインを参考にデザインした「バオウ」が岡本英郎のクリーンナップを経て、ガルスJとして登場することとなった[3]。なお、頭部の決定稿のみ出渕自身の手によって起こされている。
永野により描かれた降板前のデザインは、MSのコンセプトから離れた特異な物であった(当時付けられていた名称は「サズ」であったとされる[4])。講談社の雑誌「コミックボンボン」で連載された漫画版『機動戦士ガンダムΖΖ』では、このデザインのガルスJが登場している。

ガルスK

諸元
ガルスK
GALLUSS-K
型式番号 AMX-101K
建造 ネオ・ジオン
生産形態 量産機
頭頂高 19.5m
本体重量 52.7t
全備重量 78.3t
武装 ビッグガン
ビーム・キャノン
3連ミサイルポッド

『機動戦士ガンダムUC』に登場。ジオン残党軍が運用するガルスJの砲戦仕様機。

ガルスJの固定武装であったフィンガーランチャーや胸部両側のミサイルポッドを廃し、左肩にガ・ゾウムのハイパー・ナックルバスターと同型のビーム・キャノンを1門装備し、左腕に3連ミサイルポッドを外付けしている。また、「ジャイアント・バズ」と呼ばれる無反動砲を標準装備し、両肩がスパイクアーマーに変更された。機体色はガルスJのグリーン基調からサンドカラーに変更されている。原作とOVA版で若干デザインに差異があり、OVA版では両肩にそれぞれスラスターが1基追加され、下腕はガルスJとほぼ同型である[5]

原作・OVA版共にトリントン湾岸基地襲撃作戦に参加。OVA版ではジオン残党軍が占拠するグレイファントム級の残骸からガルスJらとともに出撃する。その際にはザクキャノンのビッグガンを装備し、ガンタンクIIを撃破した。

シュツルム・ガルス

諸元
シュツルム・ガルス
SCHUZRUM GALLUSS
型式番号 AMX-101E
建造 ネオ・ジオン軍残党「袖付き」
頭頂高 19.5m
重量 24.9t
出力 2,840kw[6]
武装 スパイク・シールド×2
チェーン・マイン×1
マグネット・アンカー×2(胸部両側)
搭乗者 ビランチャ[7]

OVA版『機動戦士ガンダムUC』、および外伝漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』に登場。ネオ・ジオン残党軍「袖付き」が、ガルスJをベースとして開発した強襲用MS[6]

拠点突破に重点を置き、各部の装甲を徹底的に削減することで、ベース機の半分以上もの軽量化を実現している。この改修によって各関節部の干渉部分が低減し、格闘戦時の運動性が大幅に向上した。その代償として防御力は大幅に低下しており、背部メインスラスターを外装化した上に搭載燃料も必要最小限に絞っているため、機体単独の航続距離も極めて短い。長距離移動時はズサ用のブースターを装着して運用される[8]が、戦域到達後に切り離されるため自力での帰還は困難となる。ほかのガルス系と異なり、頭部のアンテナを持たない。

武装は、ザクII用とギラ・ドーガ用シールドを組み合わせたスパイク・シールド[6]。通常は肩部装甲として機能するが、近接格闘時はシールドごとボクサーグローブのように装着して攻防両面で使用する。背面にはケンプファー用のチェーン・マインを、コンパクトにまとめて装備。機体のペイロードが許す限りだが、他の武装も装備可能。ガルスJの固定武装であったフィンガーランチャーや胸部両側のミサイルポッドは廃され、代わりに打突や牽引用のマグネット・アンカー射出機に換装されている。

OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 7にて、ケンプファー用ショットガンを携えたズサと共にネェル・アーガマに取り付き、甲板上でジェガンとネェル・アーガマ側に寝返ったギラ・ズールに挟撃されるが、キックボクシングを思わせる格闘戦で的確に急所を突き2機を中破、そのまま行動不能とさせた。その後僚機のズサを撃破したジェガン(エコーズ仕様機)(コンロイ機)と交戦。艦上で1進1退の攻防を繰り広げるも、コンロイ機の背後からフルアーマーユニコーンガンダムの大型ブースターを直撃されて艦から放逐された。劇中でその後の登場は無し。

『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』の第2巻では、吹き飛ばされた後のシュツルム・ガルスのエピソードがある。パイロットのビランチャ中尉は、宇宙空間を漂流中の敵機リゼルを自機を飛ばしたブースターに括り付けて助け、逆に自身が漂流状態に陥るものの、ズサ用ブースターに乗ったジューリ機付長と友軍に救出された姿が描かれている。

ガルスS

A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場。

火星独立ジオン軍がガルスJを原型として、入手した設計データを基に火星プラントで建造、運用環境にあわせて仕様変更された機体。親衛隊用の近接戦特化型と一般兵用の中距離支援型の2種が存在する。


キュベレイ

アクシズで開発されたニュータイプ専用MSで、サイコミュによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。グリプス戦役および第一次ネオ・ジオン抗争において、アクシズの実質的指導者であるハマーン・カーンが専用機として使用した。マイナーチェンジ型のMk-IIや、グレミー・トト麾下のニュータイプ部隊が使用した量産型も存在する。


ギガンティック

諸元
ギガンティック
GIGANTIC[9]
型式番号 AMX-017
所属 ネオ・ジオン
建造 アクシズ
生産形態 試作機
武装 ビーム・サーベル×2[9]
アトミック・バズーカ[9]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場するオリジナルMS。

ネオ・ジオンの地球侵攻作戦を想定し、核攻撃用MSとして開発された機体で、耐衝撃・耐熱処理や核攻撃後の離脱のための大出力スラスターなどが装備されている。


クィン・マンサ

ニュータイプ専用大型MSで、サイコミュとファンネルによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。第一次ネオ・ジオン抗争末期に、グレミー・トトの反乱軍により運用される。


ゲーマルク

諸元
ゲーマルク
GEYMALK
型式番号 AMX-015
建造 ネオ・ジオン
生産形態 試作機
頭頂高 22.0m
本体重量 46.3t
全備重量 78.7t
装甲材質 ガンダリウム
出力 8,320kw
推力 31,900kg×2(背部)
14,300kg×2(ロングテールスラスター)
(総出力)92,400kg
センサー
有効半径
11,700m
武装 ビーム・サーベル(出力0.85MW)×2
ビーム・ライフル(出力2.3MW)×2
2連装ビームランチャー(出力2.3MW)×2
ハイパーメガ粒子砲(出力30.5MW)
3連装メガ粒子砲(出力4.0MW)×2
2連装メガ粒子砲(出力4.5MW)×2
メガ粒子砲(出力6.2MW)
3連装グレネードランチャー×2
メガ・ビームカノン(出力3.8MW)×2
マザーファンネル(出力5.5MW)×2
チルドファンネル(出力1.8MW)×28
搭乗者 キャラ・スーン
その他 姿勢制御バーニア×28

『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

第一次ネオ・ジオン抗争末期に開発され、ドーベン・ウルフと同時期に実戦投入されたニュータイプ専用重MS。

機能上第4世代MSに分類される機体である。全身に多数のメガ粒子砲を装備し、あらゆる方位への砲撃が可能。中でも胸部に搭載されるハイパーメガ粒子砲は出力30.5MWに達する強力な兵装であり、ΖΖガンダムに優るとも劣らない圧倒的な火力を有する。腕部マニピュレータは3連装メガ粒子砲の都合上ミトンのような形状になっており、ビームサーベルはそれに対応するかのように握り懐剣のような形状となっている。ゲーマルクが本格的に稼動すれば、コア3級のスペースコロニー1基を崩壊させるほどの威力があるとされる。

特徴的な武装として、親子式のファンネルを持つ。機体背部にマザーファンネルと呼ばれるビット兵器を2基装備し、それぞれ内部に小型のチルドファンネル14基を格納している。チルドファンネルを展開する際、マザーファンネルが母機としての機能を有するため、極めて超広域オールレンジ攻撃が可能となっている。このような高度なサイコミュ兵器を使用するため、ドーベン・ウルフよりも高いニュータイプ能力を持つ搭乗者を必要とするが、キュベレイなど初期のニュータイプ専用機と比較すれば、パイロットへの負担は軽減されている。

火力のみに限定すれば当時最高クラスの性能を誇るが、機動性は標準的である。ただし、全身の武装とニュータイプや強化人間が有する高度な空間認知能力を組み合わせれば死角は存在せず、敵機によるオールレンジ攻撃にも正面から立ち向かうことができる強力なMSである。コロニー内などの重力下においては護衛機であるガズアルおよびガズエルに牽引された状態で移動することもあった。

劇中での活躍
第一次ネオ・ジオン抗争末期、ハマーン正規軍近衛兵向けに少数が実戦投入され、その圧倒的な火力でグレミー・トト率いる反乱軍に対抗する。中でも強化人間キャラ・スーンが搭乗した機体は高い戦果を挙げており、反乱軍のドーベン・ウルフ一般機を圧倒、また巨大MSのクィン・マンサとも互角に渡り合う。
正規軍と反乱軍が共倒れに終わった後、同軍残党の量産型キュベレイ部隊とΖΖガンダムとの交戦に乱入。周囲を無数のファンネルに包囲され、護衛機のガズアルと共にその集中砲火を受ける。この際にガズアルは撃破されるが、キャラの発した気合の声と共にゲーマルクは周囲に不可視のバリヤーらしきものを展開し、ビームを無効化する。圧倒的多数の量産型キュベレイを相手に奮闘し、最終的には相討ちという形でキャラとともに爆散した。



ザクIII

連邦製のハイザックマラサイ系とは別に、アクシズの技術者がザク系の最終型として開発した汎用型MS。


ザクIII改

ザクIIIに指揮官用のオプションを装備して改修した機体。


ジャムル・フィン

諸元
ジャムル・フィン
JAMRU-FIN
型式番号 AMA-01X
建造 ネオ・ジオン
生産形態 試作機
頭頂高 15.0m
本体重量 24.7t
全備重量 58.5t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 4,750kw
推力 24,100kg×2(肩部)
34,400kg×1(背部)
(総出力)82,600kg
センサー
有効半径
13,400m
武装 ハイ・メガキャノン
2連装小型ミサイルランチャー×2
ビーム砲×2
搭乗者 ダニー
デル
デューン
その他 姿勢制御バーニア×10

『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

高機動型可変MA。元々はビグ・ザムに匹敵する大型MAとして設計されたが、戦況の悪化により計画が頓挫し、MA形態を優先して仮設の手足を取り付けて急造された。そのため、MS形態は人型とかけ離れた形状となっている。しかし、本来の姿であるMA形態での加速力は他の追随を許さず、腹部にハイ・メガキャノンを内蔵するなど、自走砲として高い機動性と圧倒的な火力を持つ。

メガ・ブースターの装備で長距離移動と武装の強化が可能となるほか、さらに核パルス推進ブースターを使用して惑星間航行も行えるなど、破格の拡張性を持っていた。

初期に試作された3機がネオ・ジオンとジオン共和国の共闘作戦で実戦に投入され、ジオン共和国の隠れザビ派で「ジャムルの3D」と呼ばれるダニー、デル、デューンの3人が搭乗する。

劇中での活躍
第38話に登場。「ジャムルの3D」が搭乗し、宇宙空間での高機動性を活かした三身一体の連携プレーによりガンダム・チームを苦しめるが、戦闘中にリィナから激励の意思を感じ取ったジュドーのニュータイプ能力と、彼より非力ながらも全力を尽くすビーチャのアシストの前に敗退し、撤退する。第45話でわずかな機体のみ登場するが、以後は機体・パイロット共に消息は不明。



ズサ

ガルスJと一体で運用する構想で製作された中距離支援用MS。背面に本体よりも巨大なブースターを装備し、多数のミサイルを搭載する。


ゾディ・アック

諸元
ゾディ・アック / ゾアン
Z'OD-IACOK / ZOON
型式番号 AMA-100
所属 アクシズニューディサイズ
全高 44.2m
(ゾアン・巡航形態時:22.1m)
(ゾアン・戦闘形態時:33.8m)
全長 218.3m
(ゾアン・戦闘形態時:193.85m)
全幅 41.65m
(ゾアン・巡航形態時:20.83m)
(ゾアン・戦闘形態時:23.84m)
本体重量 9,640t(ゾアン時:4,820t)
全備重量 22,580t(ゾアン時:11,293t)
装甲材質 ガンダリウム・コンポジット
出力 197,400kW(ゾアン時:98,700kW)
推力 49,600t(ゾアン時:24,800t)
姿勢制御バーニア数:84(ゾアン時:42)
センサー
有効半径
28,000m(ゾアン時:16,000m)
武装 大型メガ粒子砲×2
ビーム・カノン×12
有線式ビーム・クロー×4
ビームサーベル×12
大型ミサイル×16
60mmバルカン×8
Iフィールド・ジェネレーター
(ゾアン時は半数)
搭乗者 トッシュ・クレイ(ゾアンI)
ファスト・サイド(ゾアンII)

雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場。

全長200メートルを超える大型試作可変MA 。

地球侵攻作戦の際の低軌道制空用兵器として開発された。外観は旧世紀の宇宙用ロケットを思わせる形状となっている。これほどの大きさとなると軌道変更の際のプロペラント消費が膨大なものになるが、大気圏上層部の大気を利用することにより、プロペラント消費を押さえた軌道変更を可能としている。

機体の中心線から上下に分離が可能。分離状態の機体はゾアンと呼ばれ、それぞれがゾアンI、ゾアンIIとされる。機体の各部を展開し、格闘戦形態に変形することができる。機体後方の「大頭部ユニット」は単体での航行・大気圏再突入が可能となっている。胴体中央部には大型のメガ粒子砲が装備されており、合体状態では機首部が大きく上下に分割し、内面に備されたIフィールド・ジェネレーターにより、正確に目標に誘導される。大型メガ粒子砲の威力はコロニーレーザーを除けば最強クラスである。それゆえ本機は全身が巨大なメガ粒子砲であるといえる。この装備は単体でも使用可能であるが、メガ粒子砲を連射する際のエネルギーチャージや冷却系にトラブルが発生し、機体の構造上問題の解決には至らなかった。サイコミュの導入も検討されていたが、メガ粒子砲関連のトラブルが続出したために計画は見送られる。

大気を利用した軌道変更の実験をした後に廃棄処分が決まっていたが、ニューディサイズ残党に対し(欠陥を告知せずに)譲渡された。ネオ・ジオン軍は地球連邦軍との宣戦布告前であり、地球連邦軍同士の内乱を傍観する立場を取っていたため、譲渡の表向きの理由はニューディサイズとの協力関係によるものだが、実情は多分に厄介払いを含んだものであった。しかし譲渡の際はネオ・ジオン軍のエンブレムが入ったままであり、エンブレムを消さずにα任務部隊と交戦する。

雑誌『モデルグラフィックス』の連載時には登場しなかったが、別冊化の際に新たにデザインされ本編に登場している。

劇中での活躍
ペズンの反乱終盤でニューディサイズに譲渡され、実戦投入される。その際、ビットの搭載スペースに大型ミサイルが実装された。大気利用による軌道変更には成功したものの、ゾアンI・IIに分離した際にメガ粒子砲関連のトラブルによりゾアンIIは爆発。残るゾアンIは質量弾として利用されるが、地球連邦軍α任務部隊のSガンダムによって撃墜される。

ゾディ・アック量産型

諸元
ゾディ・アック量産型
MASS PRODUCT Z'OD-IACOK[9]
型式番号 AMA-100C
武装 メガ・カノン砲[9]
ビーム・サーベル[9]

ゲーム『SDガンダムG GENERATIONN-0』に登場するネオ・ジオン軍の試作型MA。

ゾディ・アックの欠点を改良し、生産性を高めるべく小型化した機体。メガ・カノン砲の威力こそ初期型に劣るものの信頼性は飛躍的に向上しており、大気圏突入能力やサーベルを用いた接近戦能力なども健在である。

コストパフォーマンスに優れたMAであり、地球侵攻作戦の主力部隊へ配備する予定であったが、当時のネオ・ジオン技術陣は準サイコミュ搭載MSの設計に追われており、本機の開発は設計段階で打ち切られた。


ドーベン・ウルフ

一般兵用のサイコミュを採用した大型MS。コンピュータアシスト型の簡易オールレンジ攻撃兵装であるインコムを搭載する。


ドライセン

諸元
ドライセン
DREISSEN
型式番号 AMX-009
所属 ネオ・ジオン/袖付き
建造 ネオ・ジオン
生産形態 量産機
頭頂高 22.0m
本体重量 36.7t
全備重量 66.8t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,380kW
推力 8,600kg×3(背部中央)
21,400kg×2(背部下側)
9,800kg×4(後腰部)
(総出力)107,800kg
センサー
有効半径
13,100m
武装 3連装ビームガン(出力2.8MW)×2
ビーム・ランサー(出力1.70MW)
トライブレード×3
ビーム・トマホーク(出力0.92MW)
ビーム・ライフル(バウ用と同型)
ジャイアント・バズ(「袖付き」仕様)
ヒート・サーベル(「袖付き」仕様)
搭乗者 オウギュスト・ギダン
ラカン・ダカラン
グレミー・トト
サミュ (005)
テルス (007)
レッダー[7]
バーン・フィクゼス
その他 姿勢制御バーニア×16

『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダムUC』に登場。

ドムの最終発展型として開発された量産機である。

当初は地上用として開発されたが、宇宙戦にも適応可能な汎用機として完成した。ドム系の特徴である高い耐久性と機動性を有している。ドライセンはその純粋な後継機としてパイロット達の信頼を得ることとなり、実験的な装備が試されたガルスJよりも正統派な造りだったため、中盤以降の主力量産機としての位置を占めた。

武装面ではバズーカによる砲撃戦を主体としたドムやリック・ドムと異なり、ビーム・ランサーとビーム・トマホークといった白兵戦武装や、両腕部には連射可能で命中率や制圧効果の高い3連装ビーム・ガン、さらにトライブレードと称される、3枚の実体刃を展開し回転しながら目標を切り裂くバーニア付きの投擲兵器(宇宙でも使用可能)を背中へセットするなど、主に近距離・格闘戦向きの装備がなされている。しかし遠距離戦にも対応可能であり、『機動戦士ガンダムΖΖ』第32話ではオウギュスト・ギダンの搭乗機が背部ラッチにバウ用のビーム・ライフルを取り付けている。このトライブレード基部は汎用ラッチとして流用可能であり[10]、後述のサーベルラックのほか、「袖付き」仕様のジャイアント・バズを取り付けられるラック[11]や、プラモデルの解釈となるが[12]ビーム・ランサー/ビーム・トマホークを取り付けられるラックに換装できるため、兵装の自由度は高い。また、推力と燃料搭載量を重視した試作型ランドセル[13]があったが、格闘戦を重視したため、量産型ではトライブレードを装備した仕様が採用された。しかし試作型ランドセルの不採用に伴う出力の低下により、量産型では専用武装として用意されていたビーム兵装「メガ・バズーカ」が使えず、廃案となっている[13]。また、バックパックを換装したビーム・ランチャーや複数のビーム・ライフルを装備した火力支援型などのバリエーションが存在する[10]

OVA『機動戦士ガンダムUC』では再塗装されて「袖付き」の装飾が施され、その本拠地であるパラオの防衛機として現役稼動させられている。3連装ビーム・ガン用のパワーサプライヤーが内装式に改善され、ヒート・サーベルとシナンジュ用を改修・量産化したジャイアント・バズを装備するなど、旧ジオン公国軍の意匠を意識する「袖付き」の事情が反映されている。また、サーベルラック装備のためにトライブレードの数は1基減少している。

劇中での活躍
宇宙でラカン・ダカランの初搭乗機として、地上ではオウギュストの搭乗機として登場。ラカン機はジュドーの乗るΖΖガンダムの装甲を切り裂き、追い詰める活躍を見せる。地上で乗機バウを失ったグレミー・トトも一時的に本機を使用する。地上の主力として多数の機体が投入されたが、舞台を再び宇宙に移した番組後半にもマシュマー率いる新生エンドラ隊の所属機他、ハマーン派、グレミー派と派閥を問わず多数が運用される。
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』にてバーン・フィクゼス大尉が搭乗した機体は、ドム・カラーの塗装を施されていた。
OVA『機動戦士ガンダムUC』ではパラオの防衛隊として本機が登場。襲撃してきた地球連邦軍のジェガン部隊や、パラオからの脱出を図るユニコーンガンダムと交戦する。

ドムIII

A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場。

火星独立ジオン軍がドライセンを原型として、入手した設計データを基に火星プラントで建造、運用環境にあわせて仕様変更された機体


バウ

諸元
バウ
BAWOO
型式番号 AMX-107
所属 ネオ・ジオン/袖付き
建造 ネオ・ジオン
生産形態 量産機
頭頂高 22.05m
本体重量 34.7t
38.2t(「袖付き」仕様)[14]
全備重量 67.5t
70.9t(「袖付き」仕様)[14]
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,410kW
推力 18,760kg×4(背部)
(総出力)75,040kg
センサー
有効半径
12,200m
武装 ビーム・サーベル(出力0.88MW)×2
4連装グレネード・ランチャー×2
ビーム・ライフル(出力3.60MW)
メガ粒子砲付シールド(出力0.77MW×5)
ミサイル×6または12(「袖付き」仕様)
ビーム・マシンガン(「袖付き」仕様)
バルカン砲×2(「袖付き」仕様)
搭乗者 グレミー・トト
クレイユ・オーイ
アリアス・モマ
ダナ・キライ
その他 姿勢制御バーニア×16
バウ・アタッカー
BAWOO ATTACKER
全長 26.6m[15]
全幅 24.26m[15][16]
全備重量 46.3t[15]
推力 82,500kg[15]
バウ・ナッター
BAWOO NUTTER
全長 12.34m[15]
全幅 13.00m[15][16]
全備重量 21.2t[17]
推力 6,300kg×2[17]
(総出力)12,600kg

『機動戦士ガンダムΖΖ』、OVA版『機動戦士ガンダムUC』に登場。

旧公国軍時代を含めてもジオン機としては唯一の分離可変型MS。

アクシズはグリプス戦役末期からすでに可変MSとしてガザCを実戦投入していたが、元々が作業機の転用であったため、敵対勢力であるエゥーゴやティターンズの可変機に対して不利を強いられていた。そのためアクシズとしても本格的な可変MSである第3世代MSの開発の必要に駆られ、バウの開発が決定された。設計にはエゥーゴのΖガンダムやΖΖガンダムなど、ガンダムタイプが参考にされ[18]、分離機能など特徴的な機能が盛り込まれている。

機体を上下2つに分離し、上半身をバウ・アタッカー、下半身をバウ・ナッターとそれぞれ称する飛行形態に変形させて運用するコンセプトの基に試作が行われた。しかし機体制御には複数のパイロットが必要とされるため、人員が不十分なアクシズにとっては非効率であった上、たとえバウ・ナッターを遠隔操作で運用するとしても、ミノフスキー粒子の影響によって制御が困難であることが指摘される。そのため開発は中断されるものの、MS形態での性能は十分なものであったことから、可変機構を廃した騎士(当時のアクシズにおける士官)専用機として改修された。

しかし、本機に搭乗予定であったグレミー・トトは、バウ・アタッカーの持つ軽快な運動性能に目をつけ、バウ・ナッターを大型ミサイルとして考えることでバウの潜在的価値を見出す。当初の開発案に戻し、バウ・ナッターには慣性誘導装置の搭載と弾頭を搭載し、大型ミサイルとして再設計するよう指示した。この様な紆余曲折の結果、本機はMSとしての高い性能を維持した上で、変形分離することで攻撃機としても運用可能な機体として完成した。

グレミーが搭乗した先行試作機には、朱色を基調とした塗装と、腰左部フロントアーマーに書き文字(「龍」の下に「飛」と書いた一文字でバウと読む[19])のマーキングが施された。グレミー機は実戦でも高い性能を示し、少数だが量産化も行われた。緑色または灰色に塗装された量産機は、第一次ネオ・ジオン抗争に投入される。

頭部はネオ・ジオンのMSに多く用いられるモノアイ機構を採用。バウ・アタッカーでの空力を考慮した形状となっている。コクピットハッチは胸部に設置され、バック・パックは必要に応じて2基のプロペラント・タンクと共に射出することができる。

前腕部に4連装グレネード・ランチャーおよびビームサーベル、機体背部のフレキシブル・ウィング・バインダーに各3基のミサイルを装備する。専用のビームアサルトライフルはモードの切り替えにより速射も可能。シールドには5連装のメガ粒子砲を装備し、機体防御とともに攻撃を行える。『機動戦士ガンダムZZ』第19話では頭部または肩部から発射されるバルカン砲を使用した。この装備は「袖付き」仕様で胴部左右2門のバルカン砲によって再現されている[20]

バウ・アタッカー (BAWOO ATTACKER)
コクピットのある上半身の飛行形態。コクピットブロックを機首とし、頭部を前方に傾斜させ、腕部を機体下部に移動させる。バック・パックのフレキシブル・ウィング・バインダーを主翼として用いる。ビーム・ライフル、ミサイル、グレネード・ランチャーとMS形態の多くの武装を使用することができ、高い攻撃力を誇る。また、シールドを機体下面に装着することで、機体下面の空力性能を向上させている。
バウ・ナッター (BAWOO NUTTER)
遠隔操作する下半身の飛行形態。脚部を90度回転させ、腰部ユニットを翼として用いる。バウ・アタッカーと異なり武装を持たないが、最大1,800キログラムのペイロードを有し、弾頭(核弾頭も搭載可能)を搭載することでバウ・ナッター自体が射程640キロメートルの巨大なミサイルとして機能する(設定のみで、劇中では使用されていない)。バウ・アタッカーからの無線制御によってコントロールされるが、通信が途絶えた場合は内蔵したコンピューターの自己判断による航行を行う。
デザイン
デザインは出渕裕。ラフデザイン時の名称は「飛竜(ヒリュー)」[21]。『機動戦士ガンダムΖΖ』前半に登場したネオ・ジオン側のMSのデザインは、出渕のラフ・デザインを伸童舎がクリーン・ナップするという形になっていた[22]が、本機はクリーン・ナップも出渕が行なっている[23]。出渕は本機について「Ζガンダムを単眼にしたイメージで描いた」と発言している[23]
腰アーマー部に"龍飛"と読める文字「𪚢(UTF-32:0002A6A2)」[24]が記されているが、これは監督の富野が書き加えたものであり、デザインを行った出渕は、作画作業が困難になるこの指定を自分が行ったものではないと但し書きを行っている[25]
バリエーション
バウ(量産機)
漢字のマーキングが無く、緑色またはグレミー軍の灰色となる塗装以外に外観上の仕様変更はないが、映像中で一度も分離変形しておらず、重力下ではベースジャバーに搭乗して運用されていた。一般兵には分離機能を活用できなかったとも、量産機には分離合体システムが搭載されていないとも言われている[26]
バウ(「袖付き」仕様)
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 7に登場。手首に袖付きの装飾が施されている。緑色の塗装がされているが、上記の量産型とは異なり、襟や胸インテーク部などは白色の配色になっている。胴体部左右に2門のバルカン砲を装備し、バウ・アタッカーでも使用可能[27]。バウ・ナッターが開発当初の有人式の仕様となっており、機首先端部やドッキング部周辺のほか、バウ・ナッターで翼に展開するサイドスカートのデザインが異なっている[28][20]。指揮官用ギラ・ドーガのビーム・マシンガンを装備し、シールドのメガ粒子砲はプレートで塞がれている[20]。 また、バウ・ナッターにも武装が施され、機首の基部左右(MS形態におけるリアスカート左右)部分に、フレキシブル・ウィング・バインダーに装備されているのと同型のミサイルを6基装備している[20]
AMX-107bis バウbis
ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。分離機構を廃止した簡易量産型。
劇中での活躍
第15話にて、朱色のグレミー機が初登場。
第16話ではゴットン・ゴー率いるエンドラ隊がアーガマ奇襲に用いる。その際、分離・合体が行われている。
第33話では緑色に塗装された量産機3機をアリアス隊が使用し、自由落下で空中戦を行う。その後、ミンドラを奇襲したエルピー・プルの乗るガンダムMk-IIを窮地に追い込む。
第45話ではハマーン・カーンに反旗を翻したグレミー軍の部隊色であるグレーに再塗装された機体(シルバーとする資料もある[29])が登場する。劇中では量産機の分離・合体シーンは描かれていない。
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 7にてネオ・ジオン軍残党「袖付き」の所属機として登場。分離合体機構が描かれ、バウ・ナッターによるネェル・アーガマへの特攻攻撃も試みられている。

リバウ

諸元
リバウ
REBAWOO
型式番号 AMX-107R
所属 ネオ・ジオン軍残党「袖付き」
頭頂高 19.6m
本体重量 40.4t
全備重量 71.2t[30]
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 3,020kW[30]
推力 112,240kg[30]
センサー
有効半径
20,300m[30]
武装 ビーム・サーベル
ビーム・アックス
ビーム・ナギナタ
ビーム・ライフル
グレネード・ランチャー
腕部グレネード・ランチャー
ビーム・バルカン
マシン・キャノン
フレキシブル・ビーム・ガン
シールド[30]
搭乗者 ルガー・ルウ[30]

「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」にて公開された映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』などに登場。ネオ・ジオン残党軍「袖付き」が、第一次ネオ・ジオン抗争時のバウを基に、サイコフレームを組み込んで大幅改修したニュータイプ専用の分離可変機。

当初の予定では「袖付き」の首魁フル・フロンタルの搭乗を前提としていたとされ、その証に赤を基調にしたカラーリングと、胸部と手首に「袖付き」特有のエングレービング風の装飾が施され、脚部にはスラスターユニットが追加されている。サイコフレームは上半身(リバウ・アタッカー)のコクピット周辺と下半身(リバウ・ナッター)の機首部分に内蔵され、パイロットの感応波を直接機体に反映することで、分離状態での高度な連携運用を実現。これにより、バウの初期案を完全に再現することが可能となった。

バウから追加された武装としては、胸部インテーク内部にビーム・バルカン、脚部側面のフレキシブル・スラスター上にビーム・ガン、サイドアーマー内部にマシン・キャノンがある[31]。携行しているビーム・ライフルはシナンジュと同型[31]。シールドはバウ用のものに装甲を追加した替わりにメガ粒子砲をオミットし、ビーム・ライフルにも接続可能なグレネード・ランチャーと、ビーム・アックスを2基収納している[31]。『One of Seventy Two』のシナリオの準備稿においては、シールドにIフィールドの展開機能があった[32]

後に、より高度なサイコフレーム採用機であるシナンジュが正式なフロンタルの乗機に決定したため、彼が本機に搭乗することはなかった。そのため、本機の各部位に書かれたフロンタル専用機を示す「10S」の番号はすべて斜線で消され、ルガー・ルウの操縦によって複数の実戦に投入。宇宙世紀0094年には、ギラ・ドーガ(フル・フロンタル機)と共にオーストラリア東部に降下[30][33]。宇宙世紀0095年12月3日には、ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」とユニコーンガンダム3号機「フェネクス」の2機と交戦している[34]。宇宙世紀0096年1月1日にはパラオの警戒任務を担当[35]。その後、ブランダムール隊所属機となっている[36]



ハンマ・ハンマ

諸元
ハンマ・ハンマ
HAMMA-HAMMA
型式番号 AMX-103
所属 ネオ・ジオン
建造 ネオ・ジオン
生産形態 試作機
全高 21.5m
本体重量 40.3t
全備重量 79.4t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 3,820kW
推力 18,300kg×2(背部)
13,200kg×10
11,200kg×8
(総出力)258,200kg
センサー
有効半径
14,200m
武装 ビームサーベル×2
3連装ビーム砲(出力3.1MW)×2
メガ粒子砲付シールド(出力1.8MW)
搭乗者 マシュマー・セロ
その他 姿勢制御バーニア×12

『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

サイコミュ搭載試作型MS。

AMX-004 キュベレイによってニュータイプ専用MSの開発に成功していたネオ・ジオンは、一般兵にも使用可能な改良サイコミュを搭載した量産型MSの開発に着手。そして試作機としてロールアウトしたのが本機である。一説にはニュータイプ専用機として開発された[37]とも、ハマーン・カーン専用機として開発された[38]ともされている。

MSとしては特異なシルエットを有しており、全身に配されたスラスターの総合推力はMSΖ-006 Ζガンダムを始め同時期の機体のほとんどを凌駕し、高い機動性を誇る。しかし、多数のスラスターの稼働にジェネレーター出力の大半を喰われてしまうため、本体搭載ビーム兵器の定格出力が発揮出来ない欠点が存在する。そのため、独立したジェネレータを搭載する3連メガ粒子砲を外付けのシールドに内蔵することで、ある程度の改善が図られている。

このシールドは材質がガンダリウム合金製で装甲厚が300mmもあるため通常のビームサーベルでは容易に切断できない[39]。またこの機体の特徴としてジオングの有線誘導ビームハンドを改良した3連装ビーム砲搭載の有線式アームを装備し、誘導ワイヤーを片側最大50m伸ばすことで直径100mのオールレンジ攻撃が可能[39]

ハイスペックな機体ではあるが、総じてバランスが悪く、MSとしての完成度は高くはない。また、オールレンジ攻撃に必要な一般兵用サイコミュが未完成だったため、実戦では有線式アームは通常のフレキシブル・アームとしてしか活用出来なかった(ただし搭乗者がニュータイプであれば本来の使い方が可能だった)。これらの理由からハンマ・ハンマは量産化には至らず、一般兵用サイコミュ搭載MSの開発は、後発のAMX-014 ドーベン・ウルフに引き継がれることとなる。

また、後に第二次ネオ・ジオン抗争後のラプラスの箱を巡る戦いにて、本機のコンセプトを受け継いだローゼン・ズールが開発されている。

劇中での活躍
『機動戦士ガンダムΖΖ』ではパイロットであるマシュマー・セロによって実戦試験が行われ、ジュドー・アーシタ搭乗のΖガンダムの頭部を吹き飛ばし窮地に追いやるなどの戦果を見せた。しかし、直後にジュドーが移乗したΖΖガンダムには太刀打ち出来ず、退避行動をとるものの、瞬く間に捕捉されてしまう。機体はシールドを腕部ごと爆砕され、半壊状態に追い込まれ撤退した。
デザイン
ラフデザインは出渕裕による。なお、『機動戦士ガンダムΖΖ』におけるメカデザイナーの任を解かれる前の永野護による初期デザインが存在するが、形状は別物である(「B-CLUB」5号22頁、6号23頁)。また、番組終了後にアニメ誌のピンナップで、デザインが新規に作り直された永野版ハンマ・ハンマが描かれている(「NEWTYPE」1993年12月号8-9頁)。
備考
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』では、グレミー・トト軍の制式カラーである灰色に塗装されたハンマ・ハンマ(グレミー軍仕様)が登場する。

量産型ハンマ・ハンマ

プレイステーション用ゲーム『SDガンダム GGENERATION』に登場するネオ・ジオンの量産型MS(型式番号:AMX-103G)。

ハンマ・ハンマの量産型。試作機で両腕に搭載されていた有線式アームを左腕のみに限定してコストの削減をはかり、準サイコミュを搭載することで一般兵の搭乗を可能にした量産機。上述の通り、サイコミュの問題が解決出来なかったので、計画は破棄された。

ワルキューレ

漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』に登場するMS(型式番号:AMX-103P)。

ハンマ・ハンマの特徴である有線式アームが4本に追加されており、よりオールレンジによる攻撃性能を高めた機体。近接防御用として口腔メガ粒子砲を内蔵。また、木星圏での長時間運用を念頭に置いてかプロペラントタンクを増設している。

本機の原型ともいえるデザイン画を『模型情報』の「近藤和久のプロジェクトモビルスーツ」で描かれたトンカチ・トンカチに見ることができる。

劇中での活躍
宇宙世紀0083年頃に、木星圏の衛星ガニメデにあるジオン資源基地への連邦軍による掃討作戦がおこなわれた際に、ハマーン・カーンが搭乗し防衛にあたった。有線式アームにより瞬時に8機のMSを撃墜したが、パプテマス・シロッコが搭乗するガンダムタイプのMSとの交戦時に機体が小破したため、一時後退している。ただしこのコミック自体はパラレル要素が強く公式設定という訳ではない。

リゲルグ

一年戦争時に開発されたゲルググを改修し、当時の一線級MSと同等の性能を持たせた機体。大幅に延長された肩部装甲とその中に装備されたスラスターが特徴的である。名称は、「リファインド・ゲルググ」を略したもの。


新生ネオ・ジオン

α・アジール

クィン・マンサの系列にあるニュータイプ専用巨大MA。シャアの元に奔った、クェス・パラヤが搭乗する。


ギラ・ドーガ

当時のネオ・ジオンの主力量産型MS。


サザビー

ネオ・ジオン総帥、キャスバル・ダイクン(シャア・アズナブル)の専用機である赤い大型MS。ネオ・ジオンのもつ技術のすべてを投入したMSで、サイコミュとファンネルを搭載し、サイコフレームを使用している。


ヤクト・ドーガ

ギラ・ドーガをベースとして開発されたニュータイプ用MS。サザビーと同形のファンネルを装備する。


新生ネオ・ジオン残党(袖付き)

ギラ・ズール

「袖付き」の主力をなす量産型MS。ギラ・ドーガの改良型。

ゼー・ズール

ギラ・ズールのムーバブルフレームに、水中活動用のオプションを装備した水陸両用MS。

ローゼン・ズール

ギラ・ズールのムーバブルフレームに、シナンジュの予備パーツを組み合わせて製造された対サイコミュ兵器用試作MS。


クシャトリヤ

4枚のウィングバインダーが特徴的な、ニュータイプ専用大型MS。クイン・マンサの発展型。


シナンジュ

「袖付き」の首魁、フル・フロンタルが駆る赤いニュータイプ専用MS。ムーバブル・フレームの一部にサイコフレームを採用しており、ユニコーンガンダムの試作機にあたる機体を「袖付き」が強奪し、改装したもの。

ネオ・ジオング

シナンジュをコア・ユニットとした拠点攻略用巨大MA。


シャンブロ

諸元
シャンブロ
SHAMBLO
型式番号 AMA-X7
開発 ガーベイ・エンタープライズ社
(小説『UC』、『UC バンデシネ』)
ジオン残党軍、「袖付き」
(OVA版『UC』)
生産形態 試作機
全高 31.8m(陸上戦闘形態)
全長 77.8m(水中巡航形態)
本体重量 196.8t
全備重量 283.9t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 21,460kw
推力 226,480kg(ホバー)
センサー
有効半径
12,800m(陸上)
240km(ソナー水中)
武装 大口径メガ粒子砲
拡散メガ粒子砲
リフレクター・ビット×10
大型アイアン・ネイル×2
搭乗者 『小説』
マハディ・ガーベイ(機長兼攻撃担当)
ロニ・ガーベイ(防御担当)
アッバス・ガーベイ(操縦担当)
ワリード・ガーベイ(索敵担当)
『OVA』
ロニ・ガーベイ
『バンデシネ』
マハディ・ガーベイ
ロニ・ガーベイ

『機動戦士ガンダムUC』に登場する水陸両用試作MA。

原作小説と『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』では、ネオ・ジオンもシンパの援助と技術供与を受けたガーベイ・エンタープライズ社によって建造された。OVA版では、第1次ネオ・ジオン紛争期のネオ・ジオンの設計案を元にジオン残党軍と「袖付き」によって建造され、フロンタルは「ハマーンの遺産」と言及している。連邦海軍内で「海の亡霊(シーゴースト)」と呼ばれていた。

正面からは扁平に潰れた菱形シルエット、2本の前足とその先端から展開される3本爪の大型アイアン・ネイルを持つ。その付け根からは貝殻を思わせる丸みを帯びた装甲が張り出している。細長い流線型のボディ、上方からはスペードの形に見える先端部分は猛禽類の嘴を想起させる有機的な曲線、頭部と思わしき部分には単眼センサーを閃かせているなど、往年の特撮映画の怪獣を思わせる外観の機体である。水中潜行時は肩の装甲を閉じて前足を収納し、丸みを帯びた形状になる。肩の装甲内には電磁流体誘導推進ユニット (MHD) を仕込んでおり、スリットから海水を吸い込み超伝導コイルで推進機関に誘導した後、引き入れた海水を加速して後方へ噴射することによって推進する[40]。この無音推進システムは初期のもので、パワー不足を理由に使われなくなって久しいが、同機はさらに内蔵のミノフスキー・クラフト・エンジンから粒子を常時散布してIフィールド力場を形成し、イオン化した海水を機体の保護膜とすることで潜航時の抵抗を大幅に低減したため、超静粛にして驚異的な機動力を獲得した[41]。しかし、同機の真価は上陸したときに発揮されるとされている。

本機はパイロット単独ないしは少人数パイロットで運用可能で、コックピットブロックは前面の壁一面がスクリーンとなっており、その手前に操縦・索敵・防御を司るオペレーター席が並ぶ(搭乗人数は、メディアによって一定していない)。コックピット後方の一段高いスペースは機長席となり、攻撃オペレートの役割も兼ね、非常時には一元操作も可能。OVA版では「袖付き」から供与されたサイコフレームによって単独のニュータイプパイロットによる運用が可能だが、メインパイロット用のシートと、それに相対するメインパイロットのモニター担当者用のシートの複座式となっている[42](『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』もOVA版と同じ複座式で、マハディがモニター担当)。

主な武装は頭部カバー内に収納された大口径メガ粒子砲と両肩の肩部装甲に設置された拡散メガ粒子砲に加え、拡散メガ粒子砲を乱反射することで広範囲への攻撃や敵機のビーム兵装を反射することで防御にも転用できるリフレクタービット(背部VLSに10機収納)、両腕の大型アイアン・ネイルである。なお、リフレクタービットは滞空時間を延ばすため、ローター駆動付きのバルーン浮遊方式となっている。


脚注

  1. ^ 角川書店『機動戦士ガンダム エピソードガイドvol.3 ネオ・ジオン編』55頁。
  2. ^ エネルギーガンの画稿をミサイルポッドとしているバンダイ『MS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』では、武装の項目でエネルギーガンではなくミサイルポッドガンという名称で掲載している。他にミサイルとして扱った例としては『ガンダムコレクション』の商品名やゲーム『ガンダムバトルユニバース』など。『Gジェネレーション』シリーズでは、当初はこの武器からミサイルを発射していたが、現在の同シリーズでは胸部両側のミサイルに改められている。
  3. ^ 小林誠がラフ稿は自身のものである旨の反論を行っていた(mixi上のものは現在閲覧不能)。
  4. ^ 『ファイブスター物語 リブート(2)』26頁。
  5. ^ ただしアームパンチ機構の有無については劇中未使用のため不明。原作では廃されていた。
  6. ^ a b c プラモデル『HGUC シュツルム・ガルス』取扱説明書より。
  7. ^ a b 漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第2巻より。
  8. ^ 漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第2巻、161頁。
  9. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダムMS大全集2013[+線画設定集]』226頁。
  10. ^ a b プラモデル『HGUC No.124 ドライセン(ユニコーンVer.)』及び『HGUC No.172 ドライセン』取扱説明書より。
  11. ^ 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep1-3』 82頁。
  12. ^ プラモデル『HGUC No.124 ドライセン(ユニコーンVer.)』及び『HGUC No.172 ドライセン』の仕様。『機動戦士ガンダムΖΖ』ではビーム・トマホーク/ビーム・ランサーを最初から手に持った状態で発進する姿が見られる。
  13. ^ a b プラモデル『1/144 ドライセン』取扱説明書より。
  14. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep7』 59頁。
  15. ^ a b c d e f プラモデル『1/144 バウ』取扱説明書より。
  16. ^ a b プラモデル『1/144 バウ』取扱説明書では「翼巾」と記載。
  17. ^ a b 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、23頁。
  18. ^ 角川書店『機動戦士ガンダム エピソードガイドvol.3 ネオ・ジオン編』59頁。
  19. ^ 「バウ」は歴史的仮名遣いによる表記であり、現代日本語での読み方は「ボウ」である[要出典]
  20. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep7』 60頁。
  21. ^ 『出渕裕メカニカルデザインワークス』29頁。
  22. ^ 講談社『機動戦士ガンダム大全集』123頁。
  23. ^ a b 大日本絵画『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』157頁。
  24. ^ 実際には2文字ではなく、上半分が、下半分がの1文字。[1]を参照。
  25. ^ ZZ(ダブルゼータ)からUC(ユニコーン)へ - 福井晴敏氏らが宇宙世紀の『ガンダム』を語る「ZZをなかったことにはできない」 3 バウの腰に書いてある"龍飛"の文字は富野監督が書き加えた” (2013年9月4日). 2015年3月26日閲覧。
  26. ^ 『Gジェネレーション』シリーズのバウ量産型、MA形態での見解。
  27. ^ OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 7にて使用。
  28. ^ 『グレートメカニックDX29』13頁。
  29. ^ 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、55頁。
  30. ^ a b c d e f g 『ガンダムエース2014年5月号』346頁。
  31. ^ a b c 『ガンダムエース2014年5月号』345頁。
  32. ^ 小冊子『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』10頁。
  33. ^ 『機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』より。
  34. ^ 『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』2巻112-113ページ。
  35. ^ 『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』1巻16ページ。
  36. ^ 『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』2巻36ページ。
  37. ^ 角川書店『機動戦士ガンダム エピソードガイドvol.3 ネオ・ジオン編』112頁。
  38. ^ 角川書店『機動戦士ガンダム エピソードガイドvol.3 ネオ・ジオン編』55頁。
  39. ^ a b プラモデル『1/144 ハンマ・ハンマ』取扱説明書より。
  40. ^ 『機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で』角川スニーカー文庫、35頁。
  41. ^ 『機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で』角川スニーカー文庫、36頁。
  42. ^ 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルス 1』63頁。

関連項目