GAORAプロ野球中継
GAORAプロ野球中継(ガオラ・プロやきゅうちゅうけい)は、毎日放送の連結子会社が運営するGAORAで2009年から放送されているプロ野球中継のタイトル。
概要
阪神タイガース(阪神)と北海道日本ハムファイターズ(日本ハム)の主催ゲームを中継しているGAORAでは、2008年まで阪神戦を『檄!阪神タイガース中継』、日本ハム戦を『なまら! 北海道日本ハムファイターズ中継』というタイトルで放送してきたが、2009年より両者のタイトルを統合することになった。
年末年始には中継した全試合の中から、視聴者からの反響が大きかった試合を選出してアンコール放送する「セレクション」企画が行われる。
2013年は、両チーム合わせて134試合の中継を連日送る。以下、各球団ごとに中継の方針について述べる。
阪神戦
主催全72試合のうち、読売ジャイアンツ(巨人)戦を除く60試合と巨人戦の一部を生中継、もしくは試合終了後に録画放送する(生中継の場合は、翌朝に再放送も行われる)。2013年度は、生放送22試合・録画40試合の計62試合となる。
放映権は競合するsky・A sports+と共有しており、一方で生中継、もう一方で録画放送を行う。生中継と録画放送の日数は、双方の編成の都合に合わせ、ほぼ同数になるように調整される[1]。GAORAでは日本ハムの主催全試合も中継しているため、日本ハム戦の中継がある日は基本的に録画放送となる[2]。
巨人戦は、GAORAを運営するMBSが放映権を獲得した場合のみ放送する[3]が、テレビ大阪が放映権を得た場合にも生中継を行う場合がある[4]。MBSが放映権を獲得し、それが全国ネットで放送される場合は、地上波とのトップ&リレー中継となる場合がある(2012年は4月7日の試合が該当)。
阪神甲子園球場で試合が開催される日は、原則としてTigers-ai(実質的な球団直営の映像制作組織)が制作した番組を使用する[5]。ただし、MBSが放映権を持つ巨人戦のみ、MBS制作の映像を使用する場合がある[6]。また、京セラドーム大阪や各地の地方球場で行われる試合については、MBSやサンテレビから供給を受けることがある(ただし、MBSやサンテレビなどが放送していても、出演者の契約の都合でそのまま放送できない場合もあるため地方開催の主催試合でもTigers-aiから配給されたものを使う試合もある)。オープン戦や阪神二軍戦(不定期に阪神鳴尾浜球場や甲子園球場での開催分を中継)はGAORAとTigers-aiの共同制作となり、MBSを含む三者の出演者が合同で出演する場合もある[7]。なお、クライマックスシリーズの中継に関してはMBS地上波で放送される場合、MBSの映像を使う場合がある。
また、オープン戦の場合は例外で、一部の阪神甲子園球場で試合が開催される日でもサンテレビから最低1試合は供給を受けている。
生中継を行う日には、『GAORAタイガースライブ〜直前練習〜』と題して、試合前の打撃練習を中継することもある(進行役はMBSアナウンサーと解説者)。この他、ウエスタン・リーグのファームの試合の生中継を不定期に行う場合がある。
2012年からは、毎日放送(MBSテレビ・MBSラジオ)と共に『With タイガース』という統一スローガンを掲げており、テレビ・ラジオと合同のキャンペーンを展開している。
2013年はsky・Aが生中継を強化した兼ね合いで、GAORAでの生中継は20試合(巨人戦2試合含む)に縮小された[8]。なお、4月13日のDeNA戦は「with タイガース MBSデーゲーム」としてMBSテレビ・ラジオとの合同実況企画(GAORAの実況担当は馬野雅行。金本知憲・亀山つとむの2名、遠山奨志、今岡誠の3組の解説者が3イニングずつ各局をローテーションする)を行った(映像はMBSテレビと同様のものを使用)。
また、2014年も2013年同様、4月19日のヤクルト戦で前述と同じ企画を放送したが、この時はMBSテレビが録画放送であったため、MBSテレビと合同で「With Tigers MBSベースボールパーク」としてMBSテレビ・ラジオとの合同実況企画ながら前回とは違い、通常であればTigers-aiに差し替えられるが、この時は例外でMBSテレビが録画放送(前述)だった兼ね合いもあり、MBS製作(解説:金本知憲、藤本敦士 実況:馬野雅行)でそのまま放送を行った。(また、この企画は5月9日の巨人戦と6月7日のオリックス戦でも実施される予定である。)
日本ハム戦
主催全72試合を中継する。大半は生中継だが、年に数試合は編成の都合でJ SPORTSもしくはスカイ・Aにて生中継(2011年までは『アクティブ!ベースボール』名義、2013年は1試合が該当)を行い、GAORAではノーカット録画放送となる。
球団とGAORAの共同制作で、東京ドームでの開催分は東京ケーブルネットワーク(TCN)も技術協力として参加する。このため球団公式の番組としても扱われ、インターネットテレビの『パ・リーグTV』やひかりTVでも同時放送される。また、2012年度には一部の試合がNOTTV 1・NOTTV 2でも『NOTTVプロ野球2012』のタイトルで放送された。
かつて東京を本拠地としていた時代にはテレ玉の『TVSヒットナイター』やチバテレの『CTCマリーンズナイター』でも同時放送していた[9]。現在もその名残で、テレ玉では東京ドーム開催分を数試合ネット受けする。また、対戦カードによっては他の独立局もネットに加わる場合もある。
『なまら!』時代から引き続き、チームがリーグ優勝した日には表彰式から優勝記者会見、祝勝会(ビールかけ)までノーカットで放送する。また、北海道放送(HBC)で放送された特別番組を時差放送する他、優勝時以外の大記録達成時などにもHBCの特番を時差放送する(稲葉篤紀の2000本安打達成記念など。内容によっては、番組がDVD化されることもある)。HBCとはオフシーズンの特番も共同制作するなど関係が深い(ただし、中継技術は北海道テレビ放送(HTB)の子会社である『HTB映像』(愛称:miruca(ミルカ))が担当している)[10]。
年に1・2回程度、ファイターズスタジアム(鎌ヶ谷市)などで行われるファーム(イースタン・リーグ)の試合を中継することもある。
2011年にはBS-TBSで放送された中継にHBCと共に制作協力として関与した(実況・解説はTBSが派遣。地上波はHTBでローカル放送)。2013年に同様の体制で放送された際にはGAORAのクレジットがなかった。
2014年から初回放送に限り、親会社の日本ハムとその関連会社「日本ハムグループ」1社提供番組[11]になった。同枠のCMでは、商品CMのほか、この番組限定で配信されているグループのオリジナル企業CM「ニッポンハムグループはグループじゃない。チームだ。」シリーズ(札幌ドームで撮影 2014年に第1弾、2015年に第2弾製作)[12]が放送されている。また2015年からGAORA社員が北海道日本ハム球団に出向し[13]、GAORA・日本ハム球団製作のテレビ中継の映像に加え、リニューアルされた札幌ドームの大型ビジョンとの連動を高め、様々な迫力のある映像を織り込みながら中継する。
その他
競合するJ SPORTSが放映権を持つ広島の主催試合(広島はNHK BS1で生中継される試合を含む)のうち、J SPORTSで放送枠が確保できない試合も年に数回中継している(Sky・A sports+での放送の場合もある)。
2011年までは『アクティブ!ベースボール』という別のタイトルが付いており、sky・A sports+の楽天戦(当時)[14]も対象だったが、2012年より本番組に統合された(J SPORTSでも同様)。
放送時間
- 生中継 - 阪神戦は試合開始15分前、日本ハム戦は試合開始30分前から試合終了まで
- 阪神戦・日本ハム戦ともに2011年までは試合開始15分前から試合終了まで、2012年~2014年は試合開始30分前から試合終了まで
- 阪神戦のナイターでは、前座として応援番組の『ぷちトラ!』が放送される。
- 録画放送 - 23時、23時30分、翌朝5時から(編成の都合により変動)
- 阪神戦と日本ハム戦の中継対象ゲームが同一日に開催され、阪神戦が録画となる日に雨天などで中止となった場合には、阪神戦に代えて日本ハム戦の録画放送を行う場合がある。翌朝の再放送を含めると、同じ試合が2日間で3回も放送されることになる(うち1回がsky・A sports+での放送の場合も含む)。
- 備考
- sky・AでABCの制作番組が使われる場合、Tigers-ai配給のものは事実上GAORAの独占放送となる。
- MBSやサンテレビの映像を使って中継する場合は、各局の中継開始時刻に合わせることもまれにある。
- GAORAやsky・Aの編成の都合によっては、ごくまれに同じ阪神戦の録画放送が同じ時間帯に並行して放送される場合がある[15]。
解説者
阪神戦
毎日放送制作試合
- 藪はMBSラジオとは専属契約だが、MBSテレビとは本数契約。
サンテレビジョン制作試合
- 福本、中田、真弓、湯舟、下柳の各氏は朝日放送解説兼務
Tigers-ai制作試合
- 岡義朗(サンテレビ・JSPORTS解説者兼)
- 湯舟敏郎(サンテレビ・朝日放送解説者兼)
- 黒田正宏
- 工藤一彦
- 大熊忠義
- 佐野慈紀(読売テレビ・テレビ東京・BS-TBS解説者兼)
- 野口寿浩(BS-TBS解説者兼)
日本ハム戦
- 岩本勉(北海道放送・北海道テレビ・文化放送解説者兼)
- 建山義紀(北海道放送・北海道テレビ・北海道文化放送解説者兼)
- 森本稀哲(テレビ北海道・北海道文化放送・HBCラジオ・STVラジオ・スポナビライブのDeNA戦解説者兼)
- 亀山つとむ(毎日放送解説者兼)
- 西山秀二(RFラジオ日本・テレビ新広島・フジテレビONE解説者兼)
- 中根仁(2015年 - 。『アスリート街.com』オーナー)
- 稲田直人(2016年 - 。札幌テレビ・STVラジオ解説者兼)
- 亀山は交流戦・阪神戦でのゲスト解説。
実況アナウンサー
毎日放送制作試合
サンテレビジョン制作試合
Tigers-ai制作試合
- 以下はレポーターのみ
- 村田匡輝(主に桐山が実況担当日に出演)
- 過去
日本ハム球団制作試合(GAORAと共同制作)
- 札幌ドーム他北海道内開催試合
- 結城哲郎(毎日放送アナウンサー→GAORA専属アナ<2011年6月以後、毎日放送から出向>)
- 原則として道内開催の主催試合のみであるが、鎌ヶ谷での日本ハム主催のイースタン・リーグの試合も担当するほか、2013年は東京ドーム開催分のうち2試合を担当した。
- 結城が担当しない場合はMBSアナウンサーが担当する。また、原則として同一カード(2連戦もしくは3連戦)を連続して担当する。
- 2015年シーズンは近藤がメインで担当するため、鎌ヶ谷の二軍戦や阪神二軍戦を主に担当する。
- 2015年シーズンのキャンプ途中から担当。2015年シーズン公式戦は東京ドーム開催分も含めたほぼ全試合を担当する。
- 東京ドーム開催試合
- 以下はレポーターのみ
- 宮原あつき(鎌ヶ谷での二軍戦中継や名護キャンプ中継にも出演するなどメイン扱い。シーズン中は東京ドーム開催分が主だがクライマックスシリーズなどでは札幌ドーム開催分も担当する)
- 高橋麻美(2012年8月より参加、HTBの早朝の生番組の出演のため、主に札幌ドームでの試合を担当。2013年からは主に週末を担当)
- 久下真以子(2015年)
- 柳本絵美(2015年)
- 安藤りか(2015年)
- 過去の担当アナウンサー(札幌ドーム他北海道内開催試合)
- 実況
両者とも毎日放送元アナウンサー。GAORA専属アナウンサーとして本番組を担当。
- リポーター
- 過去の担当アナウンサー(東京ドーム担当分)
- 実況
- リポーター
- 日本ハム戦特記
- 日本ハムが東京ドームを本拠地にしていた時代は、東京ケーブルネットワーク(TCN)の技術協力、テレ玉やチバテレビが放送する場合はそれらの局の制作扱い[16]とし、その放送をGAORAとの同時放送という形をとっていたため、主に関東のフリーアナウンサーが実況を担当した。また、日本ハム戦中継がGAORAに一本化される以前は、一部試合がスポーツ・アイ ESPNやJ SPORTSで放送されることもあったが、その場合も同様だった。
- その後日本ハムの北海道移転によって、北海道での試合は元MBSアナウンサーでGAORAに出向となった水谷と城野が担当するようになる。東京ドームでの試合に関しては移転前と同様に在京フリーアナウンサーが担当。
- その後、2008年から赤木が不定期で準レギュラー実況を担当、2010年からは高齢や他のイベントなどの出演の都合から水谷の出演が減り、城野がシーズン中に実況引退したため、赤木以外のMBSアナウンサーも出演するようになった(道内の大半の試合をMBSアナウンサーが担当するようになる)。その後結城は2011年6月にMBSからGAORAに出向となり、GAORA専属アナウンサーとしてほとんどの北海道での試合を担当するようになる(結城が担当しない北海道での試合は引き続きMBSアナウンサーが担当)。
- 以上の流れから北海道での試合はGAORA出向アナウンサーもしくはMBSアナウンサーが、東京ドームでの試合は在京のフリーアナウンサーが担当ということになっている(ただし札幌ドームで上野が実況する、逆に結城が東京ドーム開催分を担当するなど一部例外もあり)。
- リポーターは2012年8月までは東京ドーム開催もしくはポストシーズンのみ、宮原が中心に担当した。北海道での主催試合は基本的にレポーターは出演しなかった。
- 2012年8月より札幌ドーム開催分は高橋がリポーターとして出演するようになり、場合によっては宮原も担当する。2013年からは萬代と猪井が加入し、札幌ドーム開催分は高橋と萬代、東京ドーム開催分が宮原と猪井が担当する。道内地方球場開催分はリポーターなしの場合あり。
- GAORA専属アナウンサーはオープン戦や二軍戦中継で阪神戦を担当する場合もある(関西在住であるため)。
実況中継の企画
- 2009年6月16日・17日はこのGAORA担当の2チームの直接対決「阪神対日本ハム」(京セラドーム大阪)が放送されるが、GAORAプロ野球中継になってからは初回目の主音声では主催チームの阪神、副音声では日本ハムの立場から見た試合の実況を行う。
- 6月16日 主音声・阪神側 解説:大熊忠義、実況:寺西裕一 副音声・日本ハム側 解説:一枝修平、光山英和、実況:城野昭
- 6月17日 主音声・阪神側 解説:工藤一彦、実況:桐山隆 副音声・日本ハム側 解説:一枝修平、光山英和、実況:城野昭
- なお、同日深夜にスカイ・エー(スカイ・Aスタジアム)で放送される録画(ニアライブ)中継では映像は同じであるが、音声は主音声ステレオのみである。
- ※日本ハム主催試合はGAORA主導での放送であることもあってか、ここ数年は交流戦の日本ハム対阪神の試合において、亀山を阪神側のゲスト解説として迎えており、日本ハム側OBのレギュラー解説者と一緒に登場している。
- また、同8月1日には「北海道日本ハムファイターズ・GAORAスペシャルデーゲーム」として、対ソフトバンク戦で視聴者参加によるイベント、プレゼントを実施する。
- 放送時間を通常より15分早めて試合開始30分前の13時半からスタート
- ダグアウト見学会、グラウンドキーパー体験、キッズベースランニングコンテスト(以上は事前募集)、でっかいサインボールプレゼントなど視聴者参加アトラクションを実施
- 同8月21日から8月23日の阪神対広島(京セラドーム大阪)は「作業服の寅壱」協賛で放送され、「60秒CMグランプリ」を中継中に挿入する。これは2008年にも開催されたもので、baseよしもと所属若手芸人が60秒のCMを製作・演じ、その出来栄えを視聴者にネット投票してもらうというもの。
- 企画ではないが、同7月14日から7月16日のオリックス対ロッテ戦(京セラドーム大阪)はJ SPORTS制作ながら編成上生放送が出来ないための「アクティブ!ベースボール」扱いでの中継であるが、MBS系列の電波でありながら全試合とも実況アナウンサーがスカイ・エーを運営する競合民放の朝日放送から派遣される珍現象が起きている。(14日・田野和彦、15日・枝松順一、16日・高野純一)このことを配慮する形で、通常J SPORTS制作で放送される場合表示される実況者の所属局クレジットは省略されていた。
- 2011年2月26日には阪神対オリックスのオープン戦を録画放送するが、制作は関西テレビ放送である(解説:田尾安志、金村義明、実況:大橋雄介、リポーター:吉原功兼。関西テレビで昼間に約2時間に編集して中継したものを夜にGAORAでノーカット放送)。この試合は毎年行われている関西テレビ主催の「KTVカップ」であるため、CSでは関西テレビ☆京都チャンネルで放送されていたが、2009年をもって閉局したためGAORAでの録画放送となる。なお、翌日はオリックス主催で「KTVカップ」のオリックス対阪神が行われるが、CSでは中継を行わない。なお、普段J SPORTSで放送しているオリックス戦には関西テレビの関連会社であるメディアプルポが制作協力している。
- 2013年4月13日の阪神対DeNA戦(甲子園)は、毎日放送グループ協賛試合「with タイガース MBSデーゲーム」として開催し、中継を一体化。映像はMBS製作のものを利用し、解説者(遠山、今岡、亀山&金本知憲チーム)が3イニングごとに電波を入れ替えて担当するほか、MBS自社制作番組の出演者がボールボーイ・ガール、グラウンドキーパー、イベントなど様々な形で参加するといった趣向が取り入れられた。
- 2015年9月8日の阪神対巨人(甲子園[17])では、「果し合いpresents GAORAプロ野球中継」[18]の冠協賛をつけて、主音声では大熊忠義・寺西裕一による通常の実況放送[19]、副音声では久慈照嘉、有馬隼人による実況に加え、増田英彦(阪神側)、桑田ます似(巨人側・桑田真澄の顔そっくりタレント)による応援実況、並びに「第684回宝くじ記念」宝くじプレゼントの企画が予定されていた[20]が、台風18号の影響による豪雨のため試合中止となり、これらの企画も中止となった[21]。なお「果し合い」の協賛試合は、この試合そのものの予備日となった9月28日[22]に副音声も含め延期となったが、阪神側の応援ゲストに参加予定だった増田が諸般の都合で欠席となり、この日は代わって山田スタジアム(元ストリーク・山田)が阪神側ゲストとなる。宝くじのプレゼントについても、この日発売される「オータムジャンボ宝くじ」に変更したうえで開催される[23]。(なおこの日は、日本ハム対ソフトバンク戦<旭川スタルヒン球場>も同時開催されているが、阪神対巨人戦の中継を優先させるため、生放送をスカイ・Aに移動させ、GAORAでは撮って出しによる録画中継とした。これは阪神戦が雨天中止になってもこのままの状態だった)
レジェンド・オブ・ファイターズ
2014年に放送を開始したもので、GAORAでの日本ハムファイターズ主管試合の放送開始25周年と北海道移転10周年を記念して、過去に放送された当番組でのファイターズ戦中継の中から、特に印象が残る試合を厳選して再放送するものである。[24]
- 放送内容
- 2004年9月20日 ダイエー戦(SHINJOサヨナラ満塁本塁打が幻になった試合)
- 2005年6月15日 広島戦(ダルビッシュ有初勝利)
- 2004年6月20日 ロッテ戦(SHINJO命名打法)
- 2005年5月6日 阪神戦(セ・パ交流戦初戦)
- 2004年4月2日 西武戦(北海道移転後最初の開幕戦)
- 2004年9月21日 ダイエー戦(北海道移転後最初のホーム最終戦)
- 2003年9月28日 西武戦(東京ドームを本拠地としての最終戦)
- 2006年4月18日 オリックス戦(SHINJOの引退を決断した試合)
- 2006年9月27日 ソフトバンク戦(SHINJOの引退試合)
- 2006年10月12日 ソフトバンク戦(パ・リーグプレーオフ 北海道移転後初、チームそのものも1981年以来25年ぶりのリーグ優勝決定試合)
- 2004年4月17日 ロッテ戦(岩本勉の736日ぶり勝利投手となった試合)
- 2005年8月27日 ソフトバンク戦(田中幸雄の通算1000打点に花を添えるサヨナラヒット)
- 2009年10月21日 楽天戦(クライマックスシリーズ スレッジ選手の逆転サヨナラ本塁打)
- 2007年9月26日 楽天戦(坪井智哉のサヨナラ本塁打)
- 2008年4月8日 楽天戦(7点差をひっくり返す大逆転勝利で、ヒーローインタビューのお立ち台に9人が上る)
- 2014年10月1日 楽天戦(金子誠引退試合)
- 2014年10月5日 楽天戦(稲葉篤紀引退試合)
- 2006年7月2日 楽天戦(森本稀哲ヒーローインタビューで熱唱)
- 2006年9月16日 ロッテ戦(小笠原道大が同シーズンのホームラン王を確定する32号)
- 2004年5月21日 近鉄戦(セギノール左右両打席ホームラン)
スコアテロップ
阪神戦
- 1軍の試合はTigers-ai制作のものは画面右下。左側にスコア、右側にボールカウンターとランナーを表示。下部には「Tigers-ai」のロゴが入る。
- サンテレビジョン・毎日放送制作の試合は各局のテロップを適用する。
- 二軍戦中継はTigers-aiの制作であるが、1990年代前半ごろまで多用されていた一般的なスコア表示方式(画面左上にスコア、右下にランナーとボールカウント)を表示する。スカイ・エーとデザインは同じだが、ボールカウンターの下部に「GAORA」のロゴが入っている。ただしアイキャッチのスコア表示には「Tigers-ai」のロゴが入る。
日本ハム戦
- 札幌ドームを含む北海道でのホームゲーム分は球団制作のテロップで、画面右下に掲出。右側にランナーとボールカウント(SBOはボール型ランプ)、左側にスコア表示。2010年シーズンまでは、一世代前の地上波中継のような古めのデザインのテロップを使用していた。2011年シーズンからデザインが変更され、ボールカウントの表記は「BSO」表記に変更された。2015年には再度デザインが変更され、スコア・カウントは画面上部に表示されている。
- 東京ドーム開催分は東京ケーブルネットワーク制作で、画面左上。左側にスコア表示、右側にランナーとボールカウント(BSOは数字)を表示。日テレジータスの『次の瞬間、熱くなれ。THE BASEBALL』における、巨人のオープン戦・二軍戦中継や、BSジャパンの東京ドーム開催日本ハム戦中継等でも使用されている。
- かつて東京ドームを本拠地としていた時代は、テレビ埼玉との共同制作の場合は左上にスコア表示、右下にボールカウント(SBOはボール型ランプ)で、TCN単独制作(チバテレビやスポーツ・アイとの形式上共同制作の場合含む)は日テレの中継と同じように左上にボールカウント、右下にスコア表示をしたもの、あるいは画面の右下に一括表示したものなどがあった。
- 現在、東北楽天ゴールデンイーグルス主催試合においてのTwellV・日テレプラス(2013・2014年)・インターネット放送でのスコアテロップはTCNのテロップをアレンジしたものを使用している(TCNと系列制作会社のTCPが関与しているため 2012年・2015年のJ SPORTSでの放送分は番組オリジナルテロップに差し替え)。
オープン戦
- キャンプ地での開催時は、阪神戦・日本ハム戦・両者の対戦を問わずオリジナルデザインのテロップを使用する。
テーマソング
- ファイターズ戦
- 2013年 TRIPLANE「ファイターズと共に」
脚注
- ^ 2012年の場合、巨人戦を除く60試合のうち、GAORA、sky・A sports+とも生中継と録画放送が30試合ずつとなった。
- ^ 基本的には楽天主催試合が行われる場合は阪神戦はGAORA、日本ハム主催試合が行われる場合は阪神戦はsky・A sports+で生中継。その3球団の主催カードが重なる場合は、日本ハム戦か楽天戦がアクティブ!ベースボールとして他局で生中継され、空いたほうのチャンネルで阪神戦生中継が行われていた。
- ^ ABCテレビが放映権を持つ場合はsky・A sports+、関西テレビが放映権を持つ場合はフジテレビONE(またはフジテレビTWO)、読売テレビが放映権を持つ場合は日テレG+でそれぞれ放送。
- ^ テレビ大阪が属する系列であるテレビ東京が所有する専門チャンネル(日経CNBC、AT-X)では、番組内容の特性により野球中継を行っていないため。
- ^ sky・A sports+でもTigers-aiの制作番組が使われており、同局でその番組が放送された場合は、実質局を変えての再放送となる。
- ^ 2006年頃までは、甲子園開催でMBSでの中継がある日はMBSの映像を使用することが多かった。また2013年7月に沖縄セルラースタジアム那覇で行われた中日との主催試合については、MBSと系列の琉球放送の協力を得て放送され、GAORA、スカイ・A向けの中継のほか、7月9日はテレビ愛知、7月10日はRBC向けの中継(ただし実況アナウンスだけはそれぞれの局差し替え)に一部使用された。
- ^ 例として、2013年3月8日の対ロッテ戦では、解説に西山秀二(GAORAの日本ハム戦担当)、実況に馬野雅行(MBS)、リポーターに土井麻由実(Tigers-ai)が起用された。
- ^ GAORA公式サイトのリリース(2013年1月28日 2013年2月9日閲覧)
- ^ それぞれ、西武とロッテの試合中継がない日のみ。各局で放送される時は、各局が「制作」としてクレジットされた。
- ^ MBSはNETテレビ(現:テレビ朝日)系時代にはHTB・HBCと札幌テレビ放送(STV)の3局に番組を供給していた。
- ^ ただし放送ではそれ以外のスポンサーのCMもパーティシペーションで入っている
- ^ 日本ハム・広告ギャラリー
- ^ 『プロ野球中継映像を大改革!』~GAORA&北海道日本ハムファイターズ~
- ^ 2012年の日テレプラスを経て、2013年現在はFOX SPORTS ジャパンが放映権を保持している。
- ^ 2009年6月21日23時30分から、翌22日3時30分までの対楽天戦などで該当。いずれもTigers-aiの制作番組だった。CMは別内容で、CMの挿入時間の都合で若干のずれがあった。
- ^ チバテレビ発の場合は、形式上「製作・著作:東京ケーブルネットワーク」のクレジットがなされていた。
- ^ 生放送のほか、翌日12:00-16:00の再放送も予定されていた。MBSテレビでも中継する予定だったが、GAORAとは別内容。
- ^ 9月「 GAORAプロ野球中継(タイガース)」番組タイトル及び音声モード変更
- ^ スカイ・Aでも同じ内容を当日ディレー放送予定予定だった
- ^ 9月8日の伝統の一戦「阪神 vs 巨人」GAORA SPORTSで豪華出演者による副音声放送を実施!
- ^ 9/8 果し合いpresents GAORAプロ野球中継(タイガース)「阪神 vs 巨人(9.8甲子園)」 雨天中止
- ^ 9/28 GAORAプロ野球中継(タイガース)追加日程決定(生中継のほか、29日6:00-10:00再放送)
- ^ 9月28日の伝統の一戦「阪神 vs 巨人」で副音声放送を実施
- ^ レジェンド・オブ・ファイターズ
関連項目
- 檄!阪神タイガース中継
- なまら! 北海道日本ハムファイターズ中継
- アクティブ!ベースボール
- 亀ちゃんのタイガースに檄! → マンデータイガースTV
- 月刊ファイターズTV
- 北海道テレビ放送
- スカイ・エー(sky・A sports+)