福原忍

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福原 忍
阪神タイガース #28
HT-Shinobu-Fukuhara.jpg
2009年8月4日(阪神鳴尾浜球場)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 広島県三次市
生年月日 1976年12月28日(36歳)
身長
体重
180 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1998年 ドラフト3位
初出場 1999年4月2日
年俸 7,000万円(2013年)
経歴(括弧内は在籍年)

福原 忍(ふくはら しのぶ、1976年12月28日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手投手)。

目次

経歴 [編集]

プロ入り前 [編集]

広島県三次市出身。二岡智宏とは小学校から広陵高校まで同窓で、小学校では4度クラスメイトになった。野球を始めたのも二岡と兄の影響である。高校3年時は二岡との二枚看板で夏の広島大会では優勝候補筆頭に挙げられていたが、新井貴浩を擁する県立広島工業高校に敗れた。東都大学野球連盟所属の東洋大学に進学後は4年秋の2部リーグで6連勝をして1部復帰の原動力となり、1998年プロ野球ドラフト会議阪神タイガースから3位指名を受け入団。

プロ入り後 [編集]

入団当初から150 km/h台の速球が注目されており、1999年野村克也監督に抜擢され、4月4日読売ジャイアンツ戦に5番手で登板し、プロ初勝利を挙げて同年の新人投手の白星第1号となり[1]、新人投手で4月中に初勝利と初セーブを挙げるという球団史上初の快挙を成し遂げ、中継ぎ抑えとフル回転し10勝7敗9セーブの好成績を残した。

2000年2001年は共に先発投手としてスタートし、2000年4月18日の対巨人4回戦では相手打線を4安打に抑えてプロ初完封を達成した[2]が、援護に恵まれず、後半はリリーフに回るようになる。また、徐々に右肩に違和感が生じて2002年オフに手術。2003年8月31日ヤクルトスワローズ戦で先発として復帰戦に臨み、勝利投手となる。かつて阪神で同じ背番号をつけていた江夏豊と左右の違いはあるものの、速球王としてファンの人気が高かった。

2004年先発ローテーションに定着し、4月には5勝0敗防御率2.43で月間MVPを受賞した。監督推薦で同年のオールスターに出場、第2戦で先発登板して3回を新庄剛志本盗の1失点に抑え新人賞を受賞したが、打線の援護がなく敗戦投手となった。後半戦は調子を落とし、好投したときは援護のない試合が続き勝ち星は伸びず、防御率はリーグ7位だったが10勝15敗と負け越した。同年は巨人戦に滅法強く、5月13日には7回まで投げて巨人が開幕から続けていた連続試合本塁打を止めるなど、8試合に登板して6勝無敗防御率1.73の対戦成績を残した。

2005年は前年後半同様に好投しても勝ち星に恵まれない試合が続いた。この「力投したときに限って援護に恵まれない」「炎上する時は突如派手に」という傾向が、前年までチームメイトだった藪恵壹そっくりだと指摘するファンもいる。4月14日の巨人戦では清原和博に本塁打を打たれ、清原に本塁打を打たれた200人目の投手になった。同年も防御率はリーグ7位を記録し8勝14敗の成績を残した。

2006年は腰痛で出遅れたもののスローカーブを主とした緩急を使った投球で抜群の安定感を見せ、勝ち星に恵まれるようになる。ペナントレース終盤では井川慶を押しのけ、ローテーションの中心を担った。9月10日横浜ベイスターズ戦で自己新となる11勝目を挙げ、最終的に12勝5敗、リーグ2位となる防御率2.09の好成績を残した。オフにはチームメイトの安藤優也と共に映画『青空のルーレット』(2007年公開)に出演[3]

2007年は移籍した井川に代わりエースとなることを期待されたもののキャンプで故障して出遅れ、投球内容も精彩を欠いて2勝8敗、防御率6.53の成績に終わった。

2008年は故障もなく順調に調整することができ、開幕3戦目となる3月30日の横浜戦でシーズン初登板を完封勝利で飾る好スタートを切ったが、4月24日中日ドラゴンズ戦でバントを試みた際にボールが右人差し指に直撃して負傷退場。右示指(じし)末節骨骨折と診断され離脱した。シーズン後半には復帰したものの、前年同様不本意な成績に終わった。

2009年は完投する試合こそあったものの、シーズン通して絶不調で3勝10敗と大きく負け越した。

2010年は先発ローテーションから外れ、7月までほとんど二軍で過ごした。8月以降は主に敗戦処理で登板するも、防御率5.18と結果は残せず、プロ入り後初の未勝利に終わるなど特に目立った活躍はできなかった。

2011年は中継ぎとして活躍。当初はビハインドの場面での登板が多かったが、自身の好調や、セットアッパーの小林宏久保田智之の不調もあり勝ちパターンでの起用が増えた。9月7日広島東洋カープ戦で2年ぶりの勝利を挙げた。最終的に自身のシーズン登板記録を更新する55試合に登板し、防御率2.59、11ホールドをマークするなど長年のスランプからの復活を印象付けた。

2012年も中継ぎとして安定したピッチングを見せ、5月4日の巨人戦ではストレートの球速が153km/hを記録した。 6月14日の西武戦では1点リードの9回裏に4番手として登板。三者凡退に抑えて11年ぶりのセーブをマーク。最終的に自己シーズン最多となる60試合に登板、防御率1.76、18ホールドと昨年よりも安定した成績を残した。

プレースタイル [編集]

平均球速約145km/h[4]、最速153kmのストレートと110km/h前後で落差の大きいスローカーブを軸に、カット・ファスト・ボールスライダーフォークボールシュートなどを投げ分ける。

投手にしては打撃も上手く、2006年シーズンまでに2本の本塁打を打っている。2006年8月19日には適時打2本を含む3安打を放ち勝利投手になるという試合もあった。

詳細情報 [編集]

年度別投手成績 [編集]





















































W
H
I
P
1999 阪神 54 0 0 0 0 10 7 9 -- .588 303 70.1 70 6 27 3 1 53 3 0 33 32 4.09 1.38
2000 36 14 1 1 0 5 9 3 -- .357 500 117.2 109 10 42 2 3 119 4 0 55 43 3.29 1.28
2001 39 16 0 0 0 9 12 1 -- .429 569 129.1 120 5 71 3 4 104 7 1 55 45 3.13 1.48
2002 25 0 0 0 0 1 2 0 -- .333 128 30.0 33 1 7 1 3 30 3 0 20 17 5.10 1.33
2003 5 4 0 0 0 2 2 0 -- .500 96 22.0 20 3 10 0 0 27 0 0 9 7 2.86 1.36
2004 29 29 2 1 1 10 15 0 -- .400 779 181.1 190 13 58 0 4 148 13 0 88 78 3.87 1.37
2005 28 26 3 2 1 8 14 0 0 .364 721 171.2 172 20 45 0 6 124 3 1 74 67 3.51 1.26
2006 24 23 3 0 0 12 5 0 0 .706 636 154.2 143 8 42 0 6 119 4 0 44 36 2.09 1.20
2007 19 14 0 0 0 2 8 0 0 .200 329 71.2 101 5 19 0 3 42 4 0 53 52 6.53 1.67
2008 8 6 1 1 0 3 2 0 0 .600 145 34.0 38 4 12 0 0 17 3 0 13 13 3.44 1.47
2009 14 14 1 0 1 3 10 0 0 .231 328 74.1 77 9 27 0 3 45 1 1 47 40 4.84 1.40
2010 19 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 104 24.1 25 5 10 0 0 20 3 0 15 14 5.18 1.44
2011 55 0 0 0 0 2 3 0 11 .400 204 48.2 41 5 16 0 1 59 1 0 20 14 2.59 1.17
2012 60 0 0 0 0 2 4 1 18 .333 216 51.0 48 2 12 1 4 43 3 0 13 10 1.76 1.18
通算:13年 415 146 11 6 2 69 94 14 29 .423 5058 1181.0 1187 96 398 10 38 950 52 3 539 468 3.57 1.34
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰 [編集]

記録 [編集]

投手記録
打撃記録

背番号 [編集]

  • 28 (1999年 - )

登場曲 [編集]

脚注 [編集]

  1. ^ 2000 ペースボール・レコード・ブック 40頁「1999年度の主な記録と出来事」より。
  2. ^ 「2001ベースボール・レコード・ブック」ベースボールマガジン社68、179頁
  3. ^ 福原は、阪神入団記者会見でプロ野球選手にならなかったら、俳優になりたかったと発言していた
  4. ^ 『2013 プロ野球オール写真選手名鑑』 日本スポーツ企画出版社、2013年、78頁。ISBN 978-4-905411-11-6

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]