抱きしめたい

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抱きしめたい
I Want To Hold Your Hand
ビートルズシングル
リリース イギリスの旗1963年11月29日
アメリカ合衆国の旗1963年12月26日
日本の旗1964年3月
録音 アビー・ロード・スタジオ (1963年10月17日)
ジャンル ロック
時間 2分24秒
レーベル 東芝EMIパーロフォンキャピトル・レコード
作詞・作曲 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位

1位(イギリス、アメリカ・Billboard Hot 100

ビートルズ シングル 年表
シー・ラヴズ・ユー
(1963年)
抱きしめたい
(1963年)
キャント・バイ・ミー・ラヴ
(1964年)

抱きしめたい」("I Want To Hold Your Hand")は、1963年11月にビートルズが発表した5枚目のオリジナル・シングル曲である。

目次

[編集] 解説

レノン=マッカートニーの作品。ヴォーカルはジョン・レノンポール・マッカートニー。ダイナミックなイントロで、また中間部は一回目はユニゾン、二回目はジョンがメロディ、ポールが上のコーラスをつけている。

歌詞には(“I Want To〜”と同じだが)“I wanna hold your hand,”と印刷されている(または歌っている)ためタイトルが歌詞に出てきているとは言えないという人が多い(wannaとはwant toの略である)。

歌詞の入り("Ooh yeah")がイントロジョージギターシンコペーションと勘違いされる箇所があり、難しく感じる人が多い。

曲調はアメリカ的なゴスペルを意識したものであり、結果的にはこの曲でアメリカ市場を席巻することになった。

ジョンはこの曲のレコーディングがかなり印象的だったようで、ビートルズ後期、さらには解散後にも再レコーディングをほのめかす発言をしている。

ボブ・ディランはこの曲の一節"I can't hide"を"I get high"と勘違いし、「ビートルズがドラッグソングを歌っている!!」と思ったという。ちなみにボブがフォークからロックに転向するきっかけとなった曲であるとも言われる。

タイトルは「君の手を握りたい」の意であって、「抱きしめたい」という邦題はかなり意訳されている。

[編集] ステレオ・ヴァージョン

「抱きしめたい」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1966年12月にリリースされたアルバム『オールディーズ』ステレオ盤に収録された。CDでは1988年3月にリリースされたアルバム『パスト・マスターズ Vol.1』に収録された。なお、本作は彼らが初めて4トラック録音をした曲である。

[編集] シングル盤

ビルボード』(Billboard)誌では、1964年2月1日に週間ランキング第1位を獲得。『ビルボード』誌1964年年間ランキングでも第1位。また、『キャッシュボックス』誌では、8週連続第1位を記録し、年間でも第1位となっている。前作のシングル「シー・ラヴズ・ユー」と共に、彼らの人気を決定づけた曲でもある。アメリカだけでも500万枚以上のセールスを記録し、全世界では1,200万枚をセールス。世界歴代シングル売上第5位(ギネス・ワールド・レコーズ認定による)。B面は英国・日本では「ジス・ボーイ」、米国では「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア[1]

なお、イギリスでは170万枚以上のセールスを記録し、「シー・ラヴズ・ユー」に続いてミリオン・セラーとなった。

「抱きしめたい」のシングルはビートルズの日本デビュー盤となっている(1964年3月東芝音楽工業オデオン・レーベルから発売・OR-1041)。当初、「プリーズ・プリーズ・ミー」を日本ではビートルズのデビュー曲に決めていたが、アメリカの熱狂振りから急遽変更されこの曲が第1弾シングルとなった。その為、当時のレコード番号は「プリーズ・プリーズ・ミー」の方が若い(OR-1024)。

[編集] ドイツ語版

抱きしめたい(ドイツ語)」("Komm, Gib Mir Deine Hand")はドイツのファンをターゲットとした「抱きしめたい」のドイツ語版である。バックトラックは英語版の流用[2]

レコーディングは1964年1月29日パリのEMIスタジオで行われており、同じ日に「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」も録音されている[3]

"Komm, Gib Mir Deine Hand"とは英語で"Come, give me your hand" すなわち「来て、あなたの手を取りたい」という意味であり、意訳されている。

シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」同様、英語版と比較してハーモニーが雑な仕上がりになっている。

[編集] 収録アルバム

[編集] 脚注

  1. ^ オリジナル・シングルのなかで英パーロフォン盤と米キャピトル盤でカップリングが異なっていたのは「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 」と「抱きしめたい」の2種だけ。
  2. ^ マーク・ルウィーソン著『ビートルズ/レコーディング・セッション』内田久美子訳、シンコーミュージック、1990年、44頁
  3. ^ なお、このドイツ語版2曲のレコーディングはすぐに終了したため、残り時間を使って「キャント・バイ・ミー・ラヴ」が録音された。