ザ・ビートルズ1

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1
ビートルズ の ベスト・アルバム
リリース 2000年11月13日
録音 1962年9月11日-
1970年4月11日
ジャンル ロック
時間 79分8秒
レーベル アップル・レコード
東芝EMI(日本国内)
プロデュース ジョージ・マーティン
フィル・スペクター
ロング・アンド・ワインディング・ロードのみ)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ゴールド等認定
ビートルズ 年表
イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜
1999年
ザ・ビートルズ1
2000年
レット・イット・ビー...ネイキッド
2003年
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ザ・ビートルズ1』(原題:1、ザ・ビートルズ・ワン)は、2000年に発売された、ビートルズベスト・アルバムシングルヒット曲をまとめたアルバムである。

解説[編集]

解散からちょうど30年を数えたビートルズの数々の楽曲の中から、「イギリスアメリカ合衆国ビルボードなどの音楽チャートで1位になった曲をまとめた」というコンセプトで作られたベスト・アルバムであり、収録基準はイギリスのミュージック・ウィーク(Music Week)誌とアメリカのビルボード誌のいずれかで1位になった曲である。ちなみに、オリコンチャートなどでの1位獲得曲はない(「ヘイ・ジュード」の5位が最高位)。

全27曲入りの大作であり、収録時間もほぼCDの限界(80分)の79分強となっており、そのため、限定発売されたアナログLP盤は2枚組となっている。

発売第1週目だけで360万枚を売り上げ、2002ギネス・ワールド・レコードでは、最も早く売れたアルバムとして紹介されている。発売3週間で計1200万枚以上を売り上げた。2012年現在では、全世界で3100万枚を突破し[1]、ロングセラーとなっている。

全英アルバムチャートでは初登場1位となり、9週連続で1位を独占した[2]。アメリカ合衆国のチャートであるビルボードにおいては、自身のアルバムとして初の年間チャート1位(Billboard 200)を獲得した作品である。そして、ニールセン・サウンドスキャン社の集計においては、2000年代のアメリカで最も売れたアルバムとなった。

全世界同時発売であったため、オリコンチャートの集計上不利になる月曜日発売[3](通例では、日本国内でCDは水曜日発売が一般的)にもかかわらず、初動売上は約23万枚を記録し2位、発売2週目には1977年の『スーパー・ライヴ!』以来、約23年ぶり1位を獲得し、自身3作目のオリコンアルバムチャート1位作品となった。日本国内では、輸入盤を含めて売り上げ枚数が320万枚を突破しており[1](2012年現在)、ビートルズの日本で発売されたアルバムとしては2014年現在、最大のセールスを記録している。

2011年にはリマスター音源を用いて再発売された。

収録曲[編集]

アナログA面[編集]

  1. ラヴ・ミー・ドゥ - Love me do (Andy White ver.)[4]
  2. フロム・ミー・トゥ・ユー - From me to you[5]
  3. シー・ラヴズ・ユー - She loves you
  4. 抱きしめたい(アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド) - I want to hold your hand
  5. キャント・バイ・ミー・ラヴ - Can't buy me love
  6. ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(ア・ハード・デイズ・ナイト) - A hard day's night
  7. アイ・フィール・ファイン - I feel fine
  8. エイト・デイズ・ア・ウィーク - Eight days a week

アナログB面[編集]

  1. 涙の乗車券(ティケット・トゥ・ライド) - Ticket to ride
  2. ヘルプ! - Help!
  3. イエスタデイ - Yesterday
  4. デイ・トリッパー - Day tripper[6]
  5. 恋を抱きしめよう(ウイ・キャン・ワーク・イット・アウト) - We can work it out
  6. ペイパーバック・ライター - Paperback writer
  7. イエロー・サブマリン - Yellow submarine
  8. エリナー・リグビー - Eleanor Rigby

アナログC面[編集]

  1. ペニー・レイン - Penny Lane
  2. 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ) - All you need is love
  3. ハロー・グッドバイ - Hello, goodbye
  4. レディ・マドンナ - Lady Madonna
  5. ヘイ・ジュード - Hey Jude

アナログD面[編集]

  1. ゲット・バック - Get back (single ver.)[7]
  2. ジョンとヨーコのバラード(ザ・バラード・オブ・ジョン・アンド・ヨーコ) - The ballad of John and Yoko[8]
  3. サムシング - Something
  4. カム・トゥゲザー - Come together
  5. レット・イット・ビー - Let it be (single ver.)
  6. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - The long and winding road

脚注[編集]

  1. ^ a b 特集ワイド:ビートルズ、デビュー50周年 不変の青春性、リアルタイムな響き、『毎日新聞2012年3月19日付東京夕刊。
  2. ^ ChartArchive - The Beatles - 1
  3. ^ ただし、日本では店頭売りは11月10日金曜日から行われていた。この後、日本でもビートルズの公式音源盤の新発売に際しては、内容の公式盤未発表・既発表の如何を問わず、発売日当日出荷を厳守することになったため、『レット・イット・ビー...ネイキッド』以降は「早売り」はされなくなる。
  4. ^ モノラル録音。ドラムをアンディ・ホワイトが担当したテイク。発売当初の日本語ライナー・ノートには誤ってリンゴがドラムを叩くテイクと表記されていたが、2011年発売のリマスター盤でこの誤記は修正された。リンゴがドラムを叩いているテイクは『パスト・マスターズ Vol.1』の解説によるとオリジナル・シングル盤のファースト・プレス盤にのみ使用されていてセカンド・プレス盤からは、アンディー・ホワイトがドラムを叩いているテイクに差し替えられている。リンゴのドラムを叩いているテイクは他のテイクのマスター・テープとの混乱を避けるとの理由で早々に破棄されたため、『パスト・マスターズ Vol.1』のCDを制作した際は、リリースされたシングル・レコード盤を音源に用いたもの(いわゆる、盤おこし)が収録されている。
  5. ^ リアル・ステレオ・ヴァージョンも存在する。今作にはモノラル・ヴァージョンで収録されている。リアル・ステレオ・ヴァージョンは2009年9月9日発売のリマスター盤『パスト・マスターズ Vol.1』にて初CD化。
  6. ^ 本作収録のヴァージョンは新たに作られたもので、アメリカで制作されたジュークボックス用の7インチシングル盤に収められているヴァージョンに近い。
  7. ^ 本作収録のシングル・ヴァージョンは日本と米国のシングル盤に収録されたステレオ録音によるシングル・ヴァージョンである。英国シングル盤では、モノラル録音されており、ビートルズが出した最後のモノラル録音シングルとなっている。
  8. ^ 本作収録のシングル・ヴァージョンはフェイドアウトしない。初CD化。