レッドブル

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レッドブル オーストリアで販売されている250ml缶

レッドブルRed Bull)は、タイで開発されたスタミナドリンクで、国際的にはオーストリア資本の会社が輸出販売を行っている。

目次

[編集] 概要

レッドブルミニ

シャープな缶に入ったオーストリア産レッドブルは日本を含め、世界145ヶ国で販売されている。主にカフェインナイアシンパントテン酸を含み、各国それぞれ分量の違いはあるが、日本で販売されている薬局で売る様な栄養ドリンクとは異なるエナジードリンクとしてコンビニエンスストア等で販売している。

レッドブルはエナジードリンクとして世界最大のシェアを持つ。2005年には全世界で24億本(250ml缶に限る)が消費された(内、2億6000万本はイギリスで消費)。また、オーストリア産レッドブルのシュガー・フリー版は、日本以外の地域で2003年に発売。一方、瓶に入ったタイ産のドリンク(写真参照)はオーストリア産のものとは品質が異なり、タイ国内で多量に服用した場合の危険性が指摘されている。

日本では2005年12月、初めてクラブやバーに登場。その後の2006年4月より、関東・関西地区のコンビニエンスストアセブン-イレブンでの販売を皮切りにファミリーマート(2006年6月~)や一部のエクソンモービルのガソリンスタンドでも販売される様になった。スポーツ関連のスポンサーとして登場する事が多い。商標は、赤い雄牛が頭を下げて向かい合ったデザインとなっている。

[編集] 歴史

タイで販売されている標準的な150ml瓶

1978年に設立されたTCファーマシューティカル・インダストリーにより、「Krating Daeng」(日本語では「赤い水牛」の意)の名前でタイで開発された。その経営者であるチャリアオ・ユーウィッタヤーは、元々TCマイシンという会社を設立し、痛み止めの製造・販売を行なっていた。

当初、タイではオソッサパーが代理で販売を行なっていたリポビタンが、ほぼタイでの市場を独占していた。そこでTCファーマシューティカルはターゲットを低所得者層に絞り、積極的な売り込みを行ない、タイ国内で約65パーセントのシェアを獲得し、業界最大手となった。

1984年にオーストリア人のディートリッヒ・マテシッツがKrating Daengのタイ以外での世界の販売権を獲得。独自の配合で数年をかけて改良をし、RedBull「レッドブル」の名称で販売を始めた。マテシッツは、ビジネスで日本に来た際に、日本を中心とするアジア諸国で栄養ドリンクが大きな市場を形成している事を知り、欧米でも同種のビジネスが成り立つのではないかと考え、調査を進めている内にKrating Daengに出会ったという。また、商品開発に当たっては、特に日本のリポビタンD大正製薬)から大きな影響を受けているとインタビューで語っている。[1]

レッドブルエナジードリンクはヨーロッパ地域は元より、北アメリカ地域や、オセアニアアフリカ、そして、アジアにも進出した。現在Krating Daengはタイ国内のみで、それ以外での販売は禁止されている。アメリカ・イギリス、日本等では

レッドブル、翼を授ける。
Red Bull Gives You Wings

キャッチコピーが使われている。

また、ディートリッヒ・マテシッツはエキストリームスポーツのスポンサー活動を精力的に行なっており、若年層の支持が非常に大きい。特にモータースポーツへの参加に意欲的で、F1でのザウバーチームや、BMXmotoGPダカールラリーでのスポンサーを積極的に行なっている。2004年にはF1撤退を表明したジャガーチームを買収、ザウバーのスポンサーを打ち切り、2005年からレッドブル・レーシングとして参戦している。また、2006年からはF1ミナルディチームを買収し、レッドブルのジュニアチームとしてスクーデリア・トロ・ロッソを立ち上げ、WRCマニュファクチャラー2チームとして、レッドブル・シュコダがヨーロッパで開催される10戦に参戦した。2008年ラリー・アルゼンチンからは、WRC4年連続ドライバーズチャンピオンであるセバスチャン・ローブを擁す、チーム・シトロエン・トタルのスポンサーとなっている。

モータースポーツ以外でも、レッドブル・ザルツブルクオーストリア・ブンデスリーガ)やレッドブル・ニューヨーク(アメリカ・メジャーリーグサッカー)等のサッカークラブを始め、数多くのスポーツチームを所有している。また、2003年からはレッドブル・エアレース・ワールドシリーズを主催している。

[編集] レッドブルのカフェイン含有量

レッドブルにはカフェインが含まれている。また、アルコールと混ぜた多量摂取による健康上の問題を重視したデンマークフランス等では、2004年まで同国内での販売を中止していた。レッドブルを含めた主な飲料のカフェイン含有量は以下の通り。

  • レッドブル 80mg
  • コーヒー1杯 40~180mg
  • お茶1杯 50~80mg
  • コーラ系1缶 30~50mg
  • 栄養ドリンク系1瓶 30~80mg

[編集] レッドブル・シリーズ

以下はレッドブルのシリーズであるが、オーストリアのレッドブルとタイのものとは会社も中身も全く異なっている。

[編集] オーストリア産のレッドブル・シリーズ

  • レッドブル
  • レッドブル・シュガーレス
  • レッドブル・ミネラルウォーター
  • レッドブル・コーラ

[編集] タイ産のKrating Daeng

  • レッドブルS
  • ゴールデンブル
  • レッドブル・エキストラ
  • レッドブル250
  • レッドブル・コーラ

[編集] 備考

  • コカ・コーラ社からBuzz(バズ)という類似飲料が発売された。値段もレッドブルとほぼ同じである。しかし短期で販売を終了している。

[編集] 脚注

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  1. ^GRAND PRIX SPECIAL』(ソニー・マガジンズ)2007年10月号・pp.84 - 86

[編集] 参考文献

  • 「ドリンク剤で世界に進出、ユーウィタヤー家」『タイの華人財閥57家』株式会社エヌ・エヌ・エー、2003年、 pp.39-42 ISBN 9784901270359

[編集] 外部リンク

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