レッドブル X-Alps

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

レッドブル X-Alps(レッドブル エックスアルプス)は、レッドブルが主催するアドベンチャーレース大会。2003年に第1回大会が行われ、その後2年に一度のペースで開催されている。

概要[編集]

レッドブルの本拠地であるオーストリアザルツブルクを出発し、アルプス山脈の山中に設けられたいくつかのチェックポイント(2011年の場合は8ヶ所)を通過した上で、最終目的地であるモナコを目指すレース。競技区間は年によって多少異なるが、直線距離で800km以上(2011年の場合で864km[1])、実際の移動距離は約1800km以上となり[2]、レース期間は約2週間にも及ぶ。

参加者は世界各国のパラグライダー競技者から選ばれた30名+ワイルドカード2名の計32名。ただし過酷なレース内容、並びに後述の足切りルールのため完走者は少なく、2011年の場合ゴールまでたどり着いたのはわずか2名である[2]

競技の模様は公式サイト上で随時速報される他、後日総集編がテレビ向けに制作され世界各国で放送される。日本でもJ SPORTSで総集編が放送されているほか、2011年12月にはNHK BSプレミアムでも本大会のドキュメンタリーが放送された。

なお2012年からは、本大会が行われない西暦偶数年に、北米大陸を舞台とした同様のレースとして「Red Bull X-WEST」が開催される予定[3]

主なルール[編集]

競技参加者に許された移動手段は徒歩とパラグライダーによる飛行のみで、悪天候等の理由でパラグライダーが飛べない場合はその機材を自ら担いで徒歩で移動する。大会ルール上同行者(サポーター)が1人認められており、移動中の食料・着替え・テント類等の運搬、食事の調理、競技者の治療など幅広い分野で同行者の支援を受けることが可能。同行者については徒歩以外の手段(主に自家用車)での移動が認められている(ただし飛行は禁止)。原則として競技者は競技中同行者以外の支援を受けてはならない(山岳地帯でのガイド等については、主催者側の承認を受けることで利用可能)。

競技者は毎日23時から翌朝4時までの間は移動を禁止される。違反の場合は24時間移動禁止。またパラグライダーでの飛行については、毎日21時から5時半の間は禁止。

パラグライダーでの飛行方式は有視界飛行方式に制限され、各国の航空法による制限等に従う必要がある。また徒歩での移動時も含め、競技中はGPSレコーダーの携帯及び定期的な記録の主催者への提出が義務付けられており、記録の検証の結果事前に定められた飛行禁止区域に入り込んで飛行を行っていた場合には即失格。飛行禁止区域周辺の「バッファゾーン」に入り込んだ場合も、24時間の移動禁止ペナルティが課せられる。

競技は1位の競技者がモナコにゴールしてから48時間経過時点で終了。またそれ以前でも原則48時間毎に競技者の足切りが行われ、その時点で競技中の最下位の競技者は強制リタイアとなる。

競技中は、競技者および同行者は毎日の競技の様子(少なくても1日につき記事1本と写真2枚)を大会公式サイトにアップロードすること、並びに1日5分以上の動画を48時間毎に主催者スタッフに渡すことが義務付けられる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ROUTE - Red Bull X-Alps 2011
  2. ^ a b FINAL RANKING - Red Bull X-Alps 2011
  3. ^ Red Bull X-WEST 2012 - Red Bull X-Alps 2011

外部リンク[編集]