マッターホルン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
マッターホルン
3818 - Riffelberg - Matterhorn viewed from Gornergratbahn.JPG
ツェルマットから臨む北東側の姿、左が東壁で右が北壁
標高 4,478 m
所在地 スイスイタリア国境
位置 北緯45度58分40.58秒
東経07度39分35.86秒
山系 アルプス山脈
初登頂 1865年 エドワード・ウィンパー
マッターホルンの位置
マッターホルン (アルプス山脈)
イタリア側から見た姿

マッターホルン: Matterhorn: Cervino チェルヴィーノ、: Mont Cervin モン・セルヴァン または Le Cervin ル・セルヴァン)は、アルプス山脈の山。標高は4,478m。


スイスイタリアの国境に位置し、スイス側にはツェルマット、イタリア側にはit:Breuil-Cervinia の町がある。マッターホルンという名称は、ドイツ語で牧草地を表す「matt」と、山頂を表す「horn」に由来している。

目次

[編集] 地形と地質

山体はピラミッド型で4つの斜面があり、東壁の高さは1000m、北・南・西壁はそれぞれ1200m・1350m・1400mほど。東壁と北壁がツェルマットの町から見える。傾斜の激しい斜面では、氷雪はわずかに残るのみである。雪は雪崩を起こして滑り落ち、場所によっては氷河を造り出す。アイガーグランド・ジョラスとマッターホルンの切り立った北壁を三大北壁と呼ぶ。

基部は堆積岩であるが、山体は片麻岩で形成されている。2億年前にパンゲア超大陸が分裂し始めた時に、ゴンドワナ大陸のアフリカ部分として残ったアプーリア・プレートが、1億年前に同大陸から分離し、ヨーロッパ大陸方向へ移動して、アルプス山脈を形成したアルプス造山運動により、ヨーロッパ大陸に乗り上げたナッペと言われる地質構造を示す。山容はその後の氷河の作用で形成されたもので、こういった地形は氷食尖峰と呼ばれる。

[編集] 登山史

マッターホルンが制覇されたのは、アルプスの他の山々と比べれば最近のことである。これは技術的な困難によるものではなく、この山が霊峰であるということを、初期の登山家達が恐れたからであった。マッターホルン制覇の試みが始まったのは1857年ごろで、多くの登山家はイタリア側から挑戦した。しかし、イタリア側の登山路は険しく、多くの登山隊は岩壁を攻略できずに退散した。

数回の失敗と民族主義的な中傷を受けつつも、1865年7月14日、エドワード・ウィンパー、チャールズ・ハドソン、フランシス・ダグラス卿、ダグラス・ハドウのイギリス人パーティはミシェル・クロッツとタウクヴァルター父子をガイドにして登頂に挑戦し、初めてこれに成功した。このとき選んだヘルンリ尾根を通る登山路は、意外にも他のルートより平易であった。下山中、ハドウの滑落にクロッツとハドソン、ダグラスが巻き込まれ、これによりザイルが切断され、4人は1400m下に落下して死亡した。発見されなかったダグラス卿を除く3人の遺体はツェルマットの墓地に埋葬された。なおウィンパー著『アルプス登攀記』が岩波文庫上下と講談社学術文庫で刊行されている。

3日後の7月17日、ジャン・アントン・カレル率いる登山隊がイタリア側からの登頂に成功。1868年にはジュリアス・エリオットが自身二度目の登頂を果たし、同年ジョン・ティンデールは二人のガイドとともにマッターホルン縦走に成功した。1871年、ルーシー・ウォーカーがライバルのw:Meta Brevoortに数週間先だって女性初の登頂を成し遂げた。1923年には日本人として麻生武治が初登頂を果たした。

その他の主な登頂歴

[編集] 登山

今日では、マッターホルンの全ての斜面と尾根は、全ての季節に於いて制覇されている。現在の水準からいえば、マッターホルンは確かに技術は必要であるものの、熟練の登山家にとってはそれほど難しいわけではない。部分的に補助用ロープが張られている部分さえある。しかし、未熟な登山者による登頂、岩場からの滑落や遭難などで、年間何人かの登山者が命を落としているのが現状である。なお、三大北壁の一つに数えられる北壁ルートは、熟練者であっても困難なルートである。

[編集] 一般的な登山路

最も一般的なルートはヘルンリ尾根ルートだが、もちろん本格的な装備が必要。

  1. ツェルマットからマッターホルン・エクスプレスというロープウェイに乗車。
  2. 2つ目のシュバルツゼー駅でロープウェイを下車し、ヘルンリヒュッテを目指す。
  3. ヒュッテで1泊し、午後に発生する吹雪を避けるために、翌日の午前4時頃から登頂を始める。

[編集] マッターホルンの姿

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

執筆の途中です この「マッターホルン」は、イタリアの地理関連の書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(PJイタリア/P:イタリア
個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語