トレマ

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トレマは、ダイアクリティカルマークの一種で、母音を表す文字の上に付される2点からなる符号「¨」のこと。ドイツ語などで用いられるウムラウトと同型の符号である。

フランス語tréma(トレマ)、英語では diaeresis(ダイエリシス)、スペイン語では crema (クレマ)という。

¨ 用例:Ë ë Ï ï Ü ü Ÿ ÿ

ラテン文字ギリシャ文字などのアルファベットを用いる言語のある綴りにおいて母音が連続して表記されているとき、黙字や二重母音としてではなく、それぞれの母音を単音として発音される場合に付される。フランス語、ギリシャ語や、フランス語から英語に借用された単語などで用いられる。

  • フランス語における例: naïve /na.iv/(ナイーヴ) - トレマがない場合の発音は*/nɛv/(ネーヴ)となる。
  • スペイン語では güe, güi, ブラジルのポルトガル語においては、güe, güi, qüe, qüiの4つの綴りで使われ、/gwe/, /gwi/, /kwe/, /kwi/という発音を表す。gue, gui, que, quiならば/ge/, /gi/, /ke/, /ki/である。ポルトガルのポルトガル語では使用されないので、注意が必要である。なおスペイン語で /kwe/, /kwi/ をあらわすには cue, cui を用いる。

HTML実体参照では、Ëのように、¨でウムラウトの付かない文字を囲む。

分音記号(ぶんおんきごう)と呼ばれることもあるが、分音記号はダイアクリティカルマーク全般を指すことがある。

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[編集] 文字一覧

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ä U+00C4 1-9-27 Ä
Ä
Ä
ä U+00E4 1-9-58 ä
ä
ä
 
Ǟ U+01DE   Ǟ
Ǟ
 
ǟ U+01DF   ǟ
ǟ
 
リヴォニア語
Ë U+00CB 1-9-34 Ë
Ë
Ë
ë U+00EB 1-9-65 ë
ë
 
フランス語、オランダ語
Ï U+00CF 1-9-38 Ï
Ï
Ï
ï U+00EF 1-9-69 ï
ï
ï
フランス語
U+1e2e   Ḯ
Ḯ
 
U+1e2f   ḯ
ḯ
 
 
Ö U+00D6 1-9-45 Ö
Ö
Ö
ö U+00F6 1-9-76 ö
ö
ö
 
Ȫ U+022A   Ȫ
Ȫ
 
ȫ U+022B   ȫ
ȫ
 
リヴォニア語
Ü U+00DC 1-9-50 Ü
Ü
Ü
ü U+00FC 1-9-81 ü
ü
ü
フランス語
Ǖ U+01d5   Ǖ
Ǖ
 
ǖ U+01d6 1-8-89 ǖ
ǖ
 
漢語ピン音
Ǘ U+01d7   Ǘ
Ǘ
 
ǘ U+01d8 1-8-90 ǘ
ǘ
 
漢語ピン音
Ǚ U+01d9   Ǚ
Ǚ
 
ǚ U+01da 1-8-91 ǚ
ǚ
 
漢語ピン音
Ǜ U+01db   Ǜ
Ǜ
 
ǜ U+01dc 1-8-92 ǜ
ǜ
 
漢語ピン音
U+1E84   Ẅ
Ẅ
 
U+1E85   ẅ
ẅ
 
ウェールズ語
Ÿ U+0178   Ÿ
Ÿ
Ÿ
ÿ U+00FF 1-9-84 ÿ
ÿ
ÿ
フランス語、イボ語、(オランダ語)